リユース店の魅力
真夜中、コンビニの駐車場で。このポッドキャストは、1つの場所を72時間にわたって定点観測する、
某公共放送局のドキュメンタリーを大好きな2人が、番組についての感想や愛を語ります。
今回は、巨大なリユース店で、ということで、今回の舞台はですね、家電とか洋服とか服、
まあ、様々なですね、リユース品が並ぶお店が舞台になっております。
具体的には、これはセカンドストリートですね。場所がですね、埼玉市の大宮から20分のところということで、
少し郊外にある、そんな巨大なリユース店に密着した3日間となっております。ということで、本田さんいかがでしょうか。
はい。これね、過去には、多摩ニュータウンのブックオフの中古品店だったじゃないですか。
まあ、それのリブートというかね、改めてということで、今回やってると思うんですけど、
一応注目すべきは、まだあれから10年は経ってないんですよね。5年ぐらいしか経ってないはずなのに、ブックオフからやっぱりセカンドストリートになっているという世界観なんですよ。
まだブックオフもありますよね。
いや、すごい細かい話として、ここ何年かでやっぱりブックオフとゲオとかチタヤとか、いろんなところの戦略でいろいろ変わってきて。
地図がね。
リユース店は今、ゲオ系列のセカンドストリート一択なんですよ。
わかります。地方とかそうですよね。
地方とかもそうだし、都内とかもね、結構ね、古着屋とかもどんどんセカンドストリートが買収というか、どんどん進出したりしてるんですよ。
でも、いやー、これは本当に時代を映す鏡だなと。ブックオフからセカンドストリートになったかっていう、すごい考え深かったのと。
あと、今回のタイトルもね、変わりましたよね。
中古ショップっていう名前からリユース店。
そこポイントっすよね。めっちゃ思います。
これもね、中古ショップみたいなワードからリユース店っていうのが、おそらく適切な表現っていうことになったんだと思うんですけど、
言葉尻もこの10年も経ってないのにここまで変わったかっていう、この2点において、結構考え深かった1本でしたよね。
それね、中古ショップとリサイクルショップとリユースショップですよね。
そうなんですよ。
現実に言うとね。
リサイクルショップっていうことが、ではなくリユースショップっていうみたいなことの、微妙なニュアンスの差っていうか、
中古が古いもので、新品よりも劣っているものであるみたいな価値観が変わってきたっていうことだと思うんですよね。
もう1回使えるじゃないですか、リユースって。リユースだから。もう1回使えるとまだ使えるみたいなことというか。
どっちかというと、まだ使えるのニュアンス結構大きかったですよね、今回も。もう全然使えるじゃんっていうね。
そこがすごい、中古とかそういうものに対するモチベーションっていうか、心構えがすごく前向きになっているんだなっていうのは、本野さんの言うように今回も含めて感じましたよね。
そこがだいぶ違うなっていうのがあって、これ多分その中古ショップの回とかでもかなり話には出たと思うんですけど、
基本的にはもう大量消費社会からやっぱりすごく出していて、このリユース10っていうのを筆頭に、やっぱり別に新しく使って使い捨てるじゃなくて、もう1回使えるじゃんっていうこと。
どんどんそれを掘り出していくっていう経験っていうところが、やっぱりいいよねっていうところは、より勢いが強まってるっていうか、実際本編でも過去10年間で需要というか市場が2倍伸びたみたいな話もありましたし、
あとはスリランカから来た女性に聞いてみたら、スリランカにそういう店はないっていう話があったりっていうところで、やっぱり一つの大量消費社会っていうのを経た後にやっぱり出てきている、もちろん物がないと始まらない業態というかだと思うので、
なんかその雰囲気がこの5年ぐらいでより強まってるっていうことがまたよくわかる内容になったんで、やっぱ定期的にやるべきだなって結構思いましたよね。
いや本当なんか定点観測のニュアンスはやっぱり強いですよね。このリユースショップっていうところで言うと、今回の前の回って言うとあれだけど、僕らのあれ回で言うとめっちゃ初期ですよね多分ね。
結構初期ですね。だから本当に5年ぐらい前なのかな確か。
消費の欲望とリユース
そうですよね。で、その時に僕らも多分喋ってるんですけど、中古っていうものがすごくポジティブに捉えられてくると、その中古市場として並んでるものの中から狩りをするみたいな感じになってくるっていうのは多分その回で言ってる話で、結構欲しいもの、例えばマイクが欲しくて行くみたいなことで、
マイクの中から選ぼうっていうんじゃなくて、単にリユースショップとかリサイクルショップ巡りをすると、狩りをするみたいに別に何が明確に欲しいっていうものがもちろんある場合もあるんだけど、なくてもなんとなく楽しいっていうか、ちゃんと選び取れるみたいなことがすごくその時も言ってたし、今もより明確になってきたし、だって何なら別にメルカリとかあるわけじゃないですか。
だから別に欲しい、本当に欲しいものがあったら別にそれで買えばいいわけですよ。
検索してね。
そうそう。こういうお店があるっていうのはやっぱりそういうハンティング的な要素っていうか、購買、いわゆる消費ですよね。消費っていうことを本当に新品でお金を使って消費社会、大量生産、大量消費みたいなことじゃなくて、リユースで満たすっていう、そういうステップっていうか世界観に移動してきているんだなと思いますよね。
まさに、なんかいましたよね。体現したような、それを体現したような、1日に10店舗回りますっていう、誇らしげに語るモサがハンターがいましたけど、やっぱあれが本当に物好きだなっていうところから、そういう楽しみ方もあるかぐらいにまで価値観が結構変わってきてるなとは思うんですよね。
あの方のインタビューを見た時の受け取り方っていうか。そこが本当にそのハンターっていう部分は、山口さんが前言ってた時からは本当によりそれが普通になってきてるっていう感じもするし、ちょうどいい、デートで来てる人いましたよね、若いカップルとかで。
ああいうデートとかで、探す。これいいじゃんとかっていうのを探すっていうところとして、本当に機能してるなっていうところがあったんで。しかもそれ、冒頭に言った通り、だからこそセカンドストリートっていうのがどんどん指示を伸ばしていってるわけで、そこをしっかりちゃんと図式化してるし、
あとはやっぱり、これめちゃめちゃ当たり前かもしれないですけど、超売り場綺麗だったっすね。
まあそうですね。
なんかこう、昔って、それこそ中古ショップとかリサイクル店とかって言われてた頃って、なんかそういうすごいサブカルな感じもするし、その分お店もちょっとしたアンティークな感じがいいんだみたいなノリってあったと思うんですけど。
だいたいなんか、すっごい偏見ですけど、ほこりっぽいし、リサイクルショップ特有の匂いがしますよね。
そうそう、特有のクリーニングの匂いがね。
で、それがなんかすごくこう、ある意味でやはり綺麗に、清潔に、光もめっちゃ真っ白な、ユニクロとかGUみたいな売り場じゃないですか、売ったら。
みたいな形の売り場にドーンっていう中古ショップが、しかも結構綺麗に丁寧に磨かれたりしていて、もちろんこの店が結構機関店だったりとかっていうことはあると思うんですけど、それにしてもやっぱりそれぐらい、要はマスに降りてきてるんだなっていうのは思いましたよね。
そうですよね。
こう、なんて言うでしょうね、やっぱり今回のリユーステンの回をすごく見ていると、なんかそれもともともない話をするんですけど、消費の欲望って抑えられないんだなって思うんですよ、人間って。
はいはいはい。
なんかそれって90年代とか大量消費みたいなバブルとか言われてて、高度経済成長から言われてますけど、結局でもそういう消費の時代が終わって、みんなエコだ、なんか物は買わないようにしよう、長く使おう、もったいないみたいなことを言っても、言ったとて消費の欲望って結局みんな抑えられないよね、やっぱ新しい物買うのって楽しいよね、ウキウキするよねっていうのが、なんか分かってきた数年間だと思うんですよね。
で、それを結局消費するために、じゃあどうするかっていうと、1回使った物をもう1回買おうってことだと思うんですよ。
そうですね、ほんとそうだったんです。
そうそう、それによってまだ経済が回るから別にいいじゃんみたいな話で、それの需要にすごくセカンドストリートが合ってるし、なおかつそういう欲望のフェーズになってくると、今本田さんが言ったみたいに、じゃあGUに行こう、ユニクロに行こうとか、ABCマートに行こうとか、なんとかに、例えばスノーピークに行こうとか、
そういうジャンルごとの商品じゃなくて、そもそも生活の物を買いに行くみたいな巨大なジャンルのくくりにぶつかることになるんで、あんまり小分けされた店舗だけでは完結しなくなるんだと思うんですよ、その欲望自体が。
そうですね。
時代の変化と新しい価値観
だからこそこういうセカンドストリートだったりとか、イオンみたいないろんなお店が入っているものっていうのがすごく力を持ってきているし、だからこそこういう今回で言うとリユース店で服だけ買うとかっていう人とか、これだけ絶対に見に来ましたみたいな人、実はあんまりいないような気がしてて、ついでになんか買っちゃうとか、それ僕が行った経験も半分ありますけど、
そういうところも含めて、すごく需要のされ方が移り変わっていくし、またこれが多分より伸びてくるんじゃないかなっていうか、むしろなんかもう今僕の周りもそうですけど、これが割とスタンダードになってきている。新品をもう買わなくなってきているっていうのはすごい実感としてもありますね。
いわゆる90年代とかに流行った、石鹸したダイソーの100円均一っていう、100円でなんかいろんなものが買えますっていうところが、今その時代もあってリユース店っていうところで代替されている、その消費の欲求っていうところも含めてされているなと思うし、
やっぱりこれが良くも悪くもだけど、やっぱりその一から新しいものを生産する、もう体力もないんでしょうね、日本。
いや、そう、それはね結構大きい問題としてありますよね。
っていう問題ですよね。やっぱりそのなんかギターとかも、ああいうのもなんか新しく作るより古くの良いモデルをしっかり弦張り替えた方がいいんだなっていうのはすごい思わされたというか。
なんかこう、ギターとかに関してで言うと、サブスクとかの話と同じかなと思ってて、昔のものってそんなに壊れないんですよ言っても。
質が良いとか言いますよね。
家電もそうだし、そういうのもそうなんですけど、そうなってきた時に、新品同士でファッションの世界とかそうですけど、今期のナンバーワンを目指すみたいな世界、春モデル、2025年春モデルでナンバーワンを目指しますっていう世界観から、もうオールタイムベストを目指すって世界観に今変わってきてるんですよね。
サブスクとかもそうじゃないですか。新作が出てきたんだけど、とはいえなんか突然なんかバックトゥーザフューチャーみたいなのもその同じプラットフォームで見える結果、なぜかバックトゥーザフューチャーみたいなのが上に上がるとかあったりするわけじゃないですか。
まあね、今なぜかわかんないですけど、機動戦士ガンダムがタイムラインに溢れてますからね。
そういう話じゃないですか。そういうことと一緒で、なんか今回の声もやっぱり物持ちが良くなった結果、一つ一つの商品がオールタイムベストみたいな戦いになってる結果、古いものも選ばれ始めてるし、むしろこういう場所でギターもそうだし、途中も洗濯機の話とかも出てくるじゃないですか。
なんか洗濯機が急に壊れちゃって、次は新品買おうと思うんだけど、一旦間に合わせで買いに来たみたいな。多分間に合わせで買いに来たって言ってこれ使い続けると思うんですよ、あの人。なんとなくなんですけど。
だってそんなに別に壊れないし、使ってるといいかと思うんで。逆に言うと、日本の新商品的な、ボタン3つなのが4つになりましたみたいな、乾燥機能が8段階に調整できるようになりましたみたいな、いわゆる日本的新商品の出し方みたいなことが弱くなってるっていうか、戦い方が難しくなってるなっていうのは、
昔のものがより生きてるからこそ思う部分もありますかね。それが多分さっき本田さんで言ってた、購買力が落ちてきてるっていう話に繋がってきてるんじゃないかなとはなんとなく思いますかね。
結構電化製品はね、結構難しい問題が、何というか耐久性の話とか、実際その企業の保証期間の問題とか、いろいろあるんですけど、でも多分そういう綺麗事を言ってられない時代になってきてると思っていて、結構途中その定員さんたちが綺麗に本当に弦を張り替えるシーンとかあったじゃないですか。
電子レンジも綺麗に掃除したりっていうのもありますけど、ちゃんと機能も確認したりとか、場合によっては多少の部品とか交換したりしてると思うんですよ。それぐらい、いわゆる正式な企業の保証みたいなところとはもう全然別のところで、正直昔のいわゆるジャンク屋みたいな話で、
もう壊れてはいるし保証対象外だけど、このリユーステンみたいなところが若干直したんでまだ使えますみたいな、そういう世界になってってると思うんですよね。ただ僕は個人的にはそれでいいと思っていて、それで死亡事故とかが起きたらどうするんだっていう話は別としても、
基本的にはそれぐらいのもので回ってたんじゃんっていうのが結構強くあって、昔とかっていうところでいくとね。なので、行き過ぎた純正品主義みたいなところから外れてきてるのは、いい傾向だなって個人的には結構思うところはありますかね。
物を手放す心境
本当そうですよね。それこそ、この間リサイクルショップに行って炊飯器を買ったんですよ。リユースショップに行って、それこそ僕が行ったのはあれかな、ブックオフの方だった気がするんですけど、ブックオフの方に行って買ったんですよ。それをレジに持って行ったんですね。
その後、名称忘れちゃいましたけど持って行って、そしたらこの炊飯器は純正のコードがないんですと。ちょっと合うやつ探してきますねって店員が奥に行ったんですよ。合うやつってどういうことだよって思うじゃないですか。
別につけば何でもいいんだけどと思いながら、店員が何種類かコードを持ってきて、その場で合わせながら、これ買いましたねって言って、ちょっとつけてみますねって。動きそうですね、じゃあこれでお願いしますみたいに言われて、そういう感じなんだと思って。
結構スチームパンクな世界観ですけどね。
別にいいんだけど、新品ピカピカ市場主義みたいなのを昔知ってた、ソニーの製品はソニーのアダプターでなければならないみたいなのあったじゃないですか。
全然ね、今でもそういうことは基本的には教科書的には叫ばれてますもんね。
でもそういう適当さみたいなことが受け入れられ始めてるっていうか、別に僕自身は別にいいなと思うし、それをお店のサービスとしてそういう、しかもそういうチェーンがやることっていうのが結構希望だなと思うんですよね。
組み合わせが使えるんだったら使えばいいじゃんってその通りだと思うし、それで別に安くなるんだったら、さっきのなくならない消費の欲求みたいなことも満たされるわけじゃないですか、そういうことで。だからすごくいいなとは思いますけどね、そっちの方が。
あと一方で今回は、前回の中古ショップの時もそうだったんですけど、買う人がいればそもそも売る人がいてっていうところで、これまで使ってきたものとお別れする物語っていうのも結構あったじゃないですか。
その中で言うと、今回結構自分の生活が変わるっていうことが結構強調されてたかなと思っていて、結婚するんで一人暮らしから二人暮らしになるんで、一人暮らしの時に使ってた家電は売るんですっていう人もいたし、一番はものすごい量を売りに来てたおじさんが勤めてた会社は辞めて引退して実家の九州に帰って親御さんの介護するんです。
っていう人がそれまで持ってきたもの一つ一つを売っていって、結局それがすごい大した金額にはならないんですけど、でもやっぱりそこで一区切りつけていく。
単純に捨てるっていうよりはディーステインで次の人に使ってくれればいいなっていうそのバトンみたいなものもあって、結構そこのしみじみ物語が途中途中で差し込まれていくのがやっぱりこの回のいいところですよね。
なんかやっぱり今回途中でオカリナを話してくるじゃないですか、年老いてから急にお母さんがオカリナを始めてみたいな、オカリナは仏壇に置いてあるんだけど、でも食器は売りに来ててみたいな、そういうのも含めて結構異品が出たりとかっていうのもなんか増えてる気がするんですよね。
リユースショップの実体験
今回のこの異品の話とかさっきの話じゃないですけど、捨てるのは忍びないと。だから持ってきたんだっていうのが結構動機としては多い気がしてて、実際それは別にそういう異品みたいな極端な例だけじゃなくて、僕も結構あるんですよ。
やっぱり捨てるのはさすがにもったいないんだけど、どうせ持ってっても10円だか20円ぐらいしかなんないんだけど、まあそれでも持ってっかみたいな感じ?ってすごい捨てない便財布じゃないけど、みたいなものを得るためにここに行ってるっていうのは買い取りに来る人の心理としてあるんだろうなと思いますね。
それはね、去年やってた池袋のアニメグッズとか、ホーフテンマングの人形供養だとか、結構それに近いなーっていうのがあったんですけど、なんかよりカジュアルさがあるというか、正直ね、本当に金額にもそんなならないしっていうのもあるし、アニメグッズほど自分がいろいろな思いを込めてっていうものだけではないっていう感じの中で。
そうなんですよね。
そうそう。
なんかすっごい微妙なニュアンスの話なんですけど、これはもしかして僕だけかもしれないですけど、メルカリで売る時とそういうお店で売る時ってなんとなく気持ちが違って、メルカリはなんかちょっと高く売ろうと思ってるんですよ。
はいはいはい。
なんだろう、なんかこれ気持ち僕だけかもしれないですけど、メルカリはちょっと売ることで儲けようと思ってるんですよ。
でも、そういうセカンドシーズンとかそういう時に持っていく時って、捨てるのが今の話で、ちょっと嫌だから持ってって買い取ってくればいいなっていう気持ちなんですよね。
うん。
そこの差ってなんか結構明確にあるなと思うんですよね。
そこはね、メルカリってある程度売価を自分で決めれるみたいな、それをいくらどれぐらいの市場で出されていて、だからいくらで出そうみたいな、ちょっとしたそこの取引。
ゲーム性ありますね。
ゲーム性があるからそこはちょっと強いですよね。というよりは本当に1点1点は10円とかにしかならないんだけど、なんかあるじゃないですか、本5つ売ったうち1冊だけ100円だったなみたいな。
わかりました。
おそらく市場のあれによりこれはちょっと高く買い取られるんだとか、なんかそういう、たくさん売ってこんな感じねっていうのも含めてちょっと楽しいというか、そういうのもあるし、なんかね、でもとはいえなんか結構売れ筋っぽい上段のスニーカー売りに来てた人とかいたじゃないですか。
いましたいました。
あれもなんかリアルだなっていうか、なんかそのスニーカーブームみたいなのが過ぎ去りみたいな、で上段が売られていくみたいな。
意外となんかそういうちょっとしたやっぱりその儲けようじゃないけどっていう思惑もあったりっていうところが、入り混じってるところがなんかリアルだなっていうそのリウステンのリアルさを垣間見た瞬間だったんですよね。
なんかやっぱり今話しててだんだんこう見えてきたんですけど、やっぱ大量消費社会の先にあるのがリウステンなんですよね。
いやそうだと思いますね。
それってその大量消費社会っていうのは物が匿名化していくことだと思うんですよ。
リユース商品の匿名性と戦略
つまりケンタ君のクレヨンみたいな話とか、なんかマコちゃんのキッチン道具みたいな、そういう固有名詞のなんとかみたいなじゃなくて、どこにでも無印のなんとかとか、ユニクロのヒートテックとか、それ別に誰が着ようがなんだろうが別にユニクロはユニクロだみたいなあるじゃないですか。
ファッション的にノームコアみたいな話ですけど、そういう世界観になって物がどんどん匿名化していったと思うんですよ。大量消費社会がさらにさらに。
そうですね。
そうなってくると売った時にもその物が持っている、これはきっと誰かの物だったんだなっていう特有の思いが汲み取りにくいっていうか、汲み取りにくくなってるから新品と同じように使える。物が匿名性を帯びてるから、それはもう別にこれはケンタ君が使ってマサ君が使ってみたいなそういうんじゃないんだなみたいな。
全くわからない無印の棚みたいな。クリアケースみたいになるからすごく中古でも別に使えるっていうのがあるんだなっていうのは今話しててだんだんそんな気がしてきましたね。
それが僕まさにセカンドストリートの戦略だと思ったんですよね。それぐらいやっぱり脱色するっていうか、個人の思いみたいなことを一回リセットすることを受け負ってる感じがやっぱりあると思いますよね。
それぐらい綺麗に、だから本当に古着屋さんとかも丸々の何々とかじゃなくて、赤いTシャツがこの辺にありますみたいな感じにどんどん匿名化されてるわけじゃないですか。そういうやり方すごい上手だなって僕もセカンドストリートとか行くと思っていて。
それを今回ね、サナドイッターマンの結構大きい公害展でしっかりした組織体系でやるとここまでウォッシュできるんだなっていうところがあって。一方でこれリューンステインの味を消してんだよなっていう見方もあるし。
でもそれだけやっぱりそこまでやることによって、より広く万人に受けるというか、誰も違和感がないようにまで仕上げていってるなっていうのがあって。これもやっぱり日本っぽいなっていうか、日本人の大衆化であり貴重面なところがちゃんと出てるなっていうところもあって。
いいか悪いかは別として、やっぱりそういう流れに今来てんだなっていうところを映す3日間には本当になってましたね。
そうですね。フルギアの回もあったじゃないですか。
ありましたね。神奈川かどこかの。
その回も含めてそことはまたちょっと違いますよね。今回のセカンドストリートって。
そこのフルギアってやっぱりユニークなものっていうか、これしかないみたいなものをいっぱいあるものから赤のコーナーから探すとか、青のコーナーから探すみたいな話だけど、今回リユーズショップって別に生活で必要なものだったりとか、日用品とかが割と多かったじゃないですか。
そういう普通の買い物にセカンドなものが、リユーズなものが入り込んできたっていうのが今回の回なのかもしれないですね。
本当にそれができるセカンドストリートということですね。
そうですね。セカンドストリート宣伝会みたいになっちゃいましたけど。
いやーでも結構私はエポックメイキングだと思いましたよ。前回がブックオフからのっていうところが。
まあそうですね。確かに僕もよく使うんでね。
そうなんですよね。でも僕はブックオフの方が好きっていう。
別の問題があるんですよね。ブックオフのお店、店舗の撤退問題っていうすごい悲しい、あれだけコロナが終わって立ち読みしていいですよっていうすごく素晴らしい戦略と会社精神なのに、
それでは打ち勝てないやっぱりその経営母体みたいなところがあって、なんかすごい悲しいんですけど、そこも含めて感じさせる今回の会だったなっていう感じですかね。
リユーズ市場の拡大というか溶け込み方っていう感じですね。
ということで今回は以上となります。ありがとうございました。
ありがとうございました。