1. そこあに
  2. そこあに「ひゃくえむ。」 #907
2025-09-28 1:00:43

そこあに「ひゃくえむ。」 #907

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「そこあに」907回目は、「ひゃくえむ。」特集です。
原作は魚豊によるマンガ、「マガジンポケット」にて、2018年から2019年まで連載、新装版単行本全2巻。
劇場アニメ版は、監督 岩井澤健治、脚本 むとうやすゆき、キャラクターデザイン・総作画監督 小嶋慶祐、音楽 堤博明、アニメーション制作 ロックンロール・マウンテンにより2025年9月19日公開。

「生まれつき足が速く、「友達」も「居場所」も手に入れてきたトガシと、辛い現実を忘れるため、
ただがむしゃらに走っていた転校生の小宮。
トガシは、そんな小宮に速く走る方法を教え、放課後2 人で練習を重ねる。
貪欲に記録を追うようになる小宮。
次第に2人は100m走を通して、ライバルとも親友ともいえる関係になっていった。」

■TVアニメ公式サイト https://hyakuemu-anime.com

 オープニングトーク
 作品紹介
 トーク本編 ネタバレ無し
 トーク本編 ネタバレあり
 エンディングトーク・来週の特集告知・サポーターズ

面白かった、楽しかったではまとめられない、感情が複雑に入り混じる作品でした。
ただ鑑賞後一番始めに思ったことは「観てよかった」です!
夢を追った先に幸せがあるとは限らない。むしろ不幸になるかも。
才能だけで1位になる人もいれば努力して最下位の人もいる。
そんなことはわかっているのだ。全部無駄かも。
それでもこの作品にはある!人生を賭けて走り続けてきた人たちの“満足”の顔!
この煌めきは是非、劇場でご覧ください!!(嘉陽雅美)

■出演:くむP・宇宙世紀仮面・嘉陽雅美
■コメント:米林明子
■アートワーク:たま
■ED MUSIC by NASE☆MIKI「そこそこアニメに恋してる!」作曲&編曲 mampuku

サマリー

このエピソードでは、映画「100M」の魅力や上映状況について議論されています。陸上競技をテーマにしたストーリーの深さや観客の反応がコメントを交えて語られます。また、アニメ「ひゃくえむ。」についての詳細な議論が展開されており、特に劇場での視聴体験、音響へのこだわり、競技の哲学的な側面が強調されています。登場人物の成長やキャラクターの魅力についても深く掘り下げられています。「ひゃくえむ。」の魅力やストーリー構成についても触れられ、高校生編と社会人編の違いやキャラクターの成長が注目されています。ロトスコープの技法の効果についても深く考察されています。また、アニメ映画『ひゃくえむ。』では、登場人物の成長や競技中の表現を通じて描かれる哲学が話題となり、特に雨の中でのシーンやキャラクター間のやり取りが印象的で、観客に感動を与えました。さらに、アニメ『チェンソーマン』と『100M』が同時期に放送され、日本のアニメ漫画の未来への期待が語られました。

特集の開始と作品概要
ディープじゃなく、そこそこアニメを語るラジオ、そこあに。
そこあにー。
もうやってくるんですね。
はい。
来週の特集は、2025年夏アニメ最終回特集です。
はい。
見てますか?
今、聞かないでください。
私もね、えー、怪獣8号ぐらいしか見てないですね。
あとは、特集した作品。これやばいですよね。
いやでも、途中まで見てるやつは、全部面白いところで止まってるから、
そういう意味では、あとは楽しい作品は多いんですよ。
スパートすればいい感じですよね。
ラストスパートかければ。
我々の気持ち次第ってやつ。
ということで、えー、恒例の今期楽しんだ作品アンケートの募集も開始しました。3作品。
その中から1作品、今期イシオシ作品の投稿もお待ちしております。
さあ、ということでいきましょう。スパートですよ。
今日の特集は、100M特集です。
そこアニ。
原作は、魚人による漫画。
マガジンポケットにて、2018年から2019年まで連載。
真相版全2巻。
劇場アニメ版は、監督岩井沢賢治、
脚本、武藤康幸、キャラクターデザイン、創作画監督、小島圭介、
音楽、つすみひろあき。
アニメーション制作、ロックンロールマウンテンにより、
2025年9月19日、劇場公開。
ということで始まりました。今日の特集は、100Mです。
視聴者の反応とコメント
はい、前半ネタバレはなしです。
そうですね。いや、結構ね、今回コメントめちゃくちゃ多かったんですよ。
そうですね、こんなにカワイイとは思わなかったんですけど。
ちょっと驚きました。
ありがたい。
ありがたいですよね、ほんと。
100M、今回見たくても見れなかったスタッフがいるぐらいなんですけれども、
劇場数が決して多くないんですか?
なんですかね、すみませんね、東京に住んでるとその辺ちょっとよくわかんない。
ティアターの数、公式で見ないとわかんないみたいなね。
そうですね、一応今見てますけど、あるとこではやっているような感じではありますが。
上映館は多いんですけど、スクリーンがちっちゃいとこでしかやってない印象ですね。
そうですね、まあまあ、九州でもやってますね、いつもやってないところでもやってる感じはあるから。
あとはもう回数が。
そうですね。
それはちょっと少ないかもしれないですね、確かに。
そうなんですよ、もう私、だって公開されたばっかりでしょ、まだね。
でも1日2回しかやってなかったので、これはやばいと思って、週頭に行ってきました。
行ける時間帯ってどうしても決まってるんで、その時間帯がその時間に入ってなければ映画が。
行けないじゃないですか、やっぱり。
はい。
今めちゃくちゃたくさん上映されている作品と違って。
そうなんですね。
2つぐらいパッとアニメで思い浮かびますね。
それ以外にもありますからね、アニメ作品っていうのも中で、これはちょっと厳しい戦いをしているなっていう感じではありましたけど。
このね、コメント数を考えると納得の面白さだったかなという感じはします。
ネタバレなしでコメントを読んでいきたいと思います。
直介さんからのコメントです。
陸上競技に全く関心のない自分でも冒頭から楽しめ心を揺さぶられました。
見ようか迷っていらっしゃる方にはどうか今すぐ映画館に行ってくださいと断言できる作品です。
しかしながら、ブルージャイアントやルックバックのように口コミから観客が増え、上映会が増えていく大きな揺ねりと化すには、現在公開中の作品群が強すぎる。
上映回数が減り、時間帯も早朝か深夜になってしまう前にぜひ映画館へ。
配信で見た時、劇場で体験しておけばよかったと残念に思うかもしれません。
パンフレットと無料公開文の原作一巻を読んで、この劇場版が作者了承の上、原作を大胆にリビルドしていた点にも驚いたので、特集を聞き、原作全巻を読み終えてから改めて鑑賞しに行きたいと思います。
続きまして、ささみがねさんからのコメントです。
私は地方の映画館の朝一の回で百映も鑑賞したのですが、正直客入りもそこまで良くないのでは?と初めは思ったのですが、意外と老若男女問わず劇場にたくさん足を運んでいた人が多かったのが印象的でした。
ウォートさん原作というのもあるのでしょうが、世界陸上とのタイミングも合っていた9月ではなく、これがもし1ヶ月前の公開だったら?と邪推してしまうと、いい映画を作るだけではなく、プロモーションやスケジュールも大切なのだと気づかされましたね。
天才と天才との開口
何かを追い続ける姿を描いている点では、ルックバックに通ずるところも感じましたが、ルックバックの方はそれぞれのらしさが報われる部分があったのに対し、
100Mのトガシやコミアなどは甲を捨て、常に速く走り続けなければならない結果を追い続けるという一種の呪いみたいなものが強調されているように思え、
そういった100m走ならではの厳しさの生々しさがロトスコープによって誇張されているからこそ、それでも走り切った彼らの姿を讃えるようなラストシーンは、世界陸上で数々の選手の活躍を見てきたからか、より感動してしまいました。
作品の重要性と今後の展望
ありがとうございました。
この作品はタイトル通り100M、100m走を題材としたテーマがそこにあるっていうね、トップスプリンターになっていく、なっていった者たちの物語ということなので、
陸上競技に興味があるかないかっていうのは結構影響があるのかなという気がしたんですけれども、スポーツやってる人はより楽しめるだろうし、スポーツをやっていなくても心に響く部分はたくさんあるなというような物語でした。
そうですね、ただスポーツやってたからこそそういう系のお話はもういいわっていう人もいると思うんですよ。
はい。
自分はそうなんですけど。
そうすると、かっきり言って興味なかったんですよね。
そうでしょうね。
で、くむさんが進めてこなければ僕はスルーしてたはずなんですよ。ただ、くむさんが進めてきたから見に行って、結果これもちろん100m走の話、陸上競技の話なんですけど、そことは別にどういう人生観をするか、生きていくかみたいなお話だったんで、
あんまりこう競技うんぬんっていうところは気にせずに見に行ったほうがいいかなと思います。
その陸上競技に本当に興味がなくても、
はい。
楽しめる。
なんかねすごくね、こう見た後の感じっていうのは複雑な気持ちではあったんですよ。すごいもの見せてもらった感じはあったんですけど、あの面白いっていうのとはちょっと種類が違うんだよな。
そうですよね。楽しむ感じでは僕はあんまりなかったんですよね。
はい。
ただまあ、それこそ、もう30、40、50とこれから年を重ねていくにつれて、こういう気持ちはつきまとうんだろうなっていうところに対しての心構えみたいな言語化をしてもらった気分で。
いやー原作の方がまだ若いって聞いてきましたね。
魚太さんまだ28歳なんですよね。
若いですね。
あれでよくあのセリフが出てくるのはすげえなって思って。
どんな人生を歩めばそうなるのか。
そうですね。
それのせいで僕は地を見てないんですけど、これはあっちも見に行かないとなと思って。
まあ地はね、特集そこにでもしましたから。
そう。
私も一気見しましたからね、後半ね。
いや、28歳とはっていう感じではありますよね、確かにね。
恐ろしいですね。
恐ろしい漫画家だなっていう感じがしますけど。
土曜日の朝からやってるワイドショー系の番組の中で映画ランキングとかやるじゃないですか。
で、その中で8位に入ってたんで。
意外と人気だなっていう。
確かに僕が見に行った都心とはいえ平日の昼間の回だったんですけど。
だいぶ埋まってましたね。
だから回数とか上映関数とかに負けずにギュウギュウに入ってるのかもしれない。
うちの方の田舎の劇場でも一番小さいスクリーンでしかもう常にやってないんですけれども。
まあそれでもお客さん意外と入ってまして、いつもはほら入ってないって私言うことが多いんですけど。
意外と入っててちょっと驚いたんですよね。
結構若者からネネソ上の女性の一人客までいたので。
まあ男女結構幅広くっていうのを見て。
まあよくキャスティングに役者さんを配するとどうなるかっていういろいろ議論あるじゃないですか。
でもこの人絶対松坂通りファンだよなみたいな。
いや分かんないよ分かんないけどね。
我々のオタクから見た偏見の上で、ほらアニメの映画見に来ないだろうみたいなね。
そういう人そういう人。
気持ちは分かりますよね。
確かに確かにいらっしゃいましたね。
いたでしょ。
もしかしたら染谷さんの方かもしれないけど。
そうですね。
だから全然演技は良かったですよすごくね。
お二人とも声優の仕事もちゃんとやってる方だってっていうのはあるけれど。
だしアニメ的な表現が要求されるような題材でもなきゃ絵作りでもなかったので。
そうですね確かにね。
そうやってくると後は気持ちとかそっちの方の話になってくるから。
そこはやっぱりね、言うてずっと芝居やっとはる人達ですからっていう。
そうですそうです。
上手いなっていう感じはありましたので。
逆に杉田さんが途中ですごい彩りを持ち込む感じで。
杉田さんだって思いましたね。
あれは役割完遂してるんですよね。
あそこで空気を破壊してくださいっていうか。
確かに確かに。
杉田さんの役としてはあれは正しいんだけれど。
いやいや違和感すごくあるなっていうところも含む。
あの役で違和感ない方が問題だから。
アニメのキャラが出てきたって感じがあった。
キャラクター出てきたって思いましたね。
それでも抑えてるんだよ、いつもの杉田さんに比べて。
だからちゃんと調整して仕事をしてるわけですけど。
プロだなって思いながらね。
そんな役者陣と、あとはささみがなさんも書かれてましたけれど。
ちょうどいいタイミングの世界陸上だったのかなと。
だから本当、プロモーション、スケジュール、キャスティングも含めて、
よく寝られて、このタイミングに持ってきたなと。
できれば避けたいタイミングでもあるとは思うんですよ。
今まだ、だって分かってたわけじゃない。
鬼滅がまだ一発でるし。
日本刀とノコギリが強えっていうのもある。
チェンソーマンが今1位でしたからね。
1位でしたからね。
朝から1位だって言われてるのを見ながら。
いやでもこれはまじで、10代はもうそっち見に行っとけって感じですけど、
20代、30代、40代、こっち1回は見といた方がいいよなって。
そうですね。
だからチェンソーマンの2回目を見に行くって言ったから、
だったらこっち行ってこいよと言ったわけですよ。
確かに。
それもそうだね。
チェンソーマンって後半ものすごい気持ちいいのあれ。
だからね。
見たい。
それは今度特集する前にもう1回行ってこいよっていう。
遊びに行く感じであれは見れるんですけどね。
だからね。
あっちは何回でも好きなだけループすればいいけど、
こっちはね、1回ちょっと体に染みさせといた方がいいなとは思う。
そうなんですよ。
まさにそういう作品だったなという感じもあって。
なおすけさんはブルージャイアントやルックバックって言ってましたけど、
これ増えてほしいですよね正直ね。
増えてほしい。
ロングラン、とにかく1日1回でもいいからロングランしてほしいって。
見たい人が見れるような環境が続いてほしいって思う。
ちょっと知る人ぞ知るで終わるのはもったいないですよね。
いやーもったいないです。
劇場体験の重要性
配信が始まって見る人も当然いるとは思うんですけど、
これ劇場だからこその、映像はね箱にもよるんで、
でかいでかくないはあると思うんで、
うちも比較的ちっちゃい箱でしたけど、
でも音響はやはり劇場だからの音響があるわけじゃないですか。
そうですね。
めっちゃ音響こだわってるんで。
しかも劇場だからね、広い空間が多かったりもするし、
息遣いとかをガンガン入れてくるから、
狭い中の音みたいなのもすごいいっぱいあるから、
ちょっとね、新しい映画館に行ってくださいみたいな感じだと思いました。
いい音響のグリーンでも見たいなって思ったぐらいなので、
これはちょっともうもっと話題になってほしいですね。
アイマックスとかで本当はやってほしいぐらいあるんだよね。
そうなんですよ。
そうと思うぐらいに、良い劇場体験でした。
見ながら思ったんですよ、ほんとに、
うわ、ほら音がいいなって思って、
音のこだわりっていうのがめっちゃ伝わってくる。
映像ももちろんいいんですよ、映像もすごいからね。
でも作画アニメめっちゃ見てきてるわけじゃないですか、我々。
そういう意味でもちょっとなんじゃこのシーンみたいなのもありましたけど、
あえてね。
これはこれで。
あえてっていうシーンも含めて、
よくやっている中で特に音響に関してはびっくりした部分があったので、
劇場で見てほしいんですよね、これに関してはっていうところがあります。
恐竜博士さんからのコメントです。
誰もが一度は晒される尺度、足の速さ、
その象徴たる100m走を映像でどう表現するかの時間芸術として、
本作は原作とは別の良さを持つ傑作だと感じました。
心理や哲学をじっくり味わう点では、媒体の特性上原作に部がありますが、
映像だからこその動きと時間の流れ、過ぎ去ってしまう感覚はアニメ版ならではの魅力でしょう。
映像では彼らが競う0.01秒の差は何気なく見ると誤差にも見えてしまいます。
飛び抜けた才能は集団の中で一切を放ち、その人の個性イコールアイデンティティとなる。
しかし上を目指し続ける限り、それが揺らぐ日は訪れます。
その時期は才能に左右されますが、優れた者にほど遅く訪れ、競技との結びつきが強いほどその喪失も深いはずです。
けれど、たとえ足が速いというアイデンティティが由来でも、それを通じて得た物語と哲学はすでに自らの生き方として根付いています。
だからこそ、共に走る存在に意味が宿り、劇中の100mは全てを含んだ物語の山場となるのではないでしょうか。
足が速いという称号を持って生まれた戸賀氏と、それを持たず狂気で求め続ける小宮。
二人のドラマは必見です。ありがとうございました。
キャラクターの深掘り
いや、小学生の頃の100m走というか、まあ、かけっこですよね、当時はまだね。
まあ、最初50m走だった覚えはあります。
はいはい。
そうですね。
走るのが速いって、強かった時代ってあるよね、っていう。
そうですね。
ヒーローでしたね、それだけで。
うん。
まあ、昔よりは今はまだいいのかなって思ったりもするんですよ。
当時ってやっぱりスポーツできるできない、けっこうもうヒエラルキーが決まっちゃってたじゃない。
いいですね、でもそれって多分、下から見た目線なんですよ、ヒエラルキーがあるっていうのは。
上にいる、できる、速い人間、運動ができる人間は特に気にしてない。
まあ、当たり前だからね。
そう。
まあ、その頃は特に小学生くらいの頃は特にね。
そうそうそう。
っていうのは思うんですけど、スポーツ以外のところで輝ける場所が、特に昭和の小学生にはなかったんですよね。
昭和は特になさそうですね。
そうなんですよ。
多分、どんどんね、時代が変化していくにつれて、それが例えばポケモンが強いとかになっていくのかもしれませんけれども、
今だったらマインクラフトでどれだけいろいろできるかとかさ、そういうのに変わっていったりもしてるわけでしょ、やっぱり。
そうなんですかね。
もちろんそういう部分もありながら、だから100メートルが速いだけじゃなくても、立てる部分が時代の変化とともに出てきたと思うんだけど、やっぱりファミコンすらない時代でしたから。
ないんですよ、なかなかね。
運動か勉強の二択みたいな感じになってますね。
でも田舎は特に運動のほうが勉強よりも高いわけですよ。
たちにしてきて。
幼い頃はね。
そうそうそうそう。
はい、小学生特に。
そう、だからなんかね、いやでもこの原作者のウォートさんは28歳なんで、そんな昭和を知らないわけじゃないですか。
はい。
その割には、この100メートル走るそのトカシの小学生の時のセリフは、すげえ昭和だなって思いながら私は聞いてました。
そこはね、最初僕前半、お話の前半、全然この物語に入れなくて。
もうなんかセリフが小学生みたいな形をしているものが、全然小学生みたいじゃないこと言ってるっていうので。
どう俺の中で噛み砕けばいいんだっていうので、めちゃ困ったんですよね。
まあまあ、あれは小学生だけど、でもそういう、彼は一足先に大人の感覚を持ってしまった。
実際ね、全国一だったりするわけでしょ、あのタイミングではさ、あれはさ。
あんだけ賞もらって、後ろにたくさん並んでたじゃないですか、トロフィーが。
あと下に押し込められてました。
そうですね。
締めればって思ったけど。
微妙に空いてるのが彼の気持ちなんでしょ、たぶんね。
そうですね。
そう、その、なんか全てを悟った気分になっている感っていうのも、その小学生らしい。
彼はその後味わうわけじゃないですか。
自分はこう、自分はコミヤ君に、なんとなく面白そうだから教えたわけじゃない。
ある種全能感を持ってるわけですよね、あの小学生の戸橋君は。
はい。
でもそれが、走るけど走り方がよくないから、しかもそれでいじめられる彼を見て、教えたらどうなるかなっていう、たぶんそのぐらいの興味からスタートした。
で、うまくなって彼を見るのが面白かったわけですよ。
ああ、やっぱりちゃんとすれば人も早くなるんだ、自分の知識は正しいんだ。
正しいんだ、そういう感じですよね。
だから、いじめられ、あのぐらいだったらいじめとは言わないのかな、ちょっとこうからかわれているタイプの子を、あそこで他の物語だったらもっと強烈ないじめがあったりとかすると思うんですけど、それはなかったですからね、そこまで描く暇もなかったっていうところもあると思うし。
はい。
で、ただ彼と、ただトガシとコミヤのキャラクターの違いっていうのは、もうあの時点で明確に現れていたっていうのが、この後、生きてくるわけですね。
はい。
ということで、この後はネタバレありでいきたいと思いますけれども、物語的には結構シンプルな物語で、小学生の頃に出会った2人が他のいろいろなアスリートたちの影響を受けながら、最終的に社会人となってアスリートとして100メートルに最後2人が戦うっていう物語ではあるので。
ただそこに至るまでが非常に人生であるっていうところが見どころでしたね。
そうですね、別にアスリートだろうがトップ層じゃなかろうが、考え方としてこれはありかもね、みたいなやつを、あんまり説教臭くなく、
そうですね。
出してきてくれるので、そういった意味でも1回は見といたほうが、
そうですね。
うん。
そうです。
暮らしやすくなるかなと。
説教臭くないのは非常に良かったと思います。
本当にそうだと思います。
これを見て、どういうものを自分の中、今後生きていく上で、この物語から感じたものが何か生きてくればいいなっていうような感じだと思いました。
何かプラスになる作品です。
ということで、この後ネタバレありでいきます。
高年期中二病さんからのコメントです。
競技の哲学と成長
作品名以外の情報がない状態で鑑賞しましたが、エンドロールで最近アニメ化された地・地球の運動についてと同じ魚人先生の原作だと知り、納得しました。
100メートル走るだけという競技にどれだけ人生を捧げられるのか、その答えを探し求める哲学的な物語だと感じたからです。
主人公以外の登場人物も魅力的で、特に心に残ったのは陸上界の絶対王者ザイツではなく、彼に敗れ続け常に2位だったカイドウですね。
長いスランプで自信を失ったトガシに語った現実逃避の話は、津田健二郎さんの渋い声も相まって強烈印象に残っています。
全体的に音も映像も素晴らしかったのですが、圧巻はやはり高校走対決勝直前のシーン。
雨の中、選手たちが入場し、スタート位置に並ぶ様子を3分40秒のワンカットで描き切っています。
公開記念の座談会でも話題になっていましたが、あのカットに1年費やしたそうで、その凄さは劇場で見て確認してくださいとしか言えません。
ですが、私はそこだけで交通費と入場料以上の価値があると断言できます。ありがとうございました。
主人公以外の登場人物も魅力的。みんな魅力的なんですよね、本当にね。
この描かれ方の中でっていう。最初にザイツが出てきた時に、なんじゃこいつって感じはありましたけど。
強烈でした。
圧倒的強者感ですよね。しかも喋り方の独特な。
さすが絶対的王者だなっていう感じはありましたけれども。
そして、まるで地でも見たようなキャラクターが現れて、すごく説教臭く語っていくカイドウなんですけど。
地に続き津田健次郎さんがいい役を。
めっちゃいい声で。
いい役を。
渋い。
あれは嘘を言われてても信じてしまいそう。
言っていることが、たとえどんな詐欺師の言葉でも信じてしまいそうな感じがありますよね、本当に。
でも、ああいう人が必要だったんですよね、トガシにはね。ああいうことを言ってくれる人が。
だってトガシのキャラクターって、高校時代から社会人になったって言ったら一気に変わってますからね。
そうですね。
トガシ時代も、小学生、中学生、高校生、年を追うごとに、当然人間っていつまでも一緒ではいられないわけですよ。
その成長とともに変わっていく主人公っていうところが魅力的なわけで。
もしかしたら、ザイツはずっとそうだったかもしれないけどね。
でも、トガシは人間味があるわけじゃないですか、そういう意味では。
だから主人公なんですよね。
視聴者が感情を乗せやすいキャラクターというか、そういう意味でコミヤは人間味ないですよね。
天才肌ですよね。努力の天才肌ですよね。
感情があるのかみたいな。
ずっとね、小学生の頃からそうでしたけど、大人になってもそんな感じ。
子供がないのではないだろうかみたいな。
小学生の頃のコミヤの描写って、よく最近では描かれるようになってきた、若干グレー系の子供かなっていう感じがするじゃない。
その理由の一つには多分家庭環境も当然あるだろうと。
突然転校するっていうのもね、あの転校の仕方やっぱ異常ですよね。
何か追われてるような感じですかね。
だからもしかしたら家庭環境で別居してて、父親がストーカー的な行動をとっているのかとか、
そういうのは一切描かれなかったからわかんないけれど、
必要がないって言えば必要がない。
逆に描かれなかったから、想像で自由にできちゃうから。
そうですね。
トガシとコミヤで両極端なキャラクターじゃないですか。
同じことをやって、同じ陸上やってるけど両極端だけど。
そこにそれぞれ在地と街道の言葉でちょっとハッとするみたいなところとかは。
そうですね。
作品の魅力と原告
構図的にもいろんな人に結構影響を与えられているっていうところも。
ど真ん中ズバーンじゃないけど、この部分はちょっとこれもあるかもな。
そういう風に考えたら楽かもなみたいな。
楽をするなって言ってたんですけど、あいつは。
そうだなって。
そういう原告ができたら、言葉にすることで意識できることってやっぱあるから。
そういうキャラクターと一緒にその言葉に影響されるっていうのはあるかもしれないですよね。
そうですね。
陸上じゃないことに対してもあるんじゃないかっていう、そこがこの作品の魅力なのかなって思ってますね。
全てを陸上に置き換えるのであれば、やっぱり陸上やってないものからするとわけがわからない部分もあるし、
すげえなとか感動はするなとか思ってもそれ以上はないかもしれないけれど。
でもこれ人生哲学みたいな部分につながってくるので、
だから陸上に興味がない、スポーツに興味がなくても響く物語になるんだなという感じを受けましたね。
このことを言ってるけど、これ他のことにも当てはまるなみたいなすごい多い作品だなって思いましたよ。
そうですね。
カイドウがまず俺は自分に天武の才があると確信してるっていう、
ああいう強い言葉が結構出てくるから、
じゃあ俺はそういうのはあんまりないかもなって思う人もいるかもしれないけど、
でも誰もそれって保証してくれないじゃないですか。
カイドウのあれも自分への思い込みですからね。
そう思って強くこぶしているわけなんですね。
そういうことです。
っていうところにちゃんと置き換えていけば、誰にでも当てはまる話だよなっていうセリフがいっぱいあるのがこの話のいいところだなと。
いいですよね。本当にカイドウがすごいんじゃなくて、
カイドウはそう思い込んであそこで勝つわけじゃない。
踏ん張ってるからすごいんです。
勝つからすごいっていうか、あれを続けたからすごいんです。
ちょっと途中から出てきてぶんどってたなって思いましたよ。
主役か?
本当主役でしたよあそこは。
だからあの瞬間は主役なんですよね。
誰でも主役の瞬間もあるし、別に誰が見て主役かって思うなんて、
見た人の勝手なんで自分で見て自分が主役だと思ったらそれでいいじゃんって。
人生はねっていうことですよね。
映像と音楽の素晴らしさ
っていうところだけでもこの映画を金払って見に行った価値はあるなっていう。
そうですね。コメントもいただきましたけど、
映像的にもその高校総体決勝のシーンとか。
狂ってましたね。
すごかったですね。
すごかったですよね。
1年間かけたっていうだけのことはあるというのか。
選手こう右から左にカメラが写ってくるのが、
全員やるのか、中回しじゃ大変だなって思ったら、
うーんって一瞬したぞーって。
まあその映像的のすごさっていう部分。
雨がねまたすごいしねやっぱりねここはね。
雨の音も。
SNSでも出てましたね。
作画枚数9,800枚。
9,730枚。
すごいですね。
あの目玉シーンがいっぱいあるんですよね、この作品の中ではね。
まあそこも含めて見どころのたくさんある映像、音楽。
最後の勝負だけが目玉。
あそこが大目玉っていうわけでもないのが、
俺はちょっと逆にいいなと思って。
いや、あの今回そんな長尺じゃないじゃないですか。
2時間とかの映画じゃないので。
106分とかなんかそういうぐらいですよね。
あ、そうですね。
なので私、高校総体が終わりかと思ってたんですよ。
ウォートさんの作品であるということと、
まあ100Mだから100メートル層の物語なんだなっていうぐらいしか、
頭に入れずに、一切あと何も情報も入れずに見に行きましたんで。
インタビューとかそういうのも見ずにね。
公式サイトも見ずに行きましたから。
いや、高校総体で終わるかと思ってました。
社会人編の葛藤
ね、そんな感じしましたよね。
いや、だってもう物語的にさ、
ね、十分じゃん、あそこで終わっても。
いや、この周りの物語すげえなーって思って。
だいたい高校までで物語終わることが多いからね、アニメ。
結構何でも。
にがみさんも復活して。
そうそう、もうほら、だって十分物語としては終わったじゃん、あそこで。
って思ったら、え、社会人行くんかって思って。
それはちょっとね、あ、そこまで描くのねっていう。
それこそ主人公もそうだし、にがみ先輩、先輩かあれ、もうそうですし、
あの、一回停滞したりとか、もう心の中ではそう、引退してるみたいな。
にがみ先輩は完全にそうでしたけど。
そうですよね、にがみ先輩。
いや、みんなさ、最初は偉そうに言ってたやつがすぐ崩れるのがこの作品じゃん。
いやでも、なんかね。
人生な感じが。
出会った時は三井くんみたいな感じの髪の毛になって。
そうだよ。
切るのかなって思ったら、あ、くくるんだみたいな。
いや、でもそういうところで、一回離れようが、その気になれば戻ってこれるし、戻ってきて、やっぱりそういう盛り上がる場所、自分が盛り上がる場所とか、世間的にもそれが合致したりとか。
っていうのが、映画を通して何回もあるって、でその何回もあった盛り上がりが終わったら、そこで人生が終わるわけじゃないっていうのは。
いやー。
人生なんですよ。
構成としてよくできてるなっていう。
そうなんですよ、人生なんですよね、ほんとにね。
だからすごいこう、見て毒気を抜かれたような気分。ある種、清々しい感じで劇場を出てくるんで。
そうですね、確かにね。
ザイツ、ザイツですら負けるわけですから。
あの引退の仕方、かっこよかったけどね。
いや、かっこよかった。
あいつが一番かっこよかったけどね、やっぱりなんだかんだ。
気弱でしかないだろうね。
でもあれぐらいね、人に気を使わなくていいかもしれんみたいな。
普通だったらこいつが主人公だろうなって思うんだけど。
この作品では、普通の人と言い方はちょっと違うかもしれないけど、
でもトガシたちは、我々より努力と才能を持った、でも天才ではない人たちですよね。
この中で言う天才はザイツだけですよね。
ザイツもだから、俺たちが見てる限りではそうだって話。
そうですね。
実際、当然努力をしてないわけじゃなくて、めっちゃしてるはずですから、天才以上の努力をね。
ただ、それはそのトガシとかが至れる域ではないっていうことでしょ、結局はね。
とは思いますけれども。
いやー、不安は対処するべきではないってのは禁言やなっていうね。
どうしようもないからね。
タクマシーンさんからの投稿です。
もう最高でした。
特に中盤の雨の演出では、トガシがコミヤに敗れた敗北感をより濃くしていたように思います。
原作と違い、主人公の心理描写を意図的に排除し、表情や演出で想像させるように徹していたのも良かったです。
個人的にお気に入りは、カイドウがトガシにアドバイスするウォート先生節炸裂のセリフ回しでした。
現実から逃避するという哲学的アンサーには痺れました。
あと2回は見に行きたいと思います。
ありがとうございました。
トガシは勝つつもりだったコミヤに敗れました。
これパンフレットの対談に記載がありますけれども、原作の方は心理描写の途中で、いわゆるモノローグがあるわけですよね。
それを走りながらモノローグを入れると、アニメーションとしてこの作品ではうまくいかないであろうということで、監督の意向で排除した。
セリフはなるべく残したいから、脚本の中で言わせたりとかしながら盛り込んではきたけれど、全てを残せたわけではないということみたいなので。
高校生編のリレーについても、あれは原作にはないということですから、かなり原作を改編した部分だということでした。
対談でも書かれてましたけど、やはり一般の映画にするっていうのは、漫画とは違った構成にしないと成り立たないものですから、必要な部分は改編して、原作者と話し合いの上で今回のような物語になったようですけれども。
こういうのがいい原作改編なんだなって思いますよね。
リレー負けたんですよね、あれね。
2位だったんでしょうね、たぶんあれの。
でも部は存続したじゃないですか。
っていうところの、四角紙面じゃなくて、人が見てくれてたら、そこからちょっと情じゃないけど、人が動く、結果が伴わなかっても人が動くみたいなこともあるよみたいな、そういう例としても出てくる。
校長がつながっててみたいな話もあったから、そういう話で、せっかくこの2人がいるんだったらっていうところもたぶんあったんだと思いますし、向こうの方からそんな話があったんだっていうところも想像はできるしっていうね。
でもあそこで無様だったら絶対そんなことならない。
そうですよ、あんな戦いができたからですよね、結局はやはりね。
その辺のゆらゆらもあっていいなって思います。
そうですね、高校生編すごく私は好きでしたよ。ロマンスが起きるのかなって思って。
あ、わかる。
みんな社会人編で出てきたときに、誰か結婚してんのかなって思ったけど、そういう話じゃねえわって。
出てましたよ、子供がいたじゃない、浅草さん、確か横にね。
富樫も小宮も完全にひとりもんっていうところが良かったですね。
小宮はわかんないけどさ、描かれてない。
確かに。
見えない見えない。
富樫は顔もイケメンだしさ、え、なぜ?っていうぐらい、ちょっと人生うまくいってない感はあるよね。
いや、あのね、当然ね、社会人になるとお金は大事なんですよ感がすごくあったじゃないですか、スポンサーがね、ついてくれてるから、成り立つ競技でもあるわけなので、これだけで飯を食うっていうのは趣味で出ているわけではなければ。
いや、あの辺のね、今度負けたらとかそういうのも含め、怪我したらとかさ、そういうのも含めて、その、社会人アスリートあるあるだとも思うんですよ。
そうですね。
みんながね、そんな高級取りなわけじゃないわけなので、その中で練習費、遠征費、全部出していかないといけないわけじゃないですか。
いや、だからなんか、すごくトガシがサラリーマンになってたりとか、サラリーマン感が出ていたりとか、ね、あの小学生たちの前で大泣きするシーンとか、でもあれは大人には刺さるよねっていう。
うん、なんかほんとに人生でした、あれは。
そう、話しかけ始めたから、お、これ事案になるなって思ったら、ほんとに事案になっちゃった。
最初よかったのに。
最初よかったのに、ほんとに。
はい。
いや、これでコーチになる楽しさみたいなものを自分の中で納得するのかなって、俺思ってたね、あれ見ながらさ。
はい。
違うじゃん。
そういう癖じゃなかった。
大泣きしてんじゃん、男泣きしてんじゃん。
はい、もう。
日が暮れても同じ姿勢であそこにいるんですよ。
そう、あれ呼ばれるよ、ほんとに。
でも逃げるときに小学生がちゃんと走ってるのはよかったなって思って。
そうですね。
ちゃんとトガシの言った言葉を。
怖かったけど。
リレーに勝てたのかな、あの子たちはね。
ちゃんと聞いてましたね、はい。
その子を、それは気になる。
勝てたらよかった。
飯倉さんからの投稿です。
本作の高校生編から使用されるロトスコープというアニメーション技法は、キャラクター一人一人の佇まいをリアルにし、セリフに頼らず各々を物語っています。
驚いたのがエンドロール。
アニメーション表現の革新
日本選手権大会をはじめとする舞台では、各選手のアップやスプリント、実在のレジェンド選手をフォームモデルとして採用しているのです。
このスーツアクター的アプローチが、本作の底知れない哲学性に負けないアニメーション表現を実現しているのだと思います。
高校全国大会決勝の雨降る競技場でのワンカット風長回しには度肝を抜かれました。
狂気ともいえる追求と懸命の果ての境地。
そこで各キャラが多様な哲学を展開しますが、100m自体のシーンではモノローグやスローは極力敗されます。
そんな中、ラストのレースだけは少年時代の回想が挟み込まれます。
たとえ競技終了までのほんの一瞬だったとしても、走ることへの初期衝動とプリミティブな喜びへ2人が回帰したことに少しの救いを感じました。
ありがとうございました。
はい、本編の小学生編は普通のアニメの作り方してますよね。
はい。
そして高校生編からロートスコープなんですよ。
うーん。
小立てで作画のやり方を変えるっていうのは面白いなと思いますけれども、小学生編は種崎さんと結城葵さんなんですよね。
うーん、はい、そうですね。
我々が知るアニメっぽさっていうのはこの辺だったなっていう感じがありますけど、そこから一気に高校生編のロートスコープなんですよ。
これは監督がね、ロートスコープで今まで撮ってきたからというか、それしか撮り方を知らないという本人が言ってましたけれども。
これね、エンディングに誰々役何々みたいに書いてあったじゃないですか。
むちゃくちゃ出てきましたよね。
むちゃくちゃ出てきてたので、そこまでって思う?だってやっぱり部分部分撮りたいわけじゃない?ロートスコープで。
だから全員、ある意味何人か同じ人が彼の役でもいいわけですよね、普通考えるとさ。
要は動きのトレースをしたいわけですから、と思ってたんですけど、これガチでやってますよね。
普通に役者配置して。
芝居してください。
もちろん、セリフとかはガッツリ演技する必要はないんでしょうけれど、
ただ、撮影風景の様子を見てると、衣装も着て、制服とか髪型とか、背景のシチュエーションも同じような感じのところで撮影してるんですよね。
ここまでやるんだって。
ちゃんとコミヤのもっさりした髪型も、さいちさんのちゃんとロングヘアもちゃんとやってましたね。
キャラクターの成長
やってましたね。
髪の動きもきっとそのままなんでしょうね。
そこまでやって、そこから作画に起こしていくわけですよね。
もちろんすべて同じように動かすわけじゃなく、アニメーションだからの技法がそこに加わっていくわけではありますけれども。
これはこれでね、ちょっと独特の、今までもロトスコープの作品はたくさんありましたけれども、その中でもここまでやってんのはなかったんじゃないのかなっていうぐらい。
でも結構肩が上がったりとか、肩で息するって言うんですよね。
ああいうところが多いから、そういう意味ではこういう陸上とか実際のスポーツものってロトスコープのほうがリアルにはなるんだろうな。
まあ実際に、学校の風景とかも完全ロトスコープで撮ってると思いませんでしたけれども。
制服姿で。
下校シーンとかね。
下校シーンとか。
すごい。
3人で女の子2人と歩いてるシーンとかもロトスコープだったりしますから。
だから女の子2人髪型一緒でしたよ。
そうですね。
ジャージで。
ちょっと外跳ねの。
そうそうそうそう。
すげえなって思いながら、そこまでちゃんとやってもらってる。
そのバージョン見たいよねってちょっと思ったぐらい。
でもやっぱり実際の自分の人生観とか人の人生観に触りにくる作品だから、そういうところの身近に感じる動きみたいなのは大事にしたかったからロトスコープっていうのはあってるのかな。
あってるんでしょうね確かにね。
僕はどっちが良い悪いはないと思いますけど。
はい。
非常に。
これに関してはこれだってことだったから。
作品によってね、合う合わないがあると思うんで、この作品にはめちゃくちゃ合ってたっていう。
合ってましたね。
さすがやっぱりスタート前のみんなの描写っていうのかな。
描く全員が違う描写。
呼ばれて手挙げて掃除にしてみたいな。
ちょっとウォーミングアップの動きもあって。
あれの主人公は真面目感が出ててよかったですね。
出てました。
ちゃんと手を横にしてしっかり給油とされるみたいな。
ああいうキャラクター性みたいなものっていうのも、中にね、ある程度の演技はつけてるんだと思いますけど、人間がやってるからこそ出てくる描写だなってやはり思って。
そういう部分の映像っていうのが、特にちょうど世界陸上を見た後なので、みんなアップがされるじゃない。
みんなカメラが寄ってくるとリアをひょっとして。
だいたいみんなゆらゆらってして、みんなゆらゆらしてるなって思いながら見てたんだけど。
っていうのもあったので、より面白かったですね。
ミーシエルさんからの投稿です。
7年かけて一人手書きで作ったアニメ映画・音楽は、とても変わった面白い作品でした。
本作はその監督が作った作品というので、かなり期待して見に行きました。
結果は期待以上。
特に強く印象に残った部分の一つは、ザイツの高校でのスピーチが短いセンテンスを並べ立てた話し方で、これがかなり痺れました。
学生のコミヤが質問し、ザイツが回答する。
この短いやりとりで、コミヤが過去の怪我のトラウマから脱却していきますが、こんな小さなきっかけで人は変化することを再確認させられました。
また、競技中に雨が強くなるにつれ、色が抜け、水墨画のようになり、ゴール後とてつもない激しい雨だけの画面になるシーンは圧巻でした。
ところどころに死の恐怖が見え隠れするものの、それ故に生命の力を感じさせる作品でした。
最後の二人の表情が小学生時代とも重なり、とても美しい終わり方だったと思います。
劇場版は制作上、描けなかった表現や内面描写が原作にはあるということなので、漫画をこれから読んで楽しみたいと思います。
ありがとうございました。
ザイツのシーンも、このシーンって陸上部の2年生のね、陸上部の部長のツネ田がね、今までは王者だったわけじゃないですか、あの学校の中では。
それがいきなり崩れていく、いいシーンですよね。
いいシーンというか、ちょっとかわいそうというか。
気づいちゃったからね。
強者同士じゃないですけど、コミヤの強さっていうのを、だからあのトラウマがなくなったらやばかったわけじゃないですか。
見事乗り越えていって。
小さなきっかけで、人は変化するっていう、当然それもあるし、もともと治ってはいたわけですからね、あくまでもね。
うん、そうです。怪我はもう治ってるって言ってましたね。
治ってたけれども、最後のところに失速するのは、もう足をかばう癖がついてしまっているからっていうだけだったわけなので、
それを誰かに解放してほしかったわけですよね、コミヤは。
しかも、ちゃんとわかる人から。
だから、たぶん先生とかが言ってもダメだったかもしれないけれど、強烈なキャラクターであるザイツが。
絶対王者ザイツっていうのがやっぱりもう、最も適した人物だったっていうのもあったんでしょうね。
物語のクライマックス
でしょうね、怪盗としてね。
あんなもう、全部正直に自分の思ったことしか言ってないような人だね。
ほんとに。
ほんとね、一言一言。
全部むちゃくちゃやけど、本当にそう思ってるんだろうなっていう。
まあ嘘はないよね、あの人の中ではね。
もう嘘は言わないっていうのが伝わってきますね。
でもそれこそコミヤのIPSもそうですし、トガシの肉離れもそうなんですけど。
これがあるから、もう今はやめといた方がいいとか、でもこの今しかないみたいな。
それがブッキングした時にどうするみたいな話って、別にそういう状況が来なくてもこれぐらいの精神で。
最後のトガシぐらいの精神でいられたら、後悔はないかもしれない。
やらなくて後悔するよりやって後悔したほうがいいみたいな、すごいありきたりな言葉になっちゃいますけど。
最後そこに落ち着いたのが良かったかなと思いますよ。
実際にすごい人って、そんなことしたら生活大丈夫ですかみたいなことを。
でもやりたいし、やらなきゃいていられないみたいな感じで投げ出しちゃうっていうのは、あるなっていう。
狂気との狭間にいる人たちはいっぱいいると思うんですよね。
いっぱいじゃないな、ほんの一部に存在する。
だからこそすごいものを作ったりとか、すごい結果を出したりとかするような気はするんですけど。
でもみんながそうは生きられないからね。
そうですよ。みんながそうやって夢だと思ってたものを諦めてとかいう。
大人になっていくわけなので。
だから本当にこの2人のキャラクターの違い、トガシとコミヤというキャラクターの違いがすごく誰かの心には刺さる。
どちらかの気持ちはわかるんじゃないかっていう感じでね。
スーパースターたちではなかったっていうところが。
旗から見るとスーパースターなんですけどね。
そうですね、確かにね。
そうですね。
ポスター貼ってましたね。
そこが重要みたいな。
コミヤめっちゃかっこよくなってましたよね。
そうだね。
イケオン氏になっとるみたいな。
でも2人とも独身でしたっていうところも含んで。
いやないか。
どうなんだろうね、この後っていうね。
どうなったんだろうね、まず結果がどうなったんだろうね。
そうですね、描かれてはなかったですね。
描かれなかったもんね。
あれ、描かれなくても良かったのかなって気は。
すごい良い終わり方。
嬉しくなる終わり方でした。
2人とも、全然笑わなかったコミヤが、最後笑ってるっていうところも良かったし。
全部無駄なんじゃないかって言ってたコミヤが、嬉しそうにしてたのが。
そうですね。
やっとあそこで2人友達になれたんじゃないかって。
はいはい。
勝っても負けても、多分これからこの2人の生き方、過ごし方というか人生の考え方みたいなのは変わらないだろうなっていうので、勝とうか負けようが関係ないなっていう。
多分コミヤが勝ったんじゃないのかなっては思いますけど。
それでトガシが、じゃあもうこれで終わりってなるかと言われれば嫌ならなさそうですけどね。
あとはそのね、足の怪我がどうなっていくのかもあるし、
高知人生で生きていくのかもわからないですけれど、
でも物語のクライマックスとしては非常に良いところで終わって、そこは今後は本当彼らの人生がまた別にあるなっていうふうに思えるっていうところで終わったのは素敵な物語だったなという感じがしました。
ということで、今日の特集は100M特集でした。
そこあに
そこあにサポーターズ募集
そこあにの運営を応援していただくサポーター制度、そこあにサポーターズ。
1週間1ヶ月のチケット制で応援していただいた方のお名前を番組内でご紹介いたします。
好きな作品の特集に合わせてのスポット応援も大歓迎。
チケットはそこあに公式サイトからご購入いただけます。
サポーターの皆様には毎週特典音声そこあにサイドBをプレゼント。
今聴かせて
お送りしてまいりましたそこあにです。
はい。
いい映画見れてよかったです。
いやーそうっすね。
なんていうのかなー
見終わった時に
どういう
面白いじゃない映画って面白いなって思ってね。
でも見てよかったなって。
そうなんです。めちゃくちゃよかった。
アニメの未来への期待
間違いなく。
見なきゃいけない映画だったっていう。
これを見たことで俺の人生は一つ豊かになったと思う。
本当にそうだと思います。
でも即感想がなかなか浮かんでこないっていうのは。
いいとこは
言語化が
そうそう言語化するのに時間がちょっとかかるなっていうタイプの作品だから。
ポジティブもネガティブも全部含めた複雑なところに下がったなっていうのがありますね。
確かに言えることは
同じ時期にチェンソーマンと100Mがやってるってことは
全く別方向の作品で
日本のアニメ漫画の未来は明るいってことなんですよ。
本当にそうです。
もうちょっとそのチェンソーマンの枠を与えてくださいって感じがありますけど。
ちょっと分けてほしいな。
来週の特集と募集案内
はい、ということで来週の特集は
はい、来週は2025年なったアニメ最終回特集をお届けいたします。
はい、現在
現在楽しんだ作品アンケートを募集中です。
3作品回答をお待ちしております。
そしてその中から1作品
投稿もお待ちしております。
投稿など先は
はい、sokoani.comまで投稿募集からお待ちしております。
100M特集は
たちぎれせんこうさん
まきさん
つねしんさん
うくさん
たけさん
ひひさん
あしたから本気出す予定さん
にこにゃんさん
いたずらむしさん
しーがるゆうきさん
かなまるぴっぴさん
なおすけさんのサポートにてお送りいたしました。
サポーターの皆様には
毎週アフタートーク
そこあにサイドBOをお届けいたします。
今週もサポートありがとうございました。
それではまた来週お会いいたしましょう。
相手はたかしくむと
宇宙戦域仮面と
かようまみでした。
そこあにはホットキャストウェーブの制作でお送りいたしました。
01:00:43

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