1. どうせ死ぬ三人
  2. #056 漫画感想回「おひっこし」
2023-11-21 27:13

#056 漫画感想回「おひっこし」

muroの好きな漫画、沙村広明「おひっこし」の感想回です。


あらすじ担当大臣からの丸投げ/八王子の大学生バンドサークルの青春ドラマ/男子学生の片思いを軸に絡まる人間関係/muroさんは自分を投影?/九大じゃなくて福大のイメージ/求む!青春映画の始祖・遠野/「メタ認知」は2002年から現役/muroが雷に打たれたセリフ「お前以外の人間は全員お前じゃねェんだよ」/近しい関係ほど狂いやすい感覚/ポリティカル・コレクトネスに配慮せざるを得ない僕ら/imuはラストシーンが好き/物語が終わった後の主人公はどうなった?/上水に刺さったセリフも紹介/20年前に刺さったヤジリで出血するmuro/甘酸っぱい青春の味/バカヤロウ警察ものんびり/応援したくなる登場人物たち/打ちのめされ続けるmuro/がんばったからって良い結果が出るとは限らない/いくつかのチャンスでミスっている遠野くん/リファレンスの嵐だから元ネタ探しもお楽しみに/次回感想回はリクエストで作品を決定!「ラ・ラ・ランド」「レオン」「恋する惑星」「アニー・ホール」のどれが観たい?


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サマリー

三浦博明さんのお引っ越しという漫画についての感想を述べられます。 物語は大学生のバンドサークルのメンバーたちが織りなす三角関係で、人間関係がどうにもならなくなる面白さがあります。 漫画「おひっこし」の感想回では、主人公の東野くんと赤木さんの関係性や作品の終わり方について語られています。 今回のエピソードでは、漫画「おひっこし」の感想をお伝えしています。 作品の特徴やレファレンス、面白さについてお話ししています。

漫画感想会の始まり
スピーカー 3
どうせ死ぬ三人。
スピーカー 2
イムです。
スピーカー 1
上水幸です。
スピーカー 3
ムロです。
スピーカー 2
はい、リニューアルタイトルコールでね、始まりまして、今回はですね、映画感想会を今のところ4作品ぐらいやってて、
共通のものを見てね、感想を言い合うっていうのをこれまでやってきたんですけど、今まで映画で、今回初めての漫画で、三浦博明さんのお引っ越しです。
スピーカー 1
はい。
スピーカー 2
あれ、短編?短編でいいんですよね、たぶんね。
スピーカー 3
短編だと思います。しかも1巻全部じゃなくて3分の2ぐらいなんですよね。単行本の3分の2ぐらいの作品。
はい、ですよね。
スピーカー 2
なんで、手にもね、取っていただきやすいかと思います。
はい、えっと、じゃあここから先はネタバレも含みますので、作品が気になる方はね、ぜひ見てからお聞きいただけると幸いです。
はい、えっとね、じゃああらすじ説明ですね、恒例のね。
スピーカー 3
お願いします、担当大臣。
スピーカー 2
ちょっとね、あの、今回上水さんやってみません?
スピーカー 3
え?担当大臣から指名みたいなのもあるんだ。
スピーカー 1
なんかあれですね、本当そういうのありますよね、職場で。上司からムチャ振りしたら急に答えるみたいなね。
スピーカー 3
事務方に丸投げみたいなやつあるよね。
スピーカー 1
やりましょうかね。
スピーカー 2
ちょっと丸投げ1回してみたいなと思って。いいですか?
スピーカー 1
えっとあらすじってね、どこまで言ってるのか難しいね、確かにね。
スピーカー 2
ああ、そうっすね。
あらすじ説明と展開
スピーカー 1
大学生のね、まあ、青春ドラマって感じですね。
もうすぐ卒業する先輩、女の先輩がいるんですけど、主人公の男の子はその先輩のことが好きで、もうすぐその先輩が卒業してしまうんだけども、その先輩には彼氏がいたりね。
で、その彼氏は海外に行ってたりとかっていうところで、まあ行けるんちゃう?どうなの?みたいな中で、その男の子の心が揺れ動きながら、そしてその先輩にアプローチしていきたいな、どうかな?どうなるんだろう?みたいなお話ですね。
スピーカー 2
おお、すごいね。
すごくない?
スピーカー 3
かなり最大漏らさずあらすじになりましたね。
スピーカー 1
なってます?
スピーカー 3
はい、なってますなってます。
スピーカー 2
素晴らしかったです。
スピーカー 1
情報量でもめっちゃ削りましたけど大丈夫ですかね?
スピーカー 2
うん、大丈夫大丈夫。
すごいもう1回聞きたいぐらいですよ。
スピーカー 3
じゃあもう1回聞きます?
いやいやいや。
スピーカー 2
ちょっと無茶振りしすぎかなと思うんでね、この辺で。
そう、そういう感じの。いや僕も思いました。青春やなって。
はい。
とても青春でしたね、あれね。
スピーカー 1
室野さんが説明したらもう少し情報量がしっかりして背景が見えるかなと思うんですけど。
うんうんうん。
お願いしてもいいですか?
スピーカー 3
さらに?さらにあらすじなんですか?
スピーカー 1
今なんか雰囲気だけ伝えたじゃないですか、僕。
スピーカー 3
あ、なるほどですね。
スピーカー 1
いつもみたいな感じで。
スピーカー 3
わかりました。
三浦博明は多分ね、金沢主演で無限の住人という映画があると思うんですよね。
それの原作を書かれた方で、無限の住人という幕末を舞台にした、幕末?江戸時代を舞台にした不老不死の剣士の話っていうのを書かれてて。
で、僕高校時代、それが連載されてるアフタヌーンっていう高団社の漫画雑誌を買ってたので、高読してたので。
で、三浦博明さん存じ上げてて。
で、その無限の住人より前に書かれたというか、無限の住人を連載中に書かれたのかな?作品として。
で、この短編集買ったんですよね、大きっこし。
非常に面白いなあと思って、今回取り上げたんですけど。
あらすじとしては、八王子の大学生たち、バンドサークルの大学生たちが織りなす弾き子もごもっていう話で。
これが三角関係になってるんですよね。
自分の幼馴染で、すごくバンドがいい感じにいっている小柄な女の子と、自分のすげえ色っぽい先輩っていうのがいて。
で、主人公は先輩が好きなんだけど、幼馴染は主人公が好き。
で、先輩と幼馴染はもともと一緒に住んでいたっていう、まあそういう関係。
で、物語は、その先輩の方には恋人がいて、その恋人が青年海外協力隊として海外に行ってしまうっていうところから話が始まる。
主人公としては、その恋人がアフリカに行っている間に先輩とどうにかなりたいと思っているし。
で、その先輩とどうにかなりたいと思っている主人公を見て、その幼馴染の方はイライラする。
で、そのイライラするっていうのも受けて、その幼馴染の方にも恋人がいて。
で、この恋人と主人公は仲がいい友達なんだけれども、
こっちの幼馴染カップルの人間関係もアンバランスになっていき、
で、さらにイタリア語の先生とかもそこに入ってきて、
人間関係がもうぐちゃぐちゃになっていき、こうなる、どうなるんだっていうやつですよね。
どうなるんだっていうか、こう、人間関係がどうにもならないみたいなのが面白いと思う。
メタ認知と納得のセリフ
スピーカー 3
確かに。
スピーカー 2
僕これ読んでて、なんか大学生の時にこんなことがあったのかな、室さんって思ったんですよね。
いや、なかった。
あ、なかったんですか。
なんかこう、まあ例えば主人公のね、東野くんにこう自分を重ねてみたいなもんなかったんですか。
なかった。
あ、なかったんですか。
スピーカー 1
これあれですよね、福岡で言うと、旧大じゃなくてね、福大のバンドサークルの感じなんですよ、これ。
そうね。
へえ。
福大、こんなんやなと思って見てました。
なるほど、こういう感じなんですね、雰囲気として。
うん。
スピーカー 2
そっか。
っていうか、また東野かいって思ったんですよ。
秒速に引き続き。
うん。
また東野だ。
うん。
秒速に引き続き。
また東野が出てきたなと思って。
スピーカー 3
秒速よりこっちが先ですからね、たぶん。
スピーカー 2
そっか。2002年でしたっけ。
2002年。
つったら結構前っすもんね。そっか、そうなるんですね。
うん。
スピーカー 1
青春者東野説あるね。
スピーカー 3
なんか、同じところをレファレンスしてんのかもしんないっすよね。
僕たちの知らない東野という、この青春者の主人公っていうのが、なんか日本映画とかになんかあんのかもしんないっすよね。
スピーカー 2
あー。
スピーカー 3
長説とか。
スピーカー 2
そうかもっすね。
スピーカー 3
うん。70年代ぐらいの映画で。
スピーカー 1
確かにね。
スピーカー 2
面白いカバー曲みたい。
スピーカー 3
ラブコメの主人公は東野を名乗る、みたいなのがあんのかもしんないっすね。
スピーカー 2
うんうんうん。
ちょっと、こいつじゃねえかっていうのがいたらね、ちょっと報告し合いましょう。
ね。
スピーカー 3
ぜひリスナーのみなさんにも、ちょっと情報提供してほしいですね。
うーん。
スピーカー 2
始祖の東野、こいつじゃねえかっていうのをね、朝にお願いします。
はい。
あとね、メタ認知って言葉が出てきてびっくりしたんすよ。
スピーカー 3
スピーカー 1
なんかあったね、そんなシーン。
スピーカー 2
ねえ。
スピーカー 3
うーん。
スピーカー 2
2002年にもうあったもん、この言葉と思って。
うんうんうん。
あったんすね。
ねえ。
スピーカー 3
びっくりした。
スピーカー 1
なんだっけ、データベース作るシーンだったっけ?
スピーカー 3
そのシーンは一つも出てこないです。
ああ。
スピーカー 2
出てこないです。
うん。
まあ一つね、恋愛のデータベースみたいなね。
いいものあるかもしれないですけど。
スピーカー 3
スピーカー 1
うーん。
まあでもすごいね、20年前にメタ認知っていう言葉がね、漫画に出ててね。
スピーカー 2
そうそう。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
びっくりした。
びっくりした。
なんかどうでした?なんか引っかかったとこあります?
スピーカー 3
僕ね、この漫画を読んで、結構こう雷に撃たれるほど納得したセリフがあって。
はいはい。
うん。
それが、「お前以外の人間は全員お前じゃねえんだよ。」っていうセリフがあるんですよ。
スピーカー 2
ほー。
スピーカー 3
あったっけ?
スピーカー 2
うん。
スピーカー 3
ほら、主人公の幼馴染カップルが、女の子の方は女の子のボーカル、女性ボーカルのすごいファンがいっぱいいるバンドやってて、
彼氏の方はヘビメタルかなんかやってて全然ファンがいないと。
ただ女の子の方のバンドメンバーが全員家庭の事情とか事故にあったりとかしていなくなっちゃったから、
うん。
彼氏のバンドを女の子の方のバンドに吸収するみたいな話になった時に、
うんうんうん。
そのバンマスである彼氏はそれが嫌なんだけど、
うん。
そのバンドメンバーは絶対その方がいいみたいな話になって。
スピーカー 2
うん、ありましたね。
スピーカー 3
で、そのバンドメンバーに対してバンマスが、「お前以外の人間は全員お前じゃねえんだよ。」っていうシーンがある。
スピーカー 2
笑。それに雷に撃たれたんですか?
スピーカー 3
確かにって思って。
笑。
スピーカー 2
なるほど。
スピーカー 3
すげえ思う。なんか、そうだよなと思って。
東野くんと赤木さんの関係性
スピーカー 3
それ以前、このセリフを知る以前は、何かコミュニケーションが上手く聞かないとか、
この人とうまいこといかないみたいになった時に、分かんなかったんだけど、理由が。
うんうん。
ただ、このセリフ以降は、当事者のうちどちらかないしは双方が、
どこからどこまでが自分で、どこからどこまでが自分じゃないのかっていうのの区別をしくじっているから、うまくいかないなって。
うーん。
自分以外の人間は全員自分じゃないっていうのを心に留めてね、肝に銘じて生きていかねえわならないなって思いました。
スピーカー 2
うんうんうん。
なるほどね。これは、そうですね。
あの、親とかになっちゃうと、そこの感覚狂うこととかありそうな気がしますね。
狂うでしょうね、親は。
うんね。うん、なるほどな。
スピーカー 3
恋人関係とかも狂うし、あと上司と部下とかも狂うと思うし。
何らかの従属関係ないしは、連帯関係が出ると狂いやすいですよね。
スピーカー 2
うん、なるほどね。そういうところが引っかかったんですね。
スピーカー 3
そう、素晴らしいなって思う。
スピーカー 2
なるほど。
スピーカー 3
三浦博明さんの、今ね、波を聴いてくれっていうのがドラマ化したんじゃないかと思うんですけど、今多分連載中の、アフタヌーンで連載中の漫画で波を聴いてくれっていうのがあって、
僕、初めの3巻ぐらいしか読んでなくて、その後海外行ったから、今最新巻まで読めてないんですけど、それコメディなんですよ。
すごく三浦さんって、すごいグロいとかエロいとかのエログロシリアスな作品と、コメディの作品と作風が結構パッキリ2つあって、
そのコメディ路線の作品って、パンチラインがね、もうめっちゃいいんですよね。
で、このバンドマンのヘビメタの男の人が、出会ったとある女の人に説明、なんか言うセリフで、自己紹介します。
好きなドラマーはブライアンダウニー。好きな呪文はザラキ。嫌いなものはお前のような女です。っていうセリフがあるんですけど。
これとかも、もう最高やなって思ってるんですよ。
次回予告のページとかに、登場人物、主要な登場人物の説明が書いてあるんだけど、
主人公はラブコメ、ラブコメなら主人公はやっぱり童貞でなきゃ。で、主人公が恋してる先輩は、主人公が憧れるやにくさいホクロ女。
で、主人公の幼馴染はホクロ女の元同居人、金髪のチビ。で、主人公の友達はチビの彼氏。
スピーカー 2
で、あと出てくるイタリア人は外人っていう説明なんですよね。何のポリティカルコレクトネスにも配慮してない最高のパンチランだなと思ってます。
そうね、確かに。確かに確かに。
スピーカー 1
時代とかもあるかもしれないですけど、その配慮しないことがかっこいいみたいな感じを出してますよね、この人ね。
スピーカー 2
いや、時代だと思う。配慮するっていう感覚がなかったと思う、2002年。 ないのかな。確かにね、2002年ですもんね。
スピーカー 3
ただこのパンチラインを生み出す力みたいなのが、やっぱパンパンパンって感じですげえなっていう。
スピーカー 2
なるほどね。ちょっと僕らも何もその辺配慮せずにやってみたい気持ちはありますよね、たぶんみんな。
スピーカー 3
パレンティカルコレクトネスに。 配慮せずに。
スピーカー 1
受け手を信じるってことだね。
スピーカー 2
実現は無理なんでしょうけど、なんか羨ましくもありますね、そう考えると。
スピーカー 3
時代がね。
スピーカー 2
その辺がこの作品を選んだ理由なんですか?
スピーカー 3
そう、お二人はどう思うかなと思って。
スピーカー 2
時代は確かに感じたね。飲酒運転、ちょっと酔いを覚ましたら運転してもオッケーみたいな感覚とかね。
あとやっぱね、青春でしたね。終わりがね、僕好きなんですよ。
スピーカー 1
コーチまで行くやつ?
スピーカー 2
そう、あのなんか無鉄砲さんみたいな。いいなと思った。東野くん。初めて東野くんをいいなって思った。
スピーカー 1
なんかこの作者の方は作詞だなって僕は思いましたけどね。
さっき二つにパッキリ作風が置かれるって室野さんがおっしゃってて、別の作風の方は知らないんだけど、
そういうエグさみたいなものをしっかりと持っていながら、こういう感じでしょっていう爽やかにテクニカルに持ってるっていう感じがしましたね。
ああ、なるほどね。
スピーカー 2
自信とかじゃなくて、こんな感じですよねみたいなのをさらっとやってのけてるみたいな余裕を感じるっていうか。
スピーカー 1
あれもう何コマか続けたら地獄に行きますもんね。
スピーカー 3
そうね。
スピーカー 1
コーチに行ってみたもののみたいなやつになって。
スピーカー 2
あっこで終わってほしかったね確かに。正解でしたねそう考えると。
スピーカー 1
そうそうそう。
スピーカー 2
あそこで世界を終えてくれてよかったな。
多分ね、東野くんもあの後傷つきますもんね。傷つくだろうな。
スピーカー 1
登場人物ね、みんな魂が入っててよかったなって思いましたね。
作品の終わり方
スピーカー 2
うんうんうん。
スピーカー 1
人間って感じだった。
スピーカー 2
そうですね。確かに人間でしたね。
スピーカー 3
東野くん、この後傷つくんですか?
スピーカー 1
どう考えてもコーチでうまくいかなくないですか?
スピーカー 3
あ、そう。僕は20年この二人は幸福に暮らしたんだと信じてました。
一同 笑
スピーカー 2
あ、そっか。まあまあゼロじゃないとは思います。
スピーカー 3
ちょっと具合悪くなってきた。
一同 笑
スピーカー 1
何コマ後かにはね、赤城さんにはぐらかされて東京か知らんけど元の町に帰らされるんじゃないですか?
スピーカー 3
うん。八王子に。送り返されるんだ。
スピーカー 1
送り返される。送り返されるというか、帰るしかないなみたいになるんじゃないかな。
スピーカー 3
そっか。引っ越しを手伝った後は普通に東京に送還されるんだ。
そうそうそう。
スピーカー 1
そっか。
そしたら今度も踏ん切りがついてしまった幼馴染みたいなのがいて、東野くんどうにもならないみたいな。そっちにも行けないみたいな。
スピーカー 3
けどまあ、二十歳そこそこですからね。別に。
まあね。
その二択でこの世が終わるわけじゃないですからね。でも、そっか。東野くんは赤城さんとうまくいったんだと信じてました僕。
スピーカー 2
今、多くの人にはその世でないんだっていうことを知って、ちょっと膝から崩れ落ちるばかりです。
スピーカー 1
なんかね、僕結構序盤のセリフが刺さってて。
はいはいはい。
こここそ幼馴染の小丸川さんが言ってるね。東野くんに向かって言ってるセリフで、ここだけメモってるんですけど、
スピーカー 2
あんたみたいに他人は強いとか自分は弱いとかぼやいていればいいんだったら毎日さぞかしい幸せだろうなと思ってさっていうセリフだった。
スピーカー 1
うんうんうん。
で、ほなさいならって言ってね、行くんですよ。
ここなんかはね、まさにずっとごちゃごちゃ言ってる東野くんと、日々ね、現実的に人気のバンドをやってるし、
アクションを起こしてね、日々いろんなしがらみの中で自己実現しようとか頑張ってるみたいな対比がね、すごい良かったですね。
スピーカー 3
すごい、20年前に刺さった矢尻みたいなのが今、そこから血が出てます。
スピーカー 1
でも東野くんなりにアクションを起こしていって、コーチに辿り着いたってのが終わってるから、一番良い終わり方したなと思って、本当に作詞だなと思いましたね。
スピーカー 3
ストーリーテラーとして。
スピーカー 1
そうそうそう。
スピーカー 2
うんうんうん。
スピーカー 1
良かったですよ、甘酸っぱい青春の。
スピーカー 2
いいね、味がするね。
スピーカー 1
味がした。結構味がしましたよね。
そんなにバカ野郎もいなくなかったですか?
スピーカー 2
そうね。
スピーカー 1
頑張ってたと思うけどね、みんなそれぞれが。
スピーカー 2
確かにそうっすね。応援しちゃう感じっすね。
スピーカー 1
みんなそれぞれに頑張ってるみたいな感じがすごいっしょ。
スピーカー 3
そうね。
ちょっと具合悪くなってきた。
そんなに?
造形もキャラクターも、結構赤木さん刺さってるんですよね。
スピーカー 1
じゃあ東野くんと自分を重ねやすい状況になるわけだ。
スピーカー 3
東野くん的なだらしのなさっていうか、ダメさを僕も持ってると思うんですよね。
赤木さんが赤木さんの恋人に捨てられてもなお、東野くんとは付き合わないみたいなののリアリティに打ち止めされるって感じですよね。
スピーカー 2
そうね。
スピーカー 3
東野くんじゃないもんね、やっぱりね。
僕はどうしたらいいんだろうっていう気持ちになりますよね。
スピーカー 1
ましたよね、東野くんに関してはコーチまで行くっていう、アクション起こしてますからね、そこまで。
スピーカー 3
だからそこの辺が的外れなんでしょ。その辺が的外れてることが全然赤木さんにはヒットしないわけじゃないですか。
ツボを抑えないといけないわけでしょ、彼女に対して。
スピーカー 2
多分一時的にはツボを抑えられたんかなとは思うんですけど、これが持続するかどうかっていうのはどうなんかなっていう感じ。
スピーカー 1
追われてどうこうなる女性じゃないと思う、この人。
スピーカー 3
じゃあもう初期配置にしくじって終わりって感じですか。
スピーカー 1
でも追われるのがあんまり好きじゃなさそうだけど、その赤木さんが追う側になる程度までの頑張りはやっぱ必要ですよね。
追われることと赤木さんの頑張り
スピーカー 1
最初に追われてないってことはもうその状態で何も始まらないから、やっぱ頑張らないといけないと思うんで。
その頑張りは多分良かった、良かったというか頑張ったと思うんですよ、東野くんなりに。
ただきっと上手くいってないだろうなと思う。
スピーカー 3
そっか。
スピーカー 1
なんてかミスってますもんね。動物園でもそうだしとかさ。いくつもこの短い短編の中にありましたよね、アピールするチャンスが。
全部でミスって、もう試合終了だったんだけど敗者復活戦でコーチまで突然やってきたっていうところで、敗者復活戦みたいなところで終わったんで、すごい綺麗に終わったんですけど。
スピーカー 2
敗者復活戦に出場したかったら優勝するとは限らないっていう感じですかね。傷ついてますね。
スピーカー 3
どうしようもないな。ギャグのセンスとかも好きで、僕、さむらひろあきさんの。
東野くんが赤木さんにはめられて飲み勝負をしなきゃいけなくなって、ベロンベロンに酔った時にキャバクラの女の子にマージャンの肺を見せられて、
切るならどれって言われる。一応答えるんだけど、非常に絶妙な肺が来ちゃうから、肺が書いてあるので、どれを切るのが最適解かって、女の子同士で意見が割れるみたいなシーンがあるんだけど。
そういうのとかは僕すごい好き。この人のギャグセンスみたいなのね。
スピーカー 2
いや、ここはチュンじゃない?とか言ってますよね。
スピーカー 3
言ってる。
スピーカー 2
そうそう。僕、めちゃくちゃ笑ったところがあって、イタリア語の先生がコバルガワさんと赤木さんを誘って、ご飯を食べに行くじゃないですか。
車に乗って峠道のシーン。
スピーカー 3
ああ、イニシャルDの模写になってる。
スピーカー 2
そう。ページめくったら急にイニシャルDの世界に入って、ちょっと混乱したんですよ、僕。いきなりドリフト始まっとるやんみたいな。
このタイヤが地面と擦れる音とかも、この文字のフォントもそのままなんですよね。ギャーみたいな。
ここね、一番笑いましたね。
スピーカー 3
この漫画、たぶんあれなんですよね。膨大なレファレンスがあって、いろいろな映画とか、いろいろな漫画とか、いろいろな音楽とか。
たぶんその小さなじみのコバルガワさんが歌ってる曲とかも、たぶん元ネタがあるんじゃないかなって思います。
スピーカー 1
へえ。
スピーカー 3
音楽に詳しくないからわかんないけど。だから、ずっとこう、たぶんレファレンスの嵐なんですよね。
スピーカー 2
はんはんはんはん。
スピーカー 3
ある種コラージュみたいになってると思う。
スピーカー 1
なるほど。
スピーカー 3
イタリア語の先生がコバルガワさんを駆動コートしたときに、本国モードっていうのが発動するんだけど、それもたぶんこれジョジョのネタだから。
あ、そうなんだ。へえ。
流宝って書いてモードって読むのもたぶんジョジョのレファレンスだと思う。
スピーカー 1
なるほどね。面白い。ゼックさせてますけどね、本国モードで。
スピーカー 3
ゼックしてる背景がさ、たぶん226事件かなんかの写真なんじゃないかなって思うし。
ええ。
スピーカー 1
しっかりそんなんなってるね。
スピーカー 2
マジっすか。
スピーカー 1
そんな感じのなんか軍人みたいな感じ。
スピーカー 2
どこやったかな。えっと、ああ、ここね。
うん。
へえ。じゃあ結構ふんだんに盛り込まれてるんですね。いろんなもんが。
スピーカー 3
うん。おそらく。
スピーカー 2
はあ。いいね。もう引っ越しのシーンがトトロに見えてきましたよ。
スピーカー 3
トトロのレファレンスなのかなこれ。
スピーカー 2
たぶん違うんでしょうね。トトロじゃないだろうな。いやあ、今回もね、面白かったっすねこの作品。
スピーカー 1
はい。面白かったっすね。
次回作品アンケート投票のお願い
スピーカー 2
で、次はですね、ちょっとね、初めてアンケートを取ってみようかと思います。
スピーカー 1
ああ、次の作品?
スピーカー 2
うん、作品を。どうするかっていうのをね。で、まあ、次はまた映画にしようかなと思ってて。
で、今4作品ぐらい候補があってですね。ララランド、レオン、恋する惑星、アニーホール。この4つからどうかなっていう感じっすね。
で、Xのどうせ死ぬ3人のアカウントでどの感想回が聞きたいか投票お願いします。出しますんで、アンケートをね。
で、このエピソードが公開される頃には始まってるはずなんで、そっからしばらく受け付ける予定なんでね、年々投票お願いします。
スピーカー 1
お願いしまーす。
スピーカー 2
今回こんな感じですかね。
番組では皆さんからのお便りをお待ちしております。感想、普通のお便り、話してほしいネタなど何でも大歓迎です。
Twitterならハッシュタグでポストするか、概要欄に載せているメールやフォームでも大丈夫です。匿名希望の方はお手入れフォームからどうぞ。ではまた次回も聞いてください。ありがとうございました。
スピーカー 1
ありがとうございました。
ありがとうございました。
27:13

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