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そこあには、HOTCAST WAVEの制作でお送りいたします。
来週は2021年春アニメ最終回特集になります。
今回は最終回特集に向けて、推し作品のアンケートフォームを用意しています。
ぜひお答えください。締め切りは木曜深夜となっております。
もう既に今日のお昼に一生懸命作って、夕方ぐらいから公開してるんですけれども、結構来てますよ。
推し3作品ですかね?
一応ベスト3という感じで。
その推し3作品を最終的には集計しようかなと思ってます。結構集まり始めたんで。
思ってたよりも、この集まりを見ていると、やっぱり感想を一個一個書かなくていいっていうのは、すごくみんな気楽なんだなと思いました。
最近は特に1作品に絞ってねって言ってるから、3つも書いていいんだ、しかも一言でいいんだみたいなのは結構気軽ですよね。
そうだよね。だって一言もなくてもいいんですよ、別にね、はっきり言えばね。
そうですし、ほんと推し1作品だったっていう人は1にも2も3も同じ作品書いてくれてる人とかもいたし。
それはちょっと違うだろうって思うんだけどね。
なんかね、私たちも結構外してしまうことも結構多いので、そういう使い方ですよね。傾向と対策みたいな。
先週のオープニングトークで話した内容をそのままフォームに落としたっていうだけなので、これを使って、
せっかくだから発表しようと思ってます。順位全部集計して順位を発表しようと思ってますので、
いただいたらいただいただけ、制度が上がって、何の制度かわかんないけど、皆さんの好きな制度が上がっていくんじゃないかと思いますし、
ただ我々も時間の問題があるので、全部上がった上位を見ることができるかはまだわかりません。
そこだけは申し訳ないですけれども、取り上げるかはわからないということだけは先に謝っておきたいと思います。
それとコメントも通常通り募集してるって感じですよね。
そうです。
コメントの方の締め切りは7月3日の土曜日ですね。21時になってますので、アンケートとは違いますのでご注意ください。
さて今日の特集は、映画大好きポンポさんです。
映画大好きポンポさん。
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瓶湾映画プロデューサーポンポさん。
彼女の下で新人制作アシスタントをしている、見た映画を全て記憶してしまう喫水の映画オタクジーン。
ある日ジーンはポンポさんから新作映画の15秒CMの制作を任される。
的確に映像をつなぎ合わせ、映画作りに没頭するジーンの姿を見て、ポンポさんは次に制作する映画マイスターの監督にジーンを抜擢した。
伝説の俳優の復帰作にして、頭が痺れるほど興奮する内容。
ポンポさんの目利きにかなった新人女優をヒロインに迎え、波乱万丈の撮影が始まろうとしていた。
原作は杉谷翔吾人間プラモによる漫画作品。2017年にピクシブに投稿されました。
ピクシブ上で80万ビューを超え、この漫画がすごい漫画大賞に入賞。
そして今回の映画は、監督・脚本は平尾貴之さん、キャラクターデザインはソードアートオンラインなので知られる足立慎吾さん。
そしてアニメーション制作はクラップとなっております。
ということで今回の特集は映画大好きポンポさんです。
2020年公開予定になっていたんですけれども、いろいろな影響があって、この度6月4日に上映開始となりました。
まだ映画館が拡大中という感じで、地方の映画館はまだまだこれからという段階なので、今回は東京メンバーだけでポンポさん特集をお送りしていこうと思います。
ポンポさんについては、私は試写会を見に行った知り合いからめちゃくちゃ良かったという意見をもらったのが最初の出会いになるんですよ。
もうちょっと詳しく言うと、その前に一回チラして見てたんだけど、こう言っちゃうんだけど最近本当に劇場作品が多いじゃないですか。
一気に来てますからね。いろいろあってたまってた分が。
そうなんですよ。いろいろ後ろ倒しになっていたものが来てるし、キャラクターデザインとか、映画大好きポンポさんっていうこのタイトルのフレーズ感とかから、
優先順位的には低くていいかなみたいな感じで最初は正直思ってたんですよね。
でもまあそんな風に周りからの評判を聞いて、これも見ておかなくちゃいけない枠なのねというのを持って今回見に行ったんですけれども、
いや、めちゃくちゃエモエモのエモでした。
最近の言葉だけど。
はい、もうエモーショナルですよ。
映画を見る前の情報と映画を見た後の感覚のギャップが結構すごいタイプの作品じゃないですか。
割とね、僕はその辺結構信頼してるというか、この人たちが騒いでたらいいんだろうなっていう人たちが騒ぎ始めたから行くかみたいな感じだったんで。
わかるわかる、そうね。
なんかそれがなければ、やっぱ騒いでくれなければ私ももしかしたらスルーして行っちゃったかもしれないなというところもあったし、
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まだここはちょっとネタバレなしで話していきたいんだけれど、予告編とかの作りが結構キャラクター映画なのかなみたいな作りを多分わざとしてるじゃない。
タイトルもポンポさんだしね。
そうなのよ、かわいいポンポさんというマスコット的なキャラクターが大暴れするドタバタコメディ映画かしらみたいな。
そういう印象を持たれるような作りをしてるなっていうふうに思ったし、映画を見終わってからだと、なるほどわざとこうやってミスリードをしていたんだなっていうふうに思うんですよ。
でもね、なんかこれが映画が大好きなポンポさんの映画だから、そういうミスリード的な作りをしているんですよ、実はって言われたらなるほどって思えるんだけど、
そういう仕掛けを知らずに予告編だけ見た人は多分、自分はターゲットじゃないかもって思ってる人まだまだいるんじゃないかなって思うんですよ。
そこだけ、予告だけ見てってことね。
そうそうそうそう。でもこれ、この作品は結構広い層に刺さる作品だと思うんですよね。
僕もそう思いますよ。映画云々とかじゃなくて、これからどうしようかな将来みたいな若い子とか、あとは中年層にもこういうキラキラしたものってあったな、頑張ろうみたいな、そういう気分にさせられる作品だと思うから。
いい感じに群像劇になってて、幅広い年齢層の人が共感できるキャラクターがきっちり配置されてるし、やっぱり頑張ってる人の姿を見て元気をもらえるっていうのは、大衆演劇エンターテインメントの醍醐味っていうものがすごく詰められた作品に仕上がっているなと思うので、
なんかこう、絵柄とかタイトルとかまさに私だけど、それで経営しないで、本当に映画館近くにあるんだったら見に行ってほしいなっていうタイプの作品思いました。そしてね、何より進めやすいのが、90分で終わるんですよ、この作品は。
それは確かに、僕は2時間でも平気で見るけどというのは、これで意識させられたかな。確かに普通の人はそこはハードル上がるのかって思って聞いてたし見てた。
まあね、そこまで言っちゃうと、やっぱもう映画見に行く人っていうだけで90分ぐらいなら耐えられるでしょっていうところはあるんですよ。90分だったら見に行こうっていう動機づけはなかなか難しいかもしれないけれど、でもやっぱ90分って全然2時間と違って、あの私なんか昔映画館でバイトしてたわけだけど。
2時間映画って朝9時から、今はちょっとコロナの状況だけれども、夜の24時まで映画館が開館しているとして6回回しになるんですよね。でもそれが90分だと8回回せるんですよ。それってめちゃコスパいいんだよね、やっぱり。
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そうやって考えると、すごく90分って価値がある分数だよね。2時間半、3時間っていうのはね、本当に観客にも優しくなければ映画館の営業的にも優しくないし、そんなことを意識させられたところもありました。
確かに映画好きな人からすれば120分とか2時間超えみたいなのは至高の時間なんですけど、この90分っていうのは見てると展開がその分パキパキ巻いてるわけじゃないけれども、どんどんどんどん変わっていくからすごく退屈しないなっていう見方ができるから、やっぱりその辺も映画好きな人間から見ても楽しいし、
あんまり映画触れてない人から見ても見やすいっていうのはこういうことか、そうね、確かにそうねって思って見てたよ。
映画好きもちゃんと満足させてくれるっていうところも素晴らしかったなっていうふうに思いましたね。本当にいろんな意味で見やすく映画を作り上げているので、ぜひぜひ多くの人に触れてもらいたい作品だなっていうふうに思いました。敬遠しないで行ってみてほしいです。
はい、とりあえずネタバレなしで作品を進めるという役目を果たしたかなと思いますので、ここからは作品の内容とか原作にも触れながらちょっと話していきたいなと思います。
最初にちょっと原作の話をしておきたいなと思います。原作がピクシブの無料公開の投稿された漫画だったわけですね。
漫画の公開が2017年と結構4年前か、そんなに前からあった作品だと私は知らなくて、というのも私は映画を見てから、今でも無料で読める部分があるので、そこを後から漫画を読んだという順番になります。みんなはどんな感じですか?
僕は最初に漫画を1回だけどんな話なんだろうっていうところから興味で、ちょっと読もうと思ったら、面白くてそのまま公開されてるやつ全部読んじゃって、よかった楽しかったわって思って映画館に行った口ですね。
私は全く原作は読んでなくて、那瀬さんから米林は好きそうっていうことで、どんな話だろうと思って見に行ったらもうドハマりしました。
映画だけってことだね。
映画だけですね。
私はネットで広がったタイミングで読んで、なるほどこれは素晴らしいなって思ったっていう感じなので、多分一番古く原作を読んだのが私かなという感じですね。
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ちなみになんですけど、パンフレットに書いてあったこととして、この作品って2015年の5月に深夜アニメの企画として立てたタイトルだったっていう話がパンフレットに載ってるので、ご興味あれば是非パンフを買ってねっていう感じです。
アニメ化の企画が最初にあったの?
らしいんですよ。
アニメ化っていうか、アニメ企画が先でその後にピクシブで漫画出したってこと?
そうなんです。ぼつっちゃったからそのプロットを捨てるのはもったいないってことだったのかな。
作者さんが漫画に起こしてそれを公開したっていう形みたいですね。もともと原作者さんがアニメーション制作会社所属の方だったってことらしくて。
今は違うんですか?アニメーター出身みたいな話をちょろっと聞いて、それがどういう関係なのかあんまり分かってなかった。
アニメーターではないけれど企画をしている方という感じなのかな、この文章を読むと。
なるほどです。
所属しているになってるからまだいらっしゃるのかもしれませんね。
なるほど。実は仲の人の可能性があるわけですね。
ゆえに分かることというのが多いのかもしれないですよね。
2017年当時のポンポさんのムーブメントっていうのはどんな感じだったんですか?
こう言ったんだけど、私は全然届かなかったので、申し訳ないことに。
やっぱりSNSを中心に広がってた感じだったの?
そうですね。私もツイッター上でこの作品すごいから読んでみたいなやつが回ってきたのを見て、なるほどってなって人に回したみたいな感じだったと思いますね。
今回の原作に関しては、どうしてもアニメ化って原作っていう言葉がすごく主に普通に使われているけれど、原作からの膨らませ方、プラスアルファ、創作部分が結構すごく多いタイプの作品だよね?
それはね、思った。原作読んでから映画を見に行って、最初の10分くらいは割とそのまんまやってるんだなーって、となるとこの後も同じかなって思ったら、終わってみたら、原作先に読んでても全然新しいものが見れたわーみたいな、そういう気分にさせられるくらいにいっぱい追加されてることはあったよね。
もちろん原作ではさ、もちろん15秒CMを任されるとか、映画を作るっていうくだりはあるけれど、やっぱり映画の部分、ましてや予告編なんか漫画では表現できるものではなかったりするじゃない?
だからこれが映像化するにあたって、本当に予告編15秒作るのかなとか、これはさ音楽ものとかもそうじゃん、演奏シーンどうするのかなとか、それと同じようにここはやるだろうなっていうことが予測できると思うんだけれど、それ以外にもオリジナルキャラクターがものすごい大活躍をするとか、大活躍というか大きな役割を担っているし、
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ストーリーラインは同じなんだけれど、これはオリジナルに近い部類の原作付きアニメ化だよねっていうふうに思いました。
原作付きかな、結構内容が変わる作品ってあると思うんですけど、この作品ちょっと面白くて、中盤から一気にオリジナル展開に向かっていくっていう作りのような気がしますね。
そうね、後半のね、こう言ってはなんだけれども、作品の主軸に置いた部分は創作部分だったもんね。
陣のお仕事っていう部分は確かにここからが本番かなっていうところをしっかり書いたっていう話かなって思いますね。
私はどうしてもアニメを先に見てから原作を読んだタイプだから、どうしても元になるのがアニメ映画の方はあるのかもしれないけれど、
私的には創作部分加わったことですごく良くなった、なんだろうな、映画としては正しい膨らませ方だったんじゃないかなっていう印象を受けたんだよね。
漫画って一人で読む媒体じゃない?
自分一人で作品に没頭して、キャラクターに感情移入してっていうのが特徴的なものであって、そういう特徴の部分では小説とかも同じかなと思うんだけど、
映画って漫画よりも多くの人に向けている媒体なのかな?
これすごく言葉選びが難しいんだけれども、一人で読むものではなくてみんなで見るものみたいな印象が強い媒体なんです。
ともなって原作が結構映画作りの人たちの物語だったのが、今回の映画は映画作ってるクリエイターたちだけに留まらず、
その周りでお金を貸す人であったり、さらにその作品を見る私たちだよねっていうところに広がってきたのは、すごく映画の媒体に合わせた膨らませ方だったんだよなっていうふうに解釈ができたんだけど、
ここは原作が好きだった人はどうでした?っていうのはちょっと聞きたいかな。
そうですね、夢を波及していく媒体だっていうこととかすごくよく描けてて、めちゃくちゃ面白いなっていうふうに感じた部分もあるんですけど、
私はやっぱり原作のめちゃくちゃソリッドでスリムな作りっていうのが好きだったから、この作品絶対90分にしなくちゃいけない理由はもう見た人は分かってると思うんですけど、
その肉の付け方はそこじゃないかなっていう感じは私は受けたかなっていう感じですね。
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私がこの原作の主軸だなって思ってるところとは違うところが膨らんでいったような気はしたかなっていうのはありますね。
漫画である限り90分の再現はできないけれど、それをピクシブで言うところの136ページっていうところに収めたっていうところが変換の仕方だったのかなっていうふうに思ったりもして、
逆に言うと136ページはさすがに90分には広げきれないよねと思うから。
どうだろう。もしかしたら、例えばなんだけどマリーンのシーンをめっちゃ緻密に描くとか、
あと多分リリーを演じているナタリーのことをもうちょっとしっかり描くとか、ナタリーのシーン結構カットされてるんだよね。
みたいなところとかでもしかしたら90分弱っていうことにすることもできたのかなという気はするんだけど、
でもあえてのこの表現を選んでるんだろうなっていう感じはありますね。
そうだね。リリーの話、ジーンの話、あくまでキャラクターの話に留まるところから出てきたのかなっていうふうに私は思ったところでした。
なんか今なせさんが言ってた、映画と漫画の対象の広さの違いみたいなものとちょっと似てるけど、
僕の場合は映画の方が広い人を対象にしたっていうのは確かだと思うんですけど、
ただこのやっぱり原作見てると主人公のジーン君とかポンポンさんとかそういった人のクリエイターのこだわりがすごい作品というものを良くしていくんだよ。
みんなそれぞれ自分の欲望に従って作品を作ってるんだよっていうところがすごい原作読んだ時に好きだったから、
そういう意味では映画の方はそこはジーン君がすごい編集してるシーンとか、
あの辺はもうみんなが何かしら犠牲にしてこの映像を撮ってきたけれども、
それをこねくり回すのはこの監督だよっていうところで、
周りにいっぱい人がいるっていう構図になってるのはすごく見ていて、
やっぱり映画とか作品を見るにあたって、
最近ね、好きだとか嫌いだの他にもこれは良いものだとかこれは良くないとかそういう話が世の中に出がちだけれども、
結局みんなこれが良いと思うんですって言われたものを出されて、
共感できる人間でワイワイやって結果的にみんな幸せになるっていうプロセスが一番良いよねっていうのをこの映画の方だと、
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映画のポンポさんの方だとすごい感じたからそこはすごく気持ちが良かったんだけど、
もうちょっとジーン君以外のこだわりみたいなところが見えると、
より僕は漫画にはない部分が、この人にはこういう部分があったんだなみたいなのが見れた方が良かったかなとは思った。
そうですね、パンフレットの監督さんのインタビューを読んだ時に、なるほどなって思ったことがあって、
すごくそのジヒンというキャラクターはあなたなんじゃないかっていう話をされたみたいな、そういう感じのことを書いてると思うんですけど、
すごくそのジヒンっていうキャラクターに対する投影が深いなっていうふうに感じていて、
なのでやっぱりこの作品はジーンの映画になったんだなっていうふうに思うんですよね。
原作って多分もうちょっとフォーカスがポンポさんとジーンの話で、そこにリリーという輝く原石がいてっていう感じに作られてると思うんだけど、
より一層ジーンっていう人の話として作られてるのは、すごく監督そのものっていうのを映してるからじゃないかっていう気がするんですよね。
特にマーティンに結構フォーカスが当たってるっていう部分がそれに近いのかなっていう気がするんですよね。
特に普段のマーティンじゃなくてフィルムの中のマーティン、ついに落ちながらもこれしかないんだって生き方をしてるマーティンっていうのがすごく監督の写し身なんじゃないかなっていう気がしていて、
ちょっとエヴァの庵野監督とかと一緒で、自分を投影するキャラクターを深く描くタイプの監督さんなのかなっていうのは非常に感じました。
だからこそ生々しいし、胸を打たれるものはあるなっていうのと、
ポンポさんっていう作品はそういうテイストじゃなかったかもしれないみたいなのがあって、ちょっと私の中ですごい葛藤があるところっていう感じでしたね。
私、映画しか見てないのであれなんですけど、すごくこの映画の中で興奮したのは、編集しているシーンがとっても大好きで。
まさに後半の創作部分に当たるところだよね。
撮ってるところとかも結構好きなんですけど、痺れるみたいな感覚とか、そういうのいいよねって思うんですけど、
私も裏で今動画の編集したりとかもしてたので、見終わって家帰って編集するぞって言った時に結構セリフ思い出しながら、
ここはいらない、ここはこっちにつけるみたいなのをやりながら裏で作業してたりとかしてて、とっても興奮しました。
なんですけど、見終わって帰っている最中に、これは誰向けの映画なのかなってちょっと疑問もあったりして、
私とかはその創作、クリエイターとかとして創作している人たちはものすごく共感できる部分とか、刺さる言葉とかいっぱいあったので、
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すごいワクワクが止まらないっていう感じだったんですけど、そうじゃない人って面白かったのかなとかもちょっと思ったりして。
最近だと動画配信してたりとか、動画を投稿したりとかっていう人も結構増えてきたので、今っぽいっちゃ今っぽいんですけど、どうなんですかね。
私的にはそこは、世の中の人を2つに分けるっていうやり方は結構いくつかあると思うんだよね。
その手法に照らし合わせるならば、本作において2つに分かれているのは、やりたいことがある人と、やりたいことがぼんやりしてる人の2分なのかなって思ったんですよね。
もちろんやりたいことを、クリエイターたちだよね、この作品の中では。に共感する人はそっちにどんどん見ていくし、私は後半で何もない人に向けて作ってる映画があるっていうことをカバーしたところがすごく痺れたんです。
アラン君ですね。
そうです。まさか彼がオリジナルキャラクターだったなんてびっくりして。
びっくり。
そうなのよね。
監督が自己投影するのと同じように、やっぱり映画を見る人も映画の中にいろいろなものを自己投影するわけじゃないですか。
その中で何もないと思ったことがある人は、こんなに刺さる言葉はないなってすごく思って。
何だろうね、何もない自分にもできることがあるんだよみたいなところが私は結構痺れたんだよね。
すごくいいキャラクターでしたよね。私も好きだったな。
だから大丈夫です。米林さんが感情いいにはしなかったかもしれない側に、きっと多分多くの人は感情いいにしてるから。
なるほど。
たくさんの人に響く、そこの層もカバーできているっていうふうに私は思ったかな。
そういうところもあるし、単純にお仕事作品というにはすごくリアルじゃないところもある作品だなと思うから。
思った時にパトレイバーとか踊る大捜査船的な、こういう仕事って素敵ねみたいなのをちょっと勘違いして思ってしまいそうな。
でも見た後は気分よく楽しく終われるっていう作品かなって思う。
夢を見せるっていうことの方に主眼が置かれてるのかなっていう気はしますよね。
銀行マンたちだってファンタジーなんですよね、と言ってしまえばそうなんだけれど。
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今回の場合は映画業界のファンタジーですっていうふうにしっかりわかりやすく描いて、銀行の方は銀行もファンタジーなんだけど、銀行メンバーたちって結構リアルな自分たちに似ているように見える仕掛けになってるじゃない。
先輩後輩の売り方というか。
接地柄さとかさ、ままならない感じとか。
なんでしょうね、これは本当に映画マジックだよねと思うんだけど。
ファンタジーでありながらリアリティを感じてしまう。
そこがうまくバランスが取れてるから、
素敵なお仕事に憧れるという視点と、でも自分はリアルな仕事を頑張らなくちゃいけないなっていう、どっちも夢を見る部分とリアルを頑張ろうって思える部分が含まれているからこそ、
誰もに通ずるお仕事アニメって私は言っていいんじゃないかなと思うジャンルに含まれたのかなっていうふうに思ってますね。
私逆に銀行のシーンの方が結構ファンタジー色が強いかなって感じていて、
やっぱりあんなふうに優しい先輩はいないし、
あんなふうに結構タブーなことをやったのを受け入れてくれる人ってなかなかいなくて、
もしあれでオッケーだったとしたら東鳥は多分あれをやった後にちょっとこれで掴んだわみたいなドヤ顔を決めてるみたいなカットがあってもいいかなって思ったぐらいだったな。
これで告知になるでしょっていう話をしているちょっと黒い面みたいなのがあった方がリアルかなっていうのはちょっと思いました。
ある意味そこの映画を作っている人たちっていう夢を仕事にしている人たちの方がつらいことがあって、
つらいことがある普通の仕事を一般的に言う、
普通の仕事をしている人たちの方がちょっと夢を見させるような展開があるっていうそこの大秘になっているのかなとは思ったけど、
でもまあ、あそこはちょっと都合良すぎません。楽しいからいいんだけどさっていうそういう気分だった。
あれはすごい映画、ムービー、アメリカンムービー感がありましたね。
そうね、アメリカ感があるね。
ツネシンさんからのコメントです。
特集になるのはしばらく先かなと思っていたので嬉しい御賛でした。
始めからジーンとナタリーの視点を入れ替える編集から始まって物語にぐいぐい引き込まれていく進行のテンポは長くも短くもない心地よい緊張感を持たせています。
その中でナタリーが水たまりを踏んで水が弾けるシーンの絵作りはカラフルで前半の一番のお気に入りです。
中盤は映画マイスターの撮影に移りますが、この映画のクライマックスは後半の編集に入ってからです。
編集時に気に入ったシーンでも容赦なく切りまくる。
さらに追加の事件もクリエイターのエゴ、容赦ないこだわりを垣間見て圧力を感じます。
そして全編を通して出てくる人がみんなかっこいい。
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銀行マンのアランの先輩も幹部も立ち振る舞いが気持ちいい。
見て元気をもらえる映画でした。
カクマさん演じるミスティアもいい感じでよかった。
ありがとうございました。
この作品って、映画好きが作りましたよっていうポイントが結構多くないですか。
私は最初の映画大好きポンポさんってタイトルが出るわけじゃないですか。
タイトルまでの出し方がさっぱりしてるところがまず好きだったのよ。
最近って映画タイトルの出し方もあの手この手使ってくるじゃない。
オープニング入れてくるとか、30分引っ張ってタイトル出すとか。
本当いろんなやり方がある中でタイトルをすぐ出したところに最初の痺れポイントがあったんですよ。
そうやってさっと出すのはこの映画の全体の雰囲気出ててすごくいいと思う。爽やか感がある。
爽やか感があるし、そこをこねくり回すわけじゃないですよ、うちはみたいな感じが。
ちょっと好きだったんだよな。
やっぱりタイトルの出し方はどの映画も考えてるところだと思うしね。
こだわりポイントだよね。
エイリアンなんてね、すごいねっとりタイトル出てくるしみたいなね。
分かる分かる。私もヒメアノールっていう映画が好きなんだけど、
あれをまじで1時間ぐらい引っ張ってから1事件起こして、え、嘘って思ってからタイトル出るっていう続々感が良かったとかさ。
結構ねタイトルの出し方って映画の覚えてる?
あの印象的なシーンの一つだよねっていうのはすごい。
だからなんかそういう映画好きが見るポイントっていうのを結構抑えてるなっていうのはすごい。
しねしねさんもコメントが言ってる。
ナタリーが水たまりを踏んで水が弾けるシーンとか、もうあんなまさに入れたいよねっていうシーンだったりするし。
そこでアラン君が振り返ってるとかもいいじゃないですか。
ああいうのもいいなと思ったし。
やっぱりこう映画の中では編集っていう仕事がめちゃくちゃ大事なんだよっていうのがもう全面に出てるわけでしょ?作品って。
そうですね。こんなにそこのシーンが出る映画はないわなっていう。
いやーないよね。なんかものづくり作品でさ、白箱とかもその部類ではあると思うんだけど、
編集さんの手を介することでこんなにもソリッドになる?見やすくなる?だよっていうことをこんなに丁寧に見せてくれることはないし。
私なんかちょっとね、中の人のインタビューとかさせてもらうから、もっとあなたたちの仕事のすごさを見てもらった方がいいですよみたいなことはよく思うから、
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ほんとそれを実現してくれたなっていうふうに思いました。
専門家が何か専門的なことをしているってのは、やっぱ見ててね、みんな楽しいと思うよって思う。
ちなみになんですけど、この作品またもやパンフレットで編集の方も回答されてるんですけど、
それによるとこんなに編集シーン見せちゃっていいのっていうのはすごい悩んでたというか引っかかってた部分だったって話をしていて、
ある種夢の裏側を見せるっていうのはどうなのかなっていうのをずっと考えていたんだけど、
でも入れるならっていうのですごくいっぱいこうアイデアを出したりとか監督とやり合って作ったっていう話が出ていて、
今回の映画の方だとそれを見せるっていう作りになってるのに対して、原作は編集のシーンを完全にカットしているんですよね。
これは本当に夢の一番肝の部分を見せないっていう作りなんだなって私は撮ってたので、
これすごい解釈が違って面白いなっていうふうに思ったところでした。
編集さんは編集シーンを編集してるわけだもんね。
ここはいらないでしょう。でも見せなきゃいけないんですかね。みたいなことを思いながら編集してるってわけだもんね。
葛藤あっただろうな。
それにね、やっぱりナタリーがさ、私の最初の葛藤とか誰々さんと最初の葛藤みたいなところがさ、
役者が横にいたら絶対思うだろうなっていう。
何もあるし。だから編集さんは別にその辺を全く考えないで作ってるわけじゃないとは思うけど、
でもやっぱり重要なのはこっちだからみたいなそのあたりのね、バランスの取り方みたいなのをすごい、
みんな一生懸命あれだけ楽しく一生懸命撮ったところを切り捨てるという作業をしているんだよというのはやっぱり見てて、
かっこいいし、ちょっとできるなっていうのは、ああいうことができるっていうのは憧れるよねみたいな。
そういう描き方をされたので非常に良かったと。
あそこのシーンでね、本当にたくさんの人が寄ってるんだっていうのが伝わってくるし、
なんかさ、やっぱりものづくりしてる側にいるわけじゃない、私たちも少なからずね。
末席にね。
満杯。でね、申し訳ないって思うことあるじゃん。
切りたくはないのよって思うことをプロたちは切ってんだよなって思うよね。
はい、見習います。
でもみんなそれは信頼感ですよね。
それを切ることで全体が良くなる、だったら切っていいですっていう。
みんながね、監督にそれを委ねてるわけだもん。
主者選択ができる編集もすごいかっこいいですよね。
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私だったら切れるかなって思っちゃう。
多いよね。
個人的には編集さんとあと撮影さんの仕事もすごいこういう作りで見せてほしい。
ああ確かに。
いやーなんかね、スタッフの皆さんのやってることってもっと見たいよねって思うし。
いろんなものがドキュメンタリー番組とかじゃなくても、
YouTubeとかね、インタビュー記事とかもそうだけど、見られるようになったからこそ興味持つようになった。
興味持つベースがもう素地が視聴者にできてるっていうのも面白いなと思って。
そのね、ここに興味持ってくれるだろうがないとこのシーンってね、成り立たないわけだからさ、
それはこう時代の変遷に合わせているよねっていうふうに思ったかな。
まあそんなね、お仕事面でうまくリアリティと調整しつつ、
やっぱりさっき言ったようなアメリカンムービー的な映画に対するファンタジーもすごくバランスよく挟まれてるわけじゃないですか。
さっきのね、お仕事のリアリティを見るところでどっちにリアルを感じるかとか、
うまいこと視聴者にバラけさせてるんだなっていうのがね、この中の間奏線でもあらわになるんだなって言ったのは面白かった。
ましてやね、キャラクター配置はやっぱりファンタジーじゃないですか。
ポンポさんみたいな子供プロデューサーっていうのはさすがに実力主義でしょと思っているハリウッドにいちゃダメでしょ。
いないんじゃないかな。
ポンポさんに関してはルックスの造形とか、原作の時からもうそもそもやっぱり他よりも1段も2段もリアリティラインが低いキャラクターなので、
そういう一つだけあるファンタジーみたいなもので作ってるのかなっていう気はしますね。
監督さんたちはポンポさんは概念であるっていう理解で作ってたっていうふうにインタビューで答えてますね。
なるほどね。
映画プロデューサーの概念。
ちょっと見てる途中からあれもしかして妖精さんみたいな立ち位置なのかなってちょっと思いました。
まあこうあってほしいみたいなものを詰めたキャラクターだよね。
もっとポンポさんがリアルなデザインになってたら、最後の追加撮影手配するわみたいなところはもっとちゃんと描かないと、
みんなそんな都合よくいくかって思っちゃうよね。
その辺をクリアするためにもこのポンポさんのデザインって必要なく買ってるんだなと思うし。
なんか一つ思うのがさ、結構こうあってほしいってさっき言ったけど、これって日本が抱いているアメリカンイメージな気もしているんだよね。
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ハリウッドはこうあってほしいみたいな。
そうね、ハリウッドというかこういう映画撮ってる人は、映画撮っててすごくいい環境というのはこういう環境であってほしいみたいな、そういうところだよね。
そうだし、なんだろうな、日本人が抱くとかって、そういうベースの部分ってやっぱり国によって全然違うよねと思うから、この作品は果たして他の国ではどんな反応を受けるんだろう。
僕興味がある。
アメリカの子たちがさ、これを見るときはどう思うんだろうね。
ハリウッドへの夢の見方って違うのかな、どうなのかなとか。
でもナタリの描き方と比べると結構、どうなんですかね、どうなんですかね。
意外は結構生っぽい作りのような気がしますけどね。
一番目が死んでるやつを監督に据えるよ、みたいなのとかも結構納得がいくんですよね。
ポンパさんが言ってた、他のこと考える余地があるやつはダメっていうのは結構暴論なんだけど、私はわかるなと思っていて、本当にそれしか逃げ場がなくて、それのことだけ考えてて、なんならそこに住むことを信じてるような人が作るものっていうのはやっぱり深みが全然違うなと思うんですよね。
まあそれはね、数々アニメを見てきて数々インタビューものとかを読んだり、実際に監督にお会いしたりする中で、本当に的を浮いてる一文なんだよなって思わざるを得ないよね。実際作ってる人を見ると。
結構すごく声優と対照的な存在なんだなって思って見てたんですけど、よくよく考えると確かにそうだなって思いました。なんか想像力の膨らませ方とか、見たことない化け物を作ったりとかって、やっぱり想像がないと作れないし、わーかっけーなーっていうところはなるほどなーって思って見てました。
今リアリティっていう話がちょっと出てきたから、引っかかったことっていうかここだけはって思ったことがあったのをちょっと話したいな。
はいはい。
この作品って、すごく実写の映画を作る人たちの話なのに、ちょっと方法論がアニメっぽいところがあって、そこはこの媒体がアニメであるから正しいんだけど、私の中ですごい落としどころが難しかった部分で。
例えばなんだけど、レセプションパーティーが作中で2回あって、最後に受賞式が1回あるんだけど、この時にナタリが着てる服が全部一緒っていうのが本当に嫌だった。
しかも時系列順で最初のパーティーと2回目のパーティーって別なのに、まず同じ服を着てるのがダメじゃないっていうのがあって。
もっとダメじゃないって思ったことは、やっぱり華やかな世界で働いている人たちが毎度同じ服を着て表に出るわけがないんだよ。
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そうね。アメリカ女優、毎回違うドレス着ててほしいし、それがニュースになるし、むしろ同じドレス着てたらバッドニュースだよ。
話題になる部分だから。
これに関しては原作でも違う服を着ているんだけど、今回同じ服を使ってるのは設定画の都合とかがあるのかなっていうのはあって。
でも実写の映画を扱ってて、俳優さんを描いてるならそれは変えなきゃダメじゃないっていうのをすごく思ったりしたんだよね。
あとね、この作品のラストシーンを撮ってるところのオーケストラの演奏をみんなで聴いてるシーンとかで、
音楽を聴いてる人たちが一面の草原の中にファーッと広がってって花が舞うみたいなシーンとかがあるんだけど、
これもまたちょっと実写の映画で多分この作品って虹が出るのを待ちましょうとか、虹が出たら絵を撮りましょうとかいう、
VFXを使わない前提で作ってる結構クラシックタイプな映画なのに、そこVFXでしかできない表現を使っちゃうのかいみたいなのがすごく私の中で嫌だったんですよね。
アニメっぽいなって感じちゃって。しかも結構そのシーンの切り替わりのところとか三分割法とかを使ってすごく映画的におしゃれに仕上げてるのになぜそこでみたいなのがすごくあったのね。
時間の巻き戻し方とかキャラの切り替え方とかで、ギルギルギルって巻き戻してみたいなのはすごくアニメ的手法だなと思うし、さっきの話じゃないけど、CGチームがいたようには見えないからね。
まあその、識者みたいなある種クラシックってすごくオールドなものをしっかり描きたい作品でそういう表現入れるのかなっていうのはすごくやっぱり疑問で。
ただアニメーション映画だったらやっぱりこうなるのかな、絵作りとしてっていうのがすごくあって、作ってる人たちはどこを落としどころにしたんだろうっていうのはすごく気になったな。
実写であの最後のシーンやろうかみたいなんでCG使わないとか言い出すのはクリストファー・ノーランとかそういう系だよね。
そうなってきちゃうよね。
ってなると新人監督がすることじゃないよねってなるしね。
いやー、なんでだろうね。そこは素直に聞きたいね。
だからすごくなんかこのアニメーションであること、実写映画を作ること、キャラクターがファンタジーなのか現実なのかっていうのの部分っていうのがすごくね、なんか不思議な作品かなっていう気はするんですよね。
キャラクターデザイン自体はやっぱすごくポップだからアニメ寄りだし、キャラクターのムーブとかもすごくアニメっぽいんだけど。
でも作ってることってすごく生っぽいし、キャラクター造形も割と生っぽいと思うの。
そうね。今ちょっと思ったのは、映像的な見せ方は全部反射の感動の方に寄せてる感はあるね。
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だからよくよく考えたらの部分だと思うんだよ。
だからすごい全部なるほどなと思うし、いやそれはこういうことでしょっていう反論がね、全然できない。
すごくわかりやすい作りをしてるなっていうふうに感じた部分でもあって。
だからその最後の色紙シーンとかも本当わかりやすく感動しちゃったし、私は。
感情的にはすごく嬉しい演出の仕方だと。
感情が単純に興奮するような映像って言ったらどっち?って言われたら、こうか、モリモリの方かな?みたいなのはすごく納得できるし。
個人的にはそこの繋がりにあまり違和感を感じずに映画を見終えることができたから。
でも難しいね、そこ。
結局、見てる人がどう捉えるかっていうのは見てる人のものだから。
その辺は人それぞれでいいことだと思うよ。
俺に関してはさっき那瀬ちゃんが言ってたことで私はしっくりきたなってものがあって、
今回の映画ってより原作よりも多くの人に楽しんでもらうために作られたものじゃないっていうのが、
なるほどそういうことだったのかなっていう落とし所ではあったかな。
ボンズさんからのコメントです。
最後のカットについてです。
司会者の質問に対してジーン君が90分にまとめたところですと答えましたが、
もちろん場面的にはジーン君の発言ですが、
この作品を89分見てきた私としては平尾監督の素直な制作後の感想に聞こえてきて、
この作品をまとめるシーンとして大変印象に残っています。
はい、ありがとうございます。
映画を90分見てきて、私はここまで色々すごく好きだったっていう話をしていたけれど、
途中まではサイズ感の良い元気になれる映画だねぐらいの感じで見てたんだけど、
やっぱり最後のカタルシスは受賞式のシーンにグッと詰められていたなって。
しっかり燃えて感激できたのが嬉しかったです。
私の感想を必ず映画を見た後に感想メモを書いているので、
そこに最後にアカデミー賞のトロフィーを持って、
おどおどしながら、気味の悪い笑いを浮かべながら、
あのセリフを書くのが最高のカタルシス。
これぞ演出というふうに書いていました。
社会不適合者的なジーンくんがアカデミー賞だよね。
映画最高峰の賞を取って、
キモい奴のまま登壇して喋ってるっていうのが、
社会に対するパンチみたいな感じに見えるかもしれないですね。
とても良かったです。
48:01
私90分って思ってなくて見てたから、
90分ですって言われて、
え、もしかして?ってすごくなったので。
とてもゾワってした。
最初ポーズが良かったんですけど、
ポーズが悪くて、
ポーズが悪くて、
ポーズが悪くて、
ポーズが悪くて、
ポーズが悪くて、
とてもゾワってした。
最初ポンポンさんが、
映画は90分が良いのよってことを言ってるから、
そこで、だからこの映画は90分なのねって。
ある種、オチが読めるところなはずなのに、
このシーンがこんなに気持ちが良い。
で、その後スパッと終わって、
エンディングに突入するっていう、
カタルシスの作り方のお手本のような、
運びだったなって思いました。
さっきもちょっと言ったけれど、
最近の視聴者っていうのは、
どうしても作品だけを見るっていうことが、
できない世の中なんだよなって思うんだよ。
作品の奥にいる人間を見てしまう。
見えないわけにはいかないようになって。
その奥にいる人間っていうのは、
スタッフとか制作者っていう意味だよね。
そうですね。
だから作り手っていうのはさ、
やっぱり作品だけを見てくれよって思うものじゃない?
思うよ。
あまり多くの人間を見るのは、
良いことではないと思う。
ただ情報として入ってくるからな。
そうなのよ。
作り手としては、さっきの編集さんもそうだけど、
なんか恥ずかしいんだけれど、
それはもう、現代ではショーなんだよ。
って思うの。
そこをある種、諦めなくちゃいけないんだよな。
思うけど、これは言いたいんだけどさ、
作品見てさ、監督はこういう人だよね、
とかいうのはすごい楽しいんですよ。
めちゃくちゃ楽しいし、俺もやるけれども、
それで本当に制作者を知った気持ちになっているのは、
おごり高ぶりでしかないと思ってる。
それはそうね。
そこはすごく推して言っていいと思います。
そういう話をペラペラ喋っているのは楽しいから、
全然喋っていいと思うんだけどね。
そうなのよね。
喋っていいし喋りたいけれど、
それを他人に押し付けたりするのは、
今そういうことができてしまう世の中だからこそ、
生まれている弊害ではあると思う。
ただ、それを楽しむ人々がこうやって増えているんだったら、
そういう人たちに、
ましてや映画っていうさっきも言ったような、
たくさんの人が見る媒体であるっていう前提がある限りは、
そこにドラマの支柱を持っていくっていうのは、
仕方がない流れというか、
51:00
これは仕方がないっていう言い方をしたのは、
作り手的には仕方がないっていう気持ちもあるんじゃないかな。
だからもう、作ったものだけがいいじゃなくて、
作っている人たちも良いにしなければならないというか、
いやー、そこって本当にね。
この映画を通して、他の映画を見た時も、
なんか作り手さんのことを思い出すような気がするから、
とっても見てよかったなって思います。
そうですね。スタッフロールを見るっていうことに、
意味を感じるようになるかもしれないよなっていうのは思ってて、
いいですよね。たくさんの人がこんなに関わってて、
大きい名前もちっちゃい名前もいろんな人がやってるんだなっていうのが、
ふと思い至るっていうのはすごく意味があることのように思います。
今回のこのポンポさんの映画化っていうのは、
そこにフォーカスを当てることを覚悟したのかなっていうふうに思うんですね。
映像化っていうのは、結構最近よく私言ってる気がするんだけど、
ある種文字媒体のものを、
一つの答えを作ってしまうメディアだと。
だからこそ文字媒体の方が好きだった人を、
全部を救いきれないっていう部分は必ず発生するのかなって思うんですが、
私に関しては今回のポンポさんの映像化は、
すごく今の時代に合わせていくアプローチをしていた解釈だったのかなっていうふうに思うし、
感覚的、感情的には、とにかく私はすごくエモーショナルを感じさせてもらって、
元気をもらったので、最高だったんじゃないかなと思います。
この90分、試行の90分ですので、ぜひぜひたくさんの人に映画館で楽しんでほしいと思います。
これから映画館も広がっていくので、映画館近くで上映が始まったらぜひぜひ見に来てください。
というわけで今回の特集は、
映画大好きポンポさんでした。
ふつおたのコーナーです。
ジョニーさんから頂きました、劇場版少女化劇レビュースターライト。
テレビシリーズのその後を描いた本作。
生原監督を主将筋とする古川監督らしく、生原監督らしい様相を呈してはいますが、
中身はむしろ庵野監督テイストにあふれており、
生然とした物語を望む人にはつらい作品かもしれません。
ですが、本作が持つ圧倒的かつ暴力的な音と映像は、
過去のどんなアニメ作品にもなかったものです。
我々は神の舞台に立つ同家。
一度きりの舞台なら思うがままに演じるだけさ。
これは学園内での舞台練習中のセリフですが、
この言葉通り、感情の赴くままに想像されています。
この言葉通り、感情の赴くままに想像される舞台で激しく演じる9人の舞台少女を、
僕らは目の当たりにすることになります。
54:02
そして僕ら自身も本作の舞台装置として取り込まれていく。
これは多分テレビの画面ではわからない劇場の中でしか体験できないものです。
公開4週目となり終了予定映画館も出てきていますが、
ぜひとも感激する機会を逃さないでほしいですね。
はい、ありがとうございます。
いやーレビュースターライトもすごく評判がいいんですよ。
テレビシリーズ見てた時から思ってたんですけど、
舞台っていうことをすごく大事にしてる作品だから絶対劇場売するだろうなと思ってたんですよね。
劇場1本でもちゃんと楽しめる作品になってるっていう風なレビューの記事を読んだりもしたので、
レビュースターライトだから被っちゃってわかりづらいかもだけど、
そういう記事も読んだりしたので、すごく気にはなってるんです。
劇場版だけ見に行っても楽しいかなと思います。
本当に最近劇場アニメがタガが外れたかのようにガンガン上映されてますね。
そうなんですよね。おかげで劇場1日1本みたいな作品がめちゃくちゃ多くて、
見れねーみたいなやつが増えてしまってちょっと残念だったりもします。
そうなんです。それでさ、影に隠れちゃってるとかも結構出てきている気がして、
ちょっと一つ宣伝なんですけれど、
6月11日から公開になりました「漁港のニッコちゃん」というアニメ映画に
著名人コメントを書かせていただきました。
この方からコメントをいただきましたって映画公式サイトに載ってるあれに、
なせひとみが名をつらんでてしまいました。
え、著名人?
著名人になっちゃいましたね。
ちょっとご縁がありまして、漁港のニッコちゃんのヒロインというか主人公の女の子の声を当てているココミさん、
木村拓哉さんの娘さんとして結構有名じゃないかなと思うんですけど、
フルートを吹く方なんですよ。フルート奏者で。
作中でもフルートの演奏されてるんですよ。
そこの繋がりで、なせさんフルート吹きますよね、デライターもやってますよねっていう声がけをいただいて、
ちょっとコメントを書かせていただく流れになったんですよ。
こんな機会ないなって感じで、本当にありがたかったですね。
どうしても大作に囲まれて、
あとね、アニメ好きからは敬遠してしまうかもしれない、
アカシアサンマープロデュースとか、
芸能人キャストがとても多いので、うーんと思ってる人も多いかもしれないんですよ。
スタジオ4度制作で怪獣の子供本メインスタッフがほとんどやられているんですけど、
キャラクターデザインとか監督も同じ方です。
キービジュアルとかはカラフルで、大衆向けのアニメ映画かなっていう感じがする。
結構ソリッドな印象もあるし、西かな子さんの原作、
ちょうど私、西かな子さんの愛とさらばを2年前ぐらいに読んだところだったので、
それもちょっと嬉しいポイントだったんです。
アニメ映画として、特に見応えのある一作になっていますので、
57:04
プロデュース面とか芸能人の部分とかで経営しないで、
これも見ておくべき劇場作品だと思います。
私のコメントと合わせて、是非映画も見に行っていただけると嬉しいです。
ということで、不調他のコーナーでした。
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