2024-08-28 46:12

#3「正解を求めて仕事をしない」(株式会社ニイラ 和賀未青③) 

内容:仕事を辞めて事業に向かうまで/どうやって生きていくかを考える/体に合わないことはやめる決断/人に恵まれる人生/所属先があることは大きい/サービスを作る苦悩/社会的な基準からの影響/疑問を持って声を上げること/どう捉えるかは人次第/海外での習慣の違い/正解を求めて仕事をしない/祈りとか願うとか信じる/言ってみないとわからない

ようこそsocial hive WAITING CAFE 点描の孤へ。

ここは東京文京区本郷三丁目駅の裏にある、小野田総合法律事務所併設シェアオフィス『social hive HONGO』のメンバーが立ち寄るWAITING CAFEです。

毎週この時間のWAITING CAFEは、決まってメンバーの誰かがふらっと立ち寄って面白い話をしてくださるんです。

まるで世界の見え方がほんのちょっと、変わってしまうような。

※番組へのお便りは、socialhivehongo@gmail.comまでお寄せください。


聴き手 : ⁠岡田壮麻(スタートアップ支援家)⁠

常連 : 和賀未青(株式会社ニイラ代表)

HP:⁠https://niila.info/index.html⁠

制作 : 小野田峻(弁護士/小野田総合法律事務所)ほか 

小野田総合法律事務所 : 

HP:⁠https://www.ot-lawoffice.jp/⁠


X [Twitter] :⁠ social hive HONGO(@socialhiveHONGO)⁠

*ご感想は 「#点描の孤」 でお願いします。

BGM:zippy(作曲家。X [Twitter]:zippy@zippy_zippy_)

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Welcome to social hive WAITING CAFE Tenbyo no Ko.

This is the WAITING CAFE where members of "social hive HONGO," a shared office attached to Onoda Law Office, located behind Hongo 3-chome Station in Tokyo's Bunkyo Ward, stop by.

Every week at this time at WAITING CAFE, one of our members stops by to share an interesting story.

It may be a story that will change the way you see the world just a little bit.

00:07
ようこそ、socialhive WAITING CAFE 点描の孤~
ここは東京文京区、HONGO3丁目駅の裏にある法律事務所併設シェアオフィス、socialhiveHONGOのメンバーが立ち寄るWAITING CAFEです。
毎週この時間のWAITING CAFEは、決まってメンバーの誰かが、ふらっと立ち寄って面白い話をしてくださるんです。
まるで世界の見え方がほんのちょっと変わってしまうような、そんな話が聞こえてくるかもしれません。
socialhive WAITING CAFE 点描の孤~、新しい当たり前をデザインする実践者たちの日常
本日のご来店者は、前回に引き続き株式会社ニイラの和賀さんです。
和賀さん、なんかあの、辞めて今のこの事業を立ち上げたっていうわけなんですけど、
やっぱその辞める前の過程とか、辞めた後の過程とかって、どんな感じでその事業みたいなことに繋がってたんですか?
辞めるとき、辞めますって宣言して、で、まあ当時管理職だったので、
部下っていうか同じ働くメンバーに、半年前ぐらいに言ったんですよ。
で、一人一人に伝えたり全体に伝えたりとか、で結構長く勤めてたんで、本当に辞めるの?みたいな言われたりとか。
で、まあちょっとこう、どこかそれを心地よく感じている自分もいたんじゃないかなって、今振り返ると思うし、
状況としては、チア増やされてるというのか、で、なんかそんな感じもあったんじゃないかって思うし、
どっちかっていうと、私自身は辞めることに意気揚々としていたところも、もしかしたらあって、
なんかやっと辞められるっていうか、辞めるって宣言してからの方が、気は楽になって、
辞めるまでの時間は、わりと苦しくもなんともなくて、むしろちゃんと仕事引き継いでいこうっていう感じではあって、
まあ、どうね、自分はそう思ってても、周りがどう思ってるかわかんないけど、ちゃんと責任は果たして、
辞めていこうって、きれいに辞めていこうと思って辞めて、辞めて1ヶ月ぐらいは、もうルンルンだったんですよね。
ルンルン?
なんかこう、決まった時間に家を出なくていいとか、だけど、まあ、習慣っていうのは恐ろしくって、
03:05
お昼を、職員食堂っていうか、食堂で食べるとか、その時間がだいたい決まった時間だったんで、
その時間に必ずお腹が空いたんですよ。辞めてもね。
体は正直に。
刻まれてる。体内時計が。とか、あとなんとなくこう、昼間に何か仕事じゃないことをしている自分が、
だんだん違和感になってきたのが、やっぱり6月ぐらい辞めて3ヶ月後に始めて、
当たり前ですけど、決まった日に給料が銀行口座に入らなかった日が、ちょっとものすごく一気に不安になっちゃって、
今さらここで落ち込むんだっていうぐらいドカーンと落ち込んで、
ちょっとこう、別にまあ、私一人で暮らしてるわけではないし、夫がいたりするんで、状況的には、
周りからすると恵まれてる。実際私自身もそう思うんですけど、でもなんかこう、自分に自分当ての給料が入らないっていうのは、
すごくアイデンティティを崩壊させると言ったら大げさだけど、
あれ?ってなって。そんな当たり前じゃんってことなんですけど、
これどうやって私は生きていったらいいんだろう?ぐらいな、
落ち込みがあって。で、ある社長さん、福祉の会社をやってる社長さんに、6月のある日に新幹線でたまたま近くに座った時に、
社長、ちょっと働きたいんですけど雇ってもらえます?って言ったら、いいよいいよ、みたいな感じで、その場で決まったんですけど。
で、ただソーシャルワーカーのカンファレンス、国際カンファレンスが9月にインドで行く予定にしてたんで、
じゃあすみません、9月にインド行ってから就職しますって言って、10月に就職して、でも結論から言うと2ヶ月で辞めたんですね。
すっごい短い。
24年勤めた人が2ヶ月で辞めるんだって、自分でもちょっと笑いましたけど、
通勤場所が分かってたことだけど遠かったとか、
あとやっぱり一番自分でやだったのは、就職して2日目ぐらいにもうなんか、施設長みたいな振る舞いを自分がしちゃってたんですよね、自然にね。
前働いてたような働き方をもう一回やっちゃった。
それはもうなんか、もちろん周りの職員さんが聞いてくれるっていうのもあったし、自分がいわゆる新入社員の立ち位置を全く取れなかったんですよね。
だから、ああ、これやだなって自分でも思った。
で、もう辞められない。
でしゃばっちゃうっていうのが、やっぱり見えるので、こうやったほうがいいよとか、聞かれたらこうやったほうがいいんじゃないですかとか、
06:03
言っちゃうしやっちゃうし、黙ってられないんですよね。
そうなった時に、これっていいことではないよなーって思ったりして。
それはなんでいいことじゃないと思ったんですか?
なんかチームってそういうもんじゃないじゃないですか。
見出しちゃってるような気もしたし、やっぱり一番は自分が違和感あったので、こんなはずじゃなかったっていうのとか、
もちろんじゃあイメージして、新入社員ですっていうふうにできたかって言ったら、きっとできなかったんだろうけど、こんなにもできないのかと思って。
だからどこかで自分の中にマウント的なところとかあったし、それがすごく嫌だった。
そういう自分がまたいることが嫌だったんですね。
あと本当にじゃあ施設長とかそういう肩書がなくて、働いてて心地よかったのかって言ったら、
その場所がとか人がじゃなくて、自分自身がやっぱり違うって思っちゃったので、
体に合わないことはやっぱり体に良くないし、気持ちにも良くないから、結局2ヶ月で辞めて、
当時その辞めた後も飲みに行ったりとかした上司だったね、年下の男性がいたんですけど、
ちょっと辞めたいんですけど、うんですよねって言われて、
ですよねだったんですか?
そうそう、いやそうですよね言うと思ってましたって言われて、
いやーごめんなさい、ちょっとなんかいろいろ売りそうでって言ったら、いやーそう思いますよみたいな。
でもだからたった2ヶ月しか働いてないんだけど、その後も1回2回飲みに行ったりとかしてて、
なんかずっと人には恵まれてる感じがしますね。
まあ本当に24年勤めてたとこも、今も何人かに連絡取ったり、
あとはこの役やってくれないみたいなのもあったりもするんで、そういう意味では本当にラッキーですね、ありがたい。
ありがたいですね。
で辞めて、それがもう辞めた年の暮れというかね、11月の終わりで、
さあ来年からどうしようと思った時に、もうなんか自分で自分を雇うしかないんじゃないかなっていうのが、
2020年の2月に株式会社ニーラを立ち上げたっていうところでした。
でもちょうどコロナが始まった頃でもあって、緊急事態宣言が出た時に、その病院の人たちって当然休めないじゃないですか。
一番ピリピリ忙しい時ですね。
で、その時に自分が家にいてそれをテレビで見てるっていうのが、なんかもういたたまれないし、
09:07
自分が社会の役に立てていないことにすごい腹が立って。
ええ、怒ったんです。
自分に対して。
そうそうそうそう、何やってんのみたいな。
それは産休中とか育休中にも思ったんですけど、
家にいて何もしてない自分に結構自罰的になるみたいな瞬間が割とあるんですよね。
こんな相談業務とかやっていながら、
自分に厳しかったりもどこかでするし、すごくゆるかったりもするんですけど、
役に立ててない自分が腹立たしかったり、
あとは病院、辞めた病院に対してすごく未練を感じるようになったりとか、
それは何だろう、家族とかと近かったり、もしかしたら恋愛関係とかも近いのかもしれないけど、
自分から辞めるって言ったのに、恋焦がれてるみたいな、勝手にね。
何か言われたわけでもないんだけど、みんな元気にしてるかなとか、
もうちょっと厄介な感じだし、
その時に丁寧退職した後の人の気持ちってこういう感じなのかなとは思いましたね。
辞めた後もスーツ着ちゃうとかありますよね。
そうそう、名刺を捨てられないとか、
所属していることの強さとか、安心感とか、貴族意識みたいなのって、
何か人には大事なことなのかな。
だから所属先があるって大きい。
そっか、それが何か大事なことだったんだね。
私にはそうです。
結構それ共感してる人いっぱいいると思いますね。
辞めちゃったけど、ちょっと未練みたいな。
で、2020年の3月、そんなことになって、
で、4月にあんまりにも暇だったので、
フェイスブックの友達限定で話聞きますよ、ズームでとか電話でって言ったら、
結果33人ぐらいの人の話を1ヶ月で聞いたんですよね。
それが今のニーラのハグっていうサービスの原型になってるんですよね。
家族相談とかの原型が出来上がりってさ。
そうそう、単純にテーマは決めないで、お話ししましょうみたいな。
お話ししませんかみたいなので、
話を、ズームとか電話でって、
まあ電話はありましたけど、ズームで相談を受けるってことは、病院時代にはなかったので、
対面が当たり前なので、
どこまで出来るかなみたいな、実験的なお試しでもあったんだけど、
その中で結構、みんなに体験してもらった人、まあ友達ですけど、全員。
12:00
すごい、金払いたいとか、すごい良かったとか言ってくれて、
あ、そうなんだ、なんて思って、そこに価値を置いてなかったから。
そうか、価値を提供してる感覚もなかったんですかね。
なかった、なかった、なかった。
いたたまれず、いてもたってもいられず。
そうそう、なんか役に立てないかなぐらいな、もうそれだけ。
ところが、うっかりそれがサービスの原型になっていたっていう、ありがたい。
やってみたら、そういうのが帰ってきて気づいたみたいな。
そう、当時アクセラレーターというか、プログラムに入ってて、
こんなことしたんですよね、なんて話したら、え?って言われて、それサービスになるよねって言われて、
え、そうなんですか?みたいな。
あまりにも普通に自然にやっちゃってたことだから、本人は気づいてないですね、その価値に。
相談援助業務っていうのが精神保険福祉士のメインの仕事ですよね。
ですね。
ってなって、あらら、これだよ。
なりますね。
で、2020年の6月にハグっていうサービスを出した。
ですよね、だから。
でも、じゃあ出したから順風満帆かって言ったら、そうじゃなくて、
やっぱり独立型って言われる働き方とか、今もやっぱり少ないですしね、そうやって働いてる人は、この業界では。
福祉の方で独立型みたいな人、あんまり見たことないですね。
ないですね。で、多くは、青年貢献とか、福祉事業所の研修をやったりとかしてるから、
私も研修とかはやってますけど、相談業務をメインで、直接お金をもらってっていうのは、まだ稀。
あんまり聞いたことがないタイプの起業の仕方をされてるんですね。
だから実験的でもあり、少しどうやってんのっていうのはよく聞かれるし、稼げるのとか、お客さん来るのとか、どっちかというとネガティブな意見も多いですけどね。
でも、そこに行き着いたわけですね。気がつけば自分は。
そうですね。だから値段をつけるのもすごく苦労したし、ほんとに吐きそうになりながら、値段を決めたり。
へぇー。そんなに苦悩を伴った料金制定だったんですか?
いやー、そうですね。なんかホームページとか、いろいろ手伝って、今もサポートしてくれてる人がいるんですけど、
この自分で値段を決めるってことは、自分の価値を決めることだから、絶対に安くしたらダメって言われて、
まあそれはそれこそ、ソーシャルハイブの小野田さんからも言われることですけど、
とにかく下げたらダメ。価値は上げていくものだし、あるものだからって。
で、そういうふうに言われたことがなかったから、なんていうかな、病院に勤めてるときは、それできて当たり前だから。
15:05
なるほど。
薬食なりに、プラスアルファ。
なんかそういう値段をつけるところからも、非常に苦労っていうか苦悩。
苦労っていうよりは苦悩ですかね。悩みと苦しみとが一緒にくるみたいな。
でも結論、一つ一つスモールステップを越えていって、今に至るし、今、会社で言うと5期目になってるんですよね。
5期ですか。すごいですね。
よくぞ生きてきたっていう。
いつもヒヤヒヤしてるし、でも年2回ゼイリスさんとお話ししたりしても、
いや順調ですね、みたいなこと言われるんですけど、本当ですか?みたいな。
通知が弱いので、全然ちょっと分からないって言ったら、大丈夫ですよって言われて。
全然本人は実感ないんですかね。
ないんですよ。
ないし、おそらくサラリーマンだったって経験が長いので、年収とかいうことに縛られてるのかもしれない。
当時の年収を超えなくてはならないとか、まあほど遠いけど、でもなんかそういう世の中の資本主義の基準、
年収いくらで肩書きはとか、みたいな年齢はとか、そういう基準にすごく照らし合わせてる自分もいますね。
それはないと頭では分かりつつも、心はちょっとなんかゆずくというか。
やっぱりそっちに引っ張られちゃうかな。
なんでこんなに人ってそこに影響受けちゃうんでしょうね。社会的な基準とか。
はい、ね、本当苦しい。
みんな頭では分かってんすよね。
そう。
比べるもんじゃないとか。
ないとか、ライスワークとライフワークとか。
で、結論、ライスワークではなくて、私はライフワークを選べてる。
これはとてもありがたい環境で。
それができてるからこそ何ができるんだろうっていうふうに、やっと、やっとですね、最近。
そっちに頭を使えるようになったのは。
それはなんでこのタイミングでそう考えられたんですか?
もうやっぱり、その、雇われるのは無理だなと思ったのが原型にあるのと、
髪がピンクじゃないですか。
はいはい。
ピンク色の福祉施設を見たことない。
居てもいいと思うんだけど、でもなんか、髪色戻すとか、例えば爪を塗らないとか、そういうことがもうできないなって思って。
そんな理由かよって思うけど、でもなんか、自分のスタイルは崩したくないってなった時に、じゃあもうこれで行くしかないよねって。
18:09
失ってまで戻りたいものかって言われると、そうじゃないなって改めて思うわけですよ。
そのピンクにするとか爪があるっていうのは、わがさんにとってどういうことなんですか?
こういうふうにやろうと思ってやってたわけじゃないんですけど、
ケアって手当てするとか、手を当てるって好きなんですけど、私言葉として、人にも手を当てるとか、背中を撫でるとか、癒し効果とかあるじゃないですか。
一方で、爪とか髪とか服とかって、自分にとってはケアなんですよね。
おー、自分に対するケアね。
そうそうそうそう。
例えば、ショートヘアだったら月1回美容院に行かなきゃいけない、お金もかかる、でもやめない。
で、さらに髪の毛を色を入れてるとお金もかかる、でもそれも自分がやりたいようにやる一つのケアだし、
表現?表現というか、好きなことをする。自分にする。
さっきのハーゲンダッツじゃないけど、今ピンクにしたいならピンクにしようみたいな。迷わずに。
確かに。その恋に従えない状況だとやっぱ辛いってことですか?
うーん、そうですね。それを選択できなくなっちゃった。
そもそもなんですけど、なんでそういう立場のある人は自由な振る舞いをしたらダメなんでしょうね。
ね。
あと自由でもいいはずなんですけどね。
ね。そうなんですよね。もちろんいろんな、例えば医療職だったら、アメリカなんかは結構タトゥーバンバン入って、半袖の好きなね、なんかすごい爪も真っ赤だったりとかするんだけど、日本は絶対ありえない。
そんなイメージありますね。みんな白服着てみたいな、白衣で。
白衣で化粧系が割と少なくて。
なんか結んでるイメージもあるっていう。
そう。このコロナ禍の前から病棟によってはマスクもみんなしてたし、それこそ没頭個性っていうのはあったけど、たぶんそういう世界観にもなじまなくなっちゃったし、まあ良い悪いではないし、でもそこまでやる必要あるのかなぁなんていうのは思いますよね。
確かに。なんか勝手に言ったらアレですけど、文化的にそうだよねっていうことに。
そう、が多い。
何もそこに対する規定って本来はないのに、なぜかみんな従っちゃってることってありますよね。
疑問を持ってても声を上げないとか、出さない。
意外と盲目的じゃなく、疑問には思うけど、声を出してないっていうのも結構あった。
あるあるある。声を上げる一人者に、第一人者になることへの怖さだったりもあるし、うるさい奴だと思われたくない、じゃあやめようとか。
21:13
やっぱそうやった方が楽っていうのもあるのかもしれないですね。
楽ですよね。戦わない方がいいし。戦うと言ったら大げさだけど、モノモスってエネルギーいるから。
だから黙ってた方が、まあまあ上手くいく。
まあまあまあまあ、みたいな。
この状態を維持するって意味でいくと、それが上手くいくって。
まあ、その維持では上手くいってるって感じですね。
そう、だから妥協とか、惰性とか、多分そういうことができなくなっちゃったって感じがしますね、辞めてからね。
それがもうできないって感覚なんですね。
できないって感覚ですね。やりたいことしかやりたくない。
っていうのは、やっぱり年齢とかの言い訳でもないけど、
やっぱ父が亡くなってから、明日死ぬでも後悔しないようにっていう毎日が結構当たり前になってて、
そうすると、なんか嫌なことをやってる時間はないなぁ、みたいな。
なるほど。
ちょっと苦手な人に会うとか、もうできるだけ避けてるし、と言って閉じてもいけないし、そこはまあ塩梅が、塩梅を見ながら。
ソーシャルハイブ、ウェイティングカフェ、天秤の子、新しい当たり前をデザインする実践者たちの日常。
ちょっと苦手な人に会うとか、もうできるだけ避けてるし、と言って閉じてもいけないし、そこはまあ塩梅が、塩梅を見ながら。
24:23
我慢してやってることっていうのが少なくなってるかな。
なんかそういう経験がありつつですけど、やっぱりそこのやりたいことをやって生きていくっていうことにやっぱ躊躇持つ人は結構いると思う。
いますよね。私にもないわけじゃないし、まあよく言われるのは、ねえ、旦那さんがいるからできるんだよねって、うん、そうだねって。
そこも確かにあると。
感謝しかないよねって、いや本当にそれはそう思ってるし、まあこれがジェンダー論的な話で言うと、
どうなってたかって言ったら、そうじゃないだろうし。
やっぱりいろんな状況があって、今私はできているだけなので、特殊な例なのかもしれないし、
そうですね、そういうことは理解はしてるけど、
それでなんとなくよく思われないこともあるだろうなというのも理解してる。
なるほどね。
でも、その状況がよくない、よく悪いっていうのも、なんかその人の感性っていうか。
そうそうそうなんですよね。見え方はいろいろだと思うし。
そうですよね。
で、私がこうなんていうのかな、今ね、苦悩とかを聞いてくださったから言うけど、別にことさらに私苦しいんですとは言わないし、
別に言わないようにしてるわけではないんだけど、どっちかって言うと、悲劇文脈は自分自身は好きじゃないので、言わないようにしているし、
そこで終わりにしたくもないし、だから聞かれれば、いや大変なこともあるよみたいな。
言うけど、難しいですねそこは、あえて言うなら。
難しい?
難しい。あんまりネガティブな意味で難しいとは言ってないんですけど、
どう捉えたいかによって、私の答えは聞こえ方が違うだろうなって。
どう捉えたいか。
その相手が、この人全く好きなようにやってって思ってるかもしれないし、
本当に、どうやったらそうやってできるんだろうって思ってくれてるかもしれないし、
いろいろだと思うんですよね。
たしかに。
1つのだから例でしかないとは思います。
そうですね。それを見てどう思うかですね。
前、別のとこで聞いた話、釣人の話を聞いたんですけど、
釣りが好きでやってる人は、他の人が釣りやんないのを見て、絶対攻めない。
27:03
けど、税金を納めてる人が、税金を納めてない人を見たときに、めちゃめちゃ怒るみたいな。
やっぱり、仕事っていうものがその人にとって、どういうものかっていうのがそこですべて出るというか、
好きでやってる仕事だったら、たぶんそういうことをやってない人に対して、
出ない可能性の方が高いんじゃないかみたいなことを言ってて、
そこも関係してるんじゃないかなとか。
そうですね。
1つの仕事を捉える鏡としてとか、仕事だけじゃないですかね、
誰かがやってないことに対して、自分がどう思ってるのかみたいな、
鏡にもなるのかなと思って、今の話も聞いてました。
そうですね。
わがさんにとって、目に見えるもの、見えないものっていうのは、
私、何回か冒頭から出てたと思うんですけど、
そもそも見えるものって何なのかとか、見えないものって何なのかとか、
その境界とか基準って、どういうふうに感じてますか?
私が見なりとか発言とか、けっこうちょっと強烈だったりするので、
すごく大胆で、強くて、負けず嫌いで、みたいに見られることが多いんですけど、
一方で、もちろんそれも私なんですけど、
すごく慎重だったり怖がりだったりするんですよね。
で、それは意外って言われるんだけど、
けっこう日常の中で、さっきサラリーマンを辞めて落ち込んだときも、
ものすごいグルッグルッグルッグルッ、
頭の中をネガティブな思いが駆け巡る日々だったりとかするし、
でもそれは、それこそ目に見えないものだし、
人にそうは見られないんだなとか、
なんかやっぱり、人は見たいように見たり、
見えない文脈のことってすごくたくさんあると思うんだけど、
そういう情報はあんまり拾わない、買ったりもするんだなとか、
ルービックキューブとか、ああいうこうカチャカチャカチャカチャカチャカチャやると、
色がどんどんどんどん変わっていく感じって人間ってあると思うんですけど、
でもなんか一面が一色みたいな状況の固定的な見え方の方が、
多く見られる、固定的に見られる派手な人、キャラ濃い人、強い人、
なんかそういうあたりがすごく違和感あったりするし、
まあそう見せてるのも、まあ私なんですけどね、とかはすごく思いますし、
インドがすごく好きなんですよ、いきなりインドの話しますけど、
そこにも絡むんですね、見えるもの見えないものとにかくでも、
そうそう、でインドが好きなんだけど、ものすごくインドに行くと、
習慣の違いにおののくんですよね、
30:03
まあトイレの使い方とかお風呂とか、
なんかまあ道端にはやっぱり牛のうんちが落ちてたりとかするし、音もうるさいし、
自分の好きじゃないものが目いっぱい割とあるんだけど、
なんかインドに惹かれるんですよね、
だからこういう説明できないことって、なんか惹かれるみたいなことってあるんだ。
謎って言ってましたもんね、謎に惹かれて精神科病院に入り、謎に惹かれてインドに行き、
そうまた来年の2月も行くんですけど、
そうですね、目に見える見えないとか答えが出ないこととかにはすごく興味しかないのかもしれない。
お母さんにとって謎とか目に見えないものって何なんですか?
なんか考え続けられるっていうのが好きなのかもしれないですよね、
あーでもないこうでもない、
こっちかもしれないあっちかもしれない、
ネガティブケイパビリティっていうのを数年前に知って、
なんかどういう概念の言葉なの?
答えの出ない問いを持ち続けられる能力?
人によって気持ち悪くなっちゃうっていう、
そうそうそうそう、多くの人がそれは選ばないですよね、
自分の仕事からしても答えのない問いを持ってられるかっていうのはすごく大事なことだなって思うし、
対人援助職をやる人だったらこれがないと結構きつい、
メンタルダウンしちゃうこと、答えが出ないとか正解がないってことにいかに向き合うか、
向き合わないということも含めて、
置いておくとか、
なんかこう宙吊りしてその場に置いておくみたいな、
なんか解決していく課題をあえてそこに置かないっていうか、
そういうのが好きっていうのもあってっていうとこがあるんですか?
人間ってだから面白いじゃないですか、
人間って面白いから、
でも、そんな答えがすぐわかったら面白くないじゃんっていうのがある。
答えがないから、
いいんじゃないって。
いいんですね。
だから人間は面白い。
そう、コアクもありますよ。
謎だし。
そう、ひとコアシリーズじゃないけど、
なんかちょっとストーカー的なドキュメンタリーとか見ると怖いとか思うし、
松本成長とか山崎豊子とか読むと恐ろしいやと思うし、
そういうこう、ひとコアシリーズもありつつも、
33:03
でも、まあそこも含めて豊かだよねって思う。
豊かさみたいなのにも通じるんですね、謎が。
豊かさとか美しさとか、
綺麗事だけではもちろんないけど、
その謎に向き合い続ける手段が人との関わりだったりとか、
家族っていう話だったりとか、
そうですね、仕事とかだって。
いろんな手段を通して謎を豊かに楽しみ続ける。
謎解き?
謎解き?
でも、解ききりたくないっていうのもちょっとなんか。
そうですね、別に答えはいらないし、
最終的にどうやって死ぬかもわからないし、
自分のやってることが全部正しいわけではないし、
そういう正解を求めては仕事はしてないし、
別にこの仕事だけじゃなくて他に仕事されてる方もそうだと思うけど、
ソーシャルワーカーの人が謎とか言ったら不謹慎とかね、
多分聞かれる方に思われたりもするかもしれないけど、
ソーシャルワーカーだったらもっと専門用語を使うとか、
もっと真面目にとか、
決して不真面目に思ってるわけではないんだけど、
でも、ストーリーとか人生とか考えたときに、
いろんな言葉があってもいいんじゃないかなって思うし、
いろんな表現があっていいって思うんですよね。
いい悪いではなくて、
あの人はこういう表現するんだねとか、
それの一つだと思ってて、
分かりにくいんだけど、
分かりにくいことをどう受け止めてるかっていう表現の方法として、
謎めいてたりとかっていうのが私の受け止め方なので、
皆さんがどう受け取るかは分かんないけど、
受け止め方の一つですね。
そうそうそう、そうなんですよね。
だから、そぐわないって思う人もいると思うんですよ。
でも、だからって、それこそSNSだとそんなこと書くとね、
きっと炎上するとかね。
そうですね、人によっては。
そうそう、なんでそんなふざけるなみたいな感じになっちゃうんだけど、
そういうのってちょっと議論にならないんじゃないかなとは。
そうですね。
でも、謎が楽しくてやってる人はたぶんいっぱいいると思いますよ。
いろんなタイミングでしょ、これ。
実はね。
実は。
言わないだけ。
実はポピュラーかもしれない。
だって、人ってすごく豊かだし、奥深いんですよ。
それにね、立ち会い続けられる仕事でもありますね。
そう、すごいありがたい仕事だと思う。
36:03
ただね、それを楽しんだり、なんていうのかな、好きって大腕を振って言う人が少なかったりする世界でもあるんですよね。
あとそれはやっぱり給与が低かったり、社会の中での認知度が低かったり、
そういうアイデンティティの低さと、社会の中での低さと、
福祉職とか支援職やってる人の中には、
結構やっぱり自分の家族の問題を抱えてたりとか、
そこを癒しきれないまま仕事したりしてると、
なるほど。
けっこうドツボにはまっちゃうかなとは思います。
なるほど。
見えるもの、見えないものっていう話でいくと、
自分の見えないものが見えるようになると、
そうですね。
その部分が変わるのかなとか。
自分の抱えてる問題を明らかにすることを、
社会福祉の世界では自己確知って言いますけど、
でも自己確知もそれこそさっきの相談のタイミングと一緒で、
できる時とできない時があるんですよね。
ご自身のことで起きたら何か確知できないこともあるし。
したくない場合もあるかもしれないし。
それもしなきゃいけないってなると、
暴力的な気がしますよね。
今日話し聞いてて思ったのは、
全部が全部、自分で完結したりやろうとすることって、
あんまりないんじゃないかなというか、
いろんな人に助けを借りて、
そう思いますね。
自分の確知のひとつ、それもそうですけど、
なんでしょうね、取り組み続けるしかないのかなというか、
もちろん答えなくてずっと祈りですけど。
祈りですね、ほんとね。
祈りとか、願うとか、信じるとか、
それってほんとに、ずっと言ってる面に見えないことですよね。
見えないけど、みんな祈りますし、大事だなって思ったんですね。
不思議ですね。
そうそう。
で、けっこうそれが伝わるじゃないですか。
確かに。
心配してくれてありがとうとか、
あなたがそういうふうに思ってくれてることはすごく伝わってくるよとか、
あと、私けっこう、みなさんどうなのかわかんないけど、
思い浮かんだ人がポッと、たとえば日常の中で、
なんとかさん元気かなって思ったときに、
そのときは絶対連絡するんですよね。
メッセンジャーとか、マイセンエスとかで、
で、連絡したときに、話したいと思ってたとか、
私もあなたのこと浮かんだとか、
39:02
そういうタイミングとか、動物的感みたいなのって、
大事にしてるし、大事にしたいなとは思ってますね。
あなたが辞めるときの話もそうですけど、
けっこう直感っていうものが、
そうですね。大事かな。
だから、体の感覚、五感とか、
よくね、仕事してたときは、八感ぐらいまでみんな持ってるよね、みたいな。
第六感とかでもなく?
第六感はもう当たり前。
八感、九感、十感ぐらいまでほしいね、みたいな。
ちょっと未知すぎて、ちょっとわかんないですけど。
そう、未知なる遭遇みたいなね。
でも、わかんないですよね。
知覚してないだけで、ほんとにそういう感覚があるかもしれない。
いや、あると思いますよ、皆さん持ってるんだけど、
それをそういう、たとえば、シックスセンスって言っただけで、
ある映画を思い出す人もいれば、
あとはすごいスピってるって思う人もいるし、
わかるって思う人もいろいろいるじゃないですか。
だから、そういう表現に躊躇するけど、
なんか変だよねとか、なんかあの人今日元気ないよねとか、
みんな思ってるじゃないですか。
でも言わない、傷つけたくないのもあるし、
間違ってたら、あ、まずいとか、
いや、そう思っただけなの、私だけだと思うから、とか。
意外とそういうのを言葉にしてたら、つながっていく。
あ、私もそう思ってた、とか。
それは、すごい自分が支援の仕事してて、
ね、若い人とかを、実習生とかを見てるときに、
そういう言葉にするって大事だよって。
言葉にできない思いもあるかもしれないけど、
今日いつもと違うって感覚を、絶対言葉にした方がいいよって。
そのときに言わないと、その言葉は生きない。
なるほど。
思ったときに言わないと生きない。
生かされないし。
それによって、ある人は、なんていうかな、
悪いタイミングを逃れることもできるかもしれないし。
特に精神科に勤めてるときは、残念ながらね、自殺とかっていうリスクもなくはなかった。
全員が全員じゃないんですけど、
目を配る、心を配る、心を尽くすというのはちょっと違うけど、
おもんばかるとかそういう感じかな。
それは見えないものに対しても、見ていくっていうか。
そうですね。見てるんですよね、みんな。
ほんとは見えてる。
そうそうそう。
それは表現したり言語化してるかの。
によって全然違う。
日本人は特に、それこそ小野田さんと話すこととして、
オウムの、オウム心理教の影響があって、特に私たち世代は、
すごくそういうものにネガティブな印象を持っているから、
スピリチャリティって言ったときに、日本人の、多くの日本人は怪しいってなるんですよ、イコール。
42:05
だけどスピリチャリティって単なる精神性だったり、
日本語にするとね、英語を訳すればいいだけなんだけど、
そっちになっちゃうのがね、ちょっともったいないかな。
確かに、すごい見え方としても、先に言ってた、目に見えやすいところでいくと、
そういう見え方をしてる、スピリチャル。
そうじゃないスピリチャルもある。
そうある。魂とかって言うと、え?とかでなるけど、
魂ってなんだろうとか、考えたりすることはあるわけじゃないですか。
そうですね。
よくね、ソウルフレンドとかって言うけど、それって魂の友達って、
英語にはすごい言うけど、日本語にはしないみたいな。
ソウルフレンドって親友とかってね、言うけど、魂の友達とは言わないですよね。
魂の友達。
そう、ソウルフレンドとか、だから日本語にすると言い幅ったいけど、
英語にすると言いやすかったりとか。
なんでしょうね、同じこと言ってるはずなんですけどね。
肝心なところは避けたがるのかもしれない。
目に見えないところでいくと、ちょっと日本語で表現するのやぼったいみたいな。
そうそう、そういうのはあるかもしれないですよね。
それは一つの表現だけど。
そういうのも一個一個言語化していくと確かにそうかもって、そういう共有もできますね。
そう、だから言ってみないとわかんない。
相談してみないと、そこにもつながりますね。
話してみないとわかんない、どう考えてるかは。
確かに。
意外と相談者さんで言うのは、自分でこんな話すると思ってなかったんですけど、
でも本当はこれが話したかったことなんですねっておっしゃるんですよね。
なるほど。
そうですね、そうなのかもしれませんねって言って。
本当にすごくやっぱりエネルギーを使うから、
必ず相談者の方にお伝えするのは、この後ね、たぶんちょっとすごく話してよかったとか思って、
気分が高揚していて、今はちょっとある意味トランス状態みたいな、ハイな状態かもしれないんだけど、
私と電話を終えたり相談を終えたりした後、必ず疲れるから、寝てくださいね、
休めるようになったら昼寝してもいいと思います、ちょっとね、30分でもって言うとか、
すごく体を実は使って話をしてるって。
なるほど。そこも身体勢みたいな話も深ぶるんですよね。
そういう表現とか言い方とか、表情とか、
そのへんに向き合いたいなって思ったら、ぜひ若さんの、
最後、案件家の方はちょっとあれかなって思います。
万千感がすごい。
万千感、全部回収してそっちに持っていく、それはちょっと。
45:02
どうかって。
身近な人から言える人から言えるようになると。
いいと思います。
本日のカフェの営業はここまでになります。
今回カフェに立ち寄ってくれたのは株式会社ニーラの若さんでした。
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新しい当たり前をデザインする実践者たちの日常。
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