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2025-12-30 07:06

#368/2025年という実験のあとがき

#習慣 #習慣化 #2025年
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サマリー

2025年を振り返りながら、得られたデータを基に人生を実験として捉える重要性について語っています。今年の出来事を感情から切り離し、自己成長につなげる方法を提案しています。

2025年の振り返り
こんにちは、モロトメジョーです。
今日もチャレンジしてますか?
さて、いよいよ12月30日です。
カレンダーも残り2日となって、
街もクリスマスが終わったからでしょう。
少し静けさを取り戻しつつある、そんな時期でしょうか。
この時期になると、どうしても今年1年を振り返って、
良い年だったとか悪い年だったと点数をつけたくなりますよね。
特に今年は、僕自身にとっても大きな変化があった1年でした。
50歳を迎えたこと、体調を崩して療養したこと、
そして、緑内症という診断まで受けたこと、
これらをもし、良い悪いという感情の物差しだけで測ってしまったら、
正直なところ、辛い年だったとか、失ったものが多かった年だった、
そんな判定になってしまいそうです。
でも、この番組でずっとお話をしてきた通り、
人生は壮大な実験だと僕は思っています。
そう捉え直してみると、この2025年は失敗の年ではなく、
これまでにはないほど貴重なデータがたくさん取れた、
密度の濃い実験期間だったと言えるかもしれません。
そこで今日は、今年最後の配信として、
2025年という実験レポートに、
跡書きを書く、そんなテーマでお話してみたいと思います。
研究者が実験を終えた時に、結果が予想通りでなかったとしても、
それを失敗とは呼びませんよね。
この条件下では、こういう反応が起きるということが分かった、
という一つの事実、データとして記録します。
失敗ではなく、データとしての記録。
僕たちの1年もそれと同じではないでしょうか。
例えば、僕の場合で言えば、無理をして働き続けると、
50代の体はこういうエラーを出すんだなと、そんなデータが取れました。
毎日配信をやめても、聞いてくれる人は離れないんだなという、
嬉しいデータも取れました。
そして、視力を失うかもしれないという恐怖は、
日常の景色の解像度を上げてくれるんだなという、
心の動きに関するデータも得られました。
これらはすべて、反省の材料ではなく、
これからの人生をよりよく生きるための、自分だけの貴重な研究データです。
データとしての記録
そうやって感情と事実を切り離して、事実だけをデータとして抽出する作業、
これが僕の言う実験レポートの跡書きを書くということです。
もしあなたが今年立てた目標を達成できなかったとしても、
自分を責める必要は全くないと思います。
それは、今のやり方では続かなかったというデータが取れただけのことです。
ならば、次の実験、つまり来年はやり方を変えてみるか、
あるいは、そもそもその目標は自分に合っていないから、
手放すという選択をすればいいだけですよね。
レポートに跡書きを書くことには、もう一つ大切な意味があります。
それは、区切りをつけて、そのファイルを保存して閉じるということです。
パソコンで作業をしすぎると、開いているウィンドウが増えすぎて動作が重くなることがあるじゃないですか。
僕たちの心も同じです。
あれもできなかった、これもやり残したというウィンドウをたくさん開いたままでは、
新しい年を迎えるためのメモリが足りなくなってしまいます。
だからこそ、今日12月30日という日に、
2025年という実験レポートに静かに跡書きを書き添えて、
いろいろあったけれど、貴重なデータはすべて保存した。
よし、完了だと心のウィンドウを閉じるボタンを押してみませんか。
保存するのは、悔しさや後悔という感情ではありません。
そこから得られた学びと気づきというエッセンスだけです。
重たい感情は2025年に置いていって、
軽やかな知恵だけをポケットに入れて2026年に向かう、そんなイメージです。
僕の2025年の跡書きには、こう書こうと思います。
失うことでしか見えない景色があった。
そして弱さを出すことで繋がれる人もいた。
このデータを元に、来年はもっと身軽に、もっと自分らしく実験を続けよう。
そう書こうと思います。
この1年、僕の実験にお付き合いをいただき、本当にありがとうございました。
皆さんの耳元に習慣という種をまくことができたなら、これ以上の喜びはありません。
さて、あなたの2025年の実験レポート、最後の一行にはどんな跡書きを記しますか。
無理にポジティブにする必要はありません。
よく生きた貴重なデータだったと、ただ認めてあげるだけでも十分です。
というわけで、今日も最後まで聞いていただきありがとうございました。
来年もまた新しい実験の場でお会いしましょう。
どうぞ良いお年をお迎えください。
それではまた3日後にお会いしましょう。
07:06

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