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こんにちは、モロトメ ジョーです。
今日もチャレンジしてますか?
過去を手放す練習
さて、今日は、捨てること、これをテーマにお話ししてみます。
捨てるというと、物の片付けをイメージしますが、
今日は少し視点を変えて、時間という切り口で考えてみたいと思うんです。
僕たちが毎日、まるで目に見えないリュックサックのように背負っている重荷の正体は、
部屋のガラクタではなくて、過ぎ去った過去への執着とか、まだ来ない未来への不安なのかもしれません。
僕自身、ここ最近、体を壊して療養していた時に、思うように動けない時間の中で向き合っていたのが、まさにこの過去と未来の荷物でした。
ベッドの上で天井を見つめながら、頭の中を駆け巡っていたのは、
あの時、ああしていれば、そんな後悔とか、この先どうなってしまうんだろうという不安ばかりでした。
その重さに心が押しつぶされそうになることもありました。
今日はその経験から見えてきた、今日一日を身軽に生きるための、時間の断捨離についてお話ししてみます。
まず、はじめに、過去を捨てる練習です。
あの時、ああすればよかったという後悔とか、昔はよかったなという過去への執着。
思い出は美しいものですが、時に僕たちを過去という心地よい檻に閉じ込めてしまうことありますよね。
それは身の回りのものにも現れます。
本棚の奥で眠っている、昔熱中した趣味の本、読み返すことのない学生時代の教科書、
そしてもう二度と着ることはないのに楽しかった思い出と一緒に、クローゼットの場所を取り続けている洋服とか、
これらは過去への執着が形になったものかもしれません。
そして思考、考え方も同じです。
頭の中で同じ失敗を何度も再生してしまうその半数思考ですとか、
誰かに対する許せないという気持ち、これらもまた心の中に溜まった古い荷物です。
ではどうすればこの重たい荷物を手放せるのか。
物に対しては、最後に今までありがとうと心の中で声をかけてみる、
ただゴミとして処分するのではなくて感謝して手放すことで不思議と罪悪感が夜洗いで、
過去の自分ごと肯定できるような気持ちになります。
思考に対しては、以前もお話をした割り切りの習慣が訳雑と思います。
変えられない過去はもうどうすることもできない事実として受け入れる、
そしてその経験から何を学んだかという教訓だけをポケットに入れて、
感情的なしこりはそっと手放すんです。
未来を意識する
過去の荷物と同じくらい、あるいはそれ以上に僕たちを縛っているのが未来の荷物かもしれません。
未来を捨てるというと少しドキッとするかもしれませんが、
これは未来を諦めるという意味では全くありません。
むしろ不確かな未来に振り回されず、今の自分を大切にするための考え方です。
例えば、痩せたら着る服。
これは多くの人がクローゼットに眠らせている未来への期待とプレッシャーの象徴ではないでしょうか。
それは今の自分はまだ不完全だと、無意識に自分を否定していることにもつながります。
いつか使うかもしれないと溜め込んだ大量のストック品もそうですよね。
そして思考の荷物、他人からこう見られるべきという思いも、未来の自分への過剰な期待です。
漠然とした老後や健康への不安も、まだ来ない未来からわざわざ取り出してきて、今の自分が背負っている重たい荷物といえます。
こうした未来の荷物を下ろすために、僕が大切にしている考え方があります。
それは以前に紹介した、道は開けるという本にあった、今日という一区切りを生きるという言葉です。
今日という一区切り、噛んでしまいましたが、はい、もう一回言うと、今日という一区切りを生きるという言葉。
未来の心配で頭がいっぱいだったのが、じゃあ今日できる小さな一歩は何だろうと、視線が自分の足元に戻ってくる感覚です。
未来のために今を犠牲にするのではなくて、今日できることに集中するそのささやかな一歩の積み重ねが、
結果として未来の不安を一番軽くしてくれるんだと僕は実感しています。
過去の荷物を下ろし、未来の荷物を下ろして初めて、僕たちは今ここにいる自分を大切にできるんじゃないでしょうか。
捨てることは過去を否定したり、未来を諦めたりすることではありません。
過去への感謝と未来への希望は持ちながら、不要な執着と不安という重荷だけをそっと下ろして、一番大切な今日という時間を丁寧に生きるための知恵なんだと僕は思っています。
その空いたスペースにこそ新しい風が吹き込み、本当に大切なものが見えてくるはずです。
あなたの心を重くしているのは過ぎ去った過去の荷物ですか、それともまだ来ない未来の荷物でしょうか。
いきなり大きな荷物を下ろそうとしなくても大丈夫です。
まずはカバンの中の不要なレシートを一枚捨てるように、心の中の小さな気がかりを一つ手放すことから始めてみませんか。
というわけで、今日も最後まで聞いていただいてありがとうございました。この後も良いチャレンジを。それではまた3日後にお会いしましょう。