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2025-01-06 13:13

#190/手に入れるより手放すほうがずっと難しい

#習慣 #習慣化 #毎日配信 #税理士 #手放す
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こんにちは、モロトメ ジョーです。
今日もチャレンジしてますが、
今朝も散歩をしながら収録しています。
時間は5時29分です。
はい、変わらず寒いですけれども、
今日は正月の休み明け月曜日ということかと思いますので、
体に気をつけながら、自分のベースを掴みながら頑張っていきましょうということで、
今日の話を始めていきます。
テーマは、手に入れるより手放すほうがずっと難しい。
手に入れるより手放すほうがずっと難しい。
そうですね、この話に関連していえば、
断捨離とか捨てる技術みたいな話がありますよね。
なので、捨てるということ、あるいは手放すというようなことは、
思っているよりも簡単ではない、難しいという話は聞いたことがあると思いますし、
もしかすると実感もあるかもしれません。
これに関連してということで、
少しまた別の角度から考えてみましょうかということです。
別の角度というのは、とある実験ですね。
今日もまた実験の紹介ということなんですけれども、
こんな実験がありましたよと。
ある大学の学生、つまり大学生を2つのグループに分けましたと。
仮にAとBというグループに分けたとして、
Aグループの方は大学のロゴ入りのマグカップを渡す。
渡すというか、あげるという感じでしょうかね。
Aグループの学生には大学のロゴが入ったマグカップをあげましたよと。
一方のBグループはその様子を見ているだけ、
つまりAグループはマグカップをもらったんですけれども、
Bグループはもらえなかったよということですね。
その上でどうなったかということなんですけれども、
そのマグカップについて売ってもいいかどうか。
Aグループはマグカップをもらったわけなので、
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そのマグカップをいくらだったら売ってもいいかというような調査をしています。
一方でBグループはマグカップをもらえていませんので、
いくらだったらマグカップを買ってもいいか、
そのマグカップにいくらだったら払えるかというような調査をしています。
結果どうなったかということなんですけれども、
このAグループ、マグカップをもらっていた方の学生は平均7.12ドル。
この金額だったら売ってもいいよと。
Bグループはどうだったかというと、
平均2.87ドルだったら買ってもいいよということなので、相当な開きがあったわけですよね。
Aグループは7.12ドルなら売ってもいい。
Bグループは2.87ドルなら買ってもいいということなので、
これを見るとマグカップの価値には2倍以上の差が出たということなんです。
価値を高く見ていたのがAグループ、一度マグカップをもらっているグループなんですよね。
ここから分かることというのは、人は一度手にしたものは失いたくないということなんです。
Aグループの学生はマグカップをもらった、手に入れた状態ですよね。
なのでそのマグカップを売ってくれと、手放してくれと言われても、
それを一度手にした以上失いたくないという考え方が働いているということになるわけです。
これは言い換えると、価値を過大評価しているとも言えますよね。
ということは気をつけないとという話なんですけれども、
一度自分が手にしたものは、もしかすると過大評価をしているかもしれない、
価値を過大に見ているかもしれないということがこの実験から分かるので、
気をつけましょうよということになります。
どうでしょうか。
なので、はじめにも言いましたが、断捨離とか捨てる技術とか、
そういったことが話題になる、求められるというのは、
やっぱり人が一度手に入れたものを手放すのは難しいというところに寄っている、
そういうことなんですよね。
またその一度手にしたものを失いたくないという、それとは別にというか、
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どういう考え方があり得るかというと、
他人も同じように価値を高く見ているはずだ、こんな考えもあるんじゃないのということなんです。
つまりAグループ、一度マグカップをもらったグループの学生がどんなことを考えているかというと、
他人も同じようにこのマグカップに価値を見出していって、その価値を高く見ている。
だから7.12ドルというBグループよりも高い価値を感じていたという部分もあるわけですよね。
なので繰り返しですけれども、一度手にしたものは失いたくないという感覚と、
加えて他人も同じように価値を高く見ているはずだという感覚、
これに僕たちは気をつける必要があるのかなということなんです。
そういう意味で手に入れるよりも手放す方がずっと難しいよねということが言えるのではないでしょうか。
ということなんですけれども、でも本当にそうなのかということもあるわけなんですね。
本当にというのは手に入れるより手放す方がずっと難しいと言いましたが、
手に入れることも実は難しい部分も今の実験の話からあるんじゃないのということなんですよね。
どういうことか。
実は先ほどの実験というのはこんな背景もありますよと。
大学のロゴ入りのマグカップというのは実際に6ドルで売られていたそうです。
大学には購買というか売店みたいなものがありますよね。
そこでマグカップは6ドルで売られていたということなんです。
さてBグループ、マグカップを貰えていなかったグループはいくらだったら買ってもいいと言ったんでしたっけと。
2.87ドルですね。
Bグループの学生は平均して2.87ドルだったら買ってもいいよと言っていたわけです。
ということは実際のマグカップの価格6ドルよりもだいぶ低いというか半値以下ですよねと。
つまりBグループはマグカップの価値を実際の価格よりもだいぶ低く見積もっていたということになります。
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これはどういうことなのかと考えてみると、
Bグループの学生は自分はマグカップを持っていないという状況、貰えなかったという状況を受け入れるためにそんな価値はないと。
マグカップにはそんな価値はないんだと。
そういった意味付けをしたというふうにも考えられますよねと。
どうせ価値はないんだから別に貰いたいとは思わないと。
だから別にいいんだというような、自分を納得させるような考え方をしたんじゃないかというような話です。
これって結構危うい考え方じゃないですかと。
マグカップの話はともかくとして、僕たちが普段置かれている状況の中で似たようなことが起きませんかねと。
自分は持っていないもの、物というのは物理的なものだけではなくて、
例えば技術とか能力とか、そういった目に見えないものも含めてということなんですけれども、
自分は他人に比べて持っていない、これに対してその状況を自分を納得させるために価値がないものと見積もってはいませんかということです。
本当は価値のある技術とか能力とか考え方、価値観だったりするのに、
自分はそれがないから別にいいんだと、そんなものに価値はないんだということで、
結果として努力を怠るみたいなことがあったとしたら怖くないですかということなんですよね。
僕は怖いなと感じます。
だとすれば人は自分にはないものを過小評価する可能性があるということも覚えておいたほうがいいですよね。
というわけで今回話を復習すると、人は一度手にしたものは失いたくないことからその価値を過大評価する一方で、
自分にはないものをその価値を過小評価する可能性もあるというようなことで、
そういった考え方をする傾向があるんだということを自分が気が付いているか、
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気にしているかということで実際の選択や行動も変わるんじゃないかなと思います。
もう一度言いますけれども、そういう多くの人が持っている考え方や傾向を知っているかどうか、
そして自分もそうなってしまうんじゃないかと気を付けられるかどうかで、
目の前の選択や行動が変わったり変えられることもあるんじゃないかと思います。
逆にそういった多くの人が持っている傾向、これを知らずにいると自分も
その傾向に陥っている、気が付かずに陥っている可能性もあるよねということで、
時折実験の話やその実験結果についてもお話をしているということになります。
というわけで今日のお話は以上になります。
それではこの後も良いチャレンジを。また明日。
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