1. BACKYARD TO CLOSET
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2024-08-31 32:50

#147|その人にあったスタイルの作り方「積み木」から考える洋服トーク。

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今回はお客様それぞれに合わせたスタイルはどんなところで判断し差別化しているのか?そのプロセスについての話を中心にアレコレと今夜もこのバックヤードからお届けします。


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(c) BACKYARD TO CLOSET / SLOW&STEADY

00:02
ここはとある町にある小さなセレクトショップ、SLOW&STEADY。
国内外からセレクトされた洋服に囲まれた店内は、今日もたくさんの人で賑わっていましたが、
閉店間際、今はBGMだけが響いています。
いや、店の奥から誰かの声が。
そう、今日も店主の岡崎が残業がてら、ああでもない、こうでもないと、洋服話に花を咲かせているのです。
フィッティングルームのさらに奥、SAF ONLYと書かれたその先にある、狭くて小さなバックヤード。
今日もこのバックヤードから、あなたのクローゼットへとお届けします。
姫路お疲れ様でした。
お疲れ様でした。
ちょうど帰ってきたばっかりですね。
ええ、帰ってきたばっかりです。
お疲れ様です。どうでした?
いやね、めっちゃかっこよくて、その小倉屋さん。
ああ、写真見ました。
場所がね。
うん、めっちゃ雰囲気良さそう。
もうほんと、その明治、江戸時代か、から続く町屋をリフォームしてるんですけど、
重機とかはそのまんま残ってて、きれいに掃除してるんだけど、古い重機でね、めっちゃかっこよくて。
あの木の棚みたいなやつですね。
そうそうそうそう。
あれ、もともと何かに使い終わったやつなの?
えっとね、金物屋さんだったらしくて、なんか釘とかが並んでた棚とかね。
ああ、そういうことなんですね。
あのラックとか、そういうのもそのまま使えるものは使ってるから、もうね、うちの洋服との相性抜群です。
そうですね、めちゃめちゃ良かったですね。
いや、めっちゃ良かった。
ただ一個ね、クーラーがなくて。
あ、そうなんですね。
扇風機4台5台回してたんですけど。
ありましたね、写真見た。
夏場はちょっと厳しいかな。
なるほどなるほど。
ただめちゃくちゃお客さん来てくれて、3日間ね。
ああ、そうなんですね。
もう県外の、それこそラジオ聞いてくれてるリスナーさんたくさん来たし。
ああ、ほんとですか。めちゃくちゃ嬉しい。
もうね、面白かったし、幸せだったし。
いいですね。
最高の3日間でした。
いやあ、行きたかったなあ。
まあまこっちゃん忙しいからね。
そうですね、また次は。
でね、厨房もあるのよ。
あ、なんかカフェもね、横にあって。
で、カフェはカフェであって、厨房別であって、誰も使ってないのよ。
へえ。
だから次回行くときは、まこっちゃんがそこの厨房完全に貸し切れるのよ。
そこで調理できるってことですか。
そうそうそうそう。
で、そういうイベントしたいって言ってたから、今度そば屋連れてきますって勝手に言って帰ってきた。
03:04
あ、ほんまですか。
いや、めちゃくちゃいいと思う。
確かにね、そばの相性も良さそうですね。
最高やと思う、あそこでそば出せたら。
ほんまですね。
めちゃくちゃ人入れるからね。
ああ、なんか座敷みたいなのもありましたよね。
そうそうそうそう。
へえ、すごいなあ。
まあまあまあ、そんな話はね。
さておき。
はいはい。
今日ね、実は2、3週間前に僕のインスタグラム、店のインスタグラムのDMに質問をくれた徳島の仲井条連さん、大学生なんですけど。
が、いつか答えようと思いながら今に至ってて、今日お店にちょうど来てるという、閉店間際にね。
来たから、ちょっともうじゃあ喋ってと。
質問ちょうだいと、直接。
ということで、横に座っていただいてます。紹介しましょうか。
お願いします。
ペンネーム考えてくれてたから、ペンネームで喋ろうか。
ラキステ君です。
こんにちは。
こんにちは。
こんにちは。
こんにちは。
いつもお世話になります。
めっちゃラジオ聞いてるもんな。
いやあ、めっちゃ嬉しい。ありがとうございます。
ラキステ。
じゃあ質問をちょっとお願いします。
自分質問すでに通わせてもらって、1年ぐらいが経って、下から上までコーデが含めるように。
服が揃ってから、手に購入させてもらった服が、今購入した服とめっちゃ合うとか。
すごい感動する機会が増えたんです。
いいですね。
そこで気になったのが、岡崎さんって、自分のような大学生やお客さんに洋服をお勧めする際に、どこを見せるかとか。
よく積み木を立てるようになっていくという表現される本なんですけど、
積み木の土台とかは何を基準にして積み上げていく?
なるほどね。いい質問ですよね。
なるほど。岡崎さんの接客スタイルについてですね。
特別なことをしてると思ってないからね。説明するとなるとなかなか難しいことだったりするんですけど。
方法。普段からやってることを言語化するんで。
それこそね、去年のポッドキャストウィークエンドで知り合いで仲良くさせていただいて。
今回ね、徳島にも来ていただいたハッシーさんもね、同じようなことを言ってくださったんですけど。
なんかね、やっぱり性格それぞれやっぱりお客さんそれぞれあるセンサー満滅っていうか。
例えば可愛いって言われるのが嬉しい男性もいるし、かっこいいって言われる男性もいるし、好きっていうのもいるし、
はたまたちょっと怖いっていうのがちょっと嬉しかったりするし。とか優しそうとかね。
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そういうのってやっぱりそれぞれあるじゃん。
それぞれあるからこそ自分の性格にフィットしたアイテム、スタイル、コーディネートっていうのはやっぱり提案するべきかなと思ってて。
なかなかそこをね、一元産でとかね、パッと見てわかるもんなんですよ。
ラキステ君、そういうことが聞きたいってこと?
常連だと性格とかは話していくうちに知ると思うんですけど、
初めてお店に来られた方とかは、最初すぐ性格がわかったりとかはしない中で、買いたいと思って来られた方がどういうふうに岡崎さんを選択して購入したのか?
なるほどね。でもね、一元産、確かに何度か通ってくれると性格ってわかりやすくなってくるし、
ある程度高確率っていうか精度高く提案できるようになるんだけど、
一元産であっても、例えば着てる洋服だったり、喋り方だったり、乗ってる車だったり、着けてるアクセサリーだったり、履いてるシューズだったりね、
いろんなところから情報ってやっぱり仕入れられるんですよ。
まずはそこを見ていくってことですか?
見ていくっていうか、勝手にメインに入ってくるようになってるんだろうね、きっとね。
自然と情報がパパパッと。
例えば同じ、わかりやすく言うとね、例えば10人同じコーディネートしてて、同じアイテム上下着てて、全く同じ洋服だったとしても、その着こなし方で性格ってものすごく出るから。
そこを見てる。
そうですね、そこを見るし、髪型とかもちろん、そんなんも含めて。
当然そのサイズがあるもんやから、骨格だったり肌の色とか身長体重みたいなのは先に考えるけど、当たり前やけどね。
そういうさっき言ったものからある程度情報を仕入れて、こういう性格でこういうものが好きなんじゃないかなっていうところから入るっていうか。
最初探りながら提案して。
どう思う?
僕ね、自分でお店に来てくれたお客さんに話して紹介するけど、自分が喋ってることって意外と感覚的にわーって喋るから。
なるほどね。
覚えてないこともないよもちろん。
はいはいはい。
でもどうなの?そういうとこ。
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言うたらラキステ君は積み木っていう。僕よく言うし、積み木が気になるというか。
どこまでの高さを意識してるのかっていうのが気になるってことじゃないけど。
まこっちゃんとかはやっぱり古くから店に来てるし。どう?
おかちゃん。まおかちゃんの接客というか、肌から見てたらめちゃくちゃストレートですけどね。
ストレート。
忖度なしみたいな。まこちゃんこれ似合わんけんやめときみたいな。まこちゃんは絶対こっちじゃわみたいな。めちゃくちゃはっきりさ。
そうかそうか。そういうことなんかもしれんよね。積み木っての。
そういうことですね。そこからもう積み木が積まれ始めているわけですね。
まこちゃんとか、それこそラキステ君もそうやし、もう結構慣れてるじゃん。ここのお店みたいに。
慣れきってるけど、やっぱり僕の中では性格とか、こうなりたいっていう大人としてね。特に大学生だったりすると。
そういうビジョンに合わせていくっていうのはやっぱり強く意識してるんだろうと思う。
結構みんなあるものですか?こういう格好がしたいみたいなお客さんが。
やっぱり一番わかりやすいのは、同じスロー&ステディ大好きっていうお客さんであっても、自分が大好きやから人に紹介したくないっていう人と、自分が大好きやから周り巻き込んでやろうっていう大きく2種類に分かれると思う。
結構その周りを巻き込むっていう。ラキステ君もそうなんよね。ラキステ君が来だしてから結構周りの友達がすごいたくさん来てくれてて。
それってどういうことかって言ったら、やっぱり自分が好きなものを共有したい。とか、ちょっと兄貴肌的なとこあると思うよね。
そういう感覚が強い人って、やっぱり周り巻き込みがち。でも自分の世界観にどっぷり浸りたいから、一人でいいんだよっていう人も同じくらい。どっちか言ったらそっちの人の方が多い。
だからそれで着こなしのスタイルっていうのも微妙に変わってくると思う。
そうなんですか。方向性の違いというか。それであるんですか。
それは全然あると思う。やっぱり兄貴肌みたいな人ってちょっと男っぽいスタイリングが好きだったりするのよ。
自分の世界観にどっぷり一人で来てゆっくり見たいっていう人って、自分の趣味思考が結構なんだろう。自分では説明できんかったり気づいてなかったりしても、そこにすごい自分なりに構築したプライドがあったりする。洋服に対するね。
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逆に劣等感があったりする。そういうところを払拭しながらスタイリングを組んであげるっていうのもあるし。
結構意外と逆かと思ってました。
いや、きっとね。どっちかっていうと、それは僕の感覚やけど、やっぱり周り巻き込みたいっていう人って男としてかっこよく思われたいっていうのが強いね。
そういうことなんですね。
そういう人に最適なスタイリングっていうのは年齢それぞれにあったりするからね。
そういうことですね。
だからラキステ君に最初言ったのは、多分繊細な生地、リネンとかウールとかじゃなくて、ガシガシいけるコットン製の定番的なアイテムをまず集めようねっていう話から入ったと思う。
そういう味が出るもの。で、ガンガン自分のものになっていく。
そういうことね。
嬉しいね。
確かにね、自分の。
そんな感じかな。
最初、岡ちゃんの接客どう思いました?
実は最初、川上さんだったんで。
川ちゃんと同じ塾の先生やからね。
なるほどなるほど。
最初はあんまり話してなかったんですけど、川上さんだったんで。
一人で川上さんがいないときに来るようになって、そこでわかった。
そういうことね。
そこでお勧めされた服があって、気になったんですよ。
最初はまだ何も持ってない状態?で、最初の1枚は何だったん?
最初はすぐ一目惚れして買ったやつ。
なるほど。
デニムジャケットを購入させていただいて、そこから岡崎さんのもお勧めする自分が好きなものを買わせてもらいました。
それがだんだん積み木のように。
そうやね。
で、全身揃ってバーンと来たんやね。
そういうことですね。
それはあると思う。
ありますよね。
あると思う。
やっぱりここの洋服やからそれが強いと思うんですけど、昔に買ったものと関係ないじゃないですか。
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関係ないから全然関係ない。
あんまりとか全然ね。
それでほんまに、昔買って逆に着てなかったけど、最近買ったアイテムと前のがめちゃくちゃいい感じになるみたいな。
だからね、それこそ姫路とか行って、全然知らないお客さんじゃん。
でも、知ってる知ってないっていうのは、お客さんに責任がないというか。
僕がお客さんのことを深く知ってるから精度高く洋服を勧めれる。
それはもちろんあるけど、でもやっぱり一元さんだろうが、精度高くお勧めしてもらいたいのは、みんな一様に思ってることじゃん。
そうですよね。
ってことは、やっぱり僕がやらなあかんことって、少ない情報っていうか、全く喋ってない情報でもある程度しっかりその人の内側を覗き見るっていうイメージで、
それを癖にしてると、本当に透けて見える感じがすごいあるのよ。
分かってくるんですね。
うん。だから素材だったり、例えばパンツもすごい足細いから、すごいスリムなパンツをお勧めしても履いる。
でも、なんか履いてるのワイドやし、とかになってくると、もしかしたら足が細いってことがコンプレックスなのかなとか。
なるほどね。読み解いていって。
でも、細いのも履くし、太いのも履くし、全然コンプレックスじゃないよって言う方も当然いる。
じゃあどっちなの?っていうのは、その喋り方とか、処作とかで、ある程度こっちが多分濃厚だねっていう、そういう自分の脳内でまず積み木を立てて、
で、ある程度自分の中でビジョンが見えてくる。5分くらい見てたら。で、その5分の情報をもとにお客さんに一旦ぶつけてみる。
で、「あ、これは合ってた。これ間違ってた。」っていうのをバンと作っていくっていう。
それを10分、15分やってたら、結構ね、しっかりくるのよ。
まあ確かに、今聞いた感じだったら、「ああ、そうやっていっていけば確かにいけそうやな。」とは思うんですけどね。
なかなかそれを、僕みたいな人が急にやれって言われたら難しいですよね。
僕みたいな人っていうか、こっちの場合は選ぶべきメニューが決まってて、調理じゃん。
ああ、うちはね。飲食店は。
そう、だからそれはね、過去にラキステ君にも言ったかもしれんけど、
飲食屋さんって塾の講師さんと大きく違うのは、塾っていうのは、その塾で受験勉強したい、点数上げたいっていう、そのお客さんのニーズに対して先生がいるわけ。
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多分ね。
その時点で、もうそのお客さんの気持ちっていうのは、点数上げたい、大学に行きたいとか、っていうことで決まってるじゃん。
そうですね、もう分かってますね。
でも、飲食屋さんって入ってきても、ただ見てるだけの人もいれば、誰かに紹介されたけど、全然自分とのテイストが違うから早く出たいって思ってる人もいる。
まあそうですよね。
いろんな気持ちで店に入ってくるわけ。
そうか。
で、そこをまず僕らが組み取って、伝えてあげるというか、エスコートするというか、その人に合わせるっていうことじゃなくて、最初は伝えることって結構ある程度決まってて。
そうなんですか。
この店はこういうお店です。僕はこういうつもりで洋服やってますっていうことを名刺代わりに投げるっていうのは、言うフレーズはそれぞれ違うよ。
でもそういう挨拶っていうのはから入る。で、そこに対してのリアクション、着てるもの、体格、もろもろすべてそこからまず積み木が始まる。
まずは自分の紹介をする。紹介じゃないけど。
緊張してるの。緊張するに決まってるじゃん。こうやって入りすらい店なんて。
まずそこです。僕こんなお店に立ってるこういうものです。で、このスロー&ステディンはこういうお店です。
そっちの短い長いそれぞれあったにしても伝えて。そこから。
確かにそれがあったらちょっとほぐれますよね。
で、そこでモーム先生っていう人もいれば、あ、そうなんですね。で、少し興味持ってもらえる人がいる。そこでがっつり興味持ってもらえる人もいる。
いろいろレベルがあるからさ。
いきなりそこでもわかるわけですね。
そうそうそう。だからそういうことを細かく細かくやっていくとパンツのレング数が1センチ違う、2センチ違うっていうので人に合わせたりとか。
全く同じ洋服を買った、例えばラッキーステ君とラッキーステ君の友達だったとしても全く同じ色でね、アイテムだったとしてもボタンをラッキーステ君は一番上は絶対外そうね。
けど、例えばA君は上止めようねとかね。そういう差になっていく。
個性を見てね。
で、結果スタイリングの全体像として同じアイテムなんだけど全然違ってくるよねっていう。
やっぱりそんなに商品数多くないじゃないですか。結構飲み会とかもみんなかぶってるときもありますもんね。
あるあるある。
確かにそういうとき全然違いますもんね。みんなで。
だからその加える塩コショウっていうか最終的な味付けっていうのは本人の性格から出るもんやから。
だからそこで味が変われば僕は言ったらマコちゃんで言ったら同じ蕎麦でいいのよ。
ベースは同じでいい。
でそのベースを生み出してるスタイルってものがしっかり出てる店が僕は好きやから。
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確かにね。そういうことか。
その基本となる根幹はスタイルの提案というか。
だからこれちょっと質問から離れるかもしれんけど僕がお店に行きたいなって思う原動力って店主とかスタッフさんの着こなしとかインスタ見ててお客さん出てたらお客さんの着こなしそれだけなのよ。
そうなんですね。商品とかも関係なく。
だから全くないことはない。もちろん全くないことはないけどもそこよりもスタッフっていうかそこで働いてる人たちのスタイル見るとね。
そのお店が提案してる一番大事なスタイルってものが垣間見えた時にやっぱり行きたくなる。僕はね。
だから何を取り扱ってるかよりもお店としてスタイルをしっかり提案できててお客さんにも共有できててってなるとどう伝えてるんだろうなって僕はそっちになる。
だって僕らがやることってそれやから。
そうですよね。
もちろんここに1枚ずつ売ってるんだけどでもその裏側にはやっぱり土台となるスタイルがないと僕は良くない。僕はそういう方が好き。
確かにね。そばでも確かに思いますもんね。インスタとか見よったら。
そば?
そば。
そばでもどう思う?
同じような商品そばでもあるんですけど器の盛り方だったりとか店内の雰囲気とかそういうところが気になるんで。
分かる。
やっぱり職業柄あるんでしょうね。
あるあるある。だからそれこそ本当に内装とかそういうのも相まってスタイルとして滲み出るもんってあるじゃん。
そうですね。
その滲み出るその店ならではのエッセンスが濃ければ濃いほど僕は惹きつけられる。
確かに。味だけじゃないですからね。飲食店もね。全体の雰囲気で。
それってなんかこうそれこそね遠回り。スランドステディっていう名前の通り遠回りなのかもしれんよね。
それは売れる売れんっていう歌だってことですか。
でもそれを続けてきたからこそ僕自身もね。いろんなイベントで外行った時にすぐにそういう提案ができるようになったりとかさ。
それで結果姫路にしてもやっぱりある程度事前に目標立てた。ここはクリアしよう。ここ行ったらすげーよなっていう目標。
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こういう濃いアイテムだったとしてもその提案力っていうのが愚直にやり続けるとスタッフも含めてね。成長するからこそいい結果が出たんじゃないかなって思って。
場所関係なくね。
できるじゃないですか。
そういうことができるってことですもんね。
だから僕が言うことではないけど、当然物のクオリティー扱う物のクオリティーっていうのは大事。
でも僕から見ていいものでも、僕と同じ仕事してる違う人からしたらいいものに移らんかもしれんじゃん。
まあね。見る人によっては。
それでいいと思ってて。だからその人が信じるものをしっかりスタイルを込みで提案できるかどうかっていうのがやっぱり一番大事なことだと。俺はね。
そういうことか。俺が積み木ってことですね。
そう。
なるほどなるほど。
でなんかこれね、ラキステ君からちょっとね聞いた話というか、このさっきねちょっと喋ってたんですけど、大事な大事な親友をね、高校2年生の時に亡くしたと。
そうなんですか。
で、その経験があるから僕はその友達とかに自分のいいものを正直に伝えたいですって言った時に、僕もすっごいそういう経験が多い人間やから、僕のことを支えてくれてる方がなくなるっていう経験は少なからず結構多かったから。
だからなんか、こんな話どうなのかと思うけど、なんかぶっちゃけ、自分らしく一人一人に合わすっていうのが、なんかいいこととかすごいことってたまに言ってくれるけど、そうじゃなくて、それをやらんかったら僕じゃないし。
で、僕じゃない洋服屋さんになってしまったら、その人たちに怒られるし、がっかりするし、なんかそれだけは絶対したくないって決めてて。
だからそこが全てかな。だからその人に寄り添うって言ったら聞こえいいけど、そうじゃなくて、その人が先々長くあの洋服良かったよね、買って良かったって思ってくれる一着を一生懸命模索するっていうのは最低限僕がやらなくちゃいけない仕事であるっていうのがやっぱりあるかな。
そうか、そういう思いでやってたんですね。
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ラッキースティックもね、さっき言ってたからけど、やっぱこう、自分にとってすごい辛い経験とかがやっぱり、自分の価値観とかを広げてくれたり、強くなれたりするじゃん。
多いね、ありますよね。
その経験を経て。だから僕の中でそういう人たちってやっぱりずっと生きてるから、その人たちがおかちゃんぽいよね、変わらんねって言ってくれるようなスタイルであり続けたいし、かつその上で成長していきたいっていうのはある。
そこを絶対外せんギアみたいな感じかな。
だから本当支えられてる人が多くなればなるほど、お店やってた孫ちゃんもそうやし。
そうっすね、やっぱりね。
やっぱり常連さんの力。
すごく感じますね。
やっぱり支えてくださる近いお客さんもそうやし、初めて来た一元さんもそうし、やっぱりね、お店に来てくれてる全ての人たちの力はやっぱり蓄積していくもんやと思うから。
そうですね。
それに対してね、どれだけ自分が堂々と自信持って提案できるかどうかっていうね、臆することなくお客さんの顔色を伺うこともなく、かつお客さんに合わせてしっかり提案できるスタイルっていうのがかっこいいお服屋さんやなって思う理想の姿やから、
それを目指してやってるよね。
その通りですもんね、ほんまにね。
でもまだまだやっぱり伝え方下手くそだったなって反省することもあるし、
本当にいろいろ考えることはあるけど、でも僕はきっと変わらんし、その傲慢になるわけじゃなくて、その大事な部分だけは絶対、僕のベースでやり方変えたら売上10倍になるよって言われてもそれだけはできない。
おかちにやらなさそう。
それだけは、だったら今のスタイルで10倍いくまでやってやるよっていう。
絶対言うなよおかちさん。
そういう感じかな、俺の中でも。
いろいろありますよね。
やっぱりいろいろある中でね、どんなことでも自分の糧にしていくというか、プラスに転じるというか、やっぱり下向いてても仕方ないし、
でもまあ辛いことは辛いことでしっかり受け止めて、その上で自分がどう変わっていけるか、成長していけるかっていうのを考えながらね、やっぱりやっていくべきかなとは思いますよね。
30:08
そうですね、そういう経験が多いほど強くなりますよね。
まあ本当はね、本当に言ったら辛いことなんて何一つないまま人生終えれたらそれがいいんだろうけどね。
まあ前も言ったかそれ。でもそんな人生ないからね。
本当にね。
だからまあその上で、だからどんどんどんどんね、純度高めていくっていうかね。
そういうことね、確かにね。
そこはやっぱり純度高めないと怒られる人がいっぱいいるから。
気が抜けないですね。
気が抜けない、気が抜けない、楽にはしてくれない。
ほんまやね。
でもそれが幸せ。
確かにね。
で、何歳ラキステ君?
今年23の。
そら。
若いね。
親子ぐらい離れてるからね。
20ぐらい違うもんね。
親子ぐらい離れてるのに洋服でね、同じことがこうやってね、同じ空間で聞けたり話せたりするのは幸せですよね。
ほんまにね、いいことですよね。
ここでね、はっきりさせておきますけど、岡崎雅宏は一生力の限り洋服屋さんを続けますし、もっともっといいお店作りますし、
実家の無しっていうのもありますけど、どちらも最高にいいものに仕上げていきますので、聞いててください。見ててください。
ほんとね、ぜひみんなね。
はい、そんな感じです。
バックヤードトゥークローゼット、この番組ではあなたの洋服に関するお悩み、何でも募集しています。
お便りはエピソード概要欄にあるURLから。
また、スロー&ステディが展開するメンバーシップでは、この番組のアフタートークをはじめ、あらゆる限定コンテンツが月額500円でお楽しみいただけます。
興味のある方はそちらもぜひエピソード概要欄からアクセスください。
スロー&ステディプレゼンツポッドキャスト、バックヤードトゥークローゼット。話はまだまだつきませんが、そろそろ閉店のお時間です。
聞いた後、クローゼットの洋服たちが今よりきっと好きになる。
来週もあなたのご来店、お待ちしております。
32:50

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