1. 志賀十五の壺【10分言語学】
  2. #166 滑舌を良くしよう! from..
2020-09-01 10:53

#166 滑舌を良くしよう! from Radiotalk

カ・サ・タ行に加え、ハ行も無声子音でした、忘れてました
らいちさんのトーク https://radiotalk.jp/talk/339898
滑舌のトーク https://radiotalk.jp/talk/260304
連濁のトーク https://radiotalk.jp/talk/342205

Twitter
https://mobile.twitter.com/sigajugo
プロフカード
https://profcard.info/u/31eXCSsd5bM8oreupQEn3geWoEi1
おたよりはこちら✉️
https://radiotalk.jp/profile/165482/questions/create
マシュマロもあります。
https://marshmallow-qa.com/sigajugo?utm_medium=twitter&utm_source=promotion
BGM: MusMus
http://musmus.main.jp/

#落ち着きある #ひとり語り #豆知識 #雑学 #教育
00:01
始まりました、志賀十五の壺。皆さんいかがお過ごしでしょうか。志賀十五です。
さて、今日のトークテーマは、タイトルにもあります通り、滑舌についてですね。
より良い滑舌のために何かね、お役に立てれば、ということでやっていきたいと思います。
実はですね、この滑舌についてのお話っていうのは、過去にやってるんですよね。
で、最近それをふとね、ちょっと聞き返してみたらね、非常に分かりづらくてですね。
なのでまあ今回は一応、再録っていう形でやっていこうと思います。
ただ、まあその昔のトークをみんながみんな聞いてくださっているわけではないと思いますし、
最近聞き始めたっていう方もいらっしゃると思うので、別に再録っていう形でもね、同じ内容を話してもいいかなと思ってやっております。
ライチさんが似たようなことを言ってたんですよね。あのラジオトーカーのライチさんも。
ネタがないんだったらまあ同じネタでも話せばいいじゃんみたいなことをね、おっしゃってたので。
なるほどと思ってね。というわけで今回は滑舌のお話です。
僕自身はですね、自分の滑舌に自信があるかと言われると、どうですかね。
普通ですかね。まあ良くも悪くもないですけど。
でもその滑舌が悪くなってしまう原因っていうのが多少わかったりするので、
もしかしたらそういうことを修正できるかもしれないということでお話ししようと思います。
もちろんね、その一つではないと思うんですよ。そんな滑舌が悪い原因っていうのがね。
今回お話しするのはその中でもまあ一つに過ぎないといえばそうなんですけど、
当てはまる人ももしかしたらいらっしゃるかもしれないので、そういう方に向けたメッセージというかね、そういうことでやっていこうと思います。
例によってですね、今回も言語学的なその観点というかね、そういう見方から滑舌っていうのをお話しするんですけど、
だからなんていうかな、精神的な動向とかなんかね、そういうことはちょっとお話しできません。
言語学的、もっと言うと言語学の一分野である音声学的に滑舌が悪いっていうのはどういうことかっていうことですね。
結論を申し上げますと、よくあるパターンは、
母音が囁き声になってしまってるっていうのが、これね非常に多いパターンなんですよね。
専門的には母音の無声化っていうふうに言います。無声化っていうのはない声と書いて無声ですけど、
03:01
その母音が聞こえなくなる、囁き声っぽくなるっていうのが一つね、滑舌が悪くなってしまっている原因の一つであると考えられます。
例えばこれは例ですけど、佐々木さんっていうお名前の方を呼ぶときに佐々木さんってなっちゃう人とか、
あるいはあのお野菜のシシトウのことをシトウってなっちゃうっていう人とか、
あるいはキツツキのことをキツツキになっちゃうとかね、
いっぱい例はあるんですけど、佐々木が佐々木になったり、シシトウがシトウになったり、キツツキがキツツキになったりするっていうのは全てこれ、母音の無声化によるものです。
つまり母音が囁き声になってしまっているってことなんですね。
サだったらサが母音をちゃんと発音しているんですけど、これが母音が無声化してしまうとサってことになってしまうと。
他のもそうですね。シトウもそうだし、キツツキもそうなっているってことですね。
これは非常によくあることなんですよね。
改善策としてはありきたりですけど、僕そういうトレーニングとかをしたことがあるわけではないので、はっきりしたことは申し上げられないんですけど、
やっぱ最初はゆっくり言うっていうのが大事だと思います。
そのササキっていうのも、ササキってその3文字というよりはSASAKIだと思って、ササキっていうふうにゆっくり発音して、
でその後、ササキっていう3つに区切るっていうイメージで、ゆっくり最初はササキ、シシトウ、キツツキっていうふうに、
まずはゆっくり声音と母音の組み合わせなんだってことを意識することでだいぶ改善されると思います。
この母音が囁き声になってしまうっていうのは、作業と他業で非常に多いんですよね。
これもまた専門的には、あと家業だ、家業と作業と他業で母音の無声化、囁き声になっちゃうっていうのはよく起こるんですけど、
専門的にはこの3つの業の指引のことを無声指引と言うんですね。
つまり指引が無声なので母音も無声になる。
さっきから無声無声って言ってるけど、何なんだっていうとこれは声帯の震えがない音のことを無声と言うんですね。
なので指引が無声なので母音も無声になっちゃうっていうことなんですよ。
さらに言うと、無声指引と無声指引に挟まれた母音は囁き声になってしまうっていうのが非常によくあります。
これは一種の同化現象と言われるもので、例えばササキだったら最初のサとサの連続を見るとスっていう音とスっていう音の間にアーっていうのがあるのでそのアが無声化してつまり声帯の震えがなくなってサッキとこうなってしまうってことなんですね。
06:16
これってね実は連濁の逆みたいな感じなんですよね。
連濁っていうのはつまりカキが生ガキっていう風にカがガになるってことですけど、これはカのクっていう経で書くような音が無声シーンなんですけど、母音のアとアに挟まれて、これは両方無声に対して有声音っていうことになるんですよね、声帯の震えがあるので。
なので両方有声音に挟まれちゃってカも有声音化してガになる、生ガキと濁った音になるってことなんですよね。
逆に母音の無声化は無声シーンと無声シーンに挟まれてササキ声になるっていうのが今回のお話ということになります。
なので滑舌が悪いっていうね、自覚がある方はこのカ行、サ行、タ行の無声シーンの後の母音を非常に注意するといいと思います。
その無声シーンの後、あるいは前かな、挟まってるっていう場合が非常に多いと思うんですけど、そういう場合に
シーンが声帯が震えないからといって母音の声帯も震えを止めちゃってるっていうことが考えられるので、ゆっくりね、ササキとかシシトウっていう風にゆっくりゆっくりやっていけば、まあ滑舌ってよくなると思います。
カ行、サ行、タ行、注意してみましょう。
実は母音の無声化って今滑舌が悪くなる原因と言ったんですけど、標準的な日本語、共通語って言っておきますかね、共通語においては母音の無声化って普通のことなんですよね。
例えば定名語のです、ますのすっていう音は母音のうがささやき声になっているのが普通です。
です、ますではなくです、ますっていう感じですね。
他にも、カ行、タ行、サ行の発音で、いだんとうだんについては無声化するっていうことがよくあります。
例えば、靴とか草とか月とか、このいだんとかうだんっていうのは無声化して発音してもおかしくないですね。
つまりですね、これちょっとややこしいですけど、滑舌が悪いって言われる方は過剰に母音をささやき声にしちゃってる可能性があるっていうことなんですね。
いだんとうだんだったら、靴とか月みたいに無声化していいのにいいんですけど、いだんとうだん以外のサキとか、ちょっとやりすぎちゃうと聞き取りづらくなるかもしれません。
09:12
これ普段喋ってて自分で違和感がないって方は気にしない方がいいですね、当然。
気にしちゃうと逆に頭こんがらがっちゃうので、意識して直したいっていう方は、繰り返しになりますけど、むやみやたらに母音の無声化が起こってないか、ささやき声になってないかっていうのを注意した方がいいと思います。
というわけで今回のトークは、滑舌についてでした。
滑舌がまず言いづらいですよね。
これが母音の無声化、ささやき声になってしまうと滑舌みたいになるんですよね。
滑舌じゃなくて、うっていうのを意識して滑舌というとだいぶ聞き取りやすくなるんじゃないかと思います。
かきくけこ、さしすせそ、たちつてとってゆっくりね、ゆっくりやるのがいいと思いますね。
繰り返しになっちゃいますけど、これもかきくけことか、たちつてと、さしすせそになっちゃうと母音が消えてしまっているので、そうなるとちょっと聞き取りづらい、滑舌が悪いっていう印象になっちゃうと思います。
というわけでね、少しでもお役に立てたらと思います。
関連トークとして、過去にお話した滑舌の話と、あと連絡の話のリンクも貼っておこうと思うので、概要欄に興味がある方、そちらも聞いてみてください。
というわけで今回はここまでということで、最後までお聞きいただいてありがとうございます。
ではまた次回お会いしましょう。
よろしかったら番組フォローお願いいたします。
ではまた次回。ごきげんよう。
10:53

コメント

スクロール