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2025-07-26 11:08

#776 俺たちって、あんまり進化してない?!農耕民と狩猟採集民 from Radiotalk

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#落ち着きある #ひとり語り #豆知識 #雑学 #教育

サマリー

人類は長い間狩猟採集民として生活しており、その生活に合わせて体や脳は進化していると考えられています。現代の座りっぱなしの生活は人体には合わず、身体の不調や精神的なストレスを引き起こしている可能性があります。

人類の進化と生活様式
人類の長い歴史の中で、ほとんどの時間を我々は狩猟採集民として生活してきたと考えられています。
農業は縮まったのは、今から2万年くらい前だと思うんですが、それ以前はずっと狩猟採集民として何倍もの時間を過ごしていました。
そう考えると、我々の人体は狩猟採集民に適したような構造になっていると考えた方が理にかなります。
農業を始めてから、定住が始まって、文明が生まれてというのは、人類の歴史の中ではついこの間のことなので、それに合わせて人体が適応したとはちょっと考えづらいですよね。
さらに言うと、昨今の座りっぱなしのデスクワークとか、あまり自分の足で移動しなくなったとか、そういう生活には人体は適していないんじゃないかと思います。
だからこそ、いろんな体の不調が出てきているんだと思います。
BGMです。
始まりました。4月15日のツボ。皆さんいかがお過ごしでしょうか。シャロンストーンです。
冒頭お話した内容は別に僕が発見したわけではなくて、いろんな人が言っていることですが、
例えば走るという行為は、かなり人間にとって特徴的な運動で、どんな生き物でもどんな動物でも走るじゃないかという気がするんですけど、
長距離を走るということになると、人間というのはかなり優れているみたいなんですね。
瞬発的な短距離を走るというのは、いくらでも速い動物はいるわけですけど、長時間走るということになると、人間というのはかなり優れているそうです。
さっきも言ったように、人類というのは長い間狩猟・採集民だったので、獲物を捕まえるために長距離を走っていたんですよね。
もちろん脳が発達して、いろんなことを記憶したりとか予測したりとか、あるいは仲間と協力したりとかそういうこともあるわけですが、
いずれにせよ長距離を走るということは、人類のかなり得意なことで、人体もそういうふうに進化しているはずなんですよね。
さらに言うと、人類というのは長い間、何か履いて、靴とかシューズ、そういったものを履いて走るということをやっていなかったので、裸足で走るように進化していた。
裸足であっても長距離が走れるような進化の仕方をしているはずですよね。
靴なんか履き始めたのは人類の長い歴史の中ではつい最近のことで、さらにクッション性のある靴とか、そういったものは本当につい最近のことなので、
そういう靴に合わせた走り方っていうのは、ある意味人間の進化にはあってないと思うんですよね。
人体の構造的には、裸足で走るっていうのが一番得意なはずで、だからといって僕は裸足で走り回ったりはしてないですが、
ただ厚底のシューズとかは、もしかして合ってないんじゃないかなって気がしてるんですよね。
だからそこの薄いやつとか、場合によってはビーチサンダルみたいな、それくらい薄いので走ることもあります。
実際そういうクッション性のあるようなシューズのせいで、故障が増えたみたいな研究もあるみたいなので、どこまでが信用できるものなのかちょっと僕にはわかんないですが、
あり得る話だなぁとは思うんですよね。
農耕が始まるまで、文明が起こるまで走り回っていった人類が、ちょっと走っただけでそんなにたくさん故障をするっていうのは、膝なり何なり痛めるっていうのはよくよく考えたらおかしくて、
昔はもっともっと走り回ってたはずなんですよね。だったらそれに合うように人体が進化してるはずなので、そういう足元を少し見直してみるっていうのもありかなと思います。
さっきも言ったようにね、座りっぱなしみたいなのは絶対人体の構造的に合ってないはずなので、座りっぱなしに適したような進化はしてないはずなんですよね。
今後もしかしたらしていくかもしれませんが、ただ人類の長い歴史を考えれば、人体っていうのは走るように、もっと言うと裸足で走るような進化をずっとしてきてるんですよね。
現代社会の影響
人体もそうですけど、脳みそも人体の一部ですが、その脳みそも狩猟再就民の頃から変わってないっていうようなことが言われてます。
僕はこれをスマホ脳っていう本で知りましたけど、読んだことある方いらっしゃると思います。結構流行ったんじゃないかと思いますが、これも当然と言えば当然で、人類の長い歴史の中で見れば狩猟再就民の時期が長かったので、それに適応するように進化してるはずなんですよね。
例えば人間というのは、人間というか人間の脳っていうのは本来的に新しいものが好きらしいんですよね。好奇心旺盛とかそういうのもあるかもしれませんが、
要は狩猟再就民っていうのは常に新しい情報を仕入れないとダメで、農耕民族っていうのは定期的に安定して食料というかカロリーが手に入るんですよね。
だからこそ定住するようになって、そこから文明が生まれていくわけですが、狩猟再就民は安定してカロリーが手に入るわけではないので、常に新しい情報を仕入れる必要があります。
なので新しいものを仕入れる、手に入れるように脳は進化してるんですね。もっと言うと、新しいものを学ぶとドーパミンが出るように人は進化してます。
さらに人間は不確実な、不確かなものにドーパミンが出るようになっているらしいんですね。
これも狩猟再就民の時の名残で、たとえばたまにしか実のならない木があったとして、つまり実があるか果実があるかどうかっていうのは不確かなんですよね。
そういう果実があるかどうかわからないということに、ドーパミンが出るように進化してるっていうのは、失敗しても諦めないというかね、カロリーが手に入るまで食べ物を探し続ける、それが人間の生き延びる、さらには子孫を残すということに繋がっていってるっていうことなんですね。
これもさっきの農耕民とは対照的に、農耕民というのはある意味確実に食料が手に入るわけですが、確実に食料が手に入るわけではなかった狩猟再就民にとって、不確実な、不確かなものに興奮するというかね、そういったものを好むということが生き延びるということに繋がっていたんですね。
この不確かなことを好むという本能が、現代ではギャンブル依存症とかね、そういったものに繋がってるんですね。当たるかどうかわからない。ただそういう不確かなものが人間っていうのは本来的に好きなので、どうしてもやっちゃうんですね。
それは狩猟再就民の時の、つまり人類が長い間過ごしてきた環境の進化の結果ということなんですね。
結果というか、思わぬ結果になってしまってるわけですが、こういうふうに人体にしろ、脳みそにしろ、人類っていうのは長い間狩猟再就民として暮らしていたので、そっちの方が合ってるはずなんですよね。
この色々便利になった現代社会よりも、そういうことを理解して暮らしていければ、体の不調とかね、あるいは精神的なストレスっていうのも軽減されたりするんじゃないかなと最近よく思ってます。
それではまた次回のエピソードでお会いいたしましょう。番組フォローも忘れずよろしくお願いします。お相手はシガ15でした。
またねー。
11:08

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