どうも、しぶちょーです。
ものづくりのラジオは、産業機械の現役エンジニアである私、しぶちょーが、
ものづくりに関するトピックをザックバラに語るポッドキャストです。
この番組は、株式会社フレアオリジナルの提供でお送りします。
今日はですね、めちゃくちゃ久しぶりなんですけど、ビデオポッドキャスト会となっております。
映像付きで聞いていただけるとですね、より楽しめると思うんで、
ぜひともSpotifyかYouTubeの方でね、聞いていただければと思います。
リンクはね、このポッドキャストの概要欄に貼っておきます。
というかね、今日は、ポッドキャストらしからぬ、
結構、映像がメインの回になりますんで、ぜひともね、動画で聞いてください、見てください。
先週ですね、浜松マイクロメーカーフェアという展示会に行ってきました。
何をしに行ったかっていうと、
今私が開発中のね、子供向け工作機械。
ちょうど今ここに置いてありますけども、
おもちゃの旋盤という機械をですね、展示会に出展してきたんですね。
今回はそのイベントのVlog的な回です。
イベントの中でプレゼンもさせてもらったんで、
その映像もおりませんながらね、いろいろと語っていきたいと思います。
というわけで今日のテーマはこちら。
なぜおもちゃの旋盤を作るのか。
まず大前提の話をさせてください。
そもそも今回私が出展してきたメーカーフェアって何なんだという話ね。
これ一言で言えば趣味のものづくりの祭典でございます。
個人で趣味でものづくりしている人たちが製作物を持ち寄って見せ合うと。
そういう場なんですね。
よく機械メーカーとか自動車メーカーって言うじゃないですか。
そういう企業としての呼び名のメーカーのことではなくて、
個人でものづくりをする人たちのことをメーカーと呼ぶ文化があるんですよ。
そんなものづくりマニアたちが集うのがこのメーカーフェアです。
ただ個人のものづくりだと言っても侮ることなかれ。
技術レベル非常に高い展示が多いんですね。
技術変態というかね、技術紳士たちの社交場なんですよ。
発想も面白くて、ビジネスそっちのけね。
カオスというか変なもの作って目立ったもん勝ちみたいなところがある展示会なんで、
本当に見に行くだけで色々と刺激される楽しい展示会です。
メーカーフェアはいろんな地域でやっていて、
すごい大きい会場だとメーカーフェア京都とかメーカーフェア東京っていうのがあります。
東京だったら東京ビッグサイトの一角を貸し切って行われるすごいでっかい展示会になります。
そういう大きい会場じゃなくて比較的小さい会場で行われるメーカーフェアをマイクロメーカーフェアと呼ぶんですけど、
それはいろんな地域で定期的に開催されています。
今回私は7月5日土曜日に静岡県浜松市で行われたマイクロメーカーフェア、浜松マイクロメーカーフェアというものに参加してきました。
さっきも言ったんですけど、このおもちゃの旋盤を展示してきましたけど、すごく良かったですよ。
10時開園で17時終わりだったんだけど、もう会場をしてから終わりまでほぼ人が途切れることなくてさ、会場自体はそんなに広くないんですよ。
そんなに広くないんだけど、合計で1200人くらいは来たって言ってましたね。
私は主にこのおもちゃの旋盤っていうのを実際に触ってもらって加工体験してもらうっていう、そういう体験会を子供向けに行ってたんですけど、
本当に10時から17時まで旋盤もフル稼働。実に多くの子供たちに触れていただきました。
こういう言い方はあれだけど、ちょっと浜松メーカーフェアで舐めてて、マイクロメーカーフェアだからそんなにたくさんは人来ないだろうと思って、
こいつ2台持ってたんですよ。3台持ってたんですけど、2台だけ出してこれで足りるだろうと思って、
1台は何か1台が故障した時の予備として取っておこうと思ってたんですけど、まあかなり人が来ていただいたもんですからですね。
ちょっとだいぶ人が並んじゃって、急遽3台体制にしてね、おもちゃの旋盤の加工体験をしてもらいました。
もともと2台分しか電池とか持ってきてなかったんで、3台置いちゃったからさ、
もう電池とか途中でなくなっちゃってね、コンビニ買いに走るみたいなことも途中あったりして、
あと1台は途中で壊れたりとかありましたけど、かなりわちゃわちゃしてたんですけど、
良い学びになりましたね、本当に。
過去にも同じような展示会何度も出展してますけど、出すたび、おもちゃの旋盤って需要あるなと実感しますね。
で、このメカフェアではね、ステージプレゼンっていうのがあって、
私もそのプレゼン申し込んでたんで、15分くらいのプレゼンをイベントの中でしてきました。
今回ちょっと音源も収録してますんで、今からその当時の様子とですね、そのプレゼン自体を見てもらおうと思います。
で、テーマは、なぜおもちゃの旋盤、これですね、おもちゃの旋盤を作るのかという内容になっております。
これを改めて語らせていただきました。
それでは早速行きましょう。
どうも、支部長です。めちゃくちゃ駐車場です。
今日はね、浜松マイクロメーカーフェアに出展に来てます。
なので今ね、ちょっと駐車場なんですけど、ここから浜松科学館に荷物を運び出していきます。
めちゃくちゃ駐車場。
今日のお荷物こちらですね。
えーっとね、こういうそんなに大きくない箱が2箱と、袋。
これね、大事なんですよ。
ダイソンの掃除機が入っております。
これがないとね、もう削りカスで机がとんでもないことになるんで、ダイソン必須です。
これをちょっと今から会場に運び込んで設置していきます。
ちなみに今日はですね、この子で来ました。
私の愛車でございます。R32GT-R。
かっこいいですね。いつ見てもかっこいい。
はい、こちら浜松科学館ですね。
意外と立派だな、意外とって言ったらちょっと失礼かもしれないけど、立派ですよね。
今日はここでマイクロメーカーフェア、浜松マイクロメーカーフェアを行います。
で、施設の名前がね、浜松科学館ミライラですね。
あそこに看板ありますけど。
ここね、浜松科学館ミライラです。
今日はここでマイクロメーカーフェアを行います。
まだね、開いてないんですよ。
8時半からじゃなかったな、10時から開園なのかな。
えーと、搬入場所は裏口ということなんで、裏口に回っていきます。
にしても暑いね、本当に。
夏ですね、当たり前ですけど。
私、静岡県の静岡市出身なので、浜松もね、ちょくちょく来るんですよ。
だからすごい懐かしい感じがしますね。
まさか浜松でね、ものづくり系のイベントがやれるとは。
かのね、本田総一郎氏の出身の地でもありますから。
なかなか感慨深いものがありますね。
暑い。
今日は暑いな。
ここが浜松科学館の入り口です。
入り口というか、関係者入り口ですね。
ここから入って設営していきます。
今回はステッカーも準備してます。
大事ね、削ったよっていう感じが出ているのが大事だと思います。
いいですね。
意外とロウがこんなに綺麗にね、線みたいに削れると思っても。
ね、やっぱ。
高い材料の時はある。
そうそう。
一般で絶対買うような高い材料。
1個400?
1個400円くらい。
でもそれでめっちゃ遊べますからね。
確かに確かに。
汚れもしますけど。
1日は持てるから。
1日は持てるから、大丈夫大丈夫。
今日もよろしくお願いします。
お願いします。
ご紹介に預かりました、
支部長技術研究所の支部長です。
よろしくお願いします。
今日はですね、
私が今回出展しているおもちゃの旋盤、
ちょうど今ここに実物置いてありますけど、
これについての紹介のプレゼンをさせていただけたらと思います。
まずはじめにですね、
自己紹介からさせてもらいます。
私、八津悠也といいます。
本業はですね、
工作機械メーカーのエンジニアとして働いています。
機械設計ですね。
こういう機械があるんですけど、
こういう機械のメカ的な部分を設計したりとか、
今はIoTとかAI関係のエンジニアとして業務をしております。
その傍らですね、
支部長という名前を使って、
ものづくり系の情報発信をやっています。
支部長技術研究所というのは、
私がやっているブログの名前ですね。
あとはものづくりのラジオとか、
ものづくりの主展という音声、
ウェブメディアですね。
ウェブのラジオみたいなもので発信をさせてもらっていたりとか、
あと本も出しています。
初めての締結設計というですね、
部品と部品をつなげるネジとかリベットとか、
そういうものでつなげるようなものを、
初年者にも分かりやすく改造した本を出していますので、
ぜひともね、こういうものづくりイベントに来てくれた方は、
こういうのが興味ある方もいると思うので、
今日サンプルないんですけど、
本屋に行ったらぜひとも探していただけると嬉しいです。
あとはこういうイベントの登壇ですね。
今だと岐阜県の、
県のものづくり施設のアンバサダーをやらせてもらっていて、
そこでイベント登壇したりとか、
あと自分でイベントを企画したりとか、
そういう形でいろいろと活動をしております。
ぜひともですね、
しぶちょーというふうに平仮名で検索すると、
大体こういう緑のアプリのアイコンが出てくると思うので、
そこで見ていただければなと思います。
今日のメインの話題ですね。
出展内容なんですけども、
私はおもちゃの旋盤というものを出展しております。
まさにここに実物がありますし、
ブースの21番なので、
入り口入ってすぐのところですね、
左側にあるんですけど、
実際今展示しております。
これ実際動いて、
加工をしてもらうこともできるので、
ぜひとも皆さん、
加工まで体験していってください。
すごくね、ロウソクがついてるんですけど、
気持ちよく削れますから、
すごい楽しく削れます。
このおもちゃの旋盤、
どういう経緯で開発したというか、
どういう開発の経緯になっているかというとですね、
去年ですね、
昨年の2024年の1月に、
豊田市、愛知県豊田市の中の
ものづくり未来塾っていう、
人材育成カリフラムがあるんですけど、
その中で始めさせていただきました。
トヨタビジネスフェアに5月に出展、
昨年の10月にメーカーフェア東京に出展、
12月にトヨタ産骨製の出展と、
今年の3月にコートメーカー名古屋で行われた
ロボカップジュニアジャパンオープンにも出して、
今見たらいいですよ、
2025年7月に浜松マイクロメーカーフェア、
今年10月にも東京メーカーフェアを出す予定になっております。
こういう形でいろいろとおもてなしにしてですね、
縫い図に現れているというグラフです。
ここから私の意見になるんですけど、
何でこういう傾向になるかと思った時に、
やっぱり昨今の目まぐるしいITブームが
一部関連しているんじゃないかなと私は思っています。
プログラミング教育の必修化であったりとか、
AIエンジニアとか、
クロンプドエンジニアリングとかいう言葉も出てきていますけども、
そういうものにすごく注目が集まっているんですよ。
私、工業高校に講演化してもらったりとか、
あと、高専に講演化してもらったりとかするんですけど、
そこで高専の先生とかが言っているんですけど、
やっぱり子供たち、生徒たちが、学生たちが、
物理的なものづくりに関心を寄せなくなってしまったと、
実際先生そう言っているんですよね。
機械化の先生であっても、
機械化の生徒って今何になりたいかって言ったら、
ソフトウェアエンジニアになりたいってみんな言うんですよ。
アプリを開発したいと。物理的なものじゃないんですよ。
なんで、やっぱり産業の基盤たる、
削るとか、曲げるとか、つけるとか、
そういう基本的なものづくりの技術に、
子供たちがほとんど触れていない、
触れる機会がないんだというのが、
今現状の課題として私はあると思っています。
じゃあ実際触れてもらえればいいんじゃないかと思うんですけど、
現状的に難しいです。
旋盤あります。プレスマもあります。
じゃあどうぞ触ってくださいと。言えますか?小学生、中学生。
言えますか?言えないですよね。大人でもおいそれぞれ触れないと。
実際に間違った触り方をしてしまったら死亡事故にもつながる。
そういう危険なものです。
なんで、いきなり触られたって言われたら、大人でも怖い人も
いらっしゃるかもしれません。
じゃあ、子供たちそういうものに触れられないのかと言ったら、
やっぱりそういうものがないんだったら、
作らなきゃいけない。
子供たちが楽しんで、工作機械に触れて、
その加工とかコタケを知れる、
そういうものがあればなということで、
私が作ったのが、このおもちゃの旋盤というものなんですね。
そういう願いを込めて、こういうのを開発しています。
ややこしいんですけど、
こいつのコンセプトは、
作る機械を知る機械を作る機械です。
長いですけど、もう一回言いましょうか。
作る機械を知る機械を作る機械、というコンセプトで作っています。
作る機械ですね、物を作る、我々は普段、
目には見えないような工場にある機械を、
知るチャンスというのを子供たちに作ってあげる機械として、
こいつは存在しているということです。
そういう願いを込めて作っております。
今は、あくまでもモックというか、
試作機の段階です。
ゆくゆくは、子供たちの手元に届けなければならないので、
成人化を目指しております。
対象年齢としては、小学校の低学年から中学年ぐらいの子が、
夏休みの自由研究とかで使ってもらうものになれば、
いいなと思っています。
今、実際にワークに何がついているかというと、
ロウソクがついています。
本当は木とかで削れるといいなと思ったんですけど、
木ってなかなか削りにくいし、削り感がないんですよ。
なので、なるべく楽しく削れるという意味では、
柔らかい材料がいいなと。
あと、当然、尖ったものが出てくると危険なので、
危険じゃないと思っていたのがロウソクかなと、今仮に設定しています。
これ、おもちゃの旋盤なんですけど、組み立てキットとして提供したいと思っています。
だから、バラバラの状態できます。
そういう組み立てキットで子どもたちがまず作ると、
旋盤ってこういうふうに動いているんだと、
ここがギアがあって、こういうふうにモーターから力がつながって、
これが回っているんだということを、
自分の手で体験してもらって、組み立てて、
ものづくりを楽しめるというものにしようと考えています。
展開としては、まずクラウドファンディングを目指しています。
クラファンで製品化して、
まず欲しいという方の手元に届くというところ。
それに合わせて、オープンソフト化をする予定です。
これ、3Dプリンターで全部作っているんですね。
なので、基本的に3Dプリンターがある自宅であれば、
同じものを作れます。
ちょっと今、サイズがでかくて、バンブーラボのAirMiniという
一番定番の家庭用3Dプリンターでは作れないサイズになっているので、
このベースのところだけサイトアウトして、
全部このAirMiniにあれば作れるよという風にしておけば、
結構多くの家庭で作れるかなと思うので、
多くの家庭といってもね、
なかなか3Dプリンターがある家の方が少ないんですけど、
それでも3Dプリンターを今、3万円とかで買えるので、
そうやって自分たちで作れるよというものにもしようと思っています。
そうすると、みんなここが気にならないとか、
自分で改造していってくれると思うので、
そういう広がりのあるものづくりとしても提供していく予定となっております。
それがこのおもちゃの旋盤ですね。
実際、今までいろんな体験会をやって、
今日も子供たちたくさん削ってくれてますけども、
削るって楽しいんですよ。
というのが、
実際、何か具体的なパーツが作れるかって言ったら、
そんなことないです。
ただロウソクを削るっていう機械なんですけど、
実はその削るっていう部分が十分に子供たちにとっては、
関心がある領域だし、楽しいんですね。
本当、この前出展した時は、
30分くらいずっと削っていく、
順番待ちでぐるぐる回っていくっていう子供がいたくらいに楽しんでもらいました。
我々、そういうものづくりのプロセスって、
手段なので、ものを作るための手段として見ているんですけど、
実はそれを楽しむっていう目的化しても、
十分、興味を持ってもらえるものなんですね。
そういうところにアプローチするという意味で、
産業機械の加工のプロセスを楽しんでもらうものとして、
これを提供していきたいなと思っております。
実際に触ってもらえれば、
作るって楽しい、削るって楽しいということが分かってもらえると思います。
というので、ぜひともずっとあそこで削ってます。
3台ありますからね、
バンバン削っていただければ、壊しても大丈夫です。
いくらでも直せるので、
触っていただければなと思います。
ブース21でやっております。
ちょっと時間余っているので、おまけ程度のご紹介なんですけど、
さっきAIがどうのこうのと話しましたけど、
一応これ開発にAIを使っております。