1. ものづくりnoラジオ-しぶちょー技術研究所
  2. #149 なぜ『おもちゃのせんば..
2025-07-12 58:57

#149 なぜ『おもちゃのせんばん』を作るのか?【HMMF2025】

spotify youtube

ビデオポッドキャスト回!!
Hamamatsu Micro Maker Faire 2025に
開発中の「おもちゃのせんばん」を出展しました!
イベントのVlog的な回です。
なぜ、このおもちゃを作るのか?
進捗も含め、ざっくばらんに語ります!!


ビデオポッドキャストは

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Hamamatsu Mivro Maker Faire 2025
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Maker Faire Tokyo2025
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サマリー

おもちゃの旋盤を使ったものづくりイベントで、しぶちょーが子供たちに工作機械の楽しさを伝えています。浜松マイクロメーカーフェアでは、多くの来場者が出展された作品に興味を持ち、旋盤の体験を通じてものづくりの楽しさを実感しています。おもちゃの旋盤の制作に関するエピソードでは、工作機械の重要性とその減少傾向について議論され、特に若者のものづくりへの関心が薄れている問題が提起されています。作者は、子供たちが楽しんで工作機械に触れることで、その加工技術を学べる機会を提供するためにおもちゃの旋盤を開発しています。このエピソードでは、おもちゃの旋盤を作成する過程やその目的について詳しく説明されています。特に、生成AIの活用やおもちゃとしての安全性、旋盤の機構が子供たちに適した形で設計されていることが強調されています。『おもちゃのせんばん』の制作については、実機の雰囲気を残しながら、子供たちにも製品化やオープンソース化を目指しています。また、完成度や安全性への配慮が重要であることにも言及されています。『おもちゃの旋盤』の製作においては、安全性や責任を重視したものづくりの考え方が強調され、製品化に向けた課題や経験の共有が行われています。また、メーカーフェア東京2025への出展が決まり、そのイベントについての詳細も伝えられています。『おもちゃのせんばん』の製作背景や意義についての掘り下げが行われ、ものづくりの視点からその重要性が語られています。

イベントの概要
どうも、しぶちょーです。
ものづくりのラジオは、産業機械の現役エンジニアである私、しぶちょーが、
ものづくりに関するトピックをザックバラに語るポッドキャストです。
この番組は、株式会社フレアオリジナルの提供でお送りします。
今日はですね、めちゃくちゃ久しぶりなんですけど、ビデオポッドキャスト会となっております。
映像付きで聞いていただけるとですね、より楽しめると思うんで、
ぜひともSpotifyかYouTubeの方でね、聞いていただければと思います。
リンクはね、このポッドキャストの概要欄に貼っておきます。
というかね、今日は、ポッドキャストらしからぬ、
結構、映像がメインの回になりますんで、ぜひともね、動画で聞いてください、見てください。
先週ですね、浜松マイクロメーカーフェアという展示会に行ってきました。
何をしに行ったかっていうと、
今私が開発中のね、子供向け工作機械。
ちょうど今ここに置いてありますけども、
おもちゃの旋盤という機械をですね、展示会に出展してきたんですね。
今回はそのイベントのVlog的な回です。
イベントの中でプレゼンもさせてもらったんで、
その映像もおりませんながらね、いろいろと語っていきたいと思います。
というわけで今日のテーマはこちら。
なぜおもちゃの旋盤を作るのか。
まず大前提の話をさせてください。
そもそも今回私が出展してきたメーカーフェアって何なんだという話ね。
これ一言で言えば趣味のものづくりの祭典でございます。
個人で趣味でものづくりしている人たちが製作物を持ち寄って見せ合うと。
そういう場なんですね。
よく機械メーカーとか自動車メーカーって言うじゃないですか。
そういう企業としての呼び名のメーカーのことではなくて、
個人でものづくりをする人たちのことをメーカーと呼ぶ文化があるんですよ。
そんなものづくりマニアたちが集うのがこのメーカーフェアです。
ただ個人のものづくりだと言っても侮ることなかれ。
技術レベル非常に高い展示が多いんですね。
技術変態というかね、技術紳士たちの社交場なんですよ。
発想も面白くて、ビジネスそっちのけね。
カオスというか変なもの作って目立ったもん勝ちみたいなところがある展示会なんで、
本当に見に行くだけで色々と刺激される楽しい展示会です。
メーカーフェアはいろんな地域でやっていて、
すごい大きい会場だとメーカーフェア京都とかメーカーフェア東京っていうのがあります。
東京だったら東京ビッグサイトの一角を貸し切って行われるすごいでっかい展示会になります。
そういう大きい会場じゃなくて比較的小さい会場で行われるメーカーフェアをマイクロメーカーフェアと呼ぶんですけど、
それはいろんな地域で定期的に開催されています。
今回私は7月5日土曜日に静岡県浜松市で行われたマイクロメーカーフェア、浜松マイクロメーカーフェアというものに参加してきました。
さっきも言ったんですけど、このおもちゃの旋盤を展示してきましたけど、すごく良かったですよ。
10時開園で17時終わりだったんだけど、もう会場をしてから終わりまでほぼ人が途切れることなくてさ、会場自体はそんなに広くないんですよ。
参加者の反応
そんなに広くないんだけど、合計で1200人くらいは来たって言ってましたね。
私は主にこのおもちゃの旋盤っていうのを実際に触ってもらって加工体験してもらうっていう、そういう体験会を子供向けに行ってたんですけど、
本当に10時から17時まで旋盤もフル稼働。実に多くの子供たちに触れていただきました。
こういう言い方はあれだけど、ちょっと浜松メーカーフェアで舐めてて、マイクロメーカーフェアだからそんなにたくさんは人来ないだろうと思って、
こいつ2台持ってたんですよ。3台持ってたんですけど、2台だけ出してこれで足りるだろうと思って、
1台は何か1台が故障した時の予備として取っておこうと思ってたんですけど、まあかなり人が来ていただいたもんですからですね。
ちょっとだいぶ人が並んじゃって、急遽3台体制にしてね、おもちゃの旋盤の加工体験をしてもらいました。
もともと2台分しか電池とか持ってきてなかったんで、3台置いちゃったからさ、
もう電池とか途中でなくなっちゃってね、コンビニ買いに走るみたいなことも途中あったりして、
あと1台は途中で壊れたりとかありましたけど、かなりわちゃわちゃしてたんですけど、
良い学びになりましたね、本当に。
過去にも同じような展示会何度も出展してますけど、出すたび、おもちゃの旋盤って需要あるなと実感しますね。
で、このメカフェアではね、ステージプレゼンっていうのがあって、
私もそのプレゼン申し込んでたんで、15分くらいのプレゼンをイベントの中でしてきました。
今回ちょっと音源も収録してますんで、今からその当時の様子とですね、そのプレゼン自体を見てもらおうと思います。
で、テーマは、なぜおもちゃの旋盤、これですね、おもちゃの旋盤を作るのかという内容になっております。
これを改めて語らせていただきました。
それでは早速行きましょう。
どうも、支部長です。めちゃくちゃ駐車場です。
今日はね、浜松マイクロメーカーフェアに出展に来てます。
なので今ね、ちょっと駐車場なんですけど、ここから浜松科学館に荷物を運び出していきます。
めちゃくちゃ駐車場。
今日のお荷物こちらですね。
えーっとね、こういうそんなに大きくない箱が2箱と、袋。
これね、大事なんですよ。
ダイソンの掃除機が入っております。
これがないとね、もう削りカスで机がとんでもないことになるんで、ダイソン必須です。
これをちょっと今から会場に運び込んで設置していきます。
ちなみに今日はですね、この子で来ました。
私の愛車でございます。R32GT-R。
かっこいいですね。いつ見てもかっこいい。
はい、こちら浜松科学館ですね。
意外と立派だな、意外とって言ったらちょっと失礼かもしれないけど、立派ですよね。
今日はここでマイクロメーカーフェア、浜松マイクロメーカーフェアを行います。
で、施設の名前がね、浜松科学館ミライラですね。
あそこに看板ありますけど。
ここね、浜松科学館ミライラです。
今日はここでマイクロメーカーフェアを行います。
まだね、開いてないんですよ。
8時半からじゃなかったな、10時から開園なのかな。
えーと、搬入場所は裏口ということなんで、裏口に回っていきます。
にしても暑いね、本当に。
夏ですね、当たり前ですけど。
私、静岡県の静岡市出身なので、浜松もね、ちょくちょく来るんですよ。
だからすごい懐かしい感じがしますね。
まさか浜松でね、ものづくり系のイベントがやれるとは。
かのね、本田総一郎氏の出身の地でもありますから。
なかなか感慨深いものがありますね。
暑い。
今日は暑いな。
ここが浜松科学館の入り口です。
入り口というか、関係者入り口ですね。
ここから入って設営していきます。
今回はステッカーも準備してます。
大事ね、削ったよっていう感じが出ているのが大事だと思います。
いいですね。
意外とロウがこんなに綺麗にね、線みたいに削れると思っても。
ね、やっぱ。
高い材料の時はある。
そうそう。
一般で絶対買うような高い材料。
1個400?
1個400円くらい。
でもそれでめっちゃ遊べますからね。
確かに確かに。
汚れもしますけど。
1日は持てるから。
1日は持てるから、大丈夫大丈夫。
今日もよろしくお願いします。
お願いします。
ご紹介に預かりました、
支部長技術研究所の支部長です。
よろしくお願いします。
今日はですね、
私が今回出展しているおもちゃの旋盤、
ちょうど今ここに実物置いてありますけど、
これについての紹介のプレゼンをさせていただけたらと思います。
まずはじめにですね、
自己紹介からさせてもらいます。
私、八津悠也といいます。
本業はですね、
工作機械メーカーのエンジニアとして働いています。
機械設計ですね。
こういう機械があるんですけど、
こういう機械のメカ的な部分を設計したりとか、
今はIoTとかAI関係のエンジニアとして業務をしております。
その傍らですね、
支部長という名前を使って、
ものづくり系の情報発信をやっています。
支部長技術研究所というのは、
私がやっているブログの名前ですね。
あとはものづくりのラジオとか、
ものづくりの主展という音声、
ウェブメディアですね。
ウェブのラジオみたいなもので発信をさせてもらっていたりとか、
あと本も出しています。
初めての締結設計というですね、
部品と部品をつなげるネジとかリベットとか、
そういうものでつなげるようなものを、
初年者にも分かりやすく改造した本を出していますので、
ぜひともね、こういうものづくりイベントに来てくれた方は、
こういうのが興味ある方もいると思うので、
今日サンプルないんですけど、
本屋に行ったらぜひとも探していただけると嬉しいです。
あとはこういうイベントの登壇ですね。
今だと岐阜県の、
県のものづくり施設のアンバサダーをやらせてもらっていて、
そこでイベント登壇したりとか、
あと自分でイベントを企画したりとか、
そういう形でいろいろと活動をしております。
ぜひともですね、
しぶちょーというふうに平仮名で検索すると、
大体こういう緑のアプリのアイコンが出てくると思うので、
そこで見ていただければなと思います。
今日のメインの話題ですね。
出展内容なんですけども、
私はおもちゃの旋盤というものを出展しております。
まさにここに実物がありますし、
ブースの21番なので、
入り口入ってすぐのところですね、
左側にあるんですけど、
実際今展示しております。
これ実際動いて、
加工をしてもらうこともできるので、
ぜひとも皆さん、
加工まで体験していってください。
すごくね、ロウソクがついてるんですけど、
気持ちよく削れますから、
すごい楽しく削れます。
このおもちゃの旋盤、
どういう経緯で開発したというか、
どういう開発の経緯になっているかというとですね、
去年ですね、
昨年の2024年の1月に、
豊田市、愛知県豊田市の中の
ものづくり未来塾っていう、
人材育成カリフラムがあるんですけど、
その中で始めさせていただきました。
トヨタビジネスフェアに5月に出展、
昨年の10月にメーカーフェア東京に出展、
12月にトヨタ産骨製の出展と、
今年の3月にコートメーカー名古屋で行われた
ロボカップジュニアジャパンオープンにも出して、
今見たらいいですよ、
2025年7月に浜松マイクロメーカーフェア、
今年10月にも東京メーカーフェアを出す予定になっております。
こういう形でいろいろとおもてなしにしてですね、
工作機械の重要性
いろんな方に触っていただいているのが、
このおもちゃの旋盤ということになります。
そもそも工作機械って何ぞやというところを
知らない方がいるかもしれないので、
その前提のお話をさせていただきます。
私本業でも工作機械を設計しているんですけど、
工作機械というのはですね、
機械を生み出す機械という意味で、
マザーマシンと呼ばれております。
実際こういう機械ですね、
1部屋分ぐらいの大きさがあるんですけど、
この中にこういう形で工具ですね、
これ回転する工具と、これ材料です、
ただの金属の塊がガリガリ削られて、
意味のある形、部品になっていく。
そういう部品を作り出す機械というのが、
工作機械と呼ばれるものです。
工作機械が作った部品が組み合わさって、
他の機械になって、
その他の機械からまたこういう自動車とか、
いろんな身近なものが生産されると。
だから皆さんが普段持っているものですね、
ずっとものづくりのプロセスを辿っていくとですね、
必ずこの工作機械に突き当たります。
すべての機械の産みの親という意味で、
マザーマシンと呼ばれている。
それが工作機械なんですね。
工業高校生の減少
そういうものを私作っています。
私は本業で、
ガチのってあれですけど、
本当に産業用の工作機械を作っているんですけど、
プライベートでこういうおもちゃの工作機械を作っています。
なんでこのおもちゃの旋盤を作っているのか、
というところをお話しさせていただきます。
ちょっとここで話を逸らしますけど、
203,449という数字が書いてありますけど、
これ何の数字かわかりますか?
って言われても何にもピンとこないと思うんですけど、
この203,449という数字はですね、
工業高校生の人数です。
2024年度ですね。
全国の工業高校の現状と課題っていう資料から持ってきたんですけど、
昨年203,449名の工業高校生が
日本全体にいるという数字があります。
なんでこの数字を出したかというとですね、
減っているということなんですよね。
実際グラフ見てみましょうと。
これちょっとちょこまかいろいろ書いてあるんですけど、
工業高校の数と生徒の数のグラフです。
この緑の棒が工業高校の数ですね。
これ昭和からありますけど、
なんかちょっと減っているなという感じしますよね。
この青い数字、青いグラフの数字が工業高校生の数です。
これも見てもらえばわかるんですけど、
なんかちょっと減っているなという感じですね。
平成始まった頃は48万人とかいたのが、
今もう20万人になっていると、
半分以下になっているということなんですね、工業高校生が。
皆さん若い方がものづくりから離れているんじゃないかと言えると思います。
ただこれだけ話しても、そもそも若者減っているんだから、
相対的に減るよねと。
それの影響なんじゃないの?と思うかもしれないんですけど、
そう思いたかったんですけど、そうじゃない事実があるんですね。
こちらです。
ちょっとこれわかりにくいんですけど、何書いてあるかというと、
全国の高校生の数に対して、
何パーセントが工業高校生なのかというのを表したグラフです。
1995年は100人高校生がいたら、
9人ちょいは工業高校生だったんですね。
なんですけど、見てください。だんだん下がっております。
ここヤバいですよ。
2024年は何と7パーセント切ったという数字があるんですね。
だからこれは本来、ものづくりの関心がフラットであれば、
子供は減っているんですけど比率は変わらないと。
このグラフってフラットじゃなきゃいけないんですけど、
減っていっているという事実があるんですね。
これからわかる事は、ものづくりに対して、
子供たちの関心が薄れていっているというのが
おもちゃの旋盤の開発
縫い図に現れているというグラフです。
ここから私の意見になるんですけど、
何でこういう傾向になるかと思った時に、
やっぱり昨今の目まぐるしいITブームが
一部関連しているんじゃないかなと私は思っています。
プログラミング教育の必修化であったりとか、
AIエンジニアとか、
クロンプドエンジニアリングとかいう言葉も出てきていますけども、
そういうものにすごく注目が集まっているんですよ。
私、工業高校に講演化してもらったりとか、
あと、高専に講演化してもらったりとかするんですけど、
そこで高専の先生とかが言っているんですけど、
やっぱり子供たち、生徒たちが、学生たちが、
物理的なものづくりに関心を寄せなくなってしまったと、
実際先生そう言っているんですよね。
機械化の先生であっても、
機械化の生徒って今何になりたいかって言ったら、
ソフトウェアエンジニアになりたいってみんな言うんですよ。
アプリを開発したいと。物理的なものじゃないんですよ。
なんで、やっぱり産業の基盤たる、
削るとか、曲げるとか、つけるとか、
そういう基本的なものづくりの技術に、
子供たちがほとんど触れていない、
触れる機会がないんだというのが、
今現状の課題として私はあると思っています。
じゃあ実際触れてもらえればいいんじゃないかと思うんですけど、
現状的に難しいです。
旋盤あります。プレスマもあります。
じゃあどうぞ触ってくださいと。言えますか?小学生、中学生。
言えますか?言えないですよね。大人でもおいそれぞれ触れないと。
実際に間違った触り方をしてしまったら死亡事故にもつながる。
そういう危険なものです。
なんで、いきなり触られたって言われたら、大人でも怖い人も
いらっしゃるかもしれません。
じゃあ、子供たちそういうものに触れられないのかと言ったら、
やっぱりそういうものがないんだったら、
作らなきゃいけない。
子供たちが楽しんで、工作機械に触れて、
その加工とかコタケを知れる、
そういうものがあればなということで、
私が作ったのが、このおもちゃの旋盤というものなんですね。
そういう願いを込めて、こういうのを開発しています。
ややこしいんですけど、
こいつのコンセプトは、
作る機械を知る機械を作る機械です。
長いですけど、もう一回言いましょうか。
作る機械を知る機械を作る機械、というコンセプトで作っています。
作る機械ですね、物を作る、我々は普段、
目には見えないような工場にある機械を、
知るチャンスというのを子供たちに作ってあげる機械として、
こいつは存在しているということです。
そういう願いを込めて作っております。
今は、あくまでもモックというか、
試作機の段階です。
ゆくゆくは、子供たちの手元に届けなければならないので、
成人化を目指しております。
対象年齢としては、小学校の低学年から中学年ぐらいの子が、
夏休みの自由研究とかで使ってもらうものになれば、
いいなと思っています。
今、実際にワークに何がついているかというと、
ロウソクがついています。
本当は木とかで削れるといいなと思ったんですけど、
木ってなかなか削りにくいし、削り感がないんですよ。
なので、なるべく楽しく削れるという意味では、
柔らかい材料がいいなと。
あと、当然、尖ったものが出てくると危険なので、
危険じゃないと思っていたのがロウソクかなと、今仮に設定しています。
これ、おもちゃの旋盤なんですけど、組み立てキットとして提供したいと思っています。
だから、バラバラの状態できます。
そういう組み立てキットで子どもたちがまず作ると、
旋盤ってこういうふうに動いているんだと、
ここがギアがあって、こういうふうにモーターから力がつながって、
これが回っているんだということを、
自分の手で体験してもらって、組み立てて、
ものづくりを楽しめるというものにしようと考えています。
展開としては、まずクラウドファンディングを目指しています。
クラファンで製品化して、
まず欲しいという方の手元に届くというところ。
それに合わせて、オープンソフト化をする予定です。
これ、3Dプリンターで全部作っているんですね。
なので、基本的に3Dプリンターがある自宅であれば、
同じものを作れます。
ちょっと今、サイズがでかくて、バンブーラボのAirMiniという
一番定番の家庭用3Dプリンターでは作れないサイズになっているので、
このベースのところだけサイトアウトして、
全部このAirMiniにあれば作れるよという風にしておけば、
結構多くの家庭で作れるかなと思うので、
多くの家庭といってもね、
なかなか3Dプリンターがある家の方が少ないんですけど、
それでも3Dプリンターを今、3万円とかで買えるので、
そうやって自分たちで作れるよというものにもしようと思っています。
そうすると、みんなここが気にならないとか、
自分で改造していってくれると思うので、
そういう広がりのあるものづくりとしても提供していく予定となっております。
それがこのおもちゃの旋盤ですね。
実際、今までいろんな体験会をやって、
今日も子供たちたくさん削ってくれてますけども、
削るって楽しいんですよ。
というのが、
実際、何か具体的なパーツが作れるかって言ったら、
そんなことないです。
ただロウソクを削るっていう機械なんですけど、
実はその削るっていう部分が十分に子供たちにとっては、
関心がある領域だし、楽しいんですね。
本当、この前出展した時は、
30分くらいずっと削っていく、
順番待ちでぐるぐる回っていくっていう子供がいたくらいに楽しんでもらいました。
我々、そういうものづくりのプロセスって、
手段なので、ものを作るための手段として見ているんですけど、
実はそれを楽しむっていう目的化しても、
十分、興味を持ってもらえるものなんですね。
そういうところにアプローチするという意味で、
産業機械の加工のプロセスを楽しんでもらうものとして、
これを提供していきたいなと思っております。
実際に触ってもらえれば、
作るって楽しい、削るって楽しいということが分かってもらえると思います。
というので、ぜひともずっとあそこで削ってます。
3台ありますからね、
バンバン削っていただければ、壊しても大丈夫です。
いくらでも直せるので、
触っていただければなと思います。
ブース21でやっております。
ちょっと時間余っているので、おまけ程度のご紹介なんですけど、
さっきAIがどうのこうのと話しましたけど、
一応これ開発にAIを使っております。
プロトタイプの設計と制作
Mockを作る時に、実は私はデザインセンスがあるわけではないです。
機械系のエンジニアなので、
生成AIでこういうMockですね、
もしもおもちゃの旋盤があったらどういう形?
というのを最初絵を描いてもらって、
それを自分でCADでモデル化して3Dプリントで実現したと。
こういうものを最初に展示させてもらいました。
意外と物作りのプロセスでAIって活用できますよという話です。
あと機構の部分にもAI使ってます。
歯車ついてますね。
裏側にラッカーのピニオンとか、ここにも歯車いっぱいついているんですけど、
これ全部生成AIで作ってます。
別に自分で描けば描けるっちゃ描けるんですけど、
歯車作るって結構めんどくさいので、
こういうサイズの歯車でっていうのをテキストに入力すれば、
出てくるっていうものがあるんですね。
そういうものを使って、こういう機構も作ってます。
そういう技術目線でも、
ディスカッションしてくれる方はブースに遊びに来てください。
旋盤の基本的な動作
ということで、私の発表は以上となります。
ご清聴ありがとうございました。
渋町技術研究所技術ブログもやってますので、ぜひともよろしくお願いします。
万人恩霊です。
急遽3代目の旋盤も出して、
3代体制で回しております。ありがたい限りです。
今14時ですけど、変わらず子どもたちが遊びに来てくれております。
ありがたいですね。
大盛況です。
3時36分。
残り1時間半にして、
ここが折れました。破損です。
今回初の破損。
16時47分、あと10分で終わるんですけど、
まだ遊んでくれています。
撤収の動画撮り忘れてましたけど、撤収です。
ボタンの光が流れてる。
綺麗になりました。
ゴミ1つない。素晴らしい。ありがとうございます。
最近人手不足だし、
ロボット使った自動化設備、
うちもそろそろ。
と、お考えのそこのあなた。
そんな時は、フレアオリジナルにお任せ。
工業用ロボットを使った自動化設備を、
一気通貫で設計製造。
組み立て、溶接、物流、建材、食品、医療にパレタイズ。
ロボット使った設備なら、何でもお任せ喜んで。
詳しくは、ポッドキャストの概要欄からどうぞ。
ロボティクスは未来を切り開く。
株式会社フレアオリジナル。
ここからはせっかくなんで、
このおもちゃの旋盤をじっくり見ていただこうかなと思います。
あんまりじっくり説明したことなかったんで。
せっかくなんで、動画撮りながら説明していきます。
なんで、ビデオポッドキャスト。
動画も一緒に見てもらえればいいかなと思います。
まず、見てください。この外観。このフォルム。
なかなか可愛らしいでしょ。
ぐるっと回しちゃおうかな。
色合いも子供向けっぽくなってるでしょ。
プレゼンで話した通り、こいつはですね。
機械を作る機械として開発しております。
基本的には全ての部品が
3Dプリンター製になっています。
動力は寒電池2本です。
ちょうどここに電池が入るようになってるんだけど。
寒電池2本で動くようになっております。
こんな感じで回るんですね。
家でやるには若干やかましいんですけど。
こんな感じです。
ついているのはロウソクです。
これ何ですか?ってよく展示会で聞かれるんですけど。
太いロウソクを削ってこんな形になっています。
こうやって擬似的にロウソクを削ることで
加工を体験してもらえると。
それがこのおもちゃの旋盤です。
モチーフにしているのは工作機械の中でも基本形である
旋盤という機械です。
旋盤というのは今見せた通りなんだけど
材料がこうやって回転して
工具がここに付いています。
見えるかな?映るかな?
これが工具です。
これが材料に回転して当たって
これが回って削れていくと。
こういう加工ですね。
ロクロウというかリンゴの皮剥きみたいな感じで
材料を削っていくという加工を
削削加工と言います。
その削削加工を行うものを旋盤と言うんですけど
こうやって丸物、円筒状のものを
いろいろと加工することができるんですね。
一般的にはシャフトとかネジとか
長細い丸いものですね。
そういう部品を旋盤という機械で加工します。
旋盤の他に何があるかというと
いっぱいあるんですけど
フライス加工とかマシニング加工と呼ばれる
工具が回転して
止まっている材料に加工すると
例えばこのロウソクを加工するとしたら
ぐるぐると回ったドリルみたいなので
ここに穴を開けますよみたいな
そういう加工方法もあります。
DIYとかでドリルを使って木に穴を開けたこととか
あるんじゃないかなと思うんですけど
とにかく工具が回って
それを物に当てて削っていく、こういう方法なんですね。
ここが一つ、このおもちゃの旋盤の
着物部分でして
なんでいっぱい交差機械加工法がある中で
旋盤をおもちゃにしたかというと
まさにこれ
材料が回転するからなんですよ。
材料が回転すると何がいいかというと
工具が回転するものって怖いんですよ。
だって刃物が回転してるから
そこに万が一ちょっと触れてしまったら
指が切れて怪我をしてしまうというリスクがあります。
でも旋盤も材料が回転してるんじゃないかと思うんですけど
材料が回転しているわけだから
おもちゃにした時に怪我するリスクって
格段に下げれるんですよ。
回ってるロウソク触ってもうんともすんとも
そもそも単三電池2本のパワーだから
そんなにパワーないんですよ。
うるさいねこれね。
ちょっと手を置くだけで止まっちゃうと
挟みようがないんですね。
本当に軽く手を添えただけで止まっちゃうようなものです。
挟まれというものが全然ないんですね。
挟まれたところで機械が止まるので怪我をしないと。
そうやっておもちゃの旋盤にすることで
怪我するリスクを下げれるという感じなんですよ。
ただこれが万が一単三電池2本であっても
細い工具を回転させた場合は
それでも全然人の手とかスパッと切れちゃうと思います。
そういう意味でも
まず旋盤というのが交差機械の中でも
おもちゃにする上で非常に都合が良かったんですね。
安全性と構造の工夫
こういう形になっておるわけですよ。
子供向けのおもちゃとは言っているんですけど
旋盤という機械の主要な構成はそのまま残しています。
ここめっちゃこだわりポイントです。
まずここチャックね。
これちょっと三つ爪チャックにしたかったんだけど
そうなってなくて
単純に針が出ててね
せっかくだから取ろうかな。
今ちょうど材料取れたんですけど
これチャックも取りますね。
材料側にも三つ穴が開いてます。
これ事前に開けてます。
ここが刺さって固定されているだけです。
ここがDカットみたいになっていて
この裏もDカットみたいになっているので
これをこのままここにはめるという感じになっているんですよ。
音声だけで聞いている人は何の話だって分からないと思うので
動画と一緒に見てください。
今まさに閉めているのが
新押し台というものですね。
材料を横から押す形で
グッと押し込むことでワークを安定させる機構です。
これも実際の旋盤に付いています。
ちなみにちょっと地味こだわりポイント
このネジちょっと特殊です。
これ左ネジでございます。
左ネジ。分かりますか?
普通のネジっていうのは右に回すと閉まるんですね。
左に回すと緩むんですけど逆です。
左に回すと締め込む方向。
右に回すと緩む方向。取れる方向ですね。
普通のネジと逆なんですね。
なんでこういう風になっているかというと
それはまあ分かるとは思うんですが
材料がこっち向きに回転するからですね。
刃物がここに付いていて材料がこう回転する。
こう回転するんですね。
だから何が起こるかというと
これ時々自分で分からなくなっちゃうんだけど
こう回転するんですね。
もしもこれが右ネジだと緩む方向になっちゃう。
回転するのが緩む方向になっちゃうんで
ワークを抑えながらも回転してだんだんここが緩んでくる可能性があります。
ここを左ネジにすることで
この回転方向がこのネジにとって閉まる方向になるんですね。
そうするとこういう部品が緩むことなく
回転して安定して
物を抑えることができると。
こういう話なんですよ。だからここ緩みません。
ちょうどこの話を先々週の回かな
ものづくり系ポッドキャストの日
逆転というテーマで語ってますので
まだ聞いてない人はぜひとも聞いてください。
自転車のペダルとか扇風機の羽の止める部分のネジも
同じ理由で左ネジが使われています。
ここが刃物台というものです。
そのままなんですけど刃物がついてます。
赤いハンドルを右左に動かすと
刃物台が右左に移動しますよ。
ちょっと近くに見せたほうがいいかな。
この青いハンドルを動かすと刃物が出たり入ったりしますよ。
ちゃんと見えてる?
ちょっと難しい見せ方が。
これが右左。
この動きで材料を削っていきますよ。
というものになってます。
これどうやって実際動いてるんだって言うと
ラック&ピニオンで動いております。
ちょっと見にくいかもしれないけど
ここですね。
ここですね。
ギザギザしてるでしょ。
これはラックというものです。
このハンドルを回すことで
ここにギアがついてて
右左に動くと。
ここも一緒ですね。
ここギザギザしてるでしょ。
回すと伸びたり縮んだりすると。
ポイントはラック。
下向きについてるんですね。
下に対してギザギザがついてるんで
機械設計ではよく使われる構造なんですけど
これ上向きにしちゃうと上からゴミ降ってきますね。
ゴミ降ってきたところで歯車が重なっちゃうと
ゴミ噛み込んじゃうので
こうやってゴミ噛み込まないように下向きにしてあるんですね。
こういうの地味なんですけど大事な工夫です。
ここで重要なこだわりポイントがあるんですよ。
この棒。
この棒ね。
こいつは刃物台のガイドになってはいるんですけど
機能面というよりも見た目の面で
めっちゃ重要なんですよ。
ここに一本軸があるかないかで
旋盤っぽく見えるかどうかが
まじでガラッと変わってくるんですよ。
旋盤のデザインとこだわり
本物の旋盤ってここの部分に
親ねじっていう大きいねじがついてるのね。
自動送りとかっていう。あんま詳しくは説明しないんですけど
自動送りって機能を使うときにガシャっと入れる。
ずっとぐるぐる主軸に同期して回ってるんだけど
そういうねじがここに必ずついてます。旋盤は。
その親ねじがあるかないかというか
親ねじがあるっていうのが
旋盤の見た目を旋盤たらしめる要素の一つだと
僕は思ってるんで
この一本。別にここにある必要はないんだけど
必ずしもね。本物に合わせるためにここに一本通したと。
これが一本あるかないかだけで
こういうねデフォルメされた旋盤が旋盤ぽく見えるかどうかが
すごい変わってくるんですよ。
これないだけでめちゃくちゃ旋盤感が損なわれるんですよ。
おもちゃとはいえど
やっぱり伝えたいのは交差機械のことなんで
実機の雰囲気残したいんですよね。
ここはかなりこだわってデザイン作ったポイントです。
地味なんですけどね。地味なんですけど
これがかなり重要な部分なんですよ。
なかなかこれ説明しても伝わらないんですけどね。
複雑じゃなくてシンプルな工夫なんだけど
やっぱり旋盤ぽくするっていう意味では
結構この配置とか一本通したのをどういう役割にしようって
ガイドとラック無理矢理つけたんだけど
そういう苦労したポイントあるんですよ。
結構楽しいですよ。こういうの作るの。
あとは主軸の部分とかモーター周りですね。
ここにカバーついてますけどこれ外してあげると
ギアがありますね。ここにモーターついてるんですよ。
電池があって配線通ってて
こっちから見たほうがいいのかな。
見にくいね。ここにモーターついてます。
ここから3段の減速ですね。1、2、3段。
1、2、3段ですね。かまして
ここに主軸っていうものが入ってますんで
これでぐるぐる回ると。
そういう構造になっております。
ここにもこだわりポイントがありまして
主軸ですね。
この中ちょっと見えないんだけどここだけ
ちゃんと本物のベアリング使ってます。
入ってるのは
ここね。
このぐらいの大きさのベアリングを入れてあるんですね。
ちっちゃいでしょこれ。こういうベアリングです。
どういう風に入ってるかっていうと
これもちょうどあるね。
緑のフロアに緑の部品なんで見にくいんですけど
こういうのがあって
まずベアリングここに入ってますよと。
カラーですね。ただの輪っかが入っていて
もう1回ベアリングが入ってこういう感じ
見えるかな。ベアリング、カラーベアリング
この端っこに今ここでも見えてますけど
これちょうどここ。
ここのギアね。これと一緒。
こういうベアリングでここにギアが付くっていう形で
この中に埋め込まれてます。
ここにカラーを使って距離を出してベアリング2列で
入ってるという構造になっているんですね。
これはこだわりポイントでございます。
結構。
本物の工作機械の主軸もこれと似た構造になってるんですよ。
前輪ベアリング、後輪ベアリングっていうのがあって
それで力を受けているんですけど
ここはあえて本物主構というか
同じ構造にしてあります。
ゆえにそれなりに安定して回るんですね。
大事なこと言い忘れてたんですけど
このおもちゃの旋盤って組み立てキットとして提供したいんで
部品全部バラバラの状態で提供したいんですよ。
子供たちが説明書を読みながら
旋盤を組んでいく。そして組んだ旋盤で加工する。
この体験までがセットなんですよね。
だからこうやって実際に本物のベアリングを
使うことで
ベアリングってこういう感じなんだと。滑らかに回るな
っていうことが子供たちも分かるわけですよ。
ぶっちゃけこのぐらいの機械であれば
ベアリング使わずに滑り、単純に部品同士が滑るよね
っていう感じで潤滑してあげてもいいんだけど
ものづくりとか機械を伝えるっていう意味では
多少コストが上がってもここはやっぱり
本物のベアリングを中に埋め込んでおきたい。
実際それを子供たちが埋め込む、つけるってことを
やってもらいたいなと思ってこういう形にしてあります。
ここも私のこだわりポイントの一つでございます。
製品化とオープンソース化の展望
ここからは
今後の話をしたいと思います。
このおもちゃの旋盤を今後どういう風に展開していくか
という話ですね。目指しているのは2つあります。
まず一つ目は製品化です。
これを皆さんのお手元に届けるということですね。
これはずっと言い続けてますけど
まずはクラウドファンディングとかを行って
製品化して欲しいとか
家で遊びたいっていう声もやっぱり展示会出すたびに
すごく多いのでとにかくお手元に届くように
製品化を目指していこうと思ってます。これ一つですね。
そしてもう一つはオープンソース化
っていうのをやりたいんですよ。
製品としてももちろん作って提供したいんだけど
こいつの設計データですね。
これいろいろ部品ありますけど
こいつ全部公開したいです。基本的にはこれ
全部3Dプリンターの部品なんですよ。全ての部品ね。
なんで3Dプリンターさえ持っていれば
これって誰でも作れるんです。多少ねモーターとか
ベアリングとか入ってますけどさっきも言ったんですけど
こんなん別に市販で買えるもんなんで
そのパーツの名前とか型番と3Dプリンターのデータがあれば
誰でもこれ作れるんですね。
だからご自宅に3Dプリンターがある人は
これ自分で作ってもらって
自分たちで真改造して気に入らない部分は
自分で設計して改造してもらうとかして
新たなオプションパーツとかがね
いろんな人たちで共有するみたいな
そういうみんなで作っていく育てていくような
機械にこいつをしたいんですよ。
ソフトウェアの分野では結構ね
オープンソースってすごい盛んなんですけど
こういうハードウェアのオープンソースってまだまだ少ないんです。
あるにはあります。例えば
3Dプリンターね。今ちょうどこの足元にあるんですけど
プルサMK4という
3Dプリンターあります。こいつはもともとレップラッププロジェクト
っていうね。3Dプリンターで3Dプリンターを
作ろうっていうオープンソースの取り組みの中で
生まれた3Dプリンターの一つです。
この話は過去回ですね。シャープ300
シャープ134ですね。
の3Dプリンターを組み立てよう
っていう回で話してますんでね。ぜひともそちらも聞いてください。
そういう感じで自分でも
作れますよ。みんなで改造していきましょうねっていう
状態にもしたい。だからオープンソース化
っていうのはやります。3Dプリンター持ってる人
作れますし。これ作りたいから
3Dプリンター買ってもらってもいいんで。
一家に1台3Dプリンターでございます。ただ
こいつね
サイズが結構でかいのよ。
3Dプリンター今の状態だとこいつを印刷できる
3Dプリンターってちょっと限られてるのね。
一番長い部品がこの赤い部分見えるかな。
ベースね。こっからここまでの
長さがだいたい230ミリ
あるんですね。でこれ
今一家に1台の勢いでめちゃくちゃ売れまくって
いるコスパのバグ。3万円で買える高性能
爆速3Dプリンター。私が激推ししているバンブー
ラボA1ミニという
3Dプリンターがあるんですけど。ちょうどそいつは僕の
背中側にあるんですけど。こいつの
このA1ミニの最大造形サイズが
縦横高さで180ミリなんですよ。
だからこのA1ミニだと
すごい数出てていろんな人が持ってるんだけど
このおもちゃの旋盤今のところ作れないんですよね。だって一番長い
長さが230ミリあるんでこれ印刷できないと。
さっき足元にプルサ君いますよ
という紹介しましたけど。プルサにも
プルサミニっていう180cm
四方の3Dモデルを造形できる
タイプのちっちゃい3Dプリンターあるんです。
それもちょうど僕の部屋の向こう側にあるんですけど
こいつもやっぱね
使えなくなっちゃうと。とにかく
180ミリ以内に収める
っていうのは結構重要で
オープンソースにする上で一つのポイントだなと思ってます。
これに収めるか収めないかで結構
作れる人作れない人がだいぶ変わりそうなのよね。
やっぱバンブラムのA1ミニすごい数出てるから
A1ミニで作れるサイズですよっていうことが
割とこういろんな人に触ってもらう
作ってもらう上でかなりポイントになってくると
考えているので
この3Dプリンターじゃなかった。おもちゃの旋盤ね。
3Dプリンターの話しすぎて
世の中の全てが3Dプリンターに見えてますが
じゃなくてこのおもちゃの旋盤のサイズなんですね。
とにかくこのベースの部分。そこの部分をうまいこと
180ミリ以内に収めるっていう設計変更を
これからしていこうと思ってます。
安全性への配慮
これがまずオープンソース化への課題ですね。
ただオープンソース化もそうなんですけど
製品化にしてもですね。そもそも完成度まだ
私の中の完成度で言ったら4割ぐらいなんですよ。
特に重要なのが安全なんですよね。
当たり前だけど安全すごい大事だと
子供が使うもので。展示会の時は
必ず説明員が付き添っているんですよ。
必ず加工している子供に
一人一人大人が付き添っていて見ていると。
そういう状況になっているので
よっぽどなことがない限り怪我するものではないです。
パワーも低いので
回るじゃない。
回してる。
指2本で止まっちゃうぐらいなんで
全然パワーないんですね。
挟まりようがないし怪我もしないっちゃしないんですけど
子供たちの挙動って読めません。
あくまでも自分たちの視点で
安全だと言っているだけで
クラファーをやるにしても
皆さんのお手元に製品として届ける限りは
おもちゃ関係の安全認証をしっかりとった上で
製品化したいよねっていう話があります。
それは当然ですよね。
ユーザーに怪我をさせないと。
これはものづくりで重要だし
重要だし
自分たちにとっても
重要なんですよ。
自分たちを守るという意味でも非常に重要です。
例えば説明が足りなくて
作り手が本来追わなくてもいい責任を負ってしまうという場面も
もちろんあります。
そういう視点でも配慮が必要です。
安全設計の重要性
これは別に僕一人で作ってるわけじゃなくて
ものづくり未来塾っていう豊田市のカリキュラムの中で始めさせてもらって
今年の9月に終わるんですけど
2人一緒に手伝ってくれるよっていうことなんで
3人でやってるんですけど
一生懸命私を手伝ってくれてやってきたメンバーたちに
責任が行ってしまうっていうのも
当然絶対ダメなので
そういう視点でもいろんな配慮が必要なんですよ。
安全にもいろいろあって
絶対的に安全な状態っていうのが
もちろん1番なんだけど
例えばこのおもちゃの旋盤にしたって
ここ回らなければ絶対安全じゃんと
動かなければ安全じゃないですか
怪我しようがないよねと
でも動かなければ加工できないじゃないと
そういう話もあるんです。
例えばお巡りさんが交通事故を減らしましょうって言って
交通事故を減らすために皆さん家から出ないでくださいって言ったら
確かにそうだけど違うじゃんってなるますよね
家から出なければ交通事故に合わないよね
理論ですね。
こういう根本的な危険源を取り除こうっていうのが
安全設計においては1番重要で
こういうのを本質安全設計と言うんですけど
今話したように
そういう風に本質安全を確保しようと思うと
そもそも製品として成り立たなくなっちゃうよねって場合は
多々出てきます。そういう場合には
追加保護方策と言ってカバー付けましょうねと
危ない部分には触れないようにしましょうよという
みたいな保護をするんですね。
それでもまだ怪我するリスクがあるなという場合には
使用上の注意情報をユーザーに開示しましょうと
こんな危険が残ってるんで気をつけてくださいね
こういうことはしないでくださいねっていうのをちゃんと明示しましょうと
こういう方策をですね
3ステップメソッドと言います。
ものを作る上で非常に重要な考え方
安全の視点なんですけども
一応そういう3ステップメソッドとかリスクアセスメントに基づいては
設計してきたつもりではあるんですが
自分たちの視点だけではどうしても限界があるんですよね
趣味のものづくりから
製品になるときの一番のポイントっていうのは
ここで自己責任ではなくなるということですよ
これを誰かに与えるということは
その人が怪我をしないような
責任っていうのは
作り手側が負わなければならないという風になるんですね
だから自分が楽しいって言って作ってるものづくりとはやっぱ
ガラッと変わると
私も別に今まで会社の中でずっとものづくりして
世の中に製品を収めてきましたけど
自分個人としてものを出したことって生まれてこなかったら一度もないんですよね
その趣味で作ってみせるっていうのは当然ありますけど
責任の所在が変わるみたいな
そういう製品として出すっていう経験は全くないので
この辺り結構勢いで進めるわけじゃなくて
ちゃんと一歩一歩焦らないように
検証しながら進めていかないといけないなとは思ってます
製品化の道のり
なのでそういう製品を作るっていう意味でも
いろいろと調べながら
ちゃんとそこにお金かけながらやっていこうと思うんで
その中で得た気づきとか
こういうことあるのかという経験は
このラジオの中でまた皆さんと共有していければなと思います
そうするとこのものづくりのラジオ
深み出ますよね
実際にもの作って製品にする過程で
こんな苦労ありましたよっていう生の声聞けたらちょっと面白くないですか
番組の深みとしても出るかなと思うので
そういう話もまたお祝いしていければなと思っております
あと材料の問題もあるんですね
これ今ロウソク削ってるんですよ
さっきも言ったけどねロウソク削ってるんですけど
これ結構散らかるんですよ
すごい細かい切りくずが出るんで
これ家で遊んでもらうにしては
ちょっと嫌だなって親父さんもいると思います
実際会場で加工体験してもらって
これ家でやりますかって言われたら
いやこのロウソクのゴミちょっとなーみたいな人結構いるんですよね
片付くのよね削った後
片付きにくいの
やっぱ掃除機で削っても
床にちょっとこびりついちゃうみたいなところもあって
ちょっとこれ以下用にしようかなっていう感じですね
もう展示会やるたびにね
展示会場を汚さないように
常に掃除機を持ちながら
すぐ掃除機で片付けるっていうことを一応してますけど
一応ロウソクの粉が色々あって
ちょっと待ってね持ってこようかな
どういうものか
ちょうど今持ってきましたけどね
怪しい黒いビニール袋
近年稀に見るですよねこういう黒いビニール袋って
最近は透明なものが多いですけど
展示会行くたびにね
カメラを動かそうかな
こういう粉です
本当は触りたくないですけど汗かいてるんで
こういう粉が出るんですよ霧粉
ちょっと待って手洗ってこよう
今ちょうどおててを洗ってきましたけど
ああいうゴミが出るんですね
あそこの量までは出ないですよ
展示会1回分でロウソクとしては
十何個削り切ったような量なんで
ご家庭で削ってもらった場合にはあれほど出ないんですけど
やっぱ上手く回収する仕組みとか
そういう仕掛けがいるなとは思いますね
例えばあれロウソクなんで
1回溶かしたらもう1回材料として再生できる
っていうことはあると思うんですよ
だからそういうゴミというか削りカスを入れて
もう1回加工できるロウソクにするっていう
そういうキットまで含めれば結構面白いかなと思います
練り消しじゃないけど
ゴミを散らかさずに子供が片付けてこれでもう1回遊べるんだぞ
そういう動機になれば
ちゃんと掃除する理由にもなるかなと思うしね
本物の洗盤も使い終わった後掃除するんですよ
それが大事なので
そういう機械をメンテナンスするとか
終わった後に掃除するっていう
そういうものづくりにおける段取りとか
できたらなと思いますね
今後に関してはこんなもんですかね
あと直近の話なんですけど
10月4日5日土曜日日曜日ですね
メーカーフェア東京2025に出展できることになりました
ありがとうございます
ありがたいことに2年連続出展となりますんで
もし遊びに来れる方がいたらですね
東京ビッグサイトでぜひともお会いしましょう
メーカーフェア東京の公式ホームページのトップ画面に
去年私が出展したおもちゃの洗盤載っております
何枚か写真が切り替わるようなホームページなんですけど
その中の1枚に含まれておるんですね
去年の洗盤結構うつりいっすよ
ありがたいですね本当に
すぐ記念にキャプチャー撮りました
というわけで4月4日5日ぜひとも遊びに来てください
そこではこれ今見せたものをさらにブラッシュアップした状態で
お見せできればなと思っております
あとおもちゃの洗盤ステッカーというものも
実は作っております
メーカーフェア東京2025の出展
これ浜松メーカーフェアで初めて配ったんですけど
これです
どうすかおもちゃの洗盤というステッカー
いいでしょうこれ
これはですねポッドキャスト界隈で
デザイナーとして活躍しているですね
ポッドキャスターではないんですけど
ポッドキャスト界隈のデザインをよく担当してくださっている
白川みのりさんという方にお願いして作っていただいたデザインです
それをステッカーにして配っていますので
ぜひとももらいに来てください
というわけで今後も頑張って開発進めてまいります
作る機会を知る機会を作る機会
ということでね
ぜひともこのおもちゃの洗盤の応援のほど
よろしくお願いします
はいここからクロージングトークです
もう動画撮るのめんどくさくなっちゃったんで
ここからAI支部長でございます
まずはですねイベントの告知でございます
こちら聞いてください
名古屋でのポッドキャストイベント
ポッドキャストミキサーを開催します
ポッドキャストミキサーは
様々な番組が混ざり合うミキサータイム
各番組のグッズが手に入る物販ブース
計10個番組と混ざり合う
東海で今までになかったポッドキャストイベントがここに実現
声が混ざる思いが交わる
ジャンルもスタイルも越えて
ポッドキャストの今が名古屋に集う週末
話す人も聞く人も混ざって生まれる新しい熱
7月ポッドキャストミキサーで会いましょう
場所は名古屋駅すぐ近く名古野キャンパス
7月26日13時より開始
チケットはリッスンチケットページにて
さあ推しに会いに行こう
ありがとうございますということで名古屋のポッドキャストイベント
ポッドキャストミキサーですね
これ告知会をですね配信させてもらってますけども
細かいことは全部そっちで説明してますけど
7月26日土曜日13時から
名古屋駅から徒歩8分名古野キャンパスにて
総勢16番組が参加する
ポッドキャストイベント
ポッドキャストミキサーを開催いたします
すごい多いですね16番組ですよありがとうございます
参加費は2000円ですね
各番組のオリジナルグッズの販売もありますので
ぜひとも遊びに来てください
店員はだいたい50名から60名くらいになるかなという感じです
リンク概要欄に貼っておきますのでよろしくお願いします
まだ潤沢に空きありますからね
ぜひとも遊びに来てください
ミキサータイムというね
希望した人が喋れる時間も作ろうと思うので
あまり人が殺到しちゃうと喋れないかもしれないんですけど
みんなでごちゃごちゃ混ざり合いながら交流できるようにしたいなと思います
打ち上げとかもできれば参加してくれた方が希望したら
参加できるような打ち上げの時間も設けて
そこでも交流してもらいたいなとは思っているので
詳細が決まりましたら案内させていただきますのでよろしくお願いします
とにかく7月26日ですね
名古屋でお会いしましょうよろしくお願いします
というわけで今回はここまでとさせていただきます
私は支部長技術研究所という技術ブログも運営しています
周知更新を目標に更新していますのでそちらもぜひ覗いてみてください
またXM1役立つ技術情報の発信を行っております
朝7時20分夕方18時20分に必ず投稿しておりますので
ものづくりの意義
そちらもチェックよかったらフォローいただけると嬉しいです
あとものづくりの視点というボイシでのお話もやってます
こちらは月曜日から金曜日までの主要で配信中です
自分ぐらいで聞けるものづくりの話ですぜひそちらも聞いてください
あとですねこのものづくりのラジオ
いいなと思っていただけた方はですね
番組のフォローまた各ポッドキャストアプリにて
レビューそしてYouTubeのチャンネル登録
いいねよろしくお願いします
あとついでに言っておくとですね書籍出ております
あつまれ設計1年生初めての締結設計というですね
締結設計に関する私の本出ておりますので
こちらもですねちょっとネジの設計というか
締結部分の設計わかんないなどうしたらいいんだろう
と思う方ですねぜひとも手に取っていただければと思います
というわけで今回ビデオポッドキャストは
短くしようと思ったんですけど結構長くなっちゃったんですけどね
私が今やってることが少しでも伝わればいいなと思います
というわけで今回はここまで
以上しぶちょーでした
58:57

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