2020-12-16 40:57

第178回 【対談】工場の生産性向上に必要な対策について語る①(ゲスト:株式会社キレイ21 津村雅志さん)

製造業において工場の稼働の生産性を高めることは今後の日本企業にとって非常に重要かつ注目されている分野です。食品工場の生産性を向上させるためにどうすれば良いか、環境機器メーカーと提携し、食品工場向け再生可能エネルギー事業や生産性向上コンサルティング事業を手掛ける株式会社キレイ21代表取締役の津村雅志さんと対談します。


※このご時世ですのでソーシャルディスタンスに配慮して収録しております。

 株式会社キレイ21様のHPはこちらです。

 https://tmt-universal.com/jp/ 

津村さんのTwitterアカウントはこちらです。 

https://twitter.com/odenkun8557?s=09 

本放送で取り上げられておりました、株式会社キレイ21様で手掛ける、ゴミを滅菌・再資源化することにより、価値ある資源に生まれ変わらせる等地球環境問題の解決へ導く「地球まるごとキレイプロジェクト」の紹介ホームページはこちらです。 

https://kirei21.com/ 


【ハイライト】 

・食品工場で生産性向上する難しさ 

・株式会社キレイ21様の事業概要 

・リサイクルの現状と今後企業がやるべきこと


~お知らせ~

サニーデーフライデーは、社会保険労務士として活動する田村が普段のサムライ業という固いイメージから外れ、様々な分野で活躍する方やその道の専門家・スペシャリストと語るトーク番組です。


人生に前向きでポジティブな方をゲストとしてお呼びし、経営者や従業員として働くリスナーの皆様が明日から明るく過ごせて、心や気持ちがパッと晴れるそんな『働き方を考える』ラジオをお送りします。


話すテーマは社労士業、働き方改革、キャリア、海外駐在、外国人雇用、海外放浪等です。


パーソナリティー:田村陽太

産業機械メーカーの海外営業、社労士法人での勤務経験後、社労士事務所を開業。海外駐在員や外国人社員の労務管理、外国人留学生・技能実習生の就労支援等、企業の国際労務・海外進出対応に強い。ラジオDJ、ナレーター、インタビュアー、番組MC・ナビゲーター等、音声メディアや放送業界でも活動。また、番組プロデューサー、ポッドキャストデザイナー等のPRブランディング事業も手掛ける。


カバーアート制作:小野寺玲奈


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社労士ラジオ 【サニーデーフライデー】
社労士ラジオ 【サニーデーフライデー】 田村陽太です。
この番組は、社会保険労務士として活動する田村が、 普段の侍業という堅いイメージから外れ、
様々な分野で活躍する方や、その道の専門家、 スペシャリストと語るトーク番組です。
本日も素敵なゲストをお呼びしております。
株式会社キレイ21の津村雅志さんです。 津村さん、よろしくお願いします。
今回、サニーデーフライデーの収録に来ていただきまして。
お呼びいただいてありがとうございます。
津村さんとの出会いのきっかけなんですけれども、
ある高校生向けの進路指導のお仕事で、 面接指導や講演をしたときの一緒の講師として一緒になって、
何回かお話しさせていただいて、今回津村さんが海外でもお仕事をしたりとか、
生産性工場とか、私たちのお仕事のその前の段階ですね。
工場の中の生産性の工場とか、そこら辺のお話をやられているので、
そこら辺にお呼びさせていただきました。
まず、私から簡単に津村さんをご紹介させていただきます。
大手食品メーカーの飲料工場で製造部門や生産技術部門でのケッキングを経験し、
工場の生産性工場や法理化、そして機械メーカー、建築ゼネコン、電気メーカーなど、
延べ800名の方と関わる工場設備の導入、新設プロジェクトやISO関連の業務に携わり、
その経験を生かして2017年に独立。
自社のオリジナルな工場改善手法を使った食品工場の生産性工場支援事業を軸に、
食品安全やCSR等の監査事業、セミナーや執筆などの業務を行い、
最近では事業範囲がアジアを中心とする海外にも広がっているということですね。
そして、環境事業として環境機器メーカーと提携し、
食品工場向け再生可能エネルギー事業、食品残砂再生化事業、
これは残り化ということですね、の再生化事業にも取り組んでいるということですよね。
はい、その通りです。
工場の生産性の工場であったりとか、そういうところ以外にも環境に携わるような
お仕事もされているということで。
そうですね。
食品工場って、物を仕入れて加工して世に出すという流れがあるんですよね。
03:04
やっぱり工場って世に出す流れの中で、工場内で不良品として、
要するに製品にならないものがあって、
やっぱり工場の人たちは、原料を100種入れたら、100商品化商品にしたいわけですよ。
そうですね。
ただ、実際は100種入れてもそのうちの80しか商品にならなくて、
残りの20というのは、いろんな工程の中で不良品として、結局ゴミですよね。
ゴミになってしまうというのがあって、そういうのを減らす。
80しかできなかったものが90できるようになりました。
95できるようになりました。
そうすると工場も儲かるようになるし、ゴミも減って環境にも優しいよというような形で、
工場の利益率を上げようみたいな。
そういったことを主に、もともとの食品メーカーでやっていて、
それ以降、自分で何かをやるという時も、そういった切り口で事業ができたというか。
ロスに問題意識が昔からあったんですか?
やっぱり100%商品になるというのは難しいんですよ。
なんでですか?
商品を仕入れて、一個一個手作業で作るわけではなくて、
食品工場ってものすごいスピードで商品ができるんですよね。
僕がいたのは飲み物、飲料の工場だったんですけど、
飲料工場って、例えばこのペットボトルとか、これ1分間に500個ぐらいできる。
目にも止まらぬ速さで商品ができるわけですよ。
最初はいきなりバーッと作るわけではなくて、
徐々に徐々に安定稼働に乗っていって、高速ラインに入っていくので、
最初の出だしというのは、どうしても不良が出やすい。
なるほど。
だから最初の1個目というのは、機械っていきなり、車もそうだけど、
エンジンかけてアクセル踏んでいきなり100kmで走れる。
最初は10km、20km、30kmと言って、最終的に100kmで安定稼働。
1速、2速と上げてきた。
やっぱり1速、2速の段階でできたものは、どうしても不安定で、
商品としても品質も安定していない。
なので、どうしてもロスが出やすかったりとかね。
あとは、やっぱり食品って生物だと言っても、
06:02
例えば原材料のね、果物を使う。
例えばトマトジュースとか。
トマトの品質によってトマトジュースって変わるじゃないですか。
そうですね。
そういうのでも、原材料の品質っていうのも一定ではないので、
やっぱり不良品っていうのはどうしても出ちゃうんですよ。
そういうのをなるべく少なくして、
なるべく100、仕入れたものは100賞金化できるようにするっていうのは、
これはもう永遠の課題というか。
どこの職員工場も悩んでるんですか?
どこの職員工場も悩んでる。
どこの職員工場も悩んでる。
やっぱりゴミにしたら、
仕入れてね、お金払って商品仕入れて、
それを売って初めて仕入れた分のペイできて利益が生まれるんですけど、
仕入れてそれがゴミばっかりいったら、
仕入れた分だけ損でしかない。
そこはね、どこの職員工場も悩んでる。
ノウハウがいるんですよ。
聞いた感じにいるそうですよね。
めちゃくちゃ。
そこはなかなかお勉強では難しいところもあったり、
どっか勘みたいなところがあって、
勘っていうのは山勘とかに添えられじゃなくて、
語感を使うところはやっぱり残ってるんですよね、そういう世界って。
見たり聞いたり触ったりとか?
そうそう、ちょっとこれ変な音するなみたいな。
異音がするとか。
そういう感じなんですか?
これちょっと金属の異音がするぞとかね。
匂いとかですか?
匂いとかもそうなんですよ。
やっぱりちょっと焦げ臭いなとか。
それは食品ってやっぱり熱かけたりするんで、
その熱のかけ方がちょっと強すぎるんじゃないかっていうのは、
見た目の例えばちょっと苔がついてるとか、
そういうのでも熱かけすぎだなっていうのは、
匂いから判断したりとかね。
いろんな視点で品質を上げていくっていう活動をしている。
なるほどね。
つむらさんとかいろんな工場、職員関係でもいろんな職員あるじゃないですか。
和菓子とか加工品とかいろいろあるじゃないですか。
そこら辺での和菓子を使った、
これは怪しいなっていうのが研ぎ澄まされてるから、
どこの工場行ってもなんとなくはそこがわかるんですか?
わかります。わかります。
例外はないですね、今のところ。
機械が変な音するとか?
そうなんですよね。
これ僕ね、なんでわかるのか自分でもよくわかんないですけど。
何でわかるのか教えてもらって。
09:01
なんかやっぱりね、ここ工場になんだかんだ言って17年くらいいて。
そうですよね。結構長くもいらっしゃって。
僕はもともと工業高校を卒業して製造業に行ったわけですよ。
やっぱり高校生で就職しようと思ったら製造業を行きたい人が割と多くて。
そういったところに実際に組みに行って、ずっと現場にいたので。
なるほど。
4、6時中現場にいて、商品をずっと見て、問題があれば直して、改善して、
っていう形で生活の一部みたいな感じだったんで。
そういったところから来ると思うんですけど、
やっぱりどの工場に行っても製造現場って大体一緒なんで。
なんとなくそこにいると、ここを直したらもっとこうなるんじゃないかなとか。
そういうのがね、はっと思う。
気づいてはっとそこの問題のところに行ったら、やっぱりそれが問題だったみたいな。
意外とそこが会社にとっての一番のポイントだったりするんですよ。
気づいてない?
管理室、そこを面倒見てる人、キーマンになる人は知ってる。
そこで共感してもらえる。
この人はここがこう思うんだけど、現状どうなんですか?
いや実はですね、ちょうど今ここが問題だっていうことで、
今ちょうど社内でどうしようかこうしようかって言ってたところなんですよ。
問題点は会社の中で上がってるんですね?
外から指摘されたのかわからないけど、認識してる場合もある。
どうしたらいいかわからない。
それどうしたらいいかわからないってどうするっていうのは、
逆にこれはちょっと技術的な話が出てきたりとか。
人が関わってる工場であれば、人の作業を変えたりするんですけど、
機械がものを作ってる工場の場合はやっぱり機械を変えなきゃいけない。
そうするとやっぱり機械の知識が痛いとか、
機械ってだいたいプログラミングの制御って言うんですよね。
制御プログラムっていうのが動いてるので、それが当然わからなきゃいけない。
そこが固有のスキルになっていくというかね。
じゃああれですね、まず管理職の方に、
つぶやさんがここ問題じゃないですかって言ったら、
そこでまず親近感を沸かせて、なおかつそれ生物じゃないですか、機械。
初めて出てきましたプログラミングをどう直すかってところも、
12:03
結構難易度高いと思うんですけど、そこら辺とかって流れの勘で対処したりするんですか?
やっぱりコツとかあるんですか?
これまでは、例えばコンサルの人ってたくさんいるんですよ。
コンサルの人っていうのは業務改善、ここをこうした方がいいですよ、
ここをこうするともっといいですよっていうことはできるんですけど、
メカニックじゃないので。
機械のことになるとわからないわけですよ。
こういう風にしたらいいんじゃないの?
じゃあ具体的にどう改善しようかっていうのは、
例えば機械メーカーさんとかで機械のことわかるから、
外部の人でまた機械メーカーさん呼んだり、
専門の技能の人を呼んで直していくんですけど、
僕はどっちかというと、ここをこうした方がいいですねっていうことを信じて、
なんなら溶接もするし、僕溶接できるんで、
例えば機械の構造を変えようかとか、装置を改造しようといった時に、
例えば新しく部品を付けて、その部品を付けるためには金属でね、
例えばセンサーを付けようと思ったら、センサーってただ付かないわけですよ。
金属のブラケットっていうシチューになるものが必要なんで、
このシチューを今度鉄工省に作らせて、それを納品してもらって、
実際にここに溶接を付けちゃう、溶接は僕はビーってやって、
センサーを付けて、センサーって電気製品なので、
それを機械の配電盤に差し込んで、プログラミングでそいつを使えるようにするわけです。
使えるようにして、このセンサーがピコって付いたら、
こっちの方で違う動作をさせてとか、そういうのを全部制御で組んで、
使えるようにまで持っていくので。
それもできるんですか?
できませんよ。
じゃあ4人いるコンサルティングの方って結構口だけで、
外注さんと一緒にサービスメンテナーさんと来て色々やりますけど、
そこはつむらさんでワンストップで、ソフト的なところもそうですし、
メカ的なところもその場でできると。
できますよ。
それは説得力も増しますよね。
そう。だからこれ、実はこういう生産技術っていう仕事がメインだったんですよ。
生産技術の仕事ってまさにそれだったんですよ。
だから工場って商品を作っている人が、
商品を作って売ることに価値があるので、そこに直接携わっている人。
工場でいうと製造の直接人員みたいなのが価値を持っているんですね。
そこに携わっていない人、製造に携わっていない関節部の人っていうのは、
15:02
基本的には価値がないっていうふうに言われていたんですよ。
工場内の認識として。
だからこの製造に携わっていないスタッフみたいな人たちの価値っていうのは、
そういったことによる製造で働く人たちのバックアップ。
それに全てを注げみたいな。
そこにしかお前らの存在価値はないっていう。
言われていたので、そういった改造をすることによって、
作業者の人はもっと楽にとかね、
供用金を減らして、もっと生産性を上げようみたいな。
だからそこにしか存在価値がないって言われていたから、
それをやるしかないんですよね。
だからそのために必要な技術っていうのは全部身につけようみたいな。
製造の方が100出せるようなバックアップっていうのを
作業者の人のことで培ってきて。
人がやることっていうのは自分にはできるだろうっていうか。
溶接の職人がいて、溶接の職人に溶接してもらうのもいいんだけど、
これ人がやっていることなんで、僕もできるんじゃないかなみたいな。
プログラミングの人もやってバーってやるんだけど、
俺もできるんじゃないかみたいな感じで、
最初本当に後ろで見て覚えたの。
そんな感じで覚えたんですか?
そんな感じで覚えた。
全部現場で、すごいですねみたいな。
へーへーって言ってたからね。
たまに教えてくれたりとかして。
聞くのうまそう。
あれを引き出して。
いい気持ちにさせて。
すっげーなこれって言って、
えーどうやってやるんですか?みたいな。
なんかハードル高そうですよね技術部門とか、
職人の技みたいなのって10年20年やらなきゃいけないのかなって思いますけど、
そこらへんはちゃんと現場で聞いてすぐ吸収するようなことをやるが、
今の嗣永さんでやるみたいな。
そういう感じで、それを今でもそういう風にしてやっていると。
なるほどなるほど。
いろいろと僕が説明した以外にもいろいろと深まってきましたけど。
最初、質問したことに答えようかなみたいなことを言ってたけど、
何だろうなって。
もう一番始まる前から、
もう一番始まる前から話いただいたので、
僕から質問を触れる前に話してもらって。
じゃあそういう問題意識があって、
2017年までお仕事続けてきて、いざ独立するじゃないですか。
今の独立してきて、お仕事内容っていうのは変わってきてるんですか?
そうですね。
仕事しながらでできなかったことっていうのを独立してやってるみたいな感じですか?
そうなんです。
僕も独立して、これもいろんな後援があって、
いろんな人と新しい関わり合いができてくる中で、
18:03
今の事業にもつながっていくんですけど、
いわゆる環境事業。
これまでもやっぱりロスを減らす、生産性を上げるっていうのは環境事業。
いわゆる環境に優しいゴミを減らすというのはそういうところにつながるし、
省エネっていう面で言っても、
省エネすることによってもちろん電気代とかで下がるから、
企業にとってもいいんですけど、環境にとってもいいだろうということで、
環境事業を今はちょっとメインに持ってきて、
この作業はだいぶ落ち着いたし、安定してきているので、
もう一つ社会に貢献するというので、
いわゆる廃棄物を全部燃料にしようという、
そういう事業をメインでやらせてもらっているんですよ。
詳しく教えてもらっていいですかね。
ゴミを使えるものにするみたいな。
変えるというか。
今世の中にあるゴミって、もちろんそのゴミそのものが毒性のあるもの。
毒性があって、かつ熱をかけてもその毒が消えてなくならないものは難しいんですけど、
単体で毒になるものね。
ただ一般的なゴミ、生ゴミとかプラスチック、ペットボトル、
なんでもいいんです。
そういったゴミは漏れなくすべてエネルギーに変換することができるんですよ。
そういう技術があるんですか。
そういう技術が唯一持っている会社があって、
僕はそこと提携をしている。
それは日本で唯一そういう技術が持っているというか。
特許としては世界国際特許なので、
実は競合は居ないわけではないんですけど、
いろいろと問題点があって、競合の他社さんはね。
他社さんは一社か二社しか居ないんだけど、
例えば安全性に問題があったりするんですけど、
うちが取り扱っているのは、
そういう安全性を一応クリアしていて、
いろいろ最近は問い合わせが多くて、
例えば行政ですね。
国とか。
国とか、市町村とか、
あとは海外関係ですね。
そこも僕が立ち上げた会社と、
もう一社、ワンワールドという会社がいるんですけど、
21:02
ワンワールドね。
その会社と二社で共同してやっているんです。
ワンワールドの代理店とか、
いろんな会社が関わるんですけども、
基本的には二社でやらせてもらっていて、
ほんとすごいもんね。
ゴミが全部燃料になるっていうのは、
例えばプラスチックってもともと何でできている?
プラスチック?
プラスチック何でできているだろう?
燃料って何ですかね?
プラスチックの原料?
やばい、僕理科的なこと全然わからない。
プラスチックはポリエスチルでする?
そう、そうなんですよ。間違ってない。
ポリプロピレンとか、ポリエチルとか、
プラスチックとか、種類がたくさんあって、
例えばペットボトルっていうのはペット樹脂っていう、
そのものの名前なんですけど、
これPPか。
PP。
ポリプロピレンかな。
その元をたどると、
これ全部石油由来の製品なんですよね。
石油からできている。
石油からプラスチック製品は、
生まれているんですよ。
どういうことかというと、
プラスチックっていうのは分解すれば、
また油にすることができる。
石油になると。
石油に戻るんです。
だからプラスチック製品、今現状はね、
プラスチックってリサイクルしているとか、
いろいろ言われてますけど、
あれはちょっと嘘が混じっていて、
実際リサイクルされてないんですよ。
戻ってないんですか?循環されてないんですか?
基本的には燃やされているんです。
リサイクルはほんの一部。
ほんの一部。
今現状はできないんですよね。
それは先ほど言ったように、
プラスチックには種類があって、
ペットボトル単体でフィルムも外して、
キャップも外して、
このプラスチックの本体単体だったら、
リサイクルすることはできるんですけど、
ただ、このリサイクルも一回しかできない。
なんでですか?
扱う商品によるんですけど、
強度がちょっと弱まっちゃうというか、
ペットボトルからそのままこれをね、
同じ商品、このままの形で使えばいいんでしょうけど、
でも劣化するし、
それをまた砕いて、
またプラスチック製品に、
ペットボトルに生まれ変わらせたとしても、
それを何回も何回もやると、
強度がちょっと安定しないんですよ。
品質が良くない。
形が保持されないというか。
そうそう。
だからリサイクルって、
現状はどの分野でもそうなんですけど、
一回なんですね。
24:00
リサイクルって本当に繰り返しなんですよ。
そうですよね。よくマークありますよね。
実際これ一周しかできないんですよ。
そうなんですか。
それが現状で。
問題点と。
かつ、ハイプラ、燃えるゴミ、プラゴミ、
今分けてますよね。
これ分けて出すんですけど、
これ行くとこ一緒ですからね。
え、そうなの?
焼却炉に行く。
え、なんで分けたんですか?
まあ、いろいろと大人の事情で。
大人の事情で分別して、
当然リサイクルに回してね、
回すもんだと。
ということでみんな分けてるんですけど、
行くとこ一緒なんです。
で、燃やしてるんですけど、
これ実は国はリサイクルだと言っているんです。
なぜかというとですね、
燃やしますよね。
熱が出ますよね。
その熱を利用して、
例えば温水プール。
これサーマルリサイクルって言うんですけど、
燃やすことによる燃やした時に出る熱を利用して、
いろんなところにその熱を使う。
はあはあはあ。
だから実際燃やしてるだけなんですけど、
熱を回収することをリサイクルだと。
これ日本だけなんですよ。
日本だけ。
そういうのが日本のリサイクルなんですか?
そう。
だからリサイクル率実は、
リサイクルの7、80%はそれなんですよ。
結構占めてますね。
だからもうガンガン燃やしてる。
もともとの原料が戻ってくるのがリサイクルの意味だったんですけど、
熱が主のリサイクルの効果みたいな感じですか?
そう。だからこれ熱って逃げちゃったら、
回収できないんですよ。
だから1回だけなんですよ。
2回目はないんですよ。
ああ、なるほど。
それがまかり通っているので、
サーマルリサイクルっていう言葉を使って、
ゴミを、プラをガンガン燃やすと。
ああ。
逆にプラスチックがないと消費量って燃えないんですよ。
ああ、なるほど。
生ゴミって水分がたくさん含んでいるので、
火がよく燃え広がらない。
ああ。
だからプラスチックを入れることによって、
これも油があるんだよ。
ああ、炸裂油。
そう。火に油を注ぐっていう炎が燃えてくれるので、
その辺で分別して生ゴミをガンガン入れるけど、
一定量のプラゴミを入れることによって、
燃やして、わーって燃やして。
そのために分けているんですね。
ある程度のプラゴミに対して、
どれくらいのプラスチックを入れたらいいか。
そうですね。
なるほど。
もともとのリサイクルの原料を、
日本に使えるようにするっていうのが、
現状日本ではできていないっていうところを、
御社では目つけてやっているってことですね。
そうですね。
これを実行すると、
プラスチックを全て燃やさずに、
水蒸気で、
水蒸気を使って、
全て分解する。
27:01
はい。
水蒸気。
水蒸気を使う。
加熱水蒸気って言うんですけどね。
はいはい。
何度でも上げられるんですけど、
せいぜい600度くらい。
高くても。
まで上昇させて、
こいつを蒸発させるんですよ。
蒸発させる。
蒸発させると、
これがもうなくなってね。
蒸発して、
また冷却すると、
出てくるのは油なんですよ。
それを分離生成すると、
経油ができます。
重油が取れます。
すげー。
熱として逃げるんじゃなくて、
石油としてちゃんと戻ってくるっていうか。
そう。このやり方って石油生成所と同じ。
石油。
そういうのがあるんですね。
原油ってほらドロドロしたね。
海底から掘ってるんで、
ドロドロしたものが日本に入ってきて、
日本のエネオンスとか、
そういう石油メーカーっていうのは、
それを生成するんですよ。
だからぐつぐつ温度で熱して、
何度で取れたの。
何度で取れたものは経油。
また何度から何度まで取れたものは重油。
分離させていくんです。
分離しちゃ取れない。
分離しちゃ取れない。
それを僕らはやっているだけ。
ゴミを気化させて、
プラゴミを気化させて、
この温度帯からは重油。
残ったものは例えばアスファルトだったりするんですけども、
そういう形でまず燃料を取ってあげようと。
それが主にプラゴミっていうのは、
海のゴミも海洋プラスチックってよく言われるじゃないですか。
プラゴミって一番分解しないんで、
自然界でいくら放っておいても分解しないんで、
それが一つメイン。
プラゴミを処理するっていうのが一つ大きな課題の一つ。
ただ僕らっていうのはプラゴミだけじゃなくて、
生ゴミでも、その中に石が入ってても、
金属が混じってても、何でもいいんです。
分別の必要はないので、とにかくゴミは全部入れちゃってください。
その機械に温度を入れて。
例えば砂浜のゴミとかね。
砂浜のゴミなんてのはもうショベルカーで全部ガーッと拾って、
全部入れちゃってくれと。
それとも砂の中に入っているプラスチックの部分、
それは全部油にしましょう。
ガラスが混じってます。金属が混じってます。
それはそのまま残るので。
あとは砂利とか。
それは砂としてまた残るので。
30:00
不要なものが全部取れる。
油とか水に変わって、
残ったものは消して、
残ったものは金属、
それからガラス、
砂とか砂利だけ残るので。
これ分けることが簡単なので。
分けてあげれば、砂はまた戻してあげれば、
綺麗な砂が戻る。
で、金属は金属で、これ資源ですから。
売ってくれたらいいです。
サイト使えると。
ガラスも別に集めてあげれば、
溶かせばまたガラスとして使えるので。
残ったものは炭だけです。
炭というのも固めればバーベキューで使ってもいいし、
木炭みたいな。
完全にレンタンっていうんですよね。
ものすごいカロリーの高い、
よく燃える燃料になるので、
これ別にバーベキューで使うも良し、
炭だから焼酎に使うも良し、
いろんな用途があると思います。
それで使えるので、
あと何も残らないです。
分別もできるし、ちゃんと資源も回収して、
採用できるような。
この技術がないんですよ。
なんでないんですか?日本では。
逆にどうやって目つけたんですかね。
たまたま目に飛び込んできたんです。
当時はね、
実はこの機械は売れ始めたのは3年前から。
実際に一社でやってた会社がやってて、
1台も売れてない時に、
僕と一緒に関わってるんですよ。
その時はまだ1台も売れてないと。
売れてないけど、これすごくないですか?
宝の持ち腐れみたいな。
売り方がわからないですから。
日本で1台も売れてないから、
最初の1台目を誰が買うかっていうので、
みんなだから、
外が買ったらうちも買うよっていうのが日本人なんですよ。
だからこの人は売れないんで、
中国に行って、
1人で機械を作って、
ゴミを集めてきて、
取れた油を近所に売り歩いたんです。
それで売れて、
収支決算表を作って、
儲かるというか証明して、
中国の企業がそれを見つけて、
買ってくれたんだよ。
機械が買い入ってたんですか?
それで売れたから日本に帰ってきて、
そのお金を使って事業をちゃんと日本でもやろうと。
ということで、
昔からその人と関わりはあったんですけど、
33:01
コンサルとかで、
いろんな仕事をしてきたので、
その間も一緒にやろうという話はあったんですけど、
ずっと。
タイミングがあって、
いざやろうといった時に、
法人化して、今の株式会社キリエ21を作って、
本格的に関わり始めた。
だからずっと前からしてるんです。
いつかやろうね。
でも僕今コンサル忙しいし。
そうですよね。
食品工場の生産性向上、コンサルティングは。
でもそれは今にも繋がっていて、
食品工場ってゴミの問題が今結構シビアなんで、
要するに参拝業者さんがいるわけですよ。
工場から出たゴミって、
基本参拝業者さんが引き取って処理するんですけど、
今は処理をできない。
これも日本のちょっとブラックな、
闇の世界なんで。
闇の世界なんですね。
日本のゴミっていうのは、
基本的には中国とか東南アジアに輸出なんです。
この前ニュースでマレーシアとかで、
参拝を輸入禁止みたいなのがありましたね。
輸入禁止してから、
日本は今まで横立たししてたのに、
もちろん参拝業者さんが処理する分もありますよ。
あるけども、
輸出してる分も多くあって、
そこがストップするってことは、
日本にゴミが溢れる。
処理するコストが合わないわけです。
安いコストで海外に処理させるっていうのが、
やり方なんですけど、
日本で処理するとコストが合わない。
企業が払うお金ね。
それをあげたい。値上げしたいけど、
排出するね、ゴミを出す企業も、
そんなにも厳しい業務だからね。
そんな参拝にあげられたら困ると思う。
値上げは受け付けないっていう。
だから参拝業者さんは、
処理すればするほど赤字になっちゃう。
できないわけです。
だから長くても3年、
長ければ来年、再来年くらいには、
多分日本のゴミは、
結構深刻な問題になっていくんじゃないかなと、
思っているんですけどね。
深刻になるっていうのは、参拝業者が潰れるってことですか?
処理しなければ、
キロ1000円で仕入れたものを、
2000円かけて処理するのは難しいので、
処理しないわけですよ。
なるほど。
やめろよ!
会社の中に置くんですか?
会社の中に置くか、
36:01
安く処理するために、
何かしらしてるかもしれないけど、
今そういう状況なので、
どちらかというと、
そういうところに入っていって、
企業で自分たちで処理してくれと。
食品メーカーさんだと、食品工場で。
食品工場ってほとんどが、
排水処理所を持っているんですよ。
水、排水リストで汚れた水。
これは工場で自分たちできれいにして、
川に流しているんです。
これも排水処理をやっている。
だからゴミは一緒じゃないですか。
自分たちのゴミは、自分たちの工場で処理して、
やってくれと。
水ではそれが確立しているので、
できても難しくない。
だからそういったところで、
今後紹介していったり。
コンサルトセットで売ったり。
いろいろ可能性がある。
日本の社会的にそういう仕組みがなかったところを、
ワンワールドさんと提携して、
そういう仕組みを各会社に作っていく。
社会を変えるような。
一生懸命やっているんですよ。
変わればいいな。
間違いなく進んでいかないと、
そのうち取り返しがつかない問題になることは、
なんとなく想像ができる。
今、そこに関わっている人たちの中の問題なんですよ。
具体的に。
食品工場の廃棄物を担当している人がいらっしゃる。
その人の中では、
3倍の費用が上がるし、
持って行ってくれない場合もあるわけですよ。
もう取れない。
お宅で何とかしてくれって。
値上げ交渉に応じないんだったら、
ゴミは取りません。
という風になっていっているので、
その担当者は困っているわけです。
それがまだ担当者の心の中で困っているわけで、
そういう会社全体の問題になってきて、
それがいろんなところに勃発してくると、
だんだん日本全体の問題になっていく。
そうなった時に、
どうなるのかな。
だからそうならないように、
僕ら自分たちの機械を紹介することも必要だし、
供給体制もあるので、
僕ら工場で、
キレイ21としての工場ではなくて、
ワンワールドジャパンとして、
もともと製造工場があって、
そこに製造委託しているわけですよ。
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ただ今度で、
ものづくりとしての経験が少ないので、
なかなか農機を守れないとか、
いろんな問題があって、
だから今度僕はそこにね、
開発案件というか、
工場としての稼働を、
食品工場のコンサルと機械メーカーのコンサルは一緒なので、
もともと機械をいじれるから、
だから機械を作るものづくりとしてのコンサルとしても、
そこに工場に行って、
生産性を上げていく。
農機を守れるように。
お客さんの求めてきた仕様に、
満足できるように、
やりながら、物も売りながら。
売りと供給。
売ったら売ったら、今度供給を上げていく。
それもやりながら。
メーカーとしての品質の保持というか、
農機を守るような会社を御社でもバックアップして、
営業戦略としても、
機械が欲しがっているような、
食品工場とか各工場さんへの営業をしていく。
いかがでしたでしょうか。
次回もこのお話の続編をお送りいたします。
魅力的なお話たっぷりです。お楽しみに。
シャローシュラジオ サニーデイ・フライデー
DJの田村洋太でした。
それでは次回も、リスナーの皆さまの
お耳にかかれることを楽しみにしております。
今日も気をつけて、いってらっしゃい。
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