前回ね、プルサMK4をご提供いただきまして、
そちらね、動画にさせてもらったんですけども、
今回はこちらです。
ちょっと見てください。見れる?
映ってるね。ちょっとマイク邪魔だけども。
これ、じゃじゃん!
ちっちゃいプルサミニプラスでございます。
軽いちっちゃい可愛い3Dプリンターね。
この3Dプリンターの組み立てと紹介レビュー会となっております。
それでは早速いきましょう。
ということで、まず見てください。
この可愛らしいボディ。
めちゃくちゃ小さいですよね。
簡単に手で持てます。軽いです。
でもこんな可愛い感じなんですけど、
非常に素晴らしい3Dプリンターなんですね。
今回ご提供いただいたのはですね、
このプルサミニプラスの半組み立てキットというものです。
今はこれ組み立て後の状態なんですけど、
これが半分組み立てられた状態で送られてきて、
残りは自分で組み立てましょうというキットでございます。
見えてるかな?ちゃんと映ってるね。はい。
前回ですね、プルサMK4の組み立て動画を出したんですけど、
あれは完全な組み立てキットなんですよ。
全部の部品がバラバラの状態で来るわけ。
組み立てるのにね、
大体8時間とか10時間ぐらいかかるね。
本当に大人のプラモデルって感じです。
万人にあれをお勧めできるかって言われたらね、
ちょっと難易度的には微妙で、
3Dプリンターの構造をしっかり勉強したいとか、
機械が好きでたまらないって人にとっては非常に向いてるんだけど、
初心者が気軽にあれに手を出すのは少しハードルが高いというか、
手が出ないかなと正直思います。
そんなあなたに組み立て式3Dプリンター入門機として、
This is 最高にちょうどいい3Dプリンターが、
このプルサミニプラスの半組み立てキットでございます。
後で動画でお見せしますけども、
この3Dプリンターの組み立てにかかる時間は長くても1時間ぐらい。
慣れていれば30分ぐらいで組み立てることができます。
非常に簡単なんですが、
3Dプリンターの構造は組み立てながら学ぶことができるんで、
ちょっと3Dプリンター組み立ててみたいなと、
組み立て式チャレンジしたいなっていう初心者の方には非常にお勧めな機械ですよ。
もともとこのプルサミニをご提供いただいた経緯なんですけど、
別にこれ宣伝してくださいよっていう意味でもらったわけじゃなくて、
僕からくれませんかって言ってお願いしたんですね。
今年の4月に工業高校に講演行ったんですよ。
それも動画出してますけど、
その時に工業高校の先生と話したんだけど、
学生向け、特にものづくりに興味がない層に向けて、
3Dプリンターの組み立てのワークショップとかやったら、
いろいろとものづくりとかに興味持ってもらえそうかもねみたいな、
そういうお話をしたんですね。
ただ3Dプリンターの組み立てって言ってもさ、
8時間、まるまるワークショップやるわけにもいかないから、
ワークショップ向けでいい感じに簡単に組み立て体験できるような3Dプリンターが必要だったわけですよ。
プルサミニプラスっていうのは、そういう体験会にも非常に向いてるんじゃないかなっていうことで、
今回プルサリサーチさんにお願いして、
工業高校向けに1台と我が家にも1台ご提供いただきました。
ゆくゆくはワークショップのために使っていくんですけど、
まずせっかくなんでレビューさせてもらおうかなと思って、今動画を回しております。
実際にプルサミニプラスは、
女子高生向けの3Dプリンター組み立てワークショップでも使ったっていう実績があるみたいで、
普段ものづくりに触れない人に向けて興味を持ってもらうきっかけになる。
そういう教育目的にも非常にフィットする機械なんですね。
これはね、そういう側面もあるんだけど、組み立てからしばらく使っているんですけど、
やっぱり3Dプリンターの名機の一つですね。素晴らしい3Dプリンターです。
印刷品質もすごくいいですし、細かいよしよしは後で説明しますけども、
まず最初に組み立ての様子をご覧いただきましょうか。
ということでどうぞ。
はい、ということでここから組み立て動画になります。
まずガジェットレビューおなじみの開封のギですね。
ここから中身どんなもの入ってるかっていうのを出していきます。
まあね、半組み立て済キットなんで、全部出したところでそんなにたくさんはないんですよ。
今からこうつらつら並べていくんですけども、
主に大きなユニットは2つです。
今出てきましたね2つ。
右上にちょこちょこっと映ってるですね。
ちょっと今見切れてますけど、今見えましたね。
テーブルのユニットと、あとですね右側にあるL字のユニットです。
この主に2つをくっつけるという作業が、
この半組み立て済キットの一番メインの作業となります。
あと細かい部分をねつければ完成っていう感じです。
非常に簡単なんですよ。
あとプルサではおなじみのハリボーもしっかりと入ってますね。
ハリボーっていうのは世界一有名なグミですよ。
プルサの3Dプリンターにはね、ハリボーがおまけとして、
いいなもうおまけというか部品として入ってるんですよ。
これ非常に粋な計らいでさ、
3Dプリンターの組み立ての説明書に、
このハリボーを食べるタイミングっていうのも指示してあるんですよ。
休憩がてらここでハリボーを食べてくださいっていうふうに書いてあるんですね。
そこまで組み立てマニュアルで指示してくれると。
非常にこう海外っぽいユーモアではあるんですけど、
粋な計らいというか、
日本もねこういうユーモア真似した方がいいなって思いますね。
そしてまたねこの組み立て中に食べるねハリボーが美味しいんですよ。
プルサミニはすごい小さいハリボー入ってます。
こんなサイズです。
これどこに売ってんねんって感じだけどね。
なかなかこのサイズハリボー見ないんだけど、
ミニにふさわしい小ささです。
私はもうねプルサ3台組み立ててるんでこれも含めて。
与えられるハリボーの量を見れば組み立ての難易度わかりますよ。
フルサイズハリボーは8時間ぐらいかかるんですけど、
まあこのプルサミニのハリボーの量であれば30分から1時間ぐらいかなと思いますね。
あのコンビニでさ売ってる食玩とかと一緒で、
もしかしたらプルサの3Dプリンターは、
ハリボーが本体で3Dプリンターがおまけなのかもしれないと。
まあまあそれは去っておき、
しゃべってる間にね今組み立てが進んでますけども、
まあこれ半組み立て済キットっていう名前なんですけど、
半とは言ってるんだけど、
届いた時点で8割は組み立て終わってます。
だから実質2割組み立てキットです。
今倍速15倍でお送りしてますけども、
ブログ用に写真撮りながら組み立ててまして、
これで大体1時間ぐらいでした。
だから本当に何も考えずにパパッとやれば、
誰でも30分ぐらいで終わると思います。
まあこれならやっぱね、
ワークショップとかにも非常に使いやすいし、
分解して持ち運ぶってこともできますね。
私3Dプリンター運搬勢でして、
イベントに3Dプリンター持ってくってことがちょくちょくあるんで、
分解できるっていうのは非常に嬉しいんですよ。
一応このプルサミニプラスには、
半組み立てキットの他にですね、
フルの組み立てキットもあります。
だから1から組み立てたいっていう人は、
そっち買ってもらえれば、
バラバラの状態から組み立てることができます。
組み立て作業の詳細、
どういう作業があるんだろうって知りたい方はですね、
マニュアルは誰でも見れるようになってるはずなんで、
概要欄にリンク貼っとくんで、見てください。
そしたら雰囲気分かりますから。
ただね、マニュアルね、
絶妙に分かりにくいんですよ。
ちょっと痒いとこに手が届かないっていう部分が、
あるんですけどね、
これもうちょっとね、
なんとかならないかなと思うけど、
分からなくてね、積むほどじゃないけどもね。
って感じで組み立て作業完了でございます。
ふーん。
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こっからはですね、
実機を見ながら、
ねっとりレビューをしていきたいと思います。
見てください。
これも舐めますように見ていきましょう。
見た目非常にいいですね。
シンプルでコンパクト。
オレンジ色もね、すごく映えておりますよ。
3Dプリンターに必要なね、
最小限の構成っていう感じをね、
非常に無駄のない設計でございます。
で、今チラチラと、
端の方に映っておりますけども、
今回同じような構成の機械を並べておいてあります。
いいね。
こうやって並べるといいよね、すごい。
なんかいいなぁ。
で、まぁちょっとね、
左に並べているのを紹介しますけども、
こちら3Dプリンター界でコスパのバグを生み出した名機、
バンブラボA1ミニですね。
私のこの放送の中でも何回も紹介している3Dプリンターです。
で、まぁ似てるよね。
機械的な構成がほぼ同じです。
で、プルサミニプラスとバンブラボA1ミニは、
別にライバル関係っていうわけではそこまでないんだけど、
ちょっとねターゲット層の違いはあるんですけど、
まぁ似たような機械ですよ。
プルサミニの方が先輩です。
原価どうなっているんだという感じなんですけども、
それだけね、やっぱりちょっと3Dプリンター界隈に、
海外とか業界に価格破壊をもたらした名機1台かなと思います。
本当にコスパのバグなんですよ。
だから3Dプリンターを使いたいよ、触ってみたいよっていう人には、
このバンブラボのA1ミニとてもおすすめしています。
ただ安いからって性能が劣るわけじゃなくて、
機能面に関しても正直めちゃくちゃいいです。
盛り盛りです、本当に。
ちょっとバンブラボの紹介になっちゃうんだけどさ、
まずここね、カメラついてるね、これ。
だからここでカメラ撮って、ここで印刷状態を見れると。
タイムラプス撮ったりとか、スマホから監視ができるっていう機能が標準でついております。
Wi-Fi経由で印刷のデータを送れるんで、
パソコンから無線で印刷の指示ができますよという機能もついてるんですね。
それでいて静か、印刷品質もいいと文句はつけようがないですね。
もう革命的なガジェットって感じよね。
バンブラボって会社は、DJIっていうドローンとかカメラ作ってるメーカーの技術者が立ち上げた会社なんですよ。
私もちょうどDJIのお下ポケットっていうカメラで今動画撮ってますけども、
そんなメーカーだから非常にソフトウェアが強くて、ソフトウェアファーストな製品の作りになってます。
なんで3Dプリンターなんですけど、スマホ連携とかめちゃくちゃいいしアプリもいいと。
ただメーカーもいいんですよ。メンテ性がめちゃくちゃいい。
こういうノズルね、3Dプリンター結構ノズル詰まりがちなんだけど、こういうところの交換もワンタッチでできるようになってます。
これは機械設計者視点で見ても神の設計だなと思いますね。
ちょっとベタボミしてあれなんだけど、プルサミニ一方どうかっていうと、正直プルサミニプラスはそのあたり弱くてですね、
カメラがないのは当然としてですね、これWi-Fiもないんですね。
ネットワーク繋ぐんだったらLANケーブルを挿す必要があります。
だからね、ちょっと裏側にあるんだけどね、LANケーブル挿すとこ。
はい、ここね、ここ。
ここにこうやってLANケーブル挿して通信すると、基本的にはUSBね。
USBで印刷データ持ってきて、挿してあげて印刷するっていうのが使い方のスタンダードになるかなっていう感じですね。
あとはね、やっぱバンブーラボに比べると印刷の速度はだいぶ遅いですね。
ただ印刷品質は非常にいいです。このあたりさすがプルサっていう感じね。
メンテナンス性もそこまでいいわけではないと。
別に悪くはないんだけど、プルサじゃなかった、バンブーラボがちょっと良すぎるっていう部分はあるんですけどね。
一般的にここのノズルとかはね、ひねれば簡単に交換することはできます。
だからプルサミニはね、ガジェットというより、3Dプリンターっていう機械っていう感じがしますね。
私はメカが好きだし、機械設計の仕事をしてますんで、非常に好みの機械ではあります。
こういう話をするとね、じゃあバンブーラボの方がいいんじゃないかと思うんですけど、違うんですよ。
もうね、介護官ではないんです。プルサミニプラスにはこいつの良さがあるんですね。
それがこれですよ。ここ。この部品のことを言ってるんじゃないよ。
ここ。この部品の形のことを言ってるんじゃないよ。ここ。
何だと思いますか?あとここもそうね。ここもそう。
よくよく見てくださいよ、これ。見えるかな?
ここね、3Dプリンターで作られた部品なんですね。
だからプルサっていう機械は、3Dプリンターで作れる3Dプリンターということなんですよ。
レップラッププロジェクトっていうね、イギリスの大学で行われたプロジェクトがあります。
これはイギリスのバース大学の講師であったエイドリアン・ボイヤー博士によって行われたプロジェクトで、
簡単に言えば、3Dプリンターで作れる3Dプリンターを作ろうぜというプロジェクトです。
ちょっと難しく言うと、3Dプリンター自体に自らを複製できる自己複製という性質をつけようと、
それを実現しようというプロジェクトです。
細胞が分裂して増えていくみたいな感じをね。
3Dプリンターが1台あれば、そこから新しい3Dプリンターが1台生まれると。
そういう感じでね、3Dプリンターが生き物が増えていくみたいに、増えていく世界いいよね。
それ実現しましょうよというプロジェクトなんですよ。
そういう面白い取り組みがあったんですけど、そのプロジェクトの派生として生まれたのが、このプルサというメーカーの機械なんです。
だから部品は3Dプリンター製になっておるわけですね。
この3Dプリンターのモデルのデータはオープンソースとして公開されています。
だからユーザーが自由にそのモデルを使って形を変えたりとか、いろいろ真改造したモデルも出てますんで、
この3Dプリンター自身でその改造部品を印刷して、自分自身に組み込んであげると。
そうすることでどんどん真改造することができるんですよ。
真改造じゃなくてもいいんだけどね、改造することができるんです。
自分で自分を高めていくことができるという構成は、やっぱりこのプルサにしかできないんですよね。
これが魅力。やっぱりレップラップはいいですよ。バンブーラボにはこれはできないです。
分解とか改造しながら3Dプリンターの構造を学ぶことができます。
部品定数も見てもらってわかる通りそんなに多いわけじゃないから、改造もしやすいし学びやすい。
そこが非常にこのプリンターのミソな部分ですね。
3Dプリンターに作られた3Dプリンター。
これが私の感じるプルサの魅力でございますね。
せっかくなので一つ構造的な話をしていきたいと思います。
今同じような構成の3Dプリンター並んでおりますけども、基本的に軸構成というものは同じです。
X軸、肩持ち。X軸というのはこっちに動くね、この軸のことなんだけど、これが肩持ちですね。
肩方から持たれている、そういう構成の3DプリンターかつテーブルがY方向に動く。
XがこっちでYが奥行きですね。
なのでY方向にこのテーブルが動くよっていう、こういうのをベッドスリンガー方式と言うんですけど、そういう形になっています。
バンブラブの方も同じですね。
テーブルがYに動いてヘッドがXに動くと、こういう構成です。
構成は同じなんですけど、これ比較してみると、実は根本的に違う箇所が1箇所だけあるんですよ。
どこかわかりますかね。
それがエクストルーダーと呼ばれる部分です。
エクストルーダーはフィラメントを掴んで送り出す機構です。
フィラメントね、こういうの。
3Dプリンターでこういう材料を溶かしていくんですけど、これフィラメントです。
こいつをググッと掴んで送り出すみたいなね。
そういう機構をエクストルーダーと言います。
送り出されたフィラメントは、こういうチューブを通って、
ちょっと見えてないな。
こういうチューブを通って、このホットエンドという部分にたどり着きます。
ここをアップにしようかな。
ホットエンドがこんな感じ。
ここですね。
これホットエンドと呼ばれる部分なんですけど、
こういう風に電気が来て非常に熱くなるんですね。
200度とかそのぐらいの温度まで熱されます。
送られてきたフィラメントがここに入っていて、
ここで溶かされてノズルから出てくるというのが、
3Dプリンターの基本的な仕組みになっています。
このバンブーラボの機械とプルサミニプラスはですね、
このエクストルーダーの方式が全く異なります。
ここは構造としての唯一と言っていいか分からないけど、大きな違いですね。
バンブーラボの方から説明していくとですね、
バンブーラボはエクストルーダーがどこにあるかというと、
ここです。
このヘッドの中に入っています。
なのでこのチューブをピューっと通ってきて、フィラメントが来て、
この中にエクストルーダーが掴まれて押し出されると。
すぐ下にホットエンドがありますから、
ここで溶かされて樹脂が出てくるという構成になっています。
こういうのをダイレクトドライブ式と言います。
じゃあこっちプルサミニプラスの方はどこにエクストルーダーがあるかというとですね、
実はヘッドにはないんですね。
じゃあどこにあるかといったら、
こちら。
ちょっと見方を変えたほうがいいな。
ここです。
ここ。
ここがエクストルーダー。
ちょっとひっくり返しましょうか。
今これ後ろからプルサミニプラスを見ているんですけど、
ここです。
バンブーラボだとヘッドの中に収まっていたものが本体側に付いているんですね。
ここから樹脂を送り出して、
このホットエンドまで送るという形になっております。
これがちょっと構成の違う部分でありますね。
ヘッドではなくて本体側にエクストルーダーが付いているんですね。
こういうのを膨電方式と言います。
膨電というのはイギリスの発明家の名前で、
チューブにケーブルを通して力を伝えるという機構を発明した人です。
身近な例で言えば、自転車のブレーキワイヤーとかですね。
ああいうのを膨電ケーブルと言いますけど、
チューブの中にワイヤーが通っていて、
手元でレバーを操作するとブレーキに力が伝わるじゃない。
ああいう感じでチューブというかワイヤーを通して遠くに力を伝える。
そういう機構が膨電方式というか膨電という人が考えた機構なんですよ。
それになぞらえてこういう構成の3Dプリンター膨電式と言うんですけど、
だからここですね、力が発生するのはここ。
ピラミッドがここから入ってきて、ここで掴まれて、
ここから押し出されると。
チューブを通ってこのホットエンドの方にグッと押し付けられて出てくると。
そういう方式なんですね。
これをやるメリットいろいろあるんですけども、
まず重量物であるエクストルーダーをヘッドから離せるということです。
これ見たら一目瞭然なんだけど、ちょっと待ってね、戻してみると、
ヘッドの大きさが全然違うでしょ。
ミニプラスのヘッドの大きさはこのぐらいで、
バンブーラボめちゃくちゃでかいと。
なぜならこの中にエクストルーダーも入っているからね、
当然気泡が大きくなります。
一方でミニプラスめっちゃちっちゃいよね。
超ちっちゃい、シンプル。
これ何がいいかというと、結局このX軸動くのよ、印刷の時にね。
これがビュンビュン動くから、なるべく軽い方がいいと。
だからボディ方式というのは、3Dプリンターを早く安定させて動かせるために、
ヘッドを軽くできるというメリットがあるんですね。
ただ当然デメリットもあって、
力のかかる部分がやっぱり遠いのよ。
ここから押し出されて、実際押し付けられるのはここだから、
このチューブの中まで距離があるんですよね。
だから実際のチューブの摩擦の影響を受けたりとか、
押し出してここから出てくるのにタイムラグがあったりとか、
色々難しさがあります。詰まりやすかったりするしね。
どうしても押し出しのタイミング遅れるから、制御も難しいと。
そのあたりはPulsarの制御側でリカバリしているんだろうなと思います。
特に使っていて何か遅れを感じることはありませんね。
あとコスト的にも、HotendとExtruderを離した方が安くなると言われてます。
それはやり方次第ではあるんだけど、やっぱり単体で要素があった方がシンプルになるからね。
シンプルになると安くなります。
一方で合体させると、どうしてもこの形の中に
全てを収めなきゃいけないから、構成として複雑になりやすいんですよ。
そうするとコストが上がりやすいということはあります。
そういうことで、この防電方式とダイレクトドライブ方式で、
並べてみると構成は一緒なんだけど、実はExtruderは大きく違うよという特徴があります。
ダイレクトドライブ方式の方は、印刷がすごく安定しやすい。
だってここで送って、ここで溶かしてるからね。
安定しやすいんだけど、さっき言ったようにこれめっちゃでかいから、
重くなってスピードが出しにくいですよという特徴はあるし、
値段が高くなりますよということも言われているんですけど、
なんで笑ったかというと、バンブラボの方が安いし早いですよね。
不利な設計構成のはずなんですけど、
こっちの方が早くて安いって、やっぱりこれはちょっとおかしい。
いい意味でおかしい機械だなと思います。
機械構造的に言ったらこっちの方が安くて早い、合理的な作りにはなっていると。
何が起こっているんでしょうね、このバンブラボの中でね。
簡単にメカ的な話をさせてもらったんですけども、
同じような構成の機械であるんですけど、よくよく見るとこういう違いがあるんだよということです。
こうやって違いを見ながら、こここんなふうに違うんだとか見ながらですね、
設計者は一体何を考えてこういう形にしたんだろうなっていうのを妄想するのが面白いよね。
そういう意味ではやっぱり改造の余地があったりとか、分解する余白があるこのプルサーミニプラス、いいと思うんですよ。
ちょっと値段は張るんですけどね。やっぱりそれが独自の魅力だと思います。
まだ使い始めて数ヶ月なんですけども、これからいろいろと使いこませていただこうかなと思ってますし、
できれば改造とかも施していきたいですね。
ということでプルサーミニプラスの紹介でございました。非常に魅力的ないい機械でございます。