冷笑と論破の疲れ
おはようございます、しゅうへいです。この番組では、1年後のあなたが楽になるヒントを、瀬戸内海の島から毎日流行をお届けしております。
今日はですね、冷笑とか論破とか、最近なんか多いじゃないですか、YouTubeとかね。
それこそちょっと選挙期間だったから、Xとか開くとさ、なんか常に誰かが論破して、論破されたりとかさ、ありますよね。あれ、ちょっと疲れた人にオススメの本があります。
で、それが何かというとですね、ボイシーもされているトマノさんの初めての哲学的思考っていう本なんですよ。
なんかね、これはね、多分今そういう冷笑とか論破とかにちょっと疲れた人が読むと癒される本なんじゃないかなって思うんです。
で、この本何かというと、まあいわゆるその哲学的思考、ちょっと難しい言葉だけど、哲学的に考えるみたいなこととか、哲学って何なのかとか、哲学って役に立つのかとかね、
科学とどう違うのかみたいなことを最初に書いてくれている本なんですよ。だからまあ哲学を勉強されている方からしたら、もうなんか当たり前、哲学ってそういうもんだよね、みたいなものかもしれないですけど、
ちょっとそこに触れてこなかった、僕とかまさに触れてこなかったんですけど、勉強不足でね。読んでみるとすごいね、今テレビとかネットとかこういうこと起こってんだなーっていうのはすごく気づかされるという本なんですね。
で、今日はその本の内容で、そういう論破とかに疲れた人がこういう考え方をインストールしておくといいよねっていう、そんなちょっとエッセンスをシェアする回にしたいと思います。
で、そもそも哲学って何か、哲学する意味って何かっていうふうに、この本を読んで僕が読み解くことなんですけど、それは何かというと共通了解を見つけていくこと。
それの下準備というか、下地というか、姿勢というか、態度というか、共通了解。
要するに、僕、瀬戸内の島に住んでるじゃないですか、人口5000人。で、あなたもしかしたら、あなたは東京住んでるかもしれない、1300万人が住んでるね。
で、こことここで話をして、どんな暮らしが一番いいかって話したらさ、多分なかなか難しいと思うんだよね、ディベートしたら。
いや、そんなのお店がいっぱいあった方がいいっていう場合と、こっちだと自然が近くにあった方がいいんだとかさ。
多分、一向にそれこそ、某ヒロユキさんじゃないですけど、店なかったらダメじゃないですか、みたいな。でも逆に、店なんかいらないですよね、みたいな。
そういう話になっちゃうかもしれないよね。あれはテレビとかそういうものだから、あえてそういうふうにやってるのかもしれないんですけど。
で、そういうところで、お年どころというか、じゃあそもそもいい暮らしって何だろうか。じゃあそもそも暮らしとは何か、生活するというかどういうことかみたいなところからちゃんと考えて、
お互いの共通了解、暮らしっていうのは、例えば本当にいろんなライフスタイルがまずある前提で、じゃあ都会とか田舎とか、自分が疲れたときとか自分の状況に応じてそれを使い分けられる方がいいよね。
ということは、都会も田舎も両方経験できるデュアルライフっていうものがいいかもしれないとかさ、わからないよ。
この後も浅い議論にはならないと思うんですけど、でもそういうものなんですよ。だからお互いの状況を鑑みて、共通でちゃんとその答えみたいなものを見つけていこう。
答えを出し切ろうという姿勢っていうのは多分哲学的思考だというふうに僕は読み解いております。ちょっと違ったらすみません。
問い方のマジック
その中で論破とかいわゆる霊性みたいなものが何で気持ち悪いかっていうかしんどいかっていうと、要するにこれずっと問いの立て方とか一般化の罠にずっとはまってるんですよ。
この本の中の2部にある哲学的思考の奥義っていうのがあって、ここがすっごい僕好きで面白かったんですけど、一般化の罠と問い方のマジックっていうものですね。
一般化の罠って何かというと、それこそ人それぞれだよねっていう。そんなこと言い始めたら全部そうじゃんって悲しいですよ。
ハンバーグとステーキどっちがいい?人それぞれだよね。ハンバーグもいいし、ステーキもいいよねみたいな。
こういうふうにすると、要するに例えば税金の問題にしても、これからの日本の例えばどうやって日本を復興していくかとか、少子高齢化にどういうふうに対応するかとかって言い始めたら、
少子高齢化に対応するっていろいろパターンはあると思うけど、まず減っていく中の人口でどうしていくかっていう、ちょっとネガティブだけど現実的なものであるし、
もう一個は、むしろ増やしていこうとする。この少なくなりながらも増やしていこうとするとか。もっと言うと、子供の数がそもそも増えないといけないのか、減らないといけないのかとか。
減らないといけないというか、減ったらダメなのかとか。ちょっと僕もあんまりよくわかってないんだけど。
何かの議論をしているときに、結局一般化していろんな人たちの意見をそれぞれ言い始めたらもう終わるよねと。
だからそういう少子高齢化のことを話すときはまさにさっきの共通了解じゃないけど、まず人口って減少していて、もう今から何をしても正直順増にはならないと。
江戸時代は3000人で日本をまずは維持できてたっていうところがあるから、そういう5000万人とか3000万人ぐらいになったときに、ちゃんとサステナブルになるってことが大事だよねと。
そういう状態で共通了解を取ってちゃんと話し合っていこうと。なのにそれを話してるときに、でも中にはアメリカみたいに人口が伸びてる地域もあるじゃんとか、
インドなんてもうどんどんどんどんこれから増えるんだよ、日本だけなんでそんな減っていくようなものでいいんだって言うんだとか、そんなの言い始めたらもうキリがなくないですかと。
っていうような罠があります。
もう一個問い方のマジックってあるんですけど、例えば出てたのが、砂粒1個と砂山、砂粒1万個の砂山は何がどう違うのかみたいな。
これ要するに問いの立て方が間違ってるよねみたいな。
そんなの考える必要ありますかと。そこに答えを見出して何になるんだみたいな。
そういうふうに言えるようなものが問い方のマジック。
たぶんYouTubeとかでバチバチになってるときに、まさに日本はこれからどうすべきなのかみたいな。
あれもたぶん問い方のマジックだと思うんですよね。
それこそ消費高齢化に関して話し合うって言ったら、どのようにしたら人口が増えるのかみたいな。
たぶんこれ減っていくっていうことがわかってるのに、なんで人口を増やそうとするんだっていう。
これたぶん問い方のマジックになるかもしれない。
だから気をつけないといけないのが、僕らが、例えば国のこととかディベートするのは一旦置いといてね。
自分が生きていく上で、どうやったら幸せになるんだろうかとか、絶対安定な仕事とか人生ってあるんだろうかっていうふうに問いを立ててしまうと、
たぶんこれ問い方のマジックでおかしいよね。
いわゆるそこをたぶん仏教がチューニングしてくれてて、
諸行無常だし、僕らいつ死ぬかわからないんですよ。
常に迷惑をかけながら生き続けてるわけですよね、他の生物とか生命に対して。
だってずっともらってるじゃん、この空気、酸素もそうだし、お肉とか野菜とかも。
だからそもそも絶対安定で間違いない仕事みたいなものを探そうとする。
しかもブーカーの時代に。
それこそ問い方が違ってるかもしれないよね。
だからこの時に論破とか霊性とかで気をつけないといけないものが、
奇病法っていうものらしいんですよ。
僕もあんまり細かいところはわからないんだけど、
例えば仕事、どんな仕事がいいのかって言い始めたら、
仕事ってなんだっけみたいな。
仕事はお金もらうんだよね。
でもお金っていろんなもらい方があるよねとか。
その議論とは全く関係ないっていうか、
関連してそうで全然違うところに行ってしまうみたいな。
そんなイメージなのかな。
僕もちょっとここ勉強不足なのでうまく説明できないんだけど。
なのでぜひこの本を読むと、なんか気持ちいいです。
この第2部あたり、特に気持ちがいい。
こういうふうにして、僕らはある意味くだらない一般家の話とか、
問い方のマジック、変に問い方を立てて、
それにずっと僕らグルグルネットでイチャモンつけたりやってるのを、
時間使って見てるだけなんだなと思って。
そう考えたら、もちろん中には素晴らしい問いの立て方とか問題提起もあるから、
ちゃんとそれを見極めて、この議論は素晴らしいなとか、
この議論は大事だなっていうふうにやっぱり気づける。
その力が多分この哲学的思考で身につけられるものだと思うんですよね。
これ見たらAmazonでもすごく評価が高くて、617レビューがついてて評価が4.4っていう、
これすごい名調だと思います。
トマノさん、ボイシーもやられてるので、ぜひそっちのボイシーもよかったら聞いていただけると、
またより著者の声でインストールできるので、僕もトマノさん聞かせてもらってるので、
なんか著者の声で入ってくる感じがしますね、本を読むとね。
というわけで今日は初めての哲学思考という、そういった本をご紹介させていただきました。
ぜひ気になる方はAmazonとかで見てみてください。
今日も聞いていただいてありがとうございます。
この後も心地いい時間お過ごしください。
バイバイ。