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 今、防災が気になる 流域治水とは:グリーンインフラとは
2026-07-08 10:37

今、防災が気になる 流域治水とは:グリーンインフラとは

熊本県立大学特別教授 島谷幸宏さん

いま旬の話題にクローズアップ!当事者や専門家にインタビューし、ニュースの深層に迫ります。
※RKBラジオ『田畑竜介Grooooow Up』で放送したものです。

田畑竜介 Groooooow Up

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日々お伝えしているニュースや話題の中から一つのテーマに絞って専門家や当事者に話を聞く週替わりの特集コーナー
Weekly Close Up。 先日7月5日の日曜日、九州北部豪雨から丸9年を迎えました。
この7月の上旬から中旬にかけては各地でいろいろな場所で水害がね、これまでも起こっています。
やはりあのこの時期っていうのは雨の警戒っていうのが必要なわけですけどもそんな防災の中でも水害に対する備えでキーワードとなるのが流域治水というキーワード
今週はですね今防災が気になる流域治水とはというテーマでお送りしております。 今日は我々にも実践できる取り組み
グリーンインフラについてです。 熊本県立大学特別教授
島谷幸寛さんです。 島谷先生おはようございます。
おはようございます。 さて今日はですね流域治水具体的にじゃあどういうふうに取り組んでいけばいいのかという話を伺いたいと思うんですが
一つあのグリーンインフラという言葉がありますけどこれはどういうものですかね。 グリーンインフラというのはですね
20世紀の後半ぐらいからアメリカヨーロッパで出てきた概念で、最近ここ10年ぐらいで世界中に広がっているんですけど
自然の力を利用したですねインフラストラクチャー 社会の基盤を支えていくものという意味でグリーンインフラというふうに呼んでいます。
具体的にはその自然を生かすというのはどういうふうなことをやるんですか。 例えば森林であればですねあの降った雨が木の枝葉に当たってやっぱり大体
大きな洪水の時でも10%ぐらいはですね地面に落ちないと言われています。 それから植物の根っこによってですね土の浸透機能がすごい高まっていくとかですね。
それから川沿いに木を植えると洪水の時にそこで勢いを減らすとかですね。 都市の中ではそういう機能を活用して雨庭というようなものを都市の浸透しにくい地域に作って
そういう自然の力を使った解決の方法をグリーンインフラというふうに呼んでいます。 そのグリーンインフラの中に先ほどチラッと出てきましたけれども
雨庭っていうのは具体的にどういうものと捉えればいいんですか。 フランターでもいいんですけど降った雨が直接パッと流れていくっていうのがですね
非常に大きな洪水を集中させるわけですね。 通勤を考えていただければいいんですけど1時間のところにバッと全員が集まるとすごい混むじゃないですか。
それ2時間ぐらいで来ると困らない自殺出勤みたいになるじゃないですか。 だからどこでもいいのでちょっと水を少し遅らせてやると雨が一気に流れてこないので
洪水を防ぐことができるわけですね。 都市の水というのは全部地下に潜って下水道管をバッと流れるんですね。
それでマンホールからバーっと溢れるっていう映像が最近よく見られるんですがそういう形の氾濫になりますので
やっぱり少しでもそのマンホールの中は速い水が流れるのでゆっくりそこまで入れてやるということはとても重要になるんですね。
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雨庭っていうのはこの屋根とかですね道路からの水を引き込んで
で少し掘るんです。 20センチとか30センチぐらい少し掘って
そこに水を溜めて土の中の水を浸透させる装置なんですけど
熊本県立大学の雨庭の浸透能力を測ってるんですけど毎年少しずつ良くなっていくんです。
植物の根っことか水とかそういうもんによって土の中ほぐされていってると思うんですけど
人工的な構造物だとだんだん機能が下がっていくんですけど 生き物の力を借りるとちょっとずつ機能が上がっていくというのがとても面白いと思います。
島谷先生、こだてのお住まいの方は例えばこの時期だと草むしりが大変だから
庭の部分をもうコンクリートで埋めちゃおうとか結構そういう家庭も多いと思うんですけど
やっぱりそういうところだと降ってきた雨水っていうのはそのままスーッと排水管などに行ってしまって
すぐ川にたどり着いてしまいますよね。そこをスピードを遅めるために
庭先にプランターを置く、植木鉢を置くとかでもいいってことですか?
それでもいいですし、そういうところを剥がして植物を植えていただくとかいうのでも全然違うんですね。
ちょっと手間がかかるんですけど、やっぱり洪水を防ぐためにみんなで力を合わせていかないといけないので
そういう対策は重要なのですね。ですからやっぱり今グリーンフラデルは維持管理にどうやって金を回していくのかとか
地域でどうやってそれを支えていくのかとか、その維持管理のところは非常に大きな課題になっているんですけど
見ていただければわかるんですけど、雨が降ったときにアスファルトって本当に降った瞬間にビヨッと水が出るんですけど
草が生えているところって水がいっぺんには出ていかないんですね。そういえばやっぱり身近な気づきをしていただくと
ちょっとでもですね、マーシャルの方でもちょっとでもベランダにプランターを置いていただくでもほんのちょっとでも遅れていきますので
そういう積み重ねがとても大切だと私は思っています。それが一世帯一世帯一件一件協力していくと大きな力になっていくってことですかね。
はいそうです。一般的にはですね、川の水があふれるっていうのは全部の水があふれるわけじゃないんですね
だいたいあふれている水っていうのは数%です。川の流れている水の。本当に1%、2%減らすっていうのが
どれだけ人の命と財産を守っていくかことにつながるので本当にちょっとしたこともですね
やっていただくと目に簡単には見えないんですけど大きな力になっていくんですね。最近というかちょっと前からありますけど
雨水タンク、雨水タンクというものも家庭に設置できるようになって、で行政がそこに対して補助金を出したりというものもありますよね。
ぜひぜひ置いていただいてですね。やっぱり地震の時なんかに水道が止まったりした時にものすごい緊急要請になって
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トイレに水流せないのは非常に大変になるんですけど、そういう緊急時の水にもなるので特に福岡は地震のリスクがありますので
洪水を防ぐと同時にですね、自分自身のリスクを避けるために置いていただくと本当にありがたいなと思っています。
島谷先生は九州大学にいらっしゃる時にこの福岡市の比川沿いなどでもこういった取り組み熱心にされてましたけども
実践した例を教えていただけますか。ちょうどあの平平ドーム、あそこの横を流れているのが比川なんですね。
その上流の地区で水害がありましてですね。それを守るために比川流域治水市民会議ということで
その時に流域治水という名前を挙げながら市民の人と一緒に災害復旧の計画を立てていったんですね。
ですから比川には治水の思想がすごく詰まっていて、比川沿いに雨庭を入れたカフェがあったりですね
それが福岡大学のサッカーグラウンドも水が貯流浸透できるようになってたり
比川がやっぱり一つの福岡の先進地なわけですね。今でも活動続いておりますけど
その時に立てた計画が少しずつ進んでいるという感じですね。
今は熊本にいらっしゃいますけど、熊本でも具体的な取り組みはどんなことをやっているか
熊川の洪水が2020年にあってですね、熊川流域では放棄された田んぼを湿地にしてそこで水を貯めていくとか
山の中に、昨日もちょっと話しましたけど川の渓流に木を置いていって、そこで流れを遅くしていって
川に少しずつ水を貯めていくとかですね。銀行の方とはその雨庭を導入したお宅を対する
銀行のローンの金利を下げていくような制度を作っていただいたりですね。非常に幅広く活動しています。
そうすることで次の水害というのが起きないようにですね、備えをしているということですよね。
そうですね。洪水を防ぐ取り組みって時間がかかりますので、流域の洪水に対する体力をどんどんちょっとずつ積み上げていくという感じの対策なので
いろんな人の協力が必要だし、時間もかかるということになります。
ただ、一人一人が取り組めばすごく大きな力になって水害を未然に防ぐということにもつながると思いますので
我々に身近なところでもできることあるんだなというのを島谷先生の話から感じました。
今回はいろいろと流域地質について教えていただきまして、島谷先生どうもありがとうございました。
どうもありがとうございました。
我々にもできること。植木鉢一つ置いておくというだけでも川に流れ込む水を一時的にスピード遅らせることができるということですので取り入れてみてはいかがでしょうか。
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この時間は熊本県立大学特別教授、島谷幸寛さんに伺いました。
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