もし今その今年の3月のタイミングで博士課程終了っていう、もしそのタイミングだったら確実にそれを始めて、
なんか俺はこれをやるぞっていう風にして起業してたと思うんですけど、
今博士課程の当時まだ1年目が終わったばっかりで、
でまだ自分の研究としては全然まだやりたいことはやれてないですし、せっかくこう全てを投げ捨てて、
まあ投げ捨ててというか覚悟を持って入って、環境としてもすごくいいところなので、
それと今のこの状況の中でこのアプリを作るかどうかっていうのをバランスを取るのはすごく難しかったんですけど、
まあでも物を作るっていう、この判断が本当に正しいかどうかは後になってみないとわかんないと思うんですけど、
今この研究室に所属していて、素晴らしい先輩とか先生とかの中で研究の道を進めるっていうのは、
今もしそれを辞めてしまったらもう一度そこに戻るっていうのは結構難しいだろうなと思う。
一方でコロナ禍はこの先も続くだろうし、オンライン講義に対するニーズとかはずっとあると思ったんですよね。
その過程でもし自分が作ろうとしているものより良いものが出てしまったら悔しいけど、
それはこの世の中が求めていたものだから、今自分ができることをやろうと思って、
やっぱりそっちに自分が開発者としてコミットするっていうのはやめて、
今までの通り開発に協力してくれる人と一緒に進めていくっていう風にしようと、
6月ぐらいに改めて自分の中ではそれで納得したことにした。
だからそれをやりたいという気持ちが今抑え込んでいる状態だから、
たまに研究が疲れたりとかすると、そっちのフタがカタカタになって、
その時にまた憂鬱になるんですけど。
作り始めたらもうめちゃくちゃ楽しいですよね。
そうなんですよ。ニーズがあって、しかも直接自分が価値を提供したい人というのが、
ものすごい身近な人ですよね。大学の先生とか。みんなすごい苦労してるんですよ。
自分の所属している研究室の先生とか。結構高齢なんで、
まずツールとかを使いこなす自体、まず結構ハードルがあるんですよね。
で、オンライン講義も先生が自分の部屋にホワイトボードのシートみたいなの張って、
先生が自分の部屋の中継をしながら授業やってたりとかするんですよ。
すごいストレスになるじゃないですか。自分の部屋を何十人も生徒に見せながら、そこで喋るっていう。
しかもやっぱそんなに黒板でやるのに比べて、当然質は落ちるんですよね。
なんかすいません、ちょっと下の方見えないんで書き直してくださいと。
それですごい負担になって、結局多分先生がやろうとしたことの3分の1ぐらいしかできなかったと思うんですよ、その講義の中で。
という目の前でペインがあるのを見ると、
俺がエンジニアとしてここで力を出すことができれば、みたいな気持ちがすごいあって。
それで最近は、特にこの4月以降、企業について僕が喋ってるだけは、それをやりたいという気持ちでそれを喋ってます。
数学の研究とかってどういうフローなのか想像もつかないけど、
でもたぶん1日とか丸1日やったから何か明確な成果が出るわけじゃなくて、論文とかもさぞくで1年かかったみたいな。
タイムスケールというか、全然やっぱり開発と違わなくて、開発ってやっぱり前足の技術をパッと。
僕のiPadアプリとか、佐野さんが丸1日やったら掘り付け足したんで、できるっていう話じゃないですけど、
1日やったらちょっとこの機能足したんで先生試してみてくださいって。
おお、いいねみたいな。すぐ触ってわかる成果がたぶん丸1日やったらまあまあ出たりするじゃないですか。
開発本当に出そうと思ったらすごい地味な部分でもっと時間かかるんですけど、
でも特に最初の方は目に見えて成果がバンバン出るから楽しいみたいになって、
数学の研究をやりながらこれやりたいと思ってちょっと我慢している中で、
それやり始めたらもうめちゃくちゃハマるんだろうなって想像をちょっとしたんですけど。
実はちょっと4月ぐらいに本当に起業したろうかなって、コロナ禍で動揺してたこともあって、
本当に起業したろうかなと思ったりして、個人投資家の方とかに、
始めたらお金出してもらいますかみたいなこと聞いたら出そうかみたいな話までしてくれて、
じゃあ本当にやろうかなって思いかけてたんですけど、
僕今日本学術振興会っていう国が在言の特別研究員っていう立場にやって、
その規定の中に会社の社員または役員になってはいけないって書いてあるんですよ。
やっぱそれを犯してまでやるっていうのはちょっとやっぱ迷惑もかかりすぎるし、
まあそれがちょっと気の迷いだって思うことにして諦めたというような経験が。
だから実現可能ではあるんだと思うんですよね。
一個それで疑問に思ったのが、
僕にとって企業っていうことは割と大きいことで、
個人事業主的企業ならまだしもある程度、
佐野さんの温度観的にはちゃんと継続的に事業をやっていく企業のような感じがして、
でもこういうものを作りたいな、
事業家のことまで考えるとマネタイズして継続的に収益が入って、
その事業を作るって考えると結構すごいヘビーだな。
そこで自分で物を作れる人って、
事業の前にとりあえず作りたいものを作ってみるみたいなフェーズがある中で、
企業というところまで考えられるのは何でなのかなと思って。
それは多分まだそういうことを気軽に言える立場だから言ってるだけだと思います。
本気でそれやろうと思ったらやっぱりもっと考えなきゃいけない。
自分が学生4人から始まって会社を立ち上げるっていうところはやった経験はあるんで、
一応立ち上げるっていうところまでは別に問題なくできるというか、
それだけだけですし、
その後その事業として継続して収益を上げられるかどうかっていうのはまた全然別の話だし、
どういう資金計画でどうやっていくかみたいなこととかは具体的に考えずに無責任に。
見事に伏線が繋がったなと今思ったんですけど、
最初に立ち上げて結構苦労して、
なんとか言い方折り切れの見受け先みたいなのが見つかって、
そういうところをまさに物当たりにしてきたイメージを持ってでも起業したいって思えるってことは、
やっぱりある程度直感的に事業的な面も含めて成功イメージがある?
いや、事業的な面では全然わかんないですけど、
いろいろとにかく失敗をしまくったんですよね、最初の時。
まずもう目的ありきで会社始めたんじゃないから、
もういざ始めてみたらみんな向いてる方がバラバラだったみたいな。
しかも全員、その4人ともメンバーめっちゃキャラが尖ってて、
なんか喧嘩ばっかするみたいな。
僕も特にその時は数学科出たばっかりで、
数学科特有の議論の仕方っていうのはやっぱり結構エッジが効いてて、
なんかすぐ入り方を使って、
でもそうだとしたらこういう矛盾が出るからそれおかしいですよねみたいな。
そういう喋り方ってムカつくじゃないですか。
そういう全然子供な社会人としてのスキルがない状態で
それが始めちゃったりとかして、いろいろうまくいかなかったんで、
その反省がいろいろ回収できる点はあるなと思ったんですよね。
あとは例えば4人で始めて、
4人で平等に株を4等分したりしたっていうこととか、
いろいろとにかくあれは失敗だったなって思うことがいろいろあって、
その失敗を避けるぐらいのことができるだろうっていう程度のイメージはありますけど、
いつかなんか自分でプロダクトを出して、
その事業を成り立たせていけるっていう程の具体的なイメージはまだ持っていないです。
でもやっぱり自分一人でとりあえずなんか手弁当で作ってみるっていうよりは、
なんかちゃんと投資入れて、人も入れて、
自分が社長としてなんか回していくっていう方がしっくりくるっていう感じ?
普通の企業の形で、
例えばオフィスを構えて社員を持ってみたいな、
自分にとって合うかどうかっていうのはちょっと疑問というか、
必ずしもそうじゃなくてもいいんじゃないかなみたいな気があって、
特に今だと割とみんなオンラインで仕事をするっていうことに対して適応してきてるので、
例えばオフィスを持ってやらなきゃいけないっていうわけでもないんじゃないかとか、
あとは例えばその正社員として雇うっていうような形じゃなくても、
もうちょっと違うかかり方ってあったりするんじゃないのかなとか、
あとはその投資家からなんかガッとお金をもらうみたいな形じゃなくて、
もうちょっとその事業、
まあでもこれはその想像レベルで喋ってるだけのことだから、
その本筋でやってる人からしてたら、
学生が調子に乗ってなんか忘れたこと言ってるみたいに。
まあでも決まったやり方があるわけではないから、
それを探っていくっていうことはできると、
それをやってみたいっていうのはあります。
うまくいくかどうかっていうのは分かんないけど、
決まったルールに縛られないようなやり方で、
それをこう自分で探りながらやるっていうことには意味があると思うんですよね。
みんなこうしてるからこうみたいなんじゃなくて、
一個一個自分で考えるっていうことをしながら、
また世に出したいと思ってるプロダクトを出すっていう、
あんまり外に出る必要がなくなって、
スラックで研究室のメンバーともつながってるし、
むしろセミナーとかもやりやすくなってるから、
ほぼ家の中で完結してしまってる。
あとは大学のネットワークもVPN経由で入れるんで、
例えば欲しい論文とかも手に入るんですよね、
VPN経由でつなげば。
大学に入るのも入管許可書みたいなの書かなきゃいけないとかあって、
それもめんどくさいし、
家でほぼ住んでるっていう感じです、最近。
その論文、数学の研究のフローみたいなのって、
主に占めるのは、中でも全体的にこういう課題を解きたいみたいなのがあって、
そのために先行研究とか全部膨大にあって、
それを充実な技的にたくさんあるのを把握しつつ、
こうしたら解けるんじゃないかっていうのをやるために、
またいろいろ調べ物したり解いたりしつつ、
一歩ずつ調べ物と先行研究の調査みたいなのがあるっていうイメージなんですかね。
自分の進め方にはそういう感じですね。
大物の数学者は多分もっと壮大なビジョンの下で、
これがこうなるんだろうみたいなのとか、
その人たちの頭の中はどうなってるかっていうのはわかんないですけど、
僕はこういうことが示せるんじゃないかっていう、
他の結果との類推で少し拡張したらこうなるんじゃないかとか、
そういうようなことを自分なりに予想を立てて、
他のすでにある研究を真似しながら、
ちょっと照明を自分なりに、ちょっと違う状況でこっちに置き換えたら
その同じような照明ができるかどうかっていうのを進めてみたりとかしながら、
一歩ずつ進めて、その目標とする地点に行ける場合もあるし、行けない場合もあるっていう感じで、
コツコツと進めてるっていう感じですね。
主に調べ物とか勉強が占めるんですかね。
調べたりしながら、調べつつ自分の状況にどこまでそれが適応できるかっていうのか、
自分の置きたい課題がメインだって、
そこのヒントになりそうなことを調べて、
これ使いそうだってなったらそれを合わせて一緒にやってみるみたいな。
あとは手元で色々書いて計算したりとか、
修士の頃やってたのは何らかの規則性を見つけようと思って、
それを丁寧にやるのは大変だったからプログラム作って、
計算結果をバーッと出してみて、
ここに何か規則性がありそうだなみたいなことを見つけたり、
そういうことをやったりしました。
そこで研究が発散というか、分かれたりすることがあるんですか。
例えばプログラムを何か作ってるときに、
オープンソースになるものができたりとか、
別のプロダクトに転用できそうなものができたりとか。
それはあるじゃないですかね。
何かを進めてて、あれこれこういうことに使えるんじゃないかみたいな。
そこでサブプロジェクトの時に進めるっていうのはあると思います。
頭が刺激されてると、
昔自分がやってた研究と実はつなげられるんじゃないかみたいなことがありまして、
多分それは経験が積めば積むほど、
自分の引き出しが増えていきますよね。
そうすると何か新しい話を聞いたときに、
これに使える、これに使えるみたいなのが多分どんどん増えてくると思うんですけど、
僕はまだそんなに、
修論でやってた研究と、
あとはそれの延長にある研究がちょっとあるぐらいなんで、
そんなにすぐ引き出しをたくさん出せるわけではないですけど、
でも今進めてる研究があるんですけど、
それを進めてる過程で、
あれ、前の研究にこれを応用したらこういうことが言えるんじゃないかっていうことを思いついて、
やってみたらできたんで、
それを論文として出した。
出したっていうのは、
プレビューにとって言って公開するだけのところなんですけど、
そこに出していったりとかして、
それをこの間、研究集会で発表したりとかはしました。
だからそういう風に進めてて、
寄り道的に何かができるみたいなことは結構あると思います。
なるほど、そうか。
さっき計算をプログラムを書いてやってみるみたいなことをおっしゃったけど、
でも主な自分の大きなテーマに対する、
向かう先はパソコンというよりは手書きノートみたいな感じになるんですか?
特確に探してる時は手で書くことが多いんですけど、
正面を詰めていく段階だと、
その手書きだとやっぱりどこに穴があるかわかんないから、
自分の場合はもう論文を書き始めちゃった方が早いなと思って、
でも全て書いていくと、
そうするとその手書きで何となく大丈夫だろうと思ってたところに、
実はちょっと穴があったなとか。
大体数学の教科書のある論文っていうのは定義があって、
明大、明大っていうのは何らかの数学的な主張、
定義、明大とか定義とか補大っていうのは大体そういう数学的な主張で、
それに証明がついてるっていう形になってるんですけど、
それは割とプログラムをコンポーネント単位に分割するのと結構似てるなと思って、
別に明大とかってブロックに分けなくても、
1個の文章としてブラって全部書くことができるけど、
それだとすごい読みづらいから、
たぶん関数を切り出すみたいなとか、
クラスを切り出すみたいな感覚で、
このセクションでは明大を証明する証明するっていう風にやっていくと、
だんだんその構造が見えるようになって、
それはやっぱ紙でぼちゃぼちゃやってるだけだと、
十分に整理されてない状態なんで、
すごい実力のある人だったらたぶん、
頭の中でそれもできて、あとは書くだけだと思うんですけど、
僕はまだそういうレベルじゃないから、
ちゃんとそのおさほに乗っとって、
論文を書いていって、
大丈夫そうだって確認しながら進めてるっていう感じですね。
なんか聞いてて思ったのは、
その論文フォーマットに一回落としてみるっていうことが、
なんか一回コンパイラーにかけてみたいな感じかな。
コンパイラーまでいかなくても、
脳内でこういう感じで作ろうかなと思って、
僕の感覚としてはコードを書くのに結構似てて、
僕がプログラム作るときも、
大体こんな構成かなみたいなことを最初想像して、
まずはそんなにフレームワークとかをたくさん使わずに、
パッドコントローラーでもいいから、
バーっとたくさん書いていって、
やっていくうちになんか、
ここはこうまとめたほうが綺麗になりそうだなっていうのを、
思い出していく。
なるほど。
まず文章をバーっと書いてみて、
なんか冗長だなと思ったら、
ここはこう共通にできるかみたいなことを思って、
それを整理していくうちに、
だんだん形になっていく。
多分人によってそのスタイルは全然違うと思います。
人だって論文書くのが嫌いでしょうがなくて、
もう自分の中で完成してるんだから、
なんでこれ書かないといけないんだみたいなことを言ってる人もいますし、
僕の場合はなんか、
まだそういうレベルじゃないというか、
ちゃんと自分で考えたことを客観視できる対象として、
自分の論文があるという状況です。
で、それを眺められる状態になると、
やっぱそれは安心するんで。
初めてこう、数学の研究の、