00:00
アプリ開発から経営者になって、なんか調達とかをその最初の段階でしてたと思うんですけど、そういうのとかは多分初めて。
なんかその経営、初めての調達がどんな感じだった?経営で戸惑ったこととか、分かんなかった?
ここら辺最初分かんなかったな、みたいな、ありました。そうですね、資金調達をするかはめちゃくちゃ悩みましたね。
今まで会社経営してる中で一番悩んだポイントかもしれないですね。
やっぱり会社辞めた後、結構僕はなんか最初、さっき言ったように、めちゃめちゃ最初からスタートアップって感じじゃなくて、やりたいことは明確なんだけど、その手段はスタートアップなのか何なのか、みたいなのは不明確だったんで、最初個人事業で好きなプロダクトを作りたいっていうのがあったんで、個人事業やってて。
で、ちょっと貯金もあったんですけど、お金減ってくるのちょっと不安だったんで、楽天のフルスに呼ばれ、ちょっと手伝ってくれって言われたんで、副業で楽天の仕事もやったりとかして、普通にそれで生活できてて、好きなこともやったんで、なんかその時一番すみさんとかとコミュニケーションしてた気がするし、
あとは上本くんとかとは週2とかで会ったりとかして、結構生活としては楽しいし、これずっとこれでいいんじゃないかって気もしてたんですよね、会社作った時もそこまでやるかなと思ったんですけど、
ただ、自分が作りたいものを作るのか、自分の生活の満足度を優先するのかっていうと、自分が作りたいプロダクトを作りたいなと思ってて、当時ブラウザーとかいろいろ書き始めたら、やっぱり僕が考えるものはそういう大きなものになりがちなので、
これ一人でしょぼしょぼやってても、なかなか祈りづらいタイプのビジネスが多いなと思って、やっぱり僕はそっちの方向に資金調達してスタートアップしてやった方が楽天にとってはいいんだろうなーっていうのを結構3ヶ月ぐらい悩んで決めた感じです。
あと何だろう、起業する時に結構変な話ですけど、死ぬ時に後悔しないようにしようみたいなので会社辞めたみたいなのがあるので、そういう意味で言うと、後で後悔しない、結局資金調達することのリスクってやっぱり人からお金預かるので、失敗した時に人に迷惑かけるみたいな、
VCからすると、実は100億円のうち何千万とか吸っても別にいいやっていう感じのビジネスモデルがあるんですけど、やっぱり個人としては扱ってるお金を運用して自分だけの会社でなくなるってことは、責任も僕一人の趣味じゃなくなるし、
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あと基本的に上場とか売却を目指さないと、この人たちにはリターンを返せないので、どこかでそういうエグイジットと言われている出口をつけなきゃいけないっていうコミットメントが発生するんで、そこはすごい悩んだけど、まあでもそこはリスクとって、死ぬ時に後悔しない方はどっちだろうみたいなのを考えて、資金調達することに決めたっていう感じですかね。
今の聞いて、多くの起業家の人は、会社を作って大きい事業を作りたいみたいな心が持ってきたけど、やっぱり加藤さんはあくまでプロダクトで、スケールする事業って何だろうって考えてやったわけなんで、本当はもう個人開発でもいいぐらいだけ、個人開発楽しいなっていう意味を増していて、十分増えていて、
そのプロダクトを作るには、ある程度会社として人を雇って、みんなでチームでやっていかないと無理だなというので、プロダクト本位で事業をしたっていうことだと。そうですね、ひょっとすると僕が天才エンジニアだったら、
相談なかったかもしれないですね。僕の自分一人でも結構作れちゃうと、そこのモチベーション、そこまでわからなかったかもしれない。やっぱり僕自分の限界を感じていたので、
成長はしてると思うんですけど、めちゃくちゃすげープロダクト自分だけで作れるかって言ったらやっぱり仲間集めて、僕はやっぱり元々のやつとプロダクトマネジメントとかの方が自分が
中でトップ層になれるだろうなと思った。このエンジニアでつつみさんとかを追い抜いていくみたいなイメージは全然なかったから、
そこもあるかなと思います。本当にフルスタックで一人で全部作れちゃう人はいるけど、本当にそのフルスタックの各能力もピンキリで、本当にその最低限動くものを作れるフルスタックだから、本当にそれぞれの分野で全部
実践級の人っていうのもあまりにいるけど、やっぱりこうなるのはよっぽど好きでないといけないし、やっぱり時間もどうしてもかかるから、その決心はすごい
いいと思いますね。ちなみに僕がずっと話した梅本くんとかは、僕の中でもう一つの正解なんですよね、あれは。
でも多分それも頭に浮かんだんですけど、梅ちゃんはもうちょっとその、あくまで個人でできる範囲にプロダクトを収めるっていうのがあって、加藤さんは多分それは嫌なんですよね、その自分のできることが制約になるの嫌なんですよね。
そうですね。 なんか梅ちゃんはそこを割り切ることは全然やるじゃないですか。
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なんかすごい話聞いてて、そこはすごいなと思ったけど、その割り切りをサクッとするじゃないですか。
俺もうそこはやらないからとか、俺結構同意欲になっちゃうんですよ。 もっとチャンスありそうだから、例えば梅本くんのアイプリとかも会社化してめちゃめちゃ何人とかやったら
あのすっげースケールしそうなものは、いや俺あんまそういうの興味ないから、俺はこれでええやんみたいな。
僕は梅ちゃんの目線の方がよくわかりますけどね。 スケールしなくてもいいから、あまりこうストレスなく平穏に小さく生きてたらいいんじゃないですか。
すごい僕は梅ちゃんの気持ちわかるし、多分その加藤さんの目線の世界を見たことがないんですよね。
僕はそうですね、そういう大きいチームで大きいことを自分の手で動かして動いていくって手応えがあるっていう世界を見たことがないから、なんか大変そうっていうイメージがあるっていう感じですね。
でもまあ今一人ではまあうまく回ってるし、そうすると楽しいなって。
本当にいろんな正解がありますよね。本当は個人の価値観が反映されてるなぁと思って、毎回会って話すたびに面白いなと思って話してますけど。
ちなみにさっきの話で、資金調達すると人のお金が預かるから、イグジットしなきゃいけなくなるって話は聞いてて思ったんですけど、スムーズおよびアスツールは
上場はわかんないけど、売却は少なくとも可能ですよね。その指標と思えばね。 どの線でっていう話はもちろんあるんですけど、プロダクトの価値もあるしユーザーもついてるし。
なんかもうそこら辺は固くはなってそうだな、なっててすごいなぁと聞いてて思いました。
まあいや、難しい話ですよね。感覚ですよ、そういう話が具体的にあるとかではなくて。
やっぱり売却とかも難しくて、値段がつくものなので、やっぱり何度も何度も資金調達していくと値段が上がっていくので、そこを下回っちゃうと売却してもね、結局損は出ちゃうので。
ずっと上を目指していかないといけないというコミット。本当に沢山資金調達している事業の中では、そこを乗り越えてもっと大変な、もっとハードル上がっていく。
どんどん上がっていくので、そこをやり続けなきゃいけないっていうタフさは結構、それを楽しまなきゃいけないんですけど。
値段がちゃんと投資してくれた人たちが満足いく値段で売れないかということですね。
09:00
本当にちゃんとこういう事業、僕は事業価値の計算とかわかんないですけど、なんとなく素人目に買いたい人はいそうだというものが作れていることがすごいなと。
ちなみに死ぬ前に、死ぬ時に後悔しないようにしようと思って大手は個人アプリ開発に飛び込んだみたいな話があったので。
その話も僕結構すごいなと思って、ソニーとかソニー・エリクソンとかカフェンとか、割とプロダクトマネージャーとか、社会的地位もあるし、実績にもなるし、面白いそうな仕事でもあるポジションを捨てて、
特に得意でもない、面白いけど得意でもないプログラミングの世界に飛び込んで、個人アプリ開発。最初からでも最初に作ったアプリがアップルウォッチベストを獲得しています。
すごいラッキーでしたね、テニスコアね。テニスコアをアップルウォッチで測るアプリ。
でもお儲かりはしないから、結構そこのところに飛び込む決心はどんな感じだったんだろうと迷いました。全然迷ってないですか?
迷ったら迷ったけど、結構何年も熟成してたので、ソニーの最後の方からそういうことを考え始めて、楽天にいる時もずっと熟成してて、結構自分でコードが書けるようになったっていうのは自信になったかな。
エンジニアのいいところってあれじゃないですか、ポータブルじゃないですか、スキルが。組織に依存してないなっていうのは、人一倍、どの職業よりも強いと思ってて、すごいコードを書けるようになると万能感が出てくるというか
僕が言うのもここが欲しいですけど、中身見えない人だったら何でも作れるって言えるよみたいな。サーバーサイドだって一応いろんな場だったら、当時はPaaSって呼ばれてるのかな、いろいろ使えばごまかせるじゃないですか。
クイッパーくれないなーみたいな、リスクないでしょ。だからアップサイドしかなくて、リスクをちゃんと言うと、ずっとそっちにいた方がもっと昇進して年収が上がるみたいなオポチュリティ。
それって年収ベースで言っても倍とかじゃないですか。面白いことをどれだけできるのかって言ったらどうなんでしょうかね。でも限度があると思ってて、でも外に出たらそこは無限じゃないですか。
12:04
自分がやりたいことをパーセントできるわけで、リスクはほぼなくアップサイドは無限みたいな、だったら絶対やった方がいいじゃんみたいな感じになる。
プログラミングを始めた最初にアップサイドに目を向けられる人が結構あんまり多くないかなと思って、やっぱ最初難しいと思うんですよね。最初の最初ってわけわかんなすぎて。何がわからないかもわからない時期とか、僕は結構その時期は長かったけど、その時期に自分がエンジニアとしてアップサイドの方を歩めるイメージがないので、
どこでも行けるし、めちゃくちゃ稼げるじゃんみたいな、楽観的には。僕は思ってなかったけど、でもそういえば梅ちゃん、さっきから話している梅本君は最初からアプリで一発当たるイメージしかなかった。
だからバカな方がいいですよね。すみません、頭が良すぎるんですよ。
結構バカな方っていうか、シンプルに考える方なんで、あんまりいろんなケースを考えないっていう人はスタートアップとかやるのかもしれないですね。
梅ちゃんのブログ、懐かしいブログ読んでたら、加藤さんが梅ちゃんに連絡した頃の。
それで初期の頃にそういう人と会って、うまく意気投合してメンタリングを毎週、週2とかでできたりしたんですけど、
そんな感じで、エンジニアって結構怖い人もいるから、質問してもすごい難しい答えが入ってきて、もうわからなくて聞けないみたいな。
僕はそうだったんですけど、そういうふうに気のおけない人でメンターになってくれるみたいなんで、いい感じにポジティブに初心者期間を突破できたんです。
すごい、だから出会いに恵まれる。そこも運ですよね。
その最初のファーストコンタクトのメールの文献が載ってたけど、やっぱり加藤さんのコミュニケーション能力の賜物っていうのはあるんですね。
梅ちゃんにつけて連絡しようと思ったのも加藤さんのセンスだし、その文献のいい感じさも加藤さんのセンスだし。
これは加藤さんが起業する前から、加藤さんって面白いなと思ってたんですけど、
技術力はそうでもないのに、ずんずんIOSコミュニティの中で知名度をプレゼンスを上げていって、
本当にみんな知ってる人みたいに一瞬でなっていって、
そういうコミュニティにあっという間に食い込んでいった感じとか、そういうのもあるんで、そういうところが加藤さんのセンスと能力なのかなと。
15:08
そう言われるとそんな気がしてきました。ありがとうございます。
IOSコミュニティ、今思えば1年ぐらい話があるんですけど、登壇したり、持って帰ったり。
IOSDCのスタッフとかがやってましたね。
やってましたね、確かに。
初回だけですけどね。
そういうエンジニアとしてのエンジニアコミュニティはどうでした?
僕結構でも思うと、長年同じようなことやってて、僕は高校の時から結構ギークだったんで、
当時Linuxを触ってて、まだLinuxが出始めた頃だったんで、
日本全体のLinuxユーザーが入っているLinuxユーザーメーディングリストみたいなのがあって、
そこに入って、いろいろ質問したり。
本当は初心者ですよ、僕。
でも高校生なんで、結構めずらしいであってもらえて、
Xウィンドウシステムが全く起動しないんですけど、どうしたらいいですか?みたいな。
そのビデオチップが対応してないから、次のバージョンを待つか、このパッチを当ててビルドしてとか言われて、難しいなみたいな。
それでいろんな人に助けてもらったりとか。
あとNiftyサーブってことあります?パソコン通信。
いや、ないですね。
ないですか。
やべえな、俺年がバレちゃう。
え、すみさんって年幾歳でしたっけ?
いやいや、年は世代的には一緒ですけど、僕ギークじゃなかったんで。
あ、そっか。
そういうのありましたよ、パソコン通信。
そうそう、Niftyサーブで、僕はThinkPad使ってたんです。
ThinkPadとかファームパイロットのユーザーグループ入って、オフ会行ってとか、
周りみんな、実はIBM社員とかなんですよ。
テック系エンジニアの大人たちとずっとギアみたいなのを子供の頃からやってたから、
好きなんですよね、結構そういう話しながら飲み会したりとか。
だから結構僕は自然にやりたかった。
それもだいぶ違いますね。
僕は最初怖かったから、エンジニアの人たちとか、エンジニアコミュニティとか。
勉強会とか行くのも最初すごい怖かったです。
今思えば、行ってしまえば何も怖いことないじゃないですか。
別に参加するだけだったら、話聞いてるだけだし。
分かんないけど行くのも怖かったです。
そうですよね。
外から見ると全然、僕だって覚えてますよ。
つつみさんの記事を楽天時代にどっかで読んで、この人めちゃくちゃすごい人だなと思ってたんですけど、
技術記事?
多分そうだと思う。
アテナフローか何かの記事がバズってて読んで、
18:01
それ僕楽天のトイレで読んだの覚えてるんですけど、すごいなと思って、
こういう面白そうなことやりたいなと思ってたんですけど。
その当時はこんな気さくな人だと思って、結構真面目なすごい人なんだろうなと思ったら、
人と話すまで分かんないですよね。
初めてうめちゃんに紹介された時は覚えてますよ。
デモしてくれたと思うんですよ、Apple Watchの。
あのね、大きいイベントの時の懇親会で。
思い出した。
そう。
そうなんですよ。
あと一緒に野球見に行ってきました。
行きましたね、サフランシスコね。
ちなみにもう発信とかはしないですか?ブログを書いたりとか。
いやーしたいんですけど、
した方がいいと思うし、しなきゃいけないんですけど、
やっぱりね、プライオリティ上、いつもね、上に来ちゃうものがありますね。
やっぱりプロダクト開発とか、プロダクトのマーケティングとか、
プロダクトのマーケティングに結局生きてくるんじゃないですか?
加藤さんの発信が。
そうだと思います。
ただね、ここは真面目な話になっちゃいますけど、
例えば僕が登壇したりとか、この動画を見たりとかして、
アプリをインストールしてくれる人たぶん何十人とかじゃないですか。
何百人とか。
大丈夫ですよ、増やしてくれなくても。
何十人かな。
分かんない、ちょっとバズらせるように頑張りますけど。
だから結構、エンジニアの採用とかには結構発信って生きるのかなと思って。
書き方によると思うんですけど、僕のブログが本当に何十万人とかに読まれるようなものがあれば、
プロダクトの啓蒙とかになると思うんですけど、
その計算をしちゃうと、会社の試作を一個多く回すみたいな。
手が生きがちになって。
やっぱり会社のフェーズがもう一段上がって、じゃあ今年何十人取りましょうとか。
エンジニアの中でのブランド作りを頑張りましょうとか。
そういうハイアリングとかの側面でいうと、経営者が発信するとかすごい大事だなと思ってて。
でもそれって、じゃあ今日ブログ書いたから明日人が来ますか。
ずっと続けてるから意味があるものだと思うので、
今からちゃんと書いておくか、いろんなもので発信しておくべきだなとは思いつつ、
やはりショートタームに行っちゃいますね。
まさにちょうど聞きたかったことに話題が来たんですけど、
今の会社のプロダクトの状況ってどういう感じなんですか。
こういうことに力を入れてるとか、こういう資金調達のフェーズにあるとか、
人を増やそうとしてるとか、今はしていないとか。
そうですね。あんまり公開してない情報もあるのであれなんですけど、
21:04
もちろん公開でも入る。
プロダクトでいうと、スムーズポイントっていうのを先月から始めて、
検索するだけでポイントがたまるみたいなのを始めて、
今後検索だけじゃなくていろんなところでポイントのインセンティブ付けを始めようと思って、
結構それが手応えがあるというか、それで伸びていって、
今まで結構はじめすぎるというか、プロダクトの根本価値を磨くことばかりやってたんで、
周辺会社はあんまりやってなかったんですけど、
だいたいそこは1年きり終わったので、
そこのこういうインセンティブ設計とかそういうのをちゃんとやっていこうというのを
今やっている段階ですね。
そうですね。収益は結構それもあって上がってきているので、
そこは順調で、エンジニアの配慮が今、体制としては
すごいたくさん採用って感じじゃないと思うんですけど、
これから数人対応を始めようかなというのを考え始めている段階ですよね。
今チームのバランスとしてはすごいいい感じではありますね。
もうあれなんですね、根本的なブラウザとしての価値の実装は
だいたいできたなという。
そうですね。
それは大きいですね。
でもね、全然やることはいっぱいあるんですけど、
本当にタスクボードを見渡せば本当に何千というタスクがいっぱい残っているんですけど、
エンドレスなんで、
一旦他の領域を攻めてみようという段階に始めてやっている感じですかね。
起業した頃に構想した内容としてはどれくらい達成できたんですか?
結構こういうのを作りたかったなっていうのが、
やりながらどんどんやりたいことが広がっていくと思うんですけど、
そうですね。
起業当時の実現したかったことは聞いていると結構できたのかな?
そうですね。
よく言うのが、まだやりたいことの5%しかできていませんとか言うけど、
俺の中ではやりたいことがどんどん増えていく感じで、
こんな機能とかいろんな価値とかそういうものが当時は想像できなかった。
やっているうちにこういう面白いことができそうだなみたいな夢が膨らんでいくところがあるから、
当時考えたことはもうほぼ全てやりきっちゃってますね。
素晴らしい。
むしろだから、あの時の不安として、
これって将来5年後とか10年後どうなるんだろうみたいなのを想像できない部分とかは、
実はいろいろな投資家とかにこれって10年後どうなるのとか言われても全然答えられなかったりとかしてて、
ダメだなと思ったんですけど、
でも今思うとそれってやりながらどんどん行動がアイデアを生むみたいなところがあるから、
全然それでいいんじゃないかって今思ったりもしますけど。
24:03
ちなみにあと質問2つなんですけど、
2016年ぐらいの加藤さんの記事で、
WWDC2016を見てクリティカルな発表がないか、ひやひやしたみたいな。
毎年Appleがサードパーティーが提供している価値をApple自身が提供するようになって、
サードパーティー殺しみたいな新機能が入ったりするじゃないですか。
加藤さんの話だとプロダクトとしてすみ分けているから、
サファリがそういうマニアックな機能が出てくるとかない?
その大手がやってくると困るみたいなこととかはあったりするんですか?
不安とか心配とか。
ないといえば嘘になりますね。
ただおっしゃるようにもうAppleとGoogleがやっている時点で、
最初からいるから、織り込み済みっていうね。
取れているユーザーも、例えばスタートアップしかないマーケットに対して
大企業が初めて入った時のインパクトが大きいと思うんですよ。
だけど大企業がすでにここにスタートアップ入った場合って、
うちのユーザーが使ってくれている人って別に、
クロムとサファリがあることを知ってて、うちのアプリを使ってくれているので、
ぶっちゃけじゃあワンモアビッグ企業が来てもあんま変わらないみたいなのはあります。
この機能を実装されたら困るみたいなこともないんですか?
クロムとかサファリが。
例えばうちみたいにタブを常に表示してスワイプで切り替えられるしますとかまでやられると、
結構うちのアプリ使ってくれてるし、
実はそれが7割ぐらいの理由だったりするので困っちゃったりしますけど、
でもさっきの話じゃないけど、
それってママチャリユーザーに対しては改悪でしかなくて、
何これ横スワイプで切り替わっちゃってよくわかんないんだけどみたいな、
混乱の方が大きいから多分やらないと思うんですよね。
サファリの立ち位置上それはできないでしょう。
ママチャリにギアつけるようなもんで、
いい機能なんだけどこの作品には改悪でしかなくないみたいな。
さかのぼるときに電気ちょっと入っても、
切り替えなきゃいけない、どっちに切り替えるんですかみたいな。
ギアのメンテとか油させたりしなきゃいけないんですよねみたいな問題が出てくるから、
そこはないかなと思った。
実際実は、
去年の夏ぐらいに、
日本の某メガベンチャーが、
うちのパクリみたいなのを出してきたんですよ。
うち元々結構、
メインはブラウジングをヘビーにやる人なんだけど、
セカンドターゲットで、
ゲーマー、ブラウザ上のウェブゲームをよく使うユーザーが、
27:02
このブラウザ便利みたいな、
思ってくれる人が多くて、結構多かったんですけど、
そこにフォーカスしたブラウザアプリをある会社さんが出してきて、
最初ちょっと流れたりしたんですけど、
長期で見ると、そんなに大きな影響はない。むしろうち今、
もっとその時より成長しているので、
あんまり、
切れることじゃなく、競合を生むんじゃなくて、
自分たちができることって、やることをやるしかないから、
一応そのポジショニングとか、マーケットの状況を考えつつ手は打つけど、
基本的にはユーザー目線でやることをやって、
一番効くことをやっていくっていう、
それしかないですね。
なんか聞いてて、メガベンチャーの人たちが総出でプロダクトをやるわけじゃなくて、
一部門がやって、まだどうなるか分からないから、本当に小さいチームでやるだろうし、
それだったら、プロダクトマネジメントのプロである加藤さんと、
ずっとそのことを考えているチームでやって、
負けないんだろうなって感じは、
そうですね。総力戦で来られると困るかもしれないですけどね。
でも、さっきのイノベーションのジレンマじゃないけど、
やっぱり大きくなるかどうか分からないうちに、
総力戦はできない。ある程度大きいところになっても。
そういう意味で、ペイペイみたいな、ああいうのは一番厳しいですよね。
明らかにそこを取った方がいい、みたいな認識になっちゃうと、
赤字だろうが総力戦を出してくるから、
すごく美味しいところじゃない方がいいのかもしれないですね。
それは微妙ですけどね。
言い方が難しい。
イマイチなマーケットを頑張るみたいな感じ。
面白いですけどね。
でも、ペイペイとか、メディアのチャンネルとか、
明らかに大手が取り押さえたがるでしょう、みたいな話。
ブラウザもでかいですけどね。ブラウザはめちゃくちゃでかいと思います。
GoogleもChromeを別会社にしろ、みたいな。
どっかから言われてるみたいな。
ブラウザも取ったらでかい。
ちょっと話が難しくなるし、表現も美しいから。
あと一個は経営で、経営者として何かを心がけていることとか、
意識していることとかあるんですか?
そうですね。
ありきたいですけど、社員の意見をよく聞き、最後は自分で決めるっていうことですかね。
結構僕は歴史が好きで、いっぱい歴史の本を子供の頃から読んでるんですけど、
中国の歴史とかまさにそうなんですけど、
30:02
人間って基本的に同じことを繰り返していて、太古の昔から。
みんな食えなくなり、世の中が乱れ、それを対決するためにリーダーが現れ、
ちゃんとみんなが食えるようにシステムを作って、
みんな犯罪もなくなって食えるようになるみたいな感じで、
王国みたいにできていくんですけど、
その王国が廃れるの大体、下の還元というか、
メンバーのね、世の中でこういうことが起きてますよとか、
そういうのは全く聞き入れられず、
世の中が廃れ、反革命が起きて王朝が終わりみたいな、
そういうのが続いていて、
すごい子供の頃に思ったのは、
同じこと繰り返してバカみたいだな、
ちゃんと本当に話聞けよと思ったんですけど、
一方で民主主義のコストってあって、
今のバイデンとかの選挙見てても、
あの人たちって1年半ぐらい選挙してるじゃないですか、
予備選挙から含めると。
みんなの意見を尊重するために、
あんだけの時間、お金もかかってるし時間もかかってるし、
偉い人みんな、この半年くらいコロナ対策で本当は、
お金と時間がつかなきゃいけないのに、
みんなずっと選挙やってて、結構手薄じゃないですか。
その間に中国はあんだけ、
もうコロナも抑えて経済成長も元に戻っていて、
一概に全部が政治体制の原因とは言えないけど、
民主主義のコストの高さっていうのは、
結構そこで明らかになってて、
スタートアップの件として考えたら、
一番大事なのは決めることなんですけど、
決めてスピーディーに動いてることなんですけど、
それとともに独裁になって僕が全部決めて、
みんな不幸だし、
ちゃんとマーケットというか世の中の意見が
決断者にあってこないようなものになるのも悪くないから、
そこのバランスが会社経営で一番大事なことなんだろうなと思って。
みんな意見って言うもんですか?
結構意見を求めると、
意見を言うことが苦手な人、
クリエイターによって、
言うけど、
例えばコードは書けるけど、
あんまりプロジェクトの肝とか、
今なんでこうやってるのかっていうのを、
5人で採用している人の中にはそんな人いないかもしれないけど、
あんまり理解していないような、
そういう性じゃないでしょ、このコードだったらみたいな。
そこは理解してるけど、
ちょっと意見としては的外れなことを言って、
むしろそれ聞いちゃったから、
一旦足舐めるというか、
それは採用しないけど、でもいい意見だねみたいなことを言うコストみたいな。
33:04
いい意見をみんな言ってくれる人じゃない限り、
めんどくさくなりませんか?
ぶっちゃけそれはあると思います。
でもそれは諦めちゃうと、
多分会社として、
すごい成長の踊り場がめちゃくちゃ早く来ると思うし、
僕の脳みそとか、
僕のケーパビリティ以上に会社が伸びなくなっちゃうじゃないですか。
それってみんな作業者で、僕が頭脳で、
僕が考えてる施策しか繰り出せなくなるので、
それって一定までは一番効率いいと思うんですけど、
長期で目線で見ると、
あまり良くない組織になっていくと思うので、
コストは多少かかっても、
そういうカルチャーとか、
そういう意識、能力をしないように、
ずっと働きかけいかないといけないかなと思ってますね。
C○Oとか、
CAの取締役、
互い取締役とか、
そういう経営を同じ目線で相談できる人っているんですか?
今、CXはうちにはいないです。
僕以外は。
5人の会社でC○Oとかつけるの、
あまり良くないと思ってるんで、
いなくて、
本当にフラットに、
月曜の朝1でチームミーティングになってて、
ほぼいろいろな、
プロダクトの話題が多いですけど、
会社の決まりとか、
働き方とか全部含めて、
そこで話して決めるようになってますね。
その状況で意見を聞いていると、
自分が、
自分の想定と違う意見が来た時とかに、
これは単に僕の弱いですかもしれないですけど、
心細くなったりしますね。
今やろうとしている施策に反対意見が来て、
自分はこうやった方がいいと。
そもそも自分がやりたかったことを、
こっちに下ろすようになったら、
それはやりたくない。
一応、他人とはやらないよということは言えはするけど、
自分一人だ、
心細いなみたいな感じは、
あったりしないですか。
そういう時もありますね。
でも、
僕が間違っていることもあると思うし、
やっぱり、
プロダクト作る時も同じで、
社員インタビューとかしないと、
プロダクトの仕様バグというか、
問題とか、
可能性って気づけないと思うし、
社員に対しても、
ぶっちゃけ言うと、
僕があっていることの方が多いと思うんですけど、
でも、
その見方がなかったみたいなのがあるんですよね。
そういうものに対して、
蓋をしないように自分でも心がけていて、
一旦自分が間違っていることにしようみたいに、
考えるようにはしてますね。
とにかくやっぱり、
プロダクト主義なんですね。
自分が間違っていることを認めるのとかは、
36:00
自分としては傷ついたりするけど、
そういうことよりも、
とにかくプロダクトが良くなるかどうか。
そうですね。
本当に成功というか、
自分のプロダクトと会社が成長することが目的なので、
僕の地位というか、
自分の立場はぶっちゃけどうでもいいので、
そこは僕、昔からすごい、
そこは結構、自分でもなくて、
僕の良いところかもしれない。
あんまりそこにこだわりはないし、
そのように振る舞おうとして、
そういう人を見ると、
すごく嫌な気持ちになるじゃないですか。
上にそういう人がいたりとか、
チームの中にそういう人がいると、
正しいファクトとか、
正しいことを見つけること自体が、
本当に大変な仕事なのに、
人の立場を守らなければならないとなると、
すごく要素が多くなりすぎちゃって、
もう本当にアンコントローラルになっちゃうから、
だから心理的安全性とか、
みんな言うんですけど、
そういうの大事なんでしょうね。
本当にみんな信頼して、
間違ってること間違ってるって言えなくなっちゃったら、
会社ってどんどん悪くなっちゃうから、
間違ってること間違ってるって言っても大丈夫な
っていう関係を作らないといけないんですよね、
っていうことだと思ってて。
僕は自分で自分の心理的安全性も、
もともと高い頃だと思う。
誰に何言われてもそんなに傷つかないというか、
いやー、それはすごい才能ですね。
聞いてて思ったけど、
個人アプリ開発とかをしたい人は、
自分とプロダクトをどこまでもよくするというよりも、
ある程度自分というものが第一に、
自分の心地良さを最優先にして、
その中でプロダクトを成長させていければいいという人が、
個人でやるのかなって思って。
僕もそのタイプなので、
そこをおいてプロダクトと言うと、
会社優先で育っていけるっていうのは、
心の強さがあるっていうのは、
加藤さんの能力だなと思いましたね。
なるほど。
僕が聞きたいことは一通り。
時間もめちゃくちゃ過ぎちゃったけど聞けたんですけど、
加藤さん何かありますか?宣伝とか伝えたいこととか。
そうですね。
何重ダウンロードでもいいのに、スムーズにダウンロード上げたいので。
もし使ったことない人は。
リンク貼っておきますので。
ありがとうございます。使ってみてください。
あと、
どうぞどうぞ。
もしちょっと面白いかなと思った方は、声かけていただければ。
今すぐフィットしてっていうことはないかもしれないですけど、
長期的に多分リレーションを築いていけたらなと思っているので、
ぜひ気軽にメッセージとかいただけたら嬉しいです。
そうですね。ツイッターリンク貼っておくので。
ありがとうございます。
メッセージしてもらって。
動画の高評価とチャンネル登録もお願いします。
39:01
そうですね。
これ10回に1回ぐらいしか言ってない。
そうなんだ。毎回言ったほうがいいね。
みんな流行ってるYouTuber、最初に言ってるでしょ。
最初に言ってる人も最近多いですね。
でも言ったほうがいいみたいですね。
最初はそんな高評価とか別に言わなくても良かったら押すでしょ。
そんなに押さない人は押さないみたいに。
言われたら押す人も相当数いるみたい。
このチャンネルを続けていくためには一定のフォロワー層が必要なんで、
絶対みんな聞いた人は押してくださいみたいな感じがいいんじゃないですか。
ここまで聞いたら押してほしいんですけどね。
確かに確かに。
ぜひお願いします。
こちらこそありがとうございます。今度はすつみさんの話も聞きたいので、
ぜひ。
またのんちゃんも誘ってどっか行けたらいいですね。
いいですね。ぜひぜひめっちゃ行きたいです。
どうも今日はありがとうございました。楽しかったです。
ありがとうございます。
失礼します。