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自然の推しを語るラジオ。このポッドキャストは、自然界で推しているもの、好きなものについて語っていく番組です。よろしくお願いします。
さて、今回のテーマはソテツでございます。
皆さん、ソテツってどんな植物かパッとイメージできますでしょうか?
ヤシの木みたいに尖った葉っぱを持つ植物で、民家の軒先とか観光庁とかの入り口とかにもあったりすることが多いんじゃないかと思います。
こんなソテツですけれども、僕20年くらい前に自分の祖母、おばあちゃんから沖縄のお土産でソテツの種をもらったことがあったんですよね。
ソテツの種って見たことがない方が多いんじゃないかと思うんですけれども、直径5センチくらいの楕円形の赤色で硬い殻を持つ種なんですよね。
その独特な見た目と普段手に入らない植物の種というものにすごい魅力を感じて、当時はそれを大事に育てようと思ってですね、
しっかり水をやったりとかして頑張って育てていたんですよね。
ソテツは最初の方は1年に1枚ずつ大きな葉っぱが出てくるっていうので、その成長を見るのも楽しかったりしたんですけれども、
ある程度育ってくるとそのソテツが庭にあるっていうことを忘れてそのまま放置していたんですよね。
それが最近、植えて20年後くらいになるんですけれども、気づいたら直径20センチくらいの大きな木になっておりまして、
うちの母親から邪魔だから切ってくれっていうことを言われたんですよね。
確かに普通の庭にはソテツは明らかに異質な木ではあるので、確かに邪魔だなと思って切ろうと思ったんですけれども、
ソテツって葉っぱが抜けた跡が棘みたいになっていて、触ると皮膚が傷つきますし、とにかく切りにくいんですよね。
根っこもかなりしっかりしていて簡単には抜けないですし、
ノコギリで頑張って切ってもそこからソテツの葉っぱが再生してきたりとか、なかなか完全に除去するっていうのは難しかったですね。
こんなソテツと触れ合ってみると、なぜこんなに栄養がない、肥料をやっていない人形なのにこんなにでかくなったのか、
なんでこんなに元気なのか不思議に感じてきたので、今回はこのソテツについて詳しく調べてみました。
ソテツって何でソテツって呼ばれているんだろうっていう話ですけれども、漢字で書くと、よみがえるにてつと書いてソテツって書くんですよね。
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なぜかというと、このソテツの土の中に鉄分を与えるとすごい生育が良くなる、よみがえるからっていう理由でソテツって言われるらしいです。
植物の分類としては、ラシ植物というジャンルになるんですけれども、
例えばマツとかイチョウに近い植物なんですが、見た目が似ているヤシの木とかは全く別の分類の植物みたいですね。
このソテツの生息域については、九州から南西諸島あたりに多く持生しているみたいで、
海岸とか崖とかに多くて、特に石灰岩に多いというふうに言われています。
最近僕も沖縄の手里城に行く機会があったんですけれども、その石垣にもソテツがたくさん埋まっていてですね、
確かに沖縄とかそのあたりではソテツがたくさん持生しているんだなというのはよくわかりますね。
こんなソテツの見た目はですね、いかにも南国っぽい見た目ではあるかなと思うんですけれども、
それが昔から魅力的だったのか、昔の人はこの南の自生地から北の方に持って帰って、
いろんな偉い人に疑心したりして植えているような感じだったみたいですね。
昔から植えられたソテツというのは、国の天然記念物にも指定されているものもあるみたいで、
例えば日本三大ソテツと呼ばれている大きなソテツがあるんですけれども、
それは樹齢1000年を超えるものもあったりするみたいです。
ソテツというのは本当に強い植物なんですよね。
まず病気とか虫に強いっていうこともありますし、肥料や水をほとんど必要としないっていうのが特徴ですね。
じゃあ肥料がなくてなんであんなに大きくなれるのかっていうと、
ネットのところに微生物のシアノバクテリアっていうものと共生していて、
窒素成分を固定することができるっていうのが特徴としてあります。
よく豆類とかで微生物が根っこに共生しているおかげで、空気中の窒素を固定できるっていう話がありますけど、
このソテツにおいてもシアノバクテリアのおかげで肥料がなくても生存ができますし、
僕の家の庭でもソテツが大きくなったのも、このシアノバクテリアと共生して、窒素をどんどん空気中から固定できるからっていう理由なんじゃないかなと思います。
このようにですね、ソテツっていうのはすごい頑丈だし、南国を思わせるような魅力的な植物ではあるんですけれども、
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庭に植えた場合、庭の景観というか風景のバランスを崩すほどでかくなったりもするので、
植えるときは鉢かなんかで植えた方がいいんじゃないかなと思います。
あと長生きする植物で千年ぐらいずっと生えているかもしれませんし、軽い気持ちでは植えないようにしてはいかがでしょうか。
以上、自然の推しを語るラジオソテツについてでした。
お聞きいただきありがとうございます。
