2023-06-16 32:24

vol.59 ギャル文化から生まれた?人と環境にやさしい "草木染めシルクランジェリー"  ゲスト: Liv:ra 小森優美さん

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今回は草木染めシルクランジェリーブランド"Liv:ra(リブラ)”のデザイナー 小森優美さんをお招きして、人と地球にやさしい「エシカルファッション」やシルク、養蚕について教えてもらいます。
女性ファンを魅了する "かわいい" がつまった草木染めシルクランジェリーはどうやって生まれたのか?
小森さんのエシカルファッションに対する思いを是非聞いてみてください。

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高橋和馬
株式会社東京チェンソーズ / 森デリバリー担当
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奥田悠史 
株式会社やまとわ / 森林ディレクター
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たか
ポッドキャスト制作サポーター
Twitter @taaakaaa_forest
00:00
マイヒカルファッションという文脈だと思うんですけど、お話し聞けたらいいなというので、小森さんに今日は来てもらっております。
一番相性がいいのがね、草木染めはシルクなんです。
めっちゃギャルだったんですよ。
ダイビングやってて、水質の汚染の約20%がファッションの化学染料が原因だというデータが出ていて、
ものすごい濃い化粧をして、めっちゃ最強のビジュアルを作ったんですよ。
ファッションってミーハーな気持ちじゃないですか。かわいいとか、楽しいとか、好きとか。
東京チェンソーズとヤマトワの自然資本論。
東京チェンソーズの高橋です。
ヤマトワの奥田です。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
自然資本論は、リスナーのあなたと自然をつなぐ、課外授業型ポッドキャスト番組です。
今、自然に興味がある人もまだない人も、楽しく学びながら自分に合った自然との触れ合い方を発見できるきっかけになれば嬉しいです。
前回の回からリニューアル予約できましたね。
思った以上に高さがすごくて、大幅リニューアルになりましたね。
なんか笑っちゃいましたね。
色々と遊びも入れてくれて、楽しい感じになりましたね。
今日は久しぶりにゲストの方をいただいてまして、早速入っていただきたいなと思うんですけど、
草木染めシルク・ランジェリーブランドのデザイナーをされている小森さんに来ていただきました。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
小森です。
お願いします。
小森さんとは結構久しぶりでもないか、冬に来てくれたんですね、コッチリアマトワに。
1月に行きました。
ですよね。
はい。
その時に、なんか岡屋のシルクミュージアムに行くんだって言って、
そうなんですねって言いながら、あんまり小森さんのお話聞けてなかったんですけど、
普段ちょっと自然資本って言って、わりとわかりやすいところの話、森とか土とかの話をしてたんで、
ちょっと別の方向性で話できたらいいなっていうので、今回アパレルのことをされている小森さんに、
マイシカルファッションっていう文脈だと思うんですけど、お話聞けたらいいなっていうので、今日は来てもらっております。
はい。
もともとお二人はどこでのお知り合いなんですか?
渓北ですね。渓北で、ルーツっていう団体がやってる、森で連携していこうみたいな感じのプロジェクトですかね。
03:10
ね。
あってますよね。
そうそう、それに参加した時に奥田さんが講師で来ていて。
なるほど。
ログインは渓北のルーツさんが中心になってやってらっしゃる、
それ里山とか森を中心にしながら、いろんな企業さんとかが連携するプラットフォームを作ろうっていう感じの取り組みで、
早吹きの舞台を作るワークショップをするっていうので、2回あって、そこの1回どっちかの講師に呼んでもらって、
森との関わりみたいなのをお話しさせてもらったんですけど、その時に小森さんいらっしゃってて。
なるほど。
そうです、そうです。
そうなんです。あれも全然去年の12月とかなんで、最近だなって感じですけど。
で、なんかすごい覚えてるのはあれですよ。ルーツ含めて、何て言ったっけさっきあれ?
アウル?
アウル?
アウル渓谷北。
懐かしい感じの喫茶店で一緒にコーヒー飲みました。
飲みました、飲みました。
その時にシルクの話とか聞いてて、ほうほうって思いながら、
長野結構シルクやっぱり有名なんですけど、有名っていうか昔やってたとこ多いんですけど、あんま知らんなと思って。
でも一大産地なんですよ、岡谷が。
そうなんですね。
今もね、昔は結構盛んだったらしいですけど。
確かに、くわ畑のなんか残骸、ないと怒られる。
残骸が。
くわ畑だったな、みたいなところがちょこちょこあった。
この場所にはまだミュージアム残ってて。
そうか、そうなんですね。行ったことないや。
そうです。めっちゃシュールなミュージアムがあって、ぜひ行ってみてください。
それはシルクの生産の過程が見れるみたいな。
シルクの生産と、あとカイコの巨大なオブジェがあったり。
カイコの巨大なオブジェ。
ぐるぐる回るカイコがいたり。
シュール。
なんかめっちゃやたらお金かけてるんですけど。
そうなんですね。
行ってみよう。
行ってみてください。
確かに、シュールなミュージアムっていう。
田んぼをやりたいですね。
全国の。
シュールなミュージアム絶対多いもんな。
今、リブラっていうブランドをやってらっしゃって。
06:00
フェイスブックとかツイッターで予約販売開始しますみたいなのが結構出てきたりして。
しかももう残りわずかみたいな。
売り切れてるのすごいみたいな。
羨ましいって思いながら。
聞いてたんですけど。
やっぱりランジェリーブランドなんで、あんまりご縁ないですけど、
草木染め、シルクランジェリーってピンとこないじゃないですか。
ピンとこないですか?
なかなか聞いづらい。
なんかシルクってすごいすべすべなイメージがあるんですけど、
草木染めとかするんすねみたいな普通に思ったりして。
一番相性がいいのがね、草木染めはシルクなんです。
そうなんですね。
そうですそうです。
草木染めって基本的には化学式なんで、
動物性イオンと植物性イオンが金属イオンで結合するみたいな仕組みなんですよ。ざっくり言うと。
そういう化学式だったんですね。
そうそうそうそう。だから動物性、草木染めって植物じゃないですか。
だから動物性を染めるのが一番良くて。
だからシルクが一番綺麗に染まるんです。
例えばコットンとか植物性のものと比べると入りやすい、定着しやすいっていう言い方が正しいのかな。
定着しやすいですね。コットンとかだと薄くなったりとか、
あと必ず前処理って言って、高タンパク質でコーティングするんですよ。
綿とかだと、麻とかだと。
シルクだとそれがいらない。
シルクっていうかカイコが動物性っていうところに若干の違和感が起こりますもんね。
え〜めっちゃ動物。めっちゃ動物じゃないですか。
確かに植物じゃないですね。
動物の響きが、なるほどそっか。生命生命生命っていうか。
カイコは昆虫でいいんですかね。
昆虫です。
昆虫も動物性になるんですね。確かになるほど。
じゃあそこら辺のハイディ、結構長くやってらっしゃると思うんですけど、
ふさき染めとかシルクとか、それの結合みたいなのってどういう流れでスタートしたんですか。
私もともと実は、どっちかと言えばファストファッション寄りの出身なんですよ。
そうなんですね。
ファストファッションっていうかギャル?マルキューブランドのデザイナーだったんです。最初。
そうなんだ。分からないです。面影がない。
めっちゃギャルだったんですよ。
おもろ。
そこで結構、例えば私Tシャツのデザインとかしてたんですけど、
09:04
一つのデザイン作るにつれ2万枚とか生産するんですね。
すごい。
すごい大量に生産してて、100億円を超えてる企業だったんで、結構ダイナミックに生産するんですよ。
そこでデータとか見ていくと、やっぱデザイナーだから見ていくんですけど、
2万枚作って、だいたいプロパー達成率が70%なんですよ。
なるほど。
だから1万4千枚じゃないですか。それが結構合格ラインで、当時の。
だから結構な量、セールでその後紹介したりもするんですけど、
売れないものももちろんあって、だから自分がデザインしたものが結構な枚数捨てられていくっていうのを結構見てきて、
それが一番私が今のファッションの仕組みに疑問を持ったおきっかけで、
今なんか捨てたら問題になったりするじゃないですか、ハイブランドが。
でも当時はあんまりみんながこう罪悪感なく、在庫として持ってたら形状されちゃうじゃないですか。
確かに棚卸し資産になりますね。
そうそうそうそう。だからみんなその年度末までに燃やしちゃうのが一番安いから、そうしてたんですよね。
めちゃめちゃ高橋さんの話で聞き覚えがある。
ちょっと今一個聞きたいんですけど、僕もちょっと今文脈的には結構二点だと思って、
僕は大手の食品メーカーで商品開発とかマーケティングの仕事を最後やってたんですけど、
やっぱり原料の買い付けとかが何トン単位か何十トン単位みたいな単位で買い付けてきて、
売れないとその原料ごと廃棄するとかっていうやっぱりあって、
もちろん作った製品も食品の場合は賞味期限の3分の1ルールっていうのがあって、
12ヶ月の賞味期限が付けられる商品も最初の製造してから4ヶ月しか高利点に納品できないっていうルールがあって、
残り3分の2残ってるものはやっぱりセールみたいな感じで安く叩き売りみたいな形で売っていくか、
最後残ってしまったものはやっぱり廃棄に回るみたいな形で、
それがやっぱり僕も仕組みとして納得がいかなくて、業界を変えて今森の方に入ってきてるっていう感じなんですけど。
12:04
すごい同志ですね。
そうですね。
よく分かるんですよ。
ファストファッションとか、特にファッションとかの方は半年とかで作業が変わるっていうことはよく理解はしてるんですけど、
別に個人的な感覚で言うと、別に捨てなくても大丈夫じゃないって思ったりすることもあるんですけど。
物が腐らないから?
食品の場合は腐っちゃうっていうのが問題だから、出せないっていうふうに、最終的にはなっていくのはしょうがないかなとは思ってるんですけど、
衣類とかって別に腐るとかっていうことは基本的にないのに、そういう仕組みになってる理由っていうのが、
どこにあったのかなっていうのが元々疑問に思ってて。
その資産形状の話と倉庫問題がでかいんですよね。
多分ね。
そこなのか。
そうですね。
本当に経済合理性のところだけっていうか、本当にそれだけって感じなんですね。
そこもあるんですけど、雰囲気みたいなのもあるかもしれないですね。
雰囲気。
なんか古いと思われたら嫌だみたいな。
それがトレンドとか、売れ残ってるやつを買いたくない、そういう消費者側の意識の問題ってことですか?
いや、売る側の意識?
売る側か。
古いとダメなんじゃないかっていう思い込みももしかしたらあるかもしれないですね。
なるほど。
でもありますよね。
リサイクルじゃないですけど、板に糸に戻してみたいなことが設計されてたらいいけど、そうじゃないってことですよね。
燃やしちゃうって結構じゃないですか。
そうですそうです。リサイクルにもめちゃくちゃお金かかるし、エネルギーもかかるし。
しかも単一の繊維だったらまだやりやすいんですけど。
ホリエリステル100%だったらやりやすいけど、だいたい混在してるんですよ。
ホリエリステル8、0,4,2とか。そういうのはもう全然無理ですね。
分離ができないってことか、なるほど。
そうそうそうそう。
結局リサイクルの方はコストとエネルギーかかっちゃうっていうのがあるんですね。
そうですね。何するにも一回生み出しちゃったものを一番簡単に消すのは燃やすことみたいな考え方がある。
でも6000。しかも今話してるのがTシャツ一つの例じゃないですか。
それがシーズンに何十何百出てきて、一つのメーカーからね。
15:05
それかける6000着みたいな感じだと相当すごい量ですよね。
そうなんです。
それに対して疑問が生まれてきたんですか?
そうなんです。それに対して最初あれって思うようになって、ちょっとずつそういう、エスカルファッションって言葉が当時はなかったんですよ。
エスカルファッションって2013年かな、ラナプラザっていうバンクラディッシュで。
工場が崩壊した。
そうですそうです。
従業員とかは崩壊が近づいてるのを気づいててずっとオーナーにアプローチしてたんですけど、オーナーが農機を優先して放置したまま何千人という方が亡くなったっていう。
ラナプラザの崩壊事故以降、ロンドンを発祥として広まった考え方なんですよ。
エスカルファッションって。
そうなんですね。
私が始めた時は、まだ始めたじゃないな、興味を持った時はエスカルファッションっていう概念はなくて。
何年くらいですか?2010年代?
明確に考え出したのが震災の時なんですよ。
2011年。
もともと私ダイビングやってて、海のね。
海が汚染されてるのを知ってたんですよ、どんどんどんどん。
それ体感でわかるじゃないですか、潜ると。
その水質の汚染の約20%がファッションの化学染料が原因だっていうデータが出ていて。
20%?
はい。だから5分の1ぐらいはアパレルの化学染料が原因だっていうデータがあったんで。
で、そこからだんだん水を汚さなくていいファッションってないのかなと思ってて。
で、水を汚さずにさらにゴミにもならない。
ちゃんと捨てたら戻っていくような素材で、水を汚さないものってないのかなとずっと考えていて。
18:02
で、当時はオーガニックとかナチュラル系のファッションって、
なんか気なりとかすごいシンプルな白のムジとか気なりのムジとかばっかりだったんですよ。
で、私ギャルだったんで。
そこ面白い。なるほどな。
初めたギャル。
ギャルだったからっていうのは。
ねえ。
すごい負に落ちますね。
でもっと、こんな気なりとかじゃなくて、色鮮やかで、
すごい綺麗だなって思える染色方法ってないのかなと思って調べてた時に草木染めに出会ったんですよ。
なるほど。
面白いですね。掛け合わせなんですね。
そうですね。
そうそう、それで、当時はシルクとオーガニックと両方使ってたんですけど、
そういう天然繊維で色鮮やかに染まる草木染めをしたら、環境を傷つけずに済むんじゃないかと思って立ち上げたのがリブラです。
2013年。
早い。早い感じしますね。
立ち上がった時は、でもまだそんななんか、あれですよね。
循環みたいな、エシカルみたいなのって、そんなに流行ってない時代ですよね。
そうなんですよ。だからすごい大変で。
ファッションやることも大変なのに、エシカルでファッションとかも二重組みたいな感じで。
めっちゃ上がります。
木工ものづくりも大変なんで。
そうですね。
これを地域の木でやるみたいな。
なるほど。
そこ、なんか独立なんですか?リブラ作る時は兼業からスタートしたんですか?
独立して。
独立して。
いきなりスタートしたんですね。
すごい、飛び込んだんですね。
すごい。
いや、全然なんかバカだったんですよ。
え?あ。
バカだったんで。
あ、バカだった。最高っすね。
どうやって始めるんですか?なんかすごいバカみたいな質問なんですけど。
なんかわかんないですね。
普通に私、それまでに1社目はギャルブランドだったんですけど、2社目もすぐ辞めちゃったんですけど、アパレルの会社で勤めていて。
21:07
それが新規開発事業室みたいなところで新しいブランドを立ち上げる仕事だったんですよ。
メンバーが少なくて、全部一人でやってるみたいな感じの雰囲気もあって、だからブランド立ち上げれちゃうみたいな、勉強させてもらった部分があって、そこで。
結構タイミング良かったんですね。
そうそうそうそう。それである程度ブランドの作り方みたいなのを学んでたんで。
じゃあ商品デザインをして、それを作ってくれる会社さん探してきて、売り先を見つければできそうだみたいなのがあって。
そこのタイミングってまだ、草木染っていうのは自分で手を動かしたことがあったとか、そういうのでは全然なかったんですか?
全然ないです。
始めるときは、とりあえず草木染めやろうっていうふうに思って、草木染めできるところをとりあえず歩き回るみたいなところからスタートするわけですよね。
でもネットで探して、どっちかっていうとこの人だみたいな、探し回ってないです。一人に連絡して。
その方がやりましょうって言ってくださって、今もずっと一緒にやってます。
すごい、それはすごい。
でもすごい面白いですね。
確かに草木染めだって、環境に優しい染め方、水に対して負荷の少ない染め方、草木染めだって言ったら普通、確かに自分で染めそうになりそうじゃないですか。
確かに。
そこが確かにデザイナー、アパレルでそういう小流の中にいた人の発想なんだなって感じですよね。
そうそう、デザインとかマーケティングとかやってる人たちの考え方ですよね。
できる人見つけたほうが早い。
確かに普通、よく聞くのはそういう草木染めとか小物作りとかやってて、どうスケールするかっていうところで止まっちゃう話はよく聞くけど、そこをすっ飛ばしちゃうっていうのは素晴らしいですね。
なるほど。そして一人目からいい人に当たったっていうのが奇跡ですね。
そこはでも本当にあれですよね。運はきっとあるんでしょうけど。
いやー素晴らしいな。
その時はまだギャルファッションだったんですか?見た目は。
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だんだん落ち着いてくるんですけど、どの段階がギャルかギャルじゃないかはちょっと人によると思うんですよ。
緩やかに繋がっていくってこと?
なるほど。
いやなんか、今ちょっと想像しててギャルが来ていきなり草木染めをやりたいんですけどって言ったらびっくりする。
高橋さんの中のギャルイメージがちょっと古そうだもんね。
そうっすね。10年前って言ったらね、まだちょっと激しいギャルかなと思って。
どうなんだろう。覚えてないけど。
そこから草木染めやろう。で、シルクとの出会いっていうのは同じタイミングなんですか?
最初から使ってはいたんですけど、最初はオーカニックコットンとかも結構やってたんですけど、
だんだんシルクの方が好評だったりとか、自分自身もシルクっていう素材に結構魅了されていってしまって、
どんどんどんどんシルクの割合が増えてきてしまい、最近はもうほぼシルクってなってます。
最初からランジェリーブランドだったんですか?
最初ね、私もともと服飾ファッションデザインなんで、服もやってたんですよ。
けど、草木染めを見た時に肌に当たるものも作った方がいいんじゃないかなと思って、ランジェリーと服両方作ったんですよ。
そしたらランジェリーばっかり売れたから、やっぱりこっちなんだなと思って。
いいっすね。選んでもらうというか、こっちの方がちゃんと理解してもらえるんだっていう商品が残っていくの素晴らしいですね。
じゃあそうやってちょっとずつ今のブランドに近づいていくって感じですか?
最初はいろいろやりつつ、ちょっとずつシルクだけになって。
2017年ぐらいにリブランディングしたタイミングがあって、それまでは言うて草木染めらしいと思って、ナチュラルな、ちょっとナチュラルなテイストのブランディングとかしてたんですよ。
なんですけど、2017年ぐらいにもっとちゃんと自分らしく表現したいなと思って、白人モデルさん使ってものすごい濃い化粧して、めっちゃサイケなビジュアル作ったんですよ。
27:07
マーケティングの人にめっちゃ、こんなん誰が着るんて怒られる、これ変やろこれみたいな。
怒られるようなものを作って。
ターゲット違うんじゃない?って言われそうですよね。
そうそうそうそう。
でもすごい楽しくて、そこからリブラらしいというか、いわゆる他の草木染めのシルクの下着とは違う、自分らしさっていうものがどんどんどんどん深まってきて、
それが結果的にエシカルファッションに興味がある人に売れたんじゃなくて、こういうのだったら試してみたいっていう、全然エシカルとか興味ないお客さんの数がすごい増えて、
いわゆるプロダクトアウトという構成だと思うんですけど、そっちの方にリブラ自体がいって、結果的に成長していったっていう感じです。
やばい、天才ですね。
リブラ、僕もホームページで、どこで知ったかちょっと覚えてないんですけど、初めてリブラのホームページ開いて見た時に、そもそもこんなエシカルファッションあるんだみたいな。
若干派手目じゃないですか、見え方が。落ち着くとは全然違う構成で、しかも内容見てたら、これしかも草木染めなんだみたいな。
なんかギャップが激しすぎるなって思った企画があって、結構エシカルファッションとかもそんなに覚えてなかったりするメーカーさんとかもあるんですけど、リブラははっきり覚えてて。
インパクトが超強かった。
嬉しいです。
その時。
面白いですね。
でも確かに、めっちゃ派手で派手派手だなっていう感じでもない。
エシカルって言えばこういう感じ、オーガニックって言えばこんな感じっていうのから外れてるのかもしれないですけど、色合いとか全体の雰囲気はそんなに。
ショッキングピンクとかそういう感じではないし、概念とはちょっと。
めちゃくちゃいい話ですね。
すごい感動しました。
ありがとうございます。
始まりもオーガニックコットン気なり、もっとカラフルっていうかもっと色あってもいいじゃんっていう、ご自身の経験、ギャルファッションやってた経験とめっちゃマッチしてて。
それがずっと引き継がれて、新しい掛け合わせ、それこそイノベーションですよね、マジで。
30:00
今の話を聞いて、全部超納得しました?
納得したし、身に詰まされるとこあるなって。
エキシカルとかこういう環境問題とかの方向に振っていこうとすると、どうしても文庫が狭いというか、興味を持ってくれてる人が元々パイが少ない状態でスタートするから、その方向性で頑張っていくとしすぎると、結局。
それっぽいデザインになるし。
元々興味を持っている人だけで結局回っちゃうというか、ファンが増えていかないっていうのが、よくあるパターンがあったんですけど、そこをすごくうまく脱却したのかなと。
そうなんですよ。あんまりリピートしてくれないんですよね、そういう環境に行かれている人は。
そういうことね。逆にそうなんだ。なんでですかね、気になる。
同期がやっぱりかわいいとか、ファッションってそういう未派な気持ちじゃないですか、かわいいとか楽しいとか好きとか。そういうので買わない人は、これが環境にいいからとかで買う人はあんまりリピートしてくれないです、経験上。
めっちゃいい話やな。
すごい、こういうことをやっている人たちに聞いてほしい。
自然資本論すれば。
そうなんですか。
これぞ自然資本論だな。
いやでもすごく面白いです。小森さんの個性っていうか、好きなものとのかき合わせによって、草木染とシルクが輝き出しているっていうのはめちゃくちゃいい話だなって思って、すごい興奮しちゃったんですけど。
一旦この辺にして、次回、シルク魅了されていったみたいな話をしてたと思うんで、ここら辺、シルクの魅力、僕らも知りたいなと思うんで。
あ、嬉しい。
草木沢山もちょっと聞きたいけど、その辺、次回聞いていきたいなと思います。
ありがとうございます。
ありがとうございます。
32:24

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