00:05
【徒然草ミニッツ】
さあ始まりました、【徒然草ミニッツ】。この番組は、1日8分で600年分の知恵をポケットに、おコンセプトに、吉田健康の徒然草を1日1段ずつサクッと味わい、
通勤・家事の隙間時間で、古伝チャージしていこうという教養ショートラジオです。よろしくお願いします。
さて今回は、第193段を見ていきましょう。早速、現代語訳です。
視野の狭さとバイアス
視野の狭い人が他人を見て、相手の知恵はこの程度と測るのはまず当たらない。
不器用な人がはなはだやたら達者だったり、逆に賢者がこの芸には疎かったりする。
そこで、誤で勝ったイコール相手より総合的に上と決めつけるのは第誤算。
異語ですね。
同じく文字に強い奉仕と暗証に引い出た相が、前相が互いを比べて自分の方が上と思うのもどちらも見当違い。
自分の専門外では争わない。是非を言わないのが筋である。
要点3つ。
一芸イコール全人格評価にはならない。
他人の知恵を測るには自分の視野がまずバイアス。
専門外では裁かない。争わない。
これはハロー効果って言うんでしたっけ?
一芸イコール全人格評価。
ある一点がすごいと、他もすごいと思っちゃうみたいのはありますよね。
評価の多様性
現代の示唆&使い方。
単一字表で人を測らない設計。
面接・査定・授業参観・SNS。
1回の発言、1枚の資料、1章1杯でラベルを確定させない。
①複数の場面②別の評価者③時間軸。
時間軸で見る。
そうですね、設計して。
一発一発、単発評価しないっていうのはあるかもしれないですね。
中長期的に人を見るっていうのが大事なんですかね。
そして自分の境界を宣言する。
ここは専門外なので判断より質問に回ります。
これだけで議論の質が上がる専門家に問いの形でバトンを渡す。
知ったかしないっていうのは結構大事だったりしますよね。
自分の専門の分野であっても知らないことなんて山ほどあるんでね。
謙虚さ、知的謙虚さは常に持っておきたいです。
そして比較より双方。文字の方を仕掛ける暗証の前次。
矢印、ドキュメントプラス高伝で苦伝で強いチーム。
会社なら数理派×現場感覚派を組ませて評価軸も2系統を持つ。
自分にない視点を持っている人と組んで頑張っていきましょうっていう感じですかね。
はい、というわけでぜひ皆さんも日常&ビジネスに応用してみてください。
というわけで今回はここまでです。また明日お会いしましょう。さよなら。