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【徒然草ミニッツ】
さあ始まりました、【徒然草ミニッツ】。この番組は、1日8分で600年分の知恵をポケットにおコンセプトに、
吉田健康の【徒然草】を1日1段ずつサクッと味わい、通勤・家事の隙間時間で5点チャージしていこうという教養ショートラジオです。
よろしくお願いします。
さて今回は、第108…違う、第194段を見ていきましょう。
早速、現代語訳です。
達人の人を見る目
達人の人を見る目は謝らない。
例えば、人を…例えば誰かが虚言で人を騙す時、素直に丸呑みして騙される人、深く信じすぎてさらに自分の想像で補強してしまう人、
少し疑い、頼りも頼らず保留にする人、根拠なしにみんなが言うからで流す人、
分かったふりでうなずき笑うが実は分かっていない人、もっともらしいと思いつつ謝りもあるかもと疑い続ける人、
手を打って笑い飛ばす人、見抜いても言わず何事もない顔で過ごす人、
さらには嘘の意図を最初から承知し仕掛け人と同じ心で合わせる人までいる。
愚かな者の冗談でさえ見識ある人の前では言葉や表情に滲む差が隠れようがない。
まして明らかな達人から見れば私たちの惑いなど手のひらの上のもの。
ただしこうした押し量りの技を仏法のような究極領域にまで当てはめるのは筋違いである。
はい、要点3つ。
反応は住人と色、嘘一つで人柄が出る。
達人は言葉プラス顔プラス間で読む。
見抜きの技を絶対心理にまで拡張しない。
わかるようなわかんないようなって感じですね。
現代への示唆
現代への示唆&使い方。
読むは聴能力ではなく観察の積み重ね。
①発言、内容の一貫性。②表情、遅れ、硬さ。③間、沈黙の長さ、呼吸。3点セットで見る。
分かった振り、みんなが言うからは危険サイン。場を進めず一時情報に戻ろうと。
まあまあまあそうですよね、この3つね。
人は割と嘘を見抜けないって言いますからね。
色んな研究で人の嘘は割と見抜きづらいっていうのがあったりするんで
専門領域とかで嘘ついてたらさすがに専門家にはバレちゃうかもしれないですけど
一般的なことでの嘘はね、こう見抜きづらかったりするらしいんで
対処法としては、ここめっちゃ大量に質問ぶつけると
嘘をつく側の脳のリソースがパンクしてボロが出るっていうのはあるらしいですけど
はい、そして反応の片手チーム運営。
丸飲み型にはチェックリストを渡す。補強しがち型には元ソースの明示を要求。
見抜いて黙る型には非公開の報告窓口を用意。
仕掛けに乗る型には境界括弧どこまで上段なのかを共有。
はい、っていう感じですね。
確かに人それぞれでどういう対処にするのかっていうのを決めとこうって感じですね。
そして、手のひらの上の読みを誤らないために、地震が高ぶったら反証質問を必ず一つ。
この前提が外れたら確率で話す。7割そう見える。3割は逆。断言は最小限にと。
なるほどね。という感じですかね。ちょっとよくわからなかったけど。
というわけで、今回はここまでです。
ぜひ皆さんも日常とかなんちゃらに使ってみてください。
ではでは、また明日お会いしましょう。さよなら。