所属と作法の重要性
【徒然草ミニッツ】さあ始まりました、【徒然草ミニッツ】。この番組は、1日8分で600年分の知恵をポケットに、おコンセプトに、吉田健康の【徒然草】を1日1段ずつサクッと味わい、
通勤・家事の隙間時間で、5点チャージしていこうという教養ショートラジオです。よろしくお願いします。
さて今回は、第165段を見ていきましょう。早速、現代語訳です。
あずまの人が、都人と交わり、都の人が、あずまで身を立てること。
また、けんみつの草が、本地・本山を離れて、よそで活動すること。
こうした自分の未来の、違う、本来の俗、文化・流儀・所属でない場に入り混じる姿は見苦しい。
はい、なるほど。
執事と場の作法が噛み合わないまま混ざるんじゃねえよってこと言ってるんですね。
まあまあまあ、当時の価値観で言うと、ということですね。
4点3つ、越境そのものより、作法の不一致を嫌う。
所属の曖昧さは信用を減らす。居場所イコール法務を立て、礼を尽くして交わる。
まあまあまあまあ、今は割と越境・越境が良しとされてますけど、当時はそうでしょうね。
置かれた場所で先なさいじゃないですけど。
自分の本分をわきまえろやっていうのがあったのかもしれないですね。
現代屋のしさ&使い方。
まず前提として、現代は移動と越境が当たり前、そうですよね。
なのでこの段は、這いたのすすめではなく、所属と礼の管理として読み換えると良き。
いきますと。
まあですよね。
そりゃあそうって感じ。
600年前、700年前のものを持ってきて、這いたのすすめじゃんこれとか言っても、あれですもんね。
おかしなことになるんで。
使い方としては、法務を明確にする、名詞・プロフィール・発言の型書き、どこに一時の帰属があるかを先に示す。
うーん、これ微妙だな。微妙。あんまり個人的にはって感じですね。
場の作法を先に学ぶ。
地方・業界・宗教・学派ごとに挨拶・呼称・NGワード・時間・間隔が違う。
初回は観察、そして合わせる。
分からなければその場の人に尋ねるのが礼。
合に入れては合に従いじゃないですけど。
越境と信頼の築き方
手張りの考え方も割とそんな感じですよね。
最初はその場のことを守って、
で、
手破、破って、
最終離れるっていう感じ。
まずはどういう作法が染み付いているのかっていうのを他者の視点から、
他者の視点じゃなくて、
よそ者として入り込んで、
参与観察みたいな感じでやってってって感じですね。
知らないですけど、適当に参与観察って言葉を使いたかったがダメに言っただけです。
そして、二股に見せない。
競合コミュニティをまたぐときは情報の扱い理解の線を文章で残す。
例、コンサル副業は主比範囲、役割の衝突回避を合意してから入る。
なるほどね、ありそう。
あるんでしょうね。
そして、越境の順序。
ホームでの実績を小さく作る招き一つ目。
一番目にホームでの実績を小さく作って、
二つ目に招きを得て客として振る舞う。
三つ目に共通の成果を出した後に肩書きを更新。
身を立つより信頼を立てるが先。
いいですね。
小さく、スモールサクセスじゃないですけど、小さく、
ちょっとずつ成功を積み重ねていく感じで信頼を築いていくのは大事ですよね。
意識していきたいところです。
はい、というわけで今回はここまでです。
みなさんもぜひ日常に使ってみてください。
それではまた明日お会いしましょう。さよなら。