馬乗りの教訓
【徒然草ミニッツ】 さあ始まりました【徒然草ミニッツ】この番組は、1日8分で600年分の知恵をポケットに、おコンセプトに
吉田健康の【徒然草】を1日1段ずつサクッと味わい、通勤・家事の隙間時間で5点チャージしていこうという教養ショートラジオです。
よろしくお願いします。さて今回は第186段を見ていきましょう。早速、現代語訳です。
尚手の馬乗り吉田が言った。馬というのは一頭ごとに怖い。 人の力で張り合おうとしてはならない。
怖いというのは強いですね。 まず乗る馬をよく見て強みと弱みを見極めよう。次に靴羽や鞍など装備の危険がないかを確かめる。
少しでも心に引っかかることがあればその馬を走らせるな。 この要意を怠る、怠らぬものこそが馬乗りである。
これが秘伝であると。
これはわかりやすいですね。要点3つ。相手、対象の力に逆らうな。 事前観察、装備点検、違和感で中止。準備を続けられる人が本当のプロ。
確かにね、最後の部分。 戦いは
戦う前からもうすでに勝敗決まっているとかいう言葉もあるぐらいですからね。 はい、現代の示唆&使い方。
馬イコール対象の本性を見誤らない。 市場、相手組織、自然システム、それぞれの固有の力学がある。自分の根性で押し切らない。
まず観察。履歴、癖、落ちやすい点、強み、弱みの過剰書きを作る。 はい、これはもう本当おっしゃる通りって感じじゃないですか。
彼を知り、己を知れば百戦危うからずっていうことですよね。 自分と相手の
力を相対的に見て、無理に自分の力で根性で押し切らないっていうのは大事なところですよね。
力学が働いているので、そこにうまくアジャストさせながらっていう感じですかね。
そして装備点検イコール道具と手順のチェック。
契約文明、アクセス権、バックアップ保険、手順書、走る前に1本の抜けがないか止める手段があるかを確認。
まあまあこれもそうですよね。装備点検ね。
抜け漏れないかちゃんと確認は大事ですね。 心に引っかかるを意思決定に入れる。直感は過去の経験の圧縮データ
違和感が一旦止めるを標準に。
フレーズ、気になる点があるので今日は走らせません。条件Aお詫びを満たしたら再開します。
プロの定義
これはね、経験則、暗黙地、直感ですよね。
何か引っかかるなっていうのがある時は大体やめたほうが良かったりしますよね。
経験者ほどそういうのあるかもしれないです。
プロの定義イコール再現する準備。準備を1回やる人ではなく毎回やれる人がプロ。
チェックはチェックリスト化して誰がやっても同じようになるように整えると。
なるほどね、そうですよね。
イチロー選手とか野球のイチローさんとかがね。
イチロー選手、イチローさんね。
イチローとかおっさんですよね。毎回毎回
ルーティンで決まったことをやってる人が結果を出しているんじゃないでしょうか。
というわけで、ぜひ皆さんも日常とかビジネスとかに応用してみてはいかがでしょうか。
では今回はここまでです。また明日お会いしましょう。さよなら。
