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2025-10-20 04:44

【徒然草ミニッツ】第177段


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サマリー

このエピソードでは、雨上がりの庭の準備において適切な材料の選択が重要であり、歴史的な教訓として乾き砂子の用意が推奨されています。

00:06
【徒然草ミニッツ】
さあ始まりました、【徒然草ミニッツ】。この番組は、1日8分で600年分の知恵をポケットに、おコンセプトに、
吉田健康の【徒然草】を1日1段ずつサクッと味わい、通勤・家事の隙間時間でコテンチャージしていこうという教養ショートラジオです。
よろしくお願いします。
さて今回は、第177段を見ていきましょう。早速、現代語訳です。
庭の準備の重要性
鎌倉で駐所王、宮家の方、そして主催のけまりがあった。
駐所王・主催のけまりがあった。
雨上がりで庭がまだ湿っている。どうすると騒ぐ中、
佐々木の沖入道がのこぎりくずを車で山ほど持参し、一面に巻いて泥を防いだ。
みんなが用意周到ありがたいと感心。
ところが後日この話をある人が語ったところ、吉田駐那言が一言。
乾き砂子の用意があるのが本来では。
で、語り手は赤っ端。
のこぎりくずは癒しくさほうがい。
庭の儀を司る者は乾き砂子を備えるのが故事である。
あ、そういう感じですね。
要点3つ。
現代への教訓
雨後の、雨の後の緊急対応。
のこぎりくずイコール実用的だがさほうがい。
儀礼の場はよけ聞けばいい。では足りない。
故事、宣礼がかなめ。
準備の筆は何を備えるかまで含めて問われると。
なるほど、厳しいですね。
起点聞かせて、のこぎりくず。
のこぎり使ったときの木の切れっぱしというか、
あれですよね、ふわふわしたオガクズみたいな感じのやつを
大量に持ってきて、まき散らして
みんなが喜んだけど、
いや普通あの乾いた砂用意あるんじゃねっていう。
それ使わないと不作法じゃないみたいなことになったってことですよね。
起点聞かせたとかそういうふうに
いくのかと思いきやって感じでしたね。
要、違う、現代柔らしさ&使い方。
とりあえずと正解の差。
現場の泥を止めるのこぎりくずイコール機能は満たす。
でも、公の場では象徴と品も守られるべき。
窮中のけまりとかになってくるとね、
確かにそういうところも、
象徴と品っていうところが大事になってくるのかもしれないですね。
仕事で言えば、暫定パッチと正式リリースの区別。
聞くだけでは不十分。
見栄え、前例、安全まで通るのが正、正しいってことですね。
そうなのかもなぁ、言われてみるとそうなのかもなぁって感じですけどね。
故実イコール守るべき目的を言語化。
渇き砂は水はけプラス白さで視認性プラス正常の象徴。
作法は単なるお作法ではない。何を守るためか。
安全意義美観を言えると現代でも活かしやすい。
まぁまぁまぁ、なんとなく言わんとしていることはわかりますけどね。
はい、というわけで、今回はこれぐらいですかね。
はい、ぜひ皆さんもね、
備えあれば売れなしとは言うものの、
何を備えるかっていうところも意識してみてはいかがでしょうか。
というわけで、また明日お会いしましょう。さよなら。
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