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2024-10-07 20:46

【Dear shinizokさん】HUMANKIND 第二回

Humankind 希望の歴史 上 人類が善き未来をつくるための18章
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Humankind 希望の歴史 下 人類が善き未来をつくるための18章
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00:05
皆さんこんにちは、しらいです。この放送は、ふわしにぞこさんの提供でお送りします。しにぞこさんありがとうございます。
はい、というわけで、勝手に企画の収録をしていきたいと思います。
今回は、しにぞこさん回、第2回ですね。前回の続きです。
今回も【HUMANKIND 希望の歴史 人類が良き未来をつくるための18章】という本からピックアップしてお話ししていこうと思います。
20分ぐらいで収められればいいなと思っています。
早速いきたいと思います。前回の復習を簡単にすると、ジンバルドの監獄実験というものがあったんですけど、
それはジンバルド先生博士の捏造で監修役として振る舞った権力を握って振る舞ったように見えた学生たちは演技をしていただけだったんですね。
さらにミルグラムの電気ショック発生器の被験者はどうだったかというと、
彼らは正しいことをしたかっただけですね。
医療や科学の進歩に貢献できるのであればと、前世から実験に協力したという感じでした。
最後に傍観者効果でいなくなった女性はどうだったかというと、
最終的には近隣の人の腕に抱かれていなくなっており、無惨に打ち捨てられた、街路にも打ち捨てられたというようなことは全くなかったということですね。
そうしてこれらの人々は人助けしたかっただけのように見えますと、
人助けできなかった人がいるとするならばそれは科学者や編集長という責任者ですね。
彼らは嘘をついて人々を捜査した怪物だったというふうに著者は言っています。
これらの権力者は自らの横縞な願望から人々を守るどころか全力を尽くして人々を互いと敵対させたのだと言っています。
さらにこの言葉、人はなぜ邪悪なことをするのかという本質的な問いに再度引き戻すことになると、
フレンドリーな私たちはいかにして監獄だったりガス室を作る唯一の種になったのだろうかという疑問が再度浮上してくるということですね。
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結局そうは言っても戦争は起こっていたのは事実ですし、
なぜ人は人を傷つけるのかという問いが再浮上してくるというのはありますね。
まず最初に見ていくのが第二次世界大戦が勃発した際のドイツ軍ですね。
このドイツ軍は当時の多くの専門家は基本的にドイツ兵は取り憑かれていると考えていたそうです。
なぜかというと脱走率がゼロに近くてアメリカやイギリスの兵士より懸命に戦っていたそうです。
歴史家の計算によるとドイツ国防軍の兵士は懸命に戦ったせいで、
連合軍の兵士に比べて負傷者が50%も多かったというふうに書いてあります。
これがなぜなのかというと、多くの専門家がナチスの思想に洗脳されたからだと思っていたそうなんですが、
後々になってわかったこととして、ドイツ人捕虜と研究者が面談していって、
結果何がわかったかというと、それはナチスのイデオロギーではなかったと言うんですね。
また彼らはドイツは勝てるという幻想を抱いていなかった、洗脳されてもいなかったと書いてあります。
ではなぜドイツ軍の人間は50%も負傷率が多かったと書いてあるので、
そうまでして戦争に向かったのかというと、それはシンプルに友情であるというふうに結論をつけられているそうです。
ナチの将校は兵士を団結させるために牢をしまなかった部隊に新兵が入ると、
一旦全部隊を退去させて十分、友情を育ませた後に全員を戦場に放り込むといったことまでしたと書いてあるんですね。
ちなみにこのドイツのイデオロギーのために戦ったといったのは、
兵士の中、捕虜の中のわずか5%だったそうです。
というのでここからわかることは、相手を傷つけようとして戦ったわけではなく、
仲間たちを守るために戦ったというようなことがここでは述べられています。
06:05
これは実は戦争兵士だけではなく、テロリストにも同じことが言えるらしいです。
社会学者たちは、たくさんの自爆した人々の生活特徴を調べ上げた結果、
平均的なテロリストはいないというふうに結論を付けたそうです。
テロリストの特徴は高等教育からほぼ無教育まで、富裕層から極貧まで、
資料深さから愚かさまで、信仰心から無神論まで、
極めて幅広かった、精神疾患者はほとんどおらず、
幼い頃にトラウマを負った者も稀だったと書いてあります。
ですがテロリストに共通して見られる特徴が一つあるとすれば、
それは影響されやすいことだと専門家は見ている。
彼らは他人の意見に影響されやすい、権威に影響されやすい家族や友達に
正しいことをしていると見られたいし、そう思われることを行いたい。
さらに言えばテロリストは自分一人でではなく、
友達や恋人ともに過激化する。
テロリストの小集団の大半は、絆で結ばれた兄弟なのだというふうに書いてあります。
実際2001年に起きた9.11同時多発テロは、
4組以上の兄弟が関与しており、
2013年ボストンマラソンの爆破犯は兄弟。
さらに2015年にパリのバタクラン劇場を襲撃したのも兄弟だったということが、
ここには述べられています。
CIAの関係者は、こういったテロリストたちが宗教を理由にしてはいるが、
それは後付けの理由にすぎないというふうに言っているそうです。
というので、ここから見るに、
やはり彼らは周りから自分が正しいことをしているというふうに思われたいという、
ある種、前世から行ったことともとれますよね。
そして、著者が何でこんなことが起こってしまうのかというふうに考えたときに、
出てきたものとして愛情ホルモン、オキストシンを挙げています。
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このオキストシンについて、別の研究者、ブルームさんという人がいるんですけど、
この人によると、このオキストシン、共感に関するホルモンですね。
私たちは共感できるだけではなく、共感が得意だと。
人間は感情を吸い取る掃除機のようなもので、
いつも他人の感情を吸い上げている。
本や映画がいかに痩せやすと私たちを笑わせたり泣かせたりするかを考えてみよう。
私たちの場合、飛行機の機内で上映される悲しい映画は最悪だ。
しょっちゅう泣いちゃうからってことですね。
この共感についてブルームさんはこんなふうに言ってます。
共感は世界を照らす情け深い太陽ではない。
それはスポットライトだ。サーチライトなのだ。
共感はあなたの人生に関わりのある特定の人や集団だけに光を当てる。
そしてあなたはその光に照らされた人や集団の感情を吸い取るのに忙しくなり、世界の他の部分が見えなくなる。
このように言っています。
もしかすると皆さんも聞いたことがあるかもしれないんですけど、
このオキストシンによる共感というのは自分たちと彼らというふうに、
自分たちの集団と他の集団を分けて考えてしまうように働くそうです。
また同調者はこのように言っています。
一つ確かなことがある。
それはより良い世界はより多くの共感から始まるわけではないということだ。
むしろ共感は私たちの寛大さを損なう。
なぜなら、犠牲者に共感するほど、敵をひとまとめに敵とみなすようになるからだ。
選ばれた少数に明るいスポットライトを当てることで、私たちは敵の観点に立つことができなくなる。
少数を注視するとその他大勢は視野に入らなくなる。
共感が得意ということによって、
人を傷つけてしまったり、自集団を守るために他の集団を傷つけたりしてしまうというのがここでは言われています。
話が変わって、
前回の放送でちょっと触れたと思うんですけど、
12:04
恋愛バラエティショー、恋愛リアリティショーですね。
数年前に誹謗中傷をされて亡くなってしまったという方がいたと思うんですけど、
それを見ると、いやいや人はそうやって誹謗中傷して人を傷つけているじゃないかという多分意見があると思います。
出ると思います。
なので今回そこについてまた見ていこうと思います。
また戦争についてなんですけども、
先ほどドイツの兵士の話をしましたが、彼らは互いのために戦ったという感じでしたね。
サディズムや知恵の渇望ではなく仲間意識によって戦場に行ったということです。
いろんな歴史家が調査すると、そんな兵士でさえ、
戦場にいるときでさえ兵士にとって人を殺すのは難しいことらしいです。
太平洋戦線の調査によると大半の兵士が発砲していなかったそうで、
スペイン内戦の時に作家ジョージ・オウェル、これは1984とかを書いた人ですね、
も同じようなことに気づいたそうで、こんなことを言っています。
これは自らが敵に共感して動揺していることについて書いているんですけど、ちょっと読み上げますね。
その瞬間一人の男が山口から飛び出し、そのヘリを走るのがこちらから丸見えになった。
彼はまともに服を着ておらず、走りながらズボンを両手で引っ張り上げていた。
私たちは彼を撃たなかった。理由の一つはズボンにある。
私がここへ来たのはファシストを打ち殺すためだったが、
ズボンを引っ張り上げていた男はファシストではなかった。
彼は自分と同じ人間だった。だから撃つ気にはなれなかったのだ。
このことから著者はこのように言っています。
これっていうのは身近に思える人に危害を加えることの難しさを示している。
そこには私たちを自制させ引き金を引けなくする何かがあるのだ。
銃撃よりさらに難しい行為を軍事歴史家たちは発見した。
その行為とは人を刺し殺すことだ。
ワーテルローの戦い1815年とソンムの戦い1916年で負傷した兵士のうち、
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銃剣による負傷者は1%にも満たなかった。
南百という博物館に展示された何千本もの銃剣も大半は一度も使われなかった。
ある歴史家が記している通り、銃剣でやり合う前に大抵どちらかの兵士が他の場所での急務を思い出すのだ。
これはつまり相手を傷つけたくないがために野暮を思い出して戦場から離脱するということですね。
あとはちょっと面白かったのが、
第二次世界大戦で亡くなったイギリス人兵士の死因が法医学的な検査として上がってきているらしいんですけど、
その他1%、火学攻撃2%、爆風圧死2%、地雷ブービートラップ10%、銃弾対戦車地雷源10%、迫撃砲、手榴弾、空爆、砲弾75%。
図書はこれらの犠牲者を結びつける要素があるとしたら、それはほとんどが遠隔操作によって殺されたということだ。
兵士の圧倒的な多数は、ボタンを押したか爆弾を落としたか地雷を仕掛けた者によって殺された。
彼らの半分裸でズボンを引き上げようとしている姿を見ることは決してなかった。
そういうことを言っています。
今の戦争というのは、どんどんどんどん人の手から離れていっているというふうに著者は言っていて、このようにも言っています。
人間は根本的に暴力を嫌悪する。相手の目を見ながらその人を殺すことは事実上不可能だ。
私たちの大半は牛肉を食べるのには、自分で牛を殺さなければならないとしたら即座に採食主義になるだろう。
同様に多くの兵士は敵に近づきすぎると良心的兵力拒否者になる。
こういうことがあるんですが、
実はアメリカ軍はベトナム戦争で兵士の発砲率を上げる方向に舵を切って成功したそうです。
朝鮮戦争と比べると朝鮮戦争が55%射撃率だったらしいんですけど、ベトナム戦争では95%に射撃率が上がったそうです。
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しかしこれには代償が伴ったそうで、
訓練で何百万という若い兵士を洗脳すると、彼らは心的外傷後ストレス障害、PTSDを負って帰還することが多発したと。
事実、ベトナム戦争が多くの兵士がそうなった。
数え切れないほどの兵士が人を殺しただけでなく、彼らの内なる何かも死んだのだというふうに著者は書いています。
ということでやはり近くに自分と同じような人がいるとやっぱり人は手を下すのがなかなか難しいということで、
今の戦争だったりというのもどんどん遠くに遠くに、相手との距離を心理的にも物理的にも遠くにしている方向に行っているらしいです。
一番最初の方に言ったSNSとかで誹謗中傷する人はどうなんだという話に戻るんですけど、やっぱりそうですよね。
SNSも相手から心理的距離もそうですし、物理的な距離もすごく離れているので攻撃がしやすいというふうなことが考えられるかなとは思いました。
よく言われる話ですけど、その人が目の前にいたらあなたは同じことを言えるんですかという言説を聞いたことがありますけど、多分ほとんどの人はそれを言えないですよね。
よくも悪くも相手との距離が離れているからこそ言えてしまうがゆえにそういった悲しい出来事が起きてしまいますね。
ということで今回はこの辺りでちょっと悲しい感じで終わってしまいましたが、
次回が最終回として、では我々はこの良き未来をつけるためにどんなことができるのかというふうなところに言及していければなというふうに思います。
というわけで最後まで聞いてくださった皆さんありがとうございます。
それでは皆さんさようなら。
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