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【徒然草ミニッツ】
さあ始まりました、【徒然草ミニッツ】。
この番組は、1日8分で600年分の知恵をポケットに、をコンセプトに、
吉田健康の徒然草を1日1段ずつサクッと味わい、
通勤・家事の隙間時間で5点チャージしていこうという教養ショートラジオです。
よろしくお願いします。
さて今回は、第71段を見ていきましょう。
早速、現代語訳です。
名前と記憶の関係
名前を聞いただけで、その人の面影がふと心に浮かぶことがある。
しかし実際に会ってみると、思い描いた顔とは微妙に違うものである。
昔の物語を聞き、想像で膨らませたあの人のイメージは、
今目の前にいる人のどこかにあったのだと気づかされる。
またある瞬間、誰かの言葉や目に映る光景が、
自分の心の中にあった懐かしい記憶を呼び覚まし、
いつどこで感じたかは思い出せないまでも、
間違いなくあの時の感情だと実感することがある。
面影も記憶も、名前というきっかけで紐解かれ、
現在の私はここにいる感覚と深く結びついている。
要点3つ。
名前が呼ぶ見えない面影を知覚する。
実際の出会いは想像とのギャップを生む。
言葉や風景が記憶の扉を開く瞬間。
現代への視察なぜ今も刺さるのか。
SNSによるギャップ体験
SNSでプロフィールを見ただけで、
この人こんな感じかなと想像し、
実際に会うと意外なギャップを感じた経験はないだろうか。
健康は700年前にその心の動きを見抜いていた。
今回の第71弾は良かったですね。
個人的に好きですね、これは。
ある瞬間、誰かの言葉や目に映る光景が、
自分の心象風景にリンクする感じですかね。
デジャヴとかデジャビューとかもそんな感じかな。
これね、すごいわかりますね。
匂いとかは僕はそうですね。
匂いを嗅いだのかわからないですけど、
記憶が呼び覚まされるみたいな。
匂いで記憶と匂いがひもついている感じがあるんですよね。
匂いは直接脳にくるんでね。
それがあるのかもしれないですね。
日常生活での応用
続いて日常&セリフリフレクション応用ネタ。
プロフィールとリアルの比較。
オンラインで知り合った人とは初対面時に
イメージとの違いを一つだけ言い合うゲームをして
ギャップを楽しむ。
これはなるほど、マッチングアプリとかでね、
初めて会うときにやってもいいんじゃないでしょうか。
こんな人だったんだっていう、
そのギャップが楽しめていいんじゃないでしょうか。
2つ目、トリガーワードメモ。
心に残った言葉や風景をメモ。
メモで見返したときに、
どんな記憶や感情が呼び起こされたかを振り返るワークショップに。
これもいいですね。
自分の心に残った言葉や風景をメモして、
何かで繋いでおいたほうがいいですね。
Obsidianとかでメモして、
いつでも呼び出せるのをするといいんじゃないかなと思っています。
3つ目、面影スケッチ。
名前を聞いた人の顔を即興で紙にスケッチし、
自分の心に浮かぶイメージを可視化。
実際に会った後のギャップを比べて遊ぶ。
小学生のワークショップみたいな感じですね。
これも絵心が如実に反映されるやつですね、これは。
はい、というわけで今回はここまでです。
日常&セリフリフレクション応用ネタ、皆さんもぜひ使ってみてください。
それでは今日はここまでです。また明日お会いしましょう。さよなら。