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【徒然草ミニッツ】
さあ始まりました、【徒然草ミニッツ】。
この番組は、1日8分で600年分の知恵をポケットにおコンセプトに、
吉田健康の徒然草を1日1段ずつサクッと味わい、
通勤・課時の隙間時間でコテンチャージしていこうという教養ショートラジオです。
よろしくお願いします。
さて今回は、第93段を見ていきましょう。
早速、現代語訳です。
命の価値と生の喜び
牛を売ろうとして、大金を翌日に決める約束をしたら、夜のうちに牛が死んだ。
買い手には得、売り手には損だ、と語る人がいる。
すると聞き手の一人が答えた。
確かに、牛の主は損をしたが、生きている自分には大きな得をしたのだ。
牛には死が突然訪れたが、人はその日その日を生き延びている。
命は万金に値する価値がある。
命は万金に勝る価値がある。
だから大金一銭の損得で嘆くべきではない。
聞いた人々は嘲笑したが、さらにこうも言う。
人は死を嫌うなら、生をこそ愛すべきだ。
命が続く喜びは毎日楽しむべきだ。
愚かな人はそれを忘れて他の楽しみや罪を貪り、真の罪を失う。
生きている間に楽しまず死を恐れるのは死の近さを忘れている証拠だ。
生死に思いを発せぬ者こそ真理を得ていると言える。
これも嘲笑されたが、健康は命の輝きを自覚し、
毎日全力で味わうことの大切さを説いている。
最後あれですね、余計な感じですね。
自分で書いてるからね。
これも嘲笑されたが健康はの部分は別に必要ない。
現代語訳ではないですね。
要点3つ。
命の価値は金銭を超える。
日々のせいを愛し喜びを享受せよ。
死を忘れるほど全力で生きることが真の知恵ですね。
はい。
死を思えっていうのはストア派の哲学にも通じるところですね。
めめんともりですね。
いつ死ぬかわかんないからちゃんと死を意識しておこうと
いう考え方にも通じるところですね。
現代への資産、なぜ今も刺さるのか。
経済的存続ばかりに囚われ、心の豊かさを忘れがちな現代。
健康は700年前に命こそ最大の資産と活発している。
死ぬ時に後悔する一つのこととかも本ありますけど、
あれも結局同じようなことで後悔するんですよね人は。
死ぬ時にもっと仕事しておけばよかったって思う人はほぼいないっていう。
もっと家族だったり大切な人と時間を過ごすべきだったっていうのがありますけど、
そことも通じる部分ですね。
日常生活への応用
日常&マインドセット応用ネタ。
朝一感謝ルーティン。
起床後すぐに、今回も、いや違う、
今日も生きていることへの感謝を言葉にし、
命の尊さを実感して一日を始める。
いいですね。
今日も生きていることへの感謝を自分に対してするっていうね、
命の尊さを実感して一日始める。いいんじゃないですか。
2つ目、デイリージョイログ。
毎晩、その日にあった小さな喜びを3つ書き留める習慣をつけ、
日々の幸せを積み重ね可視化する。
こういうのもいいですよね。
日常のポジティブを3つ見つけるっていう、そういう習慣をつけていく。
そうやって日々の幸せを積み重ねて可視化していく。
いいんじゃないですか。
3つ目、リスクと喜びの天秤。
大きな決断をする際、最大の損得ではなく、
最大の生きがいを基準に判断するチェックリストを作成する。
これもね、いいんじゃないですかね。
もう1つ別の軸を持つっていう考え方は視野を変えてくれていい気がします。
というわけで、ぜひ皆さんも日常&マインドセットに応用してみてください。
今回はここまでとなります。
また明日お会いしましょう。さよなら。