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2025-12-08 03:56

【徒然草ミニッツ】第226段


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サマリー

今回のエピソードでは、信濃禅治さんや幸永さん、自沈和尚を通じて、文学や語りの技術が探求され、作品の偏りやバイアスが考察されます。

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【徒然草ミニッツ】さあ始まりました、【徒然草ミニッツ】。この番組は、1日8分で600年分の知恵をポケットにおコンセプトに、吉田健康の【徒然草】を1日1段ずつサクッと味わい、通勤・家事の隙間時間で5点チャージしていこうという教養ショートラジオです。
よろしくお願いします。さて今回は、第226段を見ていきましょう。早速、現代語訳です。
信濃禅治・幸永の物語
言葉院の時代、信濃禅治・幸永、信濃禅治・幸永という芸事で評判の人物がいた。
学府の御膳での発表に召され、七徳の枚のうち2つを失念。そのため、五徳の患者という皮肉のあだ名をつけられ、嘆いて学問を辞め、出家してしまう。
しかし、えっと、なんて読むんだ?
自沈和尚、自沈和尚は一芸ある者は身分が低くても飯を受けと常に被護する人で、
幸永入道を不時した。やがて幸永入道は閉家物語を作り、
生物という盲目の語り手に教えて語らせた。本文によれば、
縁略辞関係の描写は特に濃く、源義経の件は詳しいが、源頼朝についてはよく知らず、多くのことを記し漏らした、という。
武士九馬の技などは、当国出身の小仏が武士に取材して書かせた。
そして、小仏の生まれつきの声が、後世の美話法師の語りの語り声の原型になったのである。
えぇ、そうなんですかね。
すごい、健康法師の口から、違う、あってるか。吉田健康の口から美話法師という。
つれづれ草にも美話法師云々って書いてあるんですね。
作品の偏りとバイアス
要点3つ。失敗から長命で挫折するも、自沈和尚の非語で猜疑。創作者イコール雪永、演者イコール小仏のタックが閉家の語りを形作る。
作品を得て増えてと取材の偏りを抱える。
現代の資産&使い方。
わかるかなぁ。
バイアスは構造的に生まれる。
雪永は三文に厚く、四質年に詳しく、よりともに薄い。
取材源の地理尽脈で、描写の濃淡は必ず出る。
作品の偏り地図を明示、独意領域空白域を示すと受け手に親切。
まあまあまあ、そうですよね、書き手の知識範囲だったり専門領域によって構造的にバイアスというか、偏りは生まれてしまうなというのはありそうです。
はい、他は何か微妙ですね。
はい、というわけで今回はここまでです。また明日お会いしましょう。さよなら。
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