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2025-09-26 03:52

【徒然草ミニッツ】第153段


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サマリー

第153段では、他人の不遇を羨む心情とその意味について考察されており、自分の経験や記憶を重視することの重要性が示されています。

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【徒然草ミニッツ】さあ始まりました、【徒然草ミニッツ】。この番組は、1日8分で600年分の知恵をポケットにおコンセプトに、吉田健康の徒然草を1日1段ずつサクッと味わい、通勤・家事の隙間時間で5点チャージしていこうという教養ショートラジオです。
よろしくお願いします。さて今回は、第153段を見ていきましょう。早速、現代語訳です。
他人の不遇を羨む心情
ダイナゴンニュードウ・タメカネが捕らえられ、武士たちに囲まれて、ロクハラへ連行されていく。
ロクハラ短大のロクハラですね。 これは鎌倉型の京都拠点。
そこに連行されていったと。 その様子を一乗通りで見かけた助友が言った。
ああ羨ましい、世に生きる者の思い出はまさにこうありたいものだ。 他人の不遇の場面を生涯の見せ場として羨む通列な一言。
これは書いてないか別に。 と言わざりけ、ああ羨ましい、世にあらん思い出。書くこぞあらまほしけれ、と
どうぞ言われける。 なるほどね。
要点3つ。悲劇も物語に見えると扇望の対象になる。 見物、
見物人の距離感のずれはしばしば残酷。 映える出来事と当人の対象は別物。
現代の示唆&使い方。ネタ化の誘惑を自覚する。 ドラマチックな失敗、炎上、大砲撃、外から見ると語りやすい節目。
でも当人にとっては名誉や生活、信頼の実存。 扇望は簡単、負担は重い。
これは割とあるあるですよね。 第三者、対岸の価値だから
言ってられるっていうのがありますけどね。 当人にとってはなかなか
重いことだったりしますよね。 次に当人の視点に戻す。もし自分や家族だったらと想像を一泊置く。
欲しいものは見せ物ではなく支え沈黙手続きの整えかもしれない。 なるほどね。
いかに自分事化するか。
親しい人だったら、これ欲しいのって今こういう
あれじゃなくて支えとかあえて黙るとかね。 静観することだったりかもしれないよなーっていうのを考えましょうということですね。
記憶と意味づけの重要性
そして、記憶は派手さではなく意味づけで残す。 大事件を待たずとも小さな正しさや日々の選択を節目にできる。
例、死の言葉で進路を変えた日。初めて断った日、謝った日。 物語は漏らずに
あむ方が後で効く。
なるほどね。大事件じゃなくてもってことですよね。
死生の人々の何気ない日常が
それはそれで 価値あるんじゃないですかっていう深読みですけど。
はい、というわけで 今回はここまでです。ぜひ皆さんも
使ってみてください。使ってみてください。 意識してみてください。
ではまた明日お会いしましょう。さよなら
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