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【徒然草ミニッツ】さあ始まりました、【徒然草ミニッツ】。この番組は、1日8分で600年分の知恵をポケットにおコンセプトに、吉田健康の【徒然草】を1日1段ずつサクッと味わい、通勤・家事の隙間時間でコテンチャージしていこうという教養ショートラジオです。
よろしくお願いします。さて今回は第215段を見ていきましょう。早速、現代語訳です。
平野信時の晩年のエピソード
平野信時が晩年に語った思いで、ある夜、埼明寺入道エコール法上時寄りからの、時寄りだよな、から急に呼び出し、
えーと、
戦時は装飾のひたたれが見当たらず、手間取り使いが二度目に来て、夜だから格好は多少おかしくても、はよう、と言う。
やむなく、しなびたひたたれ、服装感のまま参上。
衆は調子と度胸を持ち出して一言、独り酒が寂しいから呼んだ、魚はない、皆寝静まっている、どこかにそれらしいものがあれば探すように、と。
子息を掲げて台所中を探すと、小さな時に味噌が少し差し出すとそれで十分、そのまま気持ちよく肺を重ねて大いに興が乗った。
用典3つ、格式、章なり、間柄、夜中でも来い、潮れ、潮れひたたれでもOK、樽を知る魚、一さじの味噌で、宴は成立、即応の優越、招く側も招かれる側も段取りを軽く。
現代への示唆&使い方、完全装備待ちをやめる、服、場所、メニューが揃うまで保留は機械損失、不揃いのまま始める遊戯が縁を温める。
完全、完璧主義をやめましょう的な感じですね。
とりあえず始めてみてっていうのを何事においても、とりあえず始めてみるっていう姿勢がいいのかもしれないですね。
そしてホストの極意、理由は軽く気持ちは厚く、一人だとただ寂しいから読んだ、動機の正直さは最強の招待状、完璧な失礼より誠実な一言、あれやこれや飾り立てるより寂しいから読んだんですっていう正直さを出した方がいいよってことですね。
はい、というわけで、今日はこれぐらいですかね。
ぜひ皆さんも日常生活とかに使ってみてください。
それではまた明日お会いしましょう。さよなら。