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2025-10-01 04:34

【徒然草ミニッツ】第158段


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サマリー

このエピソードでは、杯の底を捨てることの意味や、それに関連する衛生や作法について解説しています。

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【徒然草ミニッツ】さあ始まりました、【徒然草ミニッツ】。この番組は、1日8分で600年分の知恵をポケットに、おコンセプトに、吉田健康の【徒然草】を1日1段ずつサクッと味わい、通勤・家事の隙間時間で5点チャージしていこうという教養ショートラジオです。
よろしくお願いします。さて今回は、第158段を見ていきましょう。早速、現代語訳です。
杯の底を捨てる意味
ある人が問う、杯の底を捨てるとは、どう理解すべきか。答える人曰く、行頭と申すゆえ、底に懲りがあるのを捨てるのでしょう。
すると、上の人、上の人、
かっこ、作法に通じた人が言う、違う、これは行頭、魚の道と書いて行頭だ。
流れを切らずに残して、杯の口がついたところをすすぐ作法である。
見た目は同じ、底を捨てる動きでも理由がまるで違う。
これっていうのは、檻を捨てる、正解は檻を捨てるではなく、衛生と霊のために流れを保って、口の端をすすぐことである。
なるほど、なるほど。
要点3つです。
形は同じでも意味は違う。
杯は流れを保って口に縁って書いてなんだろう、これ。
口縁、主に陶磁器や土器の開口部の最も上にある縁の部分、口縁って言うんだ。
杯は流れを保って口縁をすすぐのが作法。
慣習は語源より目的で理解すると外さない。
現代への示唆&使い方、諸作イコール衛生のデザイン。
漁道は液体の連続した流れで口縁を洗い逆流を避ける知恵。
縁石の作法は気持ちの霊だけでなく、衛生にも効いている。
あー、なるほど。
何のためのデザインなのかっていうことですね。
デザインの重要性
思い出したのが、読んだことないんですけど、
誰の、誰のためのデザインだっけな。
誰の、誰のためのデザイン。
誰のためのデザインっていう本を読みたいなと思って、まだ読んでないですね。
誰のためのデザイン、認知科学者のデザイン言論。
読みたいなと思いつつ、まだ読んでないわ。
面白い、こう、形のいろんなものが出てきて、
それが誰のためにデザインされたのかっていうのがまとまっている本らしいです。
単行本しかないからな、ちょっとあれなんですけど。
話が逸れましたね。
そして、正しさは互換ではなく、機能で確かめる。
行頭、拘りをしている説の方が互換は気持ちいい。
でも、作法の中核は何が守られるか。
杯なら口が触れたところの清め。
機能が説明できない伝承は一歩立ち止まって点検する。
なるほどね。
これはこれでいい気はしますけどね。
この元々の意味が拡張されてというか、
変に理解されてそのまま進んでいくっていうのは、それはそれで面白かったりしますが、
そもそもどういった意味を持ってその作法がされているのかっていうのは認識しておいてもいいのかもしれないですね。
はい、というわけで今日はこれぐらいですかね。
ぜひ皆さんも日常&ビジネスに応用してみてください。
というわけでまた明日です。さよなら。
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