食っていけるようになるんですかね。
食っていき方はちょっと難しいですね。
どうすればいいか。
やっと修行が開けるとこですもんね。
ただ需要的なもので言うと、
職人さん今どんどん減ってくんで、
そこの人が作らなくなったものを作ったりすれば、
需要自体はあるかなと思います。
そうですよね。
何やりますかね。
カンナ一本じゃなくて、
割といろんなものも作っていきたいっていうのもあるってことですか。
そうですね。
いろんなものが作っていけばいけるかなと思います。
そのほうがあってそうですよね。
そうですね。楽しいと思います。
なんか一本でくれそうな感じじゃないですもんね。
そうですね。
いろんなものをやりたいなっていうことはありますね。
今やったことないけど、これやってみたいなってのあるんですか。
気になってるなっていう。
若干話ずれるかもしれないんですけど、
刃物っていうよりは、
鉄とか木炭とか、
そういうのを作るのをやってみたいっていうのは。
鉄とか木炭、そういうことですか。
はい。
玉鋼的なことですか。
玉鋼的な、あれも厳密に言うと玉鋼じゃなかったりするんですけど。
そういうことだね。
そうなんですか。
違うんですか。
なんかあれも、玉鋼も何て言うんですか。
私もよく分からない、ほんと全然詳しくないんですけど、
ちゃんと鋼になっている部分と、
鋼になってない部分とかあるんで。
そういうことですか。
ボロンと固まっているやつ全部が玉鋼っていうわけじゃない。
そう、そうらしいですよ。
そうなんですね。
査鉄なんですよね、査鉄。
で、こういう隕石みたいな塊が出てきて、
こうやって叩いて、
地金にする部分と、鋼にする部分で分けるらしいんですよ。
そうなんだ。
合ってます、それで。
なんかそれっぽいです。
ぽいですよね。
私も、ほんと詳しくはないんで、正確には言えないですけど。
僕もBSで見た知識がある。
操作BSということですね。
そうそう、操作BSということです。
作るのも大変なんですよね。
そうですね。
そうなんだ、全然知らなかった。
現代以降でも玉鋼は復元というか、再現できないらしいんですよ。
これもBSなんですか。
そういうものを使ってやってみたいという。
これはもう完全なる趣味の世界です。
やってみたいなと。
いや、あってそうですよ。
なんか裏で。
裏で。
こっそりと。
こっそりと。
でもなんかそういうのがYouTubeチャンネルとかでやってたら、
めちゃくちゃ気になって、僕多分見ると思います。
玉鋼作ってみたっていう。
そういう感じですね。
でも結構あれ三日三晩というか、結構大変なんですよね。
そうですね。大きく作るのは結構かかるらしいですね。
だからカンナ何枚分とか、小型な切り出し分とかだったらそんなにって感じなんですか。
そうですね。私の知り合いがやってる人のところ、確か1日ぐらいでやって、
ナイフなり工場なり作ってる人がいらっしゃる。
大きさによります。
大きさに。
なんか逆にその玉鋼とかも作って使ってみたいってことですけど、
その他に現代工って呼ばれてる中で、今青髪いちご。
そうですね。青髪いちごです。
以外でなんかチャレンジしてみたい鋼とかあるんですか。
今一番やっぱベーシックなのは青髪と白髪なので、とりあえず次は白髪かな。
なんかそれにはどういうハードルというか、ごめんなさい、僕も全然分かるんですけど、
なんかもう別物なんですかやっぱ。
どうなんですかね、私も。
やってみないと分かんないですね。
やってみないと分かんないですね。どこまでやればいいのかもちょっと分かんないので、
いろいろな作り方やってみて、どれが一番ちゃんと使えそうなのか。
作るだけで言うと白髪の方が加工しやすいんで、ある程度の形にするのは別に時間はかかんないですけど。
白髪はタングステとかがいろいろ入ってないやつ。
ない方。
ない方でしたっけ。
従来の。
従来の。
近い。
近い。
そうですそうです。
ソースが不明確だからさ。
あと僕ちょっと気になってることが一つあって。
何でしょう。
鍛冶屋さんというか、あれは台屋さんなのか、どんな刃でも入れられるカンナ台があるじゃないですか。
後ろから六角みたいなのでグリグリをしていって調節するやつ。
よく知ってますね。
あれがあったらフルガンナで切れる切れないを破滅してから修理というか、あれいけるなとずっと思ってるんですけど。
あれは誰がどうやって作るのかなと思って。
よくご存じですね。
そうそうあれ気になってるんですよ。
ちなみに何で知りましたそれ。
なんかいろんなとこであれで試されるんですよね。本業の方というか。
僕あれ初めて見たのたぶんニンタドリさんが使ってるところで。
私のときでした。
UFO缶であれ使ってた気がする。
あれは私の知り合いと言っていいのかちょっとわかんないですけど直接会ったことないんですけど。
北海道の木工家さんが作ったで設計したのはまた違う人みたいな。
ちょっと私も詳しいあれがわかんないですけど。
そういうのをいただいてそれ使わせてもらってるみたいな。
そうなんですね。
意外とあれ台屋が作ったものじゃないんだ。
そうなんです。
そうです台屋さんが作ったわけじゃないです。
そうなんだ。
木工家さんが作ったのは木工家さん。
作ったと思う。
意外。
だから頑張ればできる可能性がある。
そうですね。
裏からボルトみたいので固定するんですよね。
おもてなじみ側にボルトがあって。
そうですよね。
そうですそうですおもてなじみ側からボルト6本ぐらい。
1、2、3、4、5、7本か。
通してそれを裏から閉めて押さえつけるみたい。
台尻の方からロボット的なものが。
ネジが見えました。
ネジが背を押すんですか。
それとも木に途中で切り替わって押してるんですかね。
間にプラスチック系のものが挟まってましたね私のやつは。
それが樹脂系のものが押してるんですね。
そうですそうです。
その謎を解きたいなと思って今日。
僕もあれちょっとしか見てないから具体的な機構がどうなってるのかとかよくわかんないから。
なんだろうロボガンナっていうのかわからないけど。
でもあれあったら確かにフルガンナーのよしよしすぐわかりそう。
そうなんですか焼き油で煮たりとかしてダメなものはもうダメっていうことでいいんですよね。
そうだと思います。
油で戻して戻らないというか良くならないものはもうどうしようもないから。
そうなんですね。
あれちなみにいろんなパターンがあるじゃないですか。
180度でとか200度で10分20分とかって。
あれ具体的にこういうものとかあるんですか。
鋼によっても多分違うと思いますけど。
うちなんか非公表らしいですよ。
非公表なんですね。
そうなんだ残念。
でもよく言われてる温度帯と大して変わらず時間も大して変わらず。
だからそれでちょっと試してみて鋼に頼ってた頃にそれがあまかったとしたら元に戻る可能性もあるっていうことですかね。
そうなんだ。
そんなを聞きたくて今日。
それ確かに聞きたいですね。
都市伝説じゃん。
我々の中では都市伝説。でも実際に花太郎さんやってみて変わったから。
そうそうそう。
でも変わんないね。
片方は変わんなかった。
あれがね何だったのか分からないですけど。
だから油、アイロン、夏場の屋根の上、トタンの上っていうのがあるらしいんですよ。
すごいそれ最後の知らなかった。
それってさ昔の人がさ発見したわけでしょ。
そうですね。
鉋を置き忘れたのか分かんないけど屋根に。
これやってちょっと元に戻ってるって。
太陽光で。
そうそうトタンがすごい熱くなってそれで戻ったという。
すごい。
管理しても酷い。
ですよね。
それはさすがにお勧めできない。
いやいやいや。
せめて温度はね測った方が。
そうですね。
熱源として使うにはいいかもしれないけどね。
せめて温度は測ろうと。
測ろうということですね。
なんか結構脱線しちゃいましたけど。
そうですね結構脱線しましたね。
はい。
今お仕事楽しいですか。
楽しいですね。
ざっくりした質問になっちゃう。
楽しいです。
じゃあどんな部分というか明日みたいに人に売りに行くとか工房作業だとかどんなのが楽しいとかあるんですか。
売るのは全く楽しくないですね。
売るのは楽しくない。
憂鬱で仕方ないですから。
そうなんですね。
作る方が全然楽しいです。
やっぱりものづくりをしたいって始めた。
次ここ変えていこうみたいな。
はいはい。
検査して良くなったなみたいな。
そういうのをやった方が全然個人的には楽しいですね。
そうなんですね。
自分で検査もされてるんですか。
そうですね。肩検査したり顕微鏡で組織見れたりするんで。
すごいそこまでやるんですね。
あと実際に削ってみてどうかなみたいな。
削り心地とか。
削り心地はちょっと判断の方が難しいんであまり参考にはならないんですけどでも一応削ってみたり。
すごいそうなんですね。
結構UFO館で初めてお会いして説明とか接客が上手だったので。
そうね。
すごく従来のカジヤ像とはだいぶ違うなって。
確かにね。わかりますよその感覚はとても。
っていう感じがしたんですけどでもやっぱり作る方が好きっていう。
だいぶ無理してましたね。
だいぶ無理してた。
だいたい帰ってきた時あと体調崩してる。
やっぱぐったり。
ぐったりです。
集中できるんだったら作らせてくれて。
それで済むんだったら。
でも時代的にやっぱり外出て行ってどういうものか説明したりしないとやっぱ伝わっていかない。
そういう発信が今の時代は大切だなと思うんでそういうのは仕方ない。
それは割と年配というか上の世代だともうやりづらいことだから三田鳥さんの世代でちょっと頑張っていくっていう。
そうですね。
刃物の世界とかどうなっていくといいなとか思いますか?
刃物の世界はカジの世界。
カジの世界でいうと向こうの刃物でいうと今もうだいぶ機械化進んでるんで需要自体は少なくなって
カジ屋さん自体も高齢化なんで若い人も今ちらちらと出てきてはいるんですけどやっぱ産地ごとに数少ないんで
そういった人たちがしっかりと人数いて技術をしっかり受け継いでいければとりあえずそこはいいかなと。
それよりも私と言うより業界的に危惧してるのが鉋台とか飲み物を入れる人。
それが全く育ってはいないかな。
年齢的に言うとちょっと若め。
カジ屋さんの高齢な人たちよりはちょっと若めではあるんでまだ全然すぐってわけではないんですけど何かしらしないとちょっと厳しいのかなと。
そっちの方が後継者問題としては深刻なんですね。
鉋屋さんって聞くと自分で言うのもあれですけど若干なんか花があるみたいな感じの仕事なんですけど台屋さんとか飲み屋の営利屋さんって若干地味っちゃ地味。
マジそうですよね。全くだって想像できないというかそんな職業あったんだぐらいですよね。
本来は陶器屋さんとか台屋さんとか営利屋さんが産地に何人かいて分業生になってできているところがどこか途絶えちゃったりするときつくなっちゃう。
回らなくなっちゃうという反省品としては。
勝手にキヘンさんが台屋さんだとすごい花々しくやってますよね。
キヘンさんはインスタの印象がすごいあるからじゃないですか。
でもだから全体として見たらキヘンさんは相当ななんか抱えてるってことになるんじゃないですか。
そういうことですよね。
業界のパイで言うとキヘンさんが何十%いくんだろうかみたいなことになるんじゃないですか。
新農民の営利屋さんが来たらいいんですかね。
そういうことなんですかね。
そうっすね。
キヘンさんは台だからキヘンさんのみのAバージョンの人が現れたらいいんじゃないですか。
あれも大変らしいんですよ営利でも。
そうなんですね。
僕ブログで営利屋さんちょっと追っかけたりしてますが。
そうそうそう。
そうなんですね。
でも受信もたくさんあるし我々大工用というかお入れのみから彫刻用ののみまで形が違ったりとか。
あとオーダーメイド。
直接力がかかる部分だから。
確かにね。
ダイレクトすもんね。
そうですね。
のみで言いなければ。
確かにね。言われてみればそうだ。
どうしたら増えていくと思います。
ちょっと値段が。
値段がね。
一番のネックは多分値段な値段とですね。
そこをブレイクスルー起こしていかないと。
そうですね。
ちょっとしんどいかなと。
カンナに関してはだいぶ上がってきたような気がするんですけど。
そうですね。そうな気がしますね。
でもやっぱ他の部分ではやっぱり苦しんでるというか大量の仕事があった時はいいけれどそうじゃない時代に切り替わった時に難しい。
その時の時代から値段がほぼ変わってないらしいんで。
こんなにぶっか上がってんのに大変ですよね。
それやばいよね。
もともとがなんかこれでは無理だろうレベルの値段なので。
そこはちょっともうちょっと上げないと後継者とか育成するにはちょっと厳しいかな。
その世代の例えばキケンさんだとか道具系の方と交流あったりするんですか。横のつながりというか。
横のつながりはまあ私自分で作ったものは直接代入れお願いしたりするんで伺うことはあるんですけど。
で後継者育てましょうよっていう話はやんわりと。
やんわりとはしてるんですけどなかなか。
どう返ってくるんですか。分かっちゃいるんですけどねみたいな。
できないっていうことで言われる。
できないと。もう言われるんで。
できないと。
そうかなんかそれもちょっと悲しい感じですね。
確かに。やっぱ鍛冶屋の未来とか後継者不足のある産地の業界みんなそうだと思うんですけど。
トン屋とメーカーというか作ってるところあの関係性ってこれからどうなっていくのかなっていうのがなんか僕ずっと。
気になっているね。
そうだからその辺ちょっとニタドリさんに聞きたいなと思う。どんな感じになっていくと思いますかこれから。
どうなるかって言われると減る。
トン屋自体が。
数は減ると思います。というのもトン屋自体の後継者がいないっていうのが。
トン屋さん自体も減ってきてると。
あと製造から小売店さんとかユーザーに直接行くっていうのも進んでるっていうのが。
ニタドリさんしかりキメンさんしかり直で販売されてる方も若い方が増えてきてると。
でも未来のことを考えれば自分で打って説明して伝えていくっていうのもかなり大事じゃないですか。
っていうのをかぐやもちょっと一緒だなと思いました。
現代の作り手がみんな抱える問題というかジレンマなところもありますよね。
できれば作る方集中したいんだけどみたいな。
それはバランスとってやっていくっていう感じですかね。
そうですね。
なるほど。
なんかカンナこれからじゃあ初めて買いますっていう人に
良いカンナと悪いカンナってどこで見分けたらいいんですかね。
現代に悪いカンナって存在するんですか。
使い出しにくいカンナってのはよくあります。
仕込みの精度が甘いみたいな。
仕込みの精度がとげぇ甘い。
裏の出し方が甘い。
くるい取れてない。
なるほど。
自分で結構裏押し頑張らないといけないとか。
そうですそうです。
そういうのは結構あるかなと思いますね。
でも覗いてしまうと温度管理とかそういう製法については
先人たちがすごく切磋琢磨して上げてってくれてるじゃないですか。
それ以外のところの要素の方がわりと多い感じですか。
そうですね。
例えば青髪ですとあんまり作ってる人によって差が出にくいみたいな。
そうなんですね。
ことが言われるので、私はちょっと自分でやったわけじゃないのであれですけど
そう言われるので、あんまり鋼の部分に関しては
よっぽど使えないっていうのはあんまりないかな。
私が一番感じるのはやっぱ研ぎの精度。
くるいの取り方が一番製品として出てる時に感じるな。
そうなんですね。
やっぱり裏出したりするのは時間かかりますし、技術手に入れるのも大変なんで
そこは最初からできてるのを買った方がだいぶ楽かな。
そうですよね。
ダメにしちゃったりとかね。
ありますよね。僕も裏打ちして普通に歯を掛けさせたこととか普通に何回かありますよ。
多分それが経験だと思うんですけど、自分で何万も出したものをやっちゃったら悲しいですもんね。
結局裏ゴリゴリをして足広くなったのをハンドルメーターとかでギャーってやったりすると
フルガンナじゃないのにみたいなってことになっちゃう。
作ってる側としては悲しいなと。
やっぱそうですよね。
だってそこですもんね。
だから差が出にくい、鋼で言えば青髪。
見るところは裏の精度というか髪の精度を見るとある程度わかってくるっていう感じですかね。
なるほど。
ステンレスは物差し見てこうやってでもやるわけにいかないですよね。
私のように売ってるときは全然やっていいんですけど、他のあんまクオリティさんとかではやらしたくないのがちょっとわかる。
聞いてみるのがいいかな。
なるほど。
だからクオリティさんも知識があってこんな木削ってるんですけどどんなのがいいですかねって。
それがクオリティさんの役割というか。
確かにね。
見た目端正そうなやつがいい。
端正そうなガンナを選ぶのがいいという。
端正そうなんてなんだって話ですけど。
そうなんですよね。
難しいですね。
難しいんですよ。
これ印象なので、フィーリングというか。
あと同世代でやはり頑張ってるというか。
そうですね。
のを応援したいし、やはり今後も付き合いしていきたいという思いでひなどりを買いました。
そうですね。
で、一応ちゃんと補足しておくと、その辺の裏の作りというか研ぎが非常に丁寧なのがひなどり。
で、花太郎さんもほとんど買ったやつは手をいじる必要がなかったという。
いや、だいたい裏出すとどっちか片っぽが当たってとかっていう話なんですけど。
当たってないとこがあってっていう話ですけど。
ほぼその形のまま。
出たと。
そう、出たっていう。
すごい。
なんかこう足だけね、こうやっちゃうとか、叩きすぎてね、おでこが広くなっちゃうとかにならずにこのまま使っていけたらいいなっていう。