ありがとうございます。じゃあここからはですね、ルーツとかターニングポイントとかその辺の経歴に付随した話をもうちょっと深く聞いていきたいななんて思っております。
お願いします。
杉田さん最初、もともと自動車整備士ということで、結構メカメカしたところから木に素材を扱うような話になったということなんですけど、その辺の話ちょっとお伺いしてもいいですか。
もともと茨城県の豊田系のフォルクツワーゲンという会社で働いていたんですけど、2年目に東京に飛ばされてしまって、住宅手当が出なくて通いだったんですよ。
そうなんですか。
片道2時間かけて、2年目のぺいぺいが、しかも当時整備のマネージャーが筑波店と兼任で、僕一人の時もあって、どちらかというとお客様対応半分、車の整備半分の業務をやってました。
かなりブラックな。
そうなんですか。
当時ね、整備士業界かなりブラックな業界だったので、今は改善されたんですけど。
で、電車で2時間かけて通っていて、メンタルは若いんで何ともなかったんですけど、このままこれでいいのか、将来性をちょっと心配したのと、まだ使える部品とかを売り上げのためにどんどん交換するっていう、その消費社会の仕組みみたいなのがちょっと嫌で。
やっぱりそういうのあるんですね。
ありますね。
例えば自動車で使うスパークプラグ、10万キロで交換なんですけど、6万キロしか乗ってない車、車検の時にスパークプラグ交換すれば燃費向上しますよみたいな文句で交換しちゃうとか、そういうのをやりなさいと言われて、ちょっとなんか違うんかなと思って。
確かに噂では聞きますけどね。
ですね。
やっぱり本当にやるんだという時は。
なかなか売り上げ数字のために仕事をしちゃうっていうスタイルになってしまったものですから、ちょっと別の道を模索しました。
なるほど。
2年目くらいから別の道を。
正味4年勤めたんですけど、3年目くらいから思い始めて、4年の時にちょっと別の道に行きました。
それくらいの時、20代半ばくらい。
半ばですね。
で、そこから向こうに行かれたきっかけとかってあったんですか。
リゾートバイトをその20代半ばにしまして、中野県の白馬で働いていたんです。
そうだったんですか。
あります。
スキー場ってことですか。
スキー場です。
で、その時に海外からインターンシップじゃないですけど、海外の子が働きに来てたりしてたので。
ワーキングホリデー的な。
ワーホリですね、ごめんなさい。ワーホリで来てて、そこで世界観広がって、じゃあ僕も冒険していろいろやろうと思って。
そこから向こうの道に心を出しましたが、いかんせんお金がなくて、貯金ゼロで。
で、またもうこの学校の資金を出してくれと親にも言えずに、20代半ば、25から2年間ほど車の組み立て工場と飲食店でダブルワークで仕事をしてました。
それで2年間で300万ぐらい貯めて、新任匠塾に入塾しました。
そうだったんですね。
なかなかハードですね、それは。
今38なんですけど、27から僕はもう始めてます。
そうなんですね。
新任匠塾はもう決め打ちというか、ここに行きたいなっていう感じだったんですか。
いや、ホームページで一番上で、もうこう修行って検索したら匠塾のホームページだったんで。
いやと思って。
そこが出会いだったんですね。
そうですね。誰か有名な作家さんに憧れてとかではないです。たまたま行きました。
そうだったんですね。
もともと家具職人っていう型書きに憧れて匠塾に入塾したんですけども、最初はまったのが木工旋盤っていう器とか作るものにはまりまして、
旋盤作家に一時期憧れてたんですが、一応マーケットの調査をしていく上で、かなり旋盤人口が多いぞと。
器がこんな値段で売られているぞっていうのに衝撃を受けまして、ここで挫折をします。
そうなんですね。
はい。で、もともと家具職人になりたくてやったんですけど、家具も僕向いてなくて、椅子作りとか全然できないんですよ。
そうなんですね。
今までで数脚しか作ったことはないので、ちょっと家具職人の道も向いてないなと思って。
で、迷っている時に出会ったのが軟禁ガンダ。先輩が軟禁持ってて、かっこいいから僕も代打ちして使ったら、これがすごい衝撃的で。
で、そこから国防さんの出会いにつながるんですけど、就職活動は軟禁を使わせてくれるところをメイン探してたんですよ。
結構、かなり絞って。
で、もう軟禁ガンダに関連することで独立しようと、もうここで決めてたんで。
そうだった。じゃあ、もう熟成の時から決めてたってことですか。
決めてました。
そうだったんですね。
1年ちょっと経ったぐらいかな。
早い段階ですね。
早い段階ですね。たこみ塾2年なんですけど。
じゃあ、それより早い段階で、家具は向いてない。
向いてない。
向いてないなっていう、なんかフィーリングが合わなかったみたいな感じなんですか。
あの、突き詰め癖がありまして、家具だととてもじゃないけど、オーバーワークして自分がダメになるなと思って。
そっちなんですね。
そっちですね。
高精度の木工、通常木工は好きなんですけど、家具は多分無理だと思って。
突き詰めなきゃいけないところがたくさんちょっとありすぎて。
ありすぎて、僕には向いてないなっていう。
そういう感じなんですね。
はい。
で、軟禁ガンダと出会って。
はい。
でも、主軸に軟禁を置いて就職活動というか。
はい、見据えて。そんな中で1本のサジと出会うんですけども、黒塗りのレンゲのサジだったんですけど、それが大久保幸太郎さんのサジで。
サジ、裏、サジの裏ですね。
はい。
が、軟禁ガンダのあの両線、すごい綺麗に均等に出てて。
なんだこれはと思って。
で、今売れっ子の勢いに乗ってる作家の大久保幸太郎さんのものだよって教えてもらって。
それでその年、次の年ぐらいのクラフトフェア松本に出展されてたんで会いに行って働かせてくださいと。
今はちょっと難しいから、でも工房には遊びに来てよって言ってくださって。
で、そこであのもうすごい綺麗なカンナたちの目の当たりにしたら、カンナ売ろうと思って。
そこで確定した感じです。
へー、そうなんですね。
カンナの販売に関して。
それが大久保さんとの出会いです。
いやでもすごくいいお話聞けました。
やっぱりね、懐の深い方で。
確かその時言ったのが、人を雇うんだったら月15万以上は出したいから、でもそこまでは今は無理だから。
でも工房には遊びに来ていいよぜひ。
そのバックヤードのところと見せるその重機があるところと。
一般的な人はあそこまでちゃんと区切ってない人が多いような気がしてて。
そこが杉田さんのその辺の思想的な部分があるのかな。
哲学というか。
性格感あふれちゃうと雰囲気ダメにしちゃうんで、あまり見えないようには工夫はしてます。
なるほど。ありがとうございます。
ちなみになんですけど、僕結構杉田ウォッチャーでインスタとか見てるんですけど、
ストーリーズとかにたまにイベントごとの売り上げとかをアップしてたりとかしてて、
そこまで出しちゃうんだ、すごいって思ったりして。
そうなんですか。
そうですね、数字出してます。
それが他の作家さんとやっぱり杉田さん明らかに違うところだなと思ってて、
意図というかその辺もちょっと伺いたいなと思うんですけど。
なんかサクセスストーリーを見てほしい。サクセスというかどうかわかんないけども。
もうサクセスしてるんじゃないか。
サクセスは中場大久保さんに後押しされた感があって、
モコサカとしては全然サクセスはしてないです。
いやいやいや、そんなことないと思いますけど。
ちなみになんですけど、僕がやっぱり気になるのは、
イベントによってやっぱり売り上げの波ってすごいあるんですよ。
あるんですよね。
あるんですよ。で、出店料しっかり、後押し費も遠方になれば後押し費もすごいかかるじゃないですか。
滞在費も考えると結構な出品なんですよね。経費がね、出店するだけで。
その辺を杉田さんはどう考えてこのイベントは応募しようとか、
このイベントはやめとこうとかっていうのを考えてる基準みたいなのってあったりするんですか?
独立前はクラフトフェアの情報って全く知らなかったんですけど、
独立が2019年の4月なんですけど、そっからクラフトフェアの情報を調べたら、
みんな公募が終わって、で、その年はローカルなイベントに参戦しまくって、
どさまり的な出力をつける年になっちゃいました。
なるほど。でも2019年っていうと、コロナの時ですね。
コロナの直前で2020年、色々な大きいイベントが決まってたんですけど、
それこそクラフトフェア松本、広報からの風っていう大きいクラフトイベントが決まってたんです。
それが全部2020年は飛んで。
この2つ決まってたんですね。決まってたけど飛んじゃったんですね。
2019年の自力をつけて、2020年に臨むはずが、のきなみちょっとイベントが。
社会情勢というかね。
そうですね。
そういう下中に独立されたんですね。
そうですね。
で、選ぶポイントとしては、一応2021年頃からまた。
イベントがちらほら。
再開し始めまして、そこから売上がちょこっとずつ増えていったっていう。
で、分析してみたら、やっぱり道具も持ってたので、道具半分、木工品半分。
売上の割合的にはそんな感じなんですけど。
それがいくの間にか道具は7割、木工品3割になったんで。
売上で結構シビアに決めちゃう。
明確な数字で言うと20万円以下のイベントにはもう参加しないっていうのを決めてたんで。
ちなみに2019年の売上の最低金額が2万円という時がありました。
そうなんですね。
10万円の壁が2019年超えられませんでした。
10万円の壁、高いですよね。
高いです。
そっか、その20万円の基準っていうのは、過去杉田さんが出展して20万円を超えたイベントはまた再出展しようという感じってことですか。
そうです。この2021年はそういう感じでしたね。
データが揃ってきたぐらい、割といろんなイベントに出展したって感じですか。
今まで数えたんですけど15回出てますね、2019年から。
なのでデータはある程度揃ってきました。
そうなんですね。
それまでは1回も応募したことないイベントはもちろんあるわけじゃないですか。
そういうのは知り合いの木工家さんたちの口コミというか、そういうので決めていく感じですか。
そういうので決めていく感じですね。
一応、公募で主要なイベントは出尽くしたかなとは思います。
クラフトフェア松本、公募からの完成。
あと灯人の辻、とにわのわさんと北のクラフト。
一応全部すごい出ました。
これ全部出てるって、花太郎さん分かんないと思うんですけど超すごいことですからね。
これ多分全部出てる人ね、木工だとほぼいないと思いますよ。
7種目制覇みたいな。
7種目制覇みたいな。
でもね、今聞いたのクラフトフェアに詳しくない僕でも全部知ってたから。
っていうのはみなさんこれに決まったんだよって言って、やっぱ嬉しく報告するやつじゃないですか。
応募を通って書類が来たら、コードリどころじゃないやつ。
だから香口くんは今ちょっとあんまり出れてない。
そういうことです。
今その公募は茨城に移ったじゃないですか。
そこから一応コード圏内の中のクラフトフェアというのがそれという感じですか。
質のいいイベントがあればどこでも飛んでいくという感じですね。
山口の方とかも出されてましたよね。
出してました。
めっちゃ遠いですもんね山口。
遠いですよね。
でもそれでも車で行かざるを得ないですよね。
そうですね。
作家さんの性質上というか。
そういうことなんですね。
じゃあ20万円という基準も一応遠くに行っちゃえばちょっと経費はかさんじゃうけど、
良質なイベントだったら遠くても行くっていうスタンス。
そうですね。
ちなみにストーリーズで売り上げとかも出されたと思うんで、なんか聞いちゃってもいいですか売り上げとか。
大丈夫です。
出しちゃっても大丈夫ですか。
大丈夫です。
まじですか。
聞いてもいいですか。
香口くんがちょっとビビり始めちゃうんでね今。
じゃあ時系列的に。
いいですか。
2019年なんですけどこれってイベントの名前って出しちゃっていいですかね。
そうか。
いや確かにな。
イベントの名前主要なもの以外はふんわりしておきますか。
そうですね。
主要なもの以外はふんわりさせておきましょうか。
分かりました。
2019年は5個ぐらい出展したんですけど、
先ほども言ったように2万3万5万とか10万はいかなかったんですよ。
で、2020年はコロナでイベントふっと。
2021年頃から10万を超え始めます。
2021年の後半には20万を突破します。
で、2022年ここから30万を突破します。
すごいですね。すごい順調なペース。
すごいですね。
ペース的には順調ですね。
ここからちょっと名前出していこうかな。
2022年5月クラフトスクエアっていう。
クラフトスクエア松本の。
パテライト会場。
4モール松本の会場でやってるやつですね。
ここが55万円。
マジで!?
ここは軟禁のみ持ってったんですよ。
道具に絞って。
そういう時あった。
そうですよ。
で、次の月。
次の月といっても松倉が5月の月末なんですけど、
6月の初めに庭の輪という庭のイベントがありまして。
これもでかいやつですね。
1週間後だったかな。
ここには木工品メインで持ってたんですよ。
ここでもう53万ぐらい。
マジで!?
で、飛んで秋になります。
10月に工房からの課税っていうのに出させてもらって、
ここも52万円ぐらいになります。
すごいな。
で、次の年23年はちょっと引っ越しの兼ね合いと他のスキルを高めたくて、
イベント出展を1年お休みします。
そうだったんですね。
で、2024年6月庭の輪2回目に開催します。
ここで83万円、82万円超えていきます。
マジか。
じゃあ今過去最高は昨日一昨日の松本が。
過去最高です。
過去最高で。
いやーすごい。おめでとうございます。
ありがとうございます。
なんか杉田さんは作家ではあるものの、かなりお金の面もすごいシビアに見てらっしゃるイメージが僕の中ではありまして、
作家さん皆さんすごく悩んでらっしゃるところだと思うんですけど、
例えば作品の販売価格どうやって決めてるのかなとか、
なんかそういったところとか、あとその経営的に売ることどうやってるのかなとか、
そういう話をね、ちょっとしていきたいななんて思ってるんですが、
まず最初にその価格の設定ってどうやってしてるのかなっていうのは。
価格の設定は難金に関しては、
鍛冶屋さんから仕入れた刃物代とその作業時間を掛け合わせて、
難金はでも特殊技能の部分が入ってると思うので、
ちょっとプラスアルファいただいてる感じにします。
こうしておくことによって、もし鍛冶屋さんがもう作れないっていうときのための、
ちょっと保険ではないんですけど、そういうのにもつながるし、
もし鍛冶屋さんがなんか困ったときに、なんか手助けもできるかなと思ってますね。
そこまで見越して、価格を設定されてるんですね。
見越して、知ってます。木工品は完全に時間と経費を掛け合わせていただいて、
価格設定するようにしてます。
なるほど。じゃあ次に聞きたいのは、
杉田さんはですね、かなり有名なインフルエンサーさん、カフィクトさんって方なんですけども、
コラボして商品販売されてたりとかするんですよ。
全然知らない。
コーヒー関係に興味ある方だったら、たぶん皆さんおすすめとかで出てくるような。
コーヒー関係の有名人なんですね。
コーヒー関係が多いかなっていう気が。
でも暮らしとかそういうのが有名で、あとね、長しっぱで作業用BGM的な感じで、
BGMと生活の風景を動画でずっと流してて、
淡々と流して。
そう淡々と流してて、作業用BGM的な感じで使ってもいいよみたいな動画とかもすごい再生数が伸びてたりとか、
美しい映像といいBGMとみたいな、そういうインフルエンサーさんがいるんですよ。
オリジナルのグッズとかも販売されてて、その中のラインナップの一個に杉田さんが作られてるスパイスミルであったりとか、
あとはそのヨントクベラーでしたっけ。
そうですね、キベラー。
キベラーですね、とか販売されていらっしゃいまして、すごいネームバリューある方なので、
最初にそこ杉田さんの商品扱うってなった時に、これどうしてそういう風に決まったのかなって僕ちょっと思っちゃって、
営業とかかけたんかなって思って、ちょっとその辺の話を聞きたいんですが。
営業はかけてないんですよ、これ。
そうなんですね。
かけてない。
僕木製のコーヒードリッパーを作ってるんですけど、純粋にドリッパーの性能を知りたくて、
カフィクットさん、コーヒー器具のレビューをやってるので、それ無償でやってるんですよね。
コーヒー器具いただく代わりに無償でやりますっていうスタイルで過去やってたので、今はちょっと多分違うと思うんですけど、
申し訳ないなと思ってキベラーを入れておいたんですよ、ちょこんと。
それでキベラーを気に入ってくださって、オンラインストアで取り扱わせてくれないかという打診を受けました。
でも一度目はちょっと返事を出ししぶってたんですよ。
それは何でですか。
大久保幸太郎さんの手前、キベラーの販売はその時してなかったんですよね。
キベラー作ってた理由はワークショップのみキベラー作れますっていうスタイルだったんですけど、
キベラーの要望は結構増えてきて、大久保さんに一応お断りをして、一言お断りをして販売してもいいかって、
うちとしては全然構わないよって言ってくれて、でカフィクットさんに是非お願いしますってこちらから再度お願いして、
今そうですね、年間100本ぐらいはすごい一人の人が売ってくれてます。
すごいですね。
だから月で言うと8本くらいはコンスタントに。
コンスタントにそうですね、まとめて送るんですけど。
出てってる。
これ多分他のショップとかで売ってると思う。
そうですよね。
だから影響力がそれだけ大きいっていう。
思います。
お客さんそれだけついてるっていう2つの証明、一眼には言えないんですけど、すごいですね。
すごいですね。
きっかけは営業かけたわけじゃなく、ちょっとこうただでやってくれるから、申し訳ない。
申し訳ないなと思って、忍ばせてもらったものが、今こういう状況になっている。
そうなんですね。すごいな。何があるかわからないもんですね。
そこがしたたかにこれもじゃなくて申し訳ないなっていうのがいいですよね。
確かに確かに。
そうですね。
だがしかし、したたかに欲をかいて営業をかけてしまったことがありまして。
そうなんですか。それ聞きたい。
当時東京で一番勢いのってたギャラリーさんに持ち込みをいたしました。名前は。
これどうしようかな。これ一応P入れときますか。
P。ギャラリーさんに行って、販売員の方にいきなり名刺を渡して、
モコやってます?杉田ですって。僕のモコを見てくださいみたいなことを最初に言っちゃったんですよ。
そうしたら杉田くん、もうくん付けなんですよ。最初から。杉田くん、いきなり名刺渡しちゃダメっすよ。
こっちが気にするような存在になりなさいってなったほうがいいっすよって言われて。
いきなり名刺を渡すと相手もやましい下心があるじゃんって見構えちゃうらしいので、
それでそこはもうダメになってしまったんですけど、かなり勉強になったんですけど、
そういうことがあったので欲をかくと良くなことにはならないという。
ただ待ってるだけではいけないけど、そういうことで潰してしまうこともあるよと。
ありますね。ガツガツしすぎるのも悪くなってしまうシーンもあると。
でも作家さんって基本的にそんなに営業しない方が多いと思うんですけど、
だからこそ営業をすることによって他の人とそれだけでアドバンテージになるというか可能性はあると思うんですよ。
こんなにちゃんと自分のことをアピールできる作家さんっていうのも逆に少ないし、
自分の営業できるのをプラスに捉えて頑張ってらっしゃる作家さんもいるけど、悪く働く面もあるときがあると。
そうですね。関係性、ファーストコンタクトも含めてすごく大切だなって勉強になりました。
だから第一印象というか、あらかじめもし向こう側が知っているか知らないかっていうのも関係あるしね。
そうですね。多分やり方として僕が知ってるパターンは、最初はお客さんとして行って物とか買ってそのお店のファンですっていう
体裁を整えてから入り込むパターンと、あとは向こうから知ってもらうパターン。
クラフトフェアとかに出してて知ってもらうパターンがあって、結構ガツガツ行くとやっぱりギャラリーの方もちょっとうってなる方が多いんじゃないかと。
せめて何か買ってワンクッションあっただけで違ったんじゃないかなっていう想像はお話を聞いて思いましたね。
どっちもあれですもんね、突然工房に来られて名刺を出されたら、いくらいい感じでいいものを作っててもちょっと身構えちゃう感じありますもんね。
なんかビジネスしに来たなって感じがね、確かにしちゃうね。
しちゃいますけど、それで過去失敗したというか勉強になったこともありますね。
でもこの話はいい話だな、聞けてよかった。
一回買い物はしたんですけどね、やっぱりちょっと我慢できなくて名刺渡しちゃって大きなミスをしてしまうことがあるので。
そうだったんですね。
それ以降はあまり積極的なというか、そういうギャラリーとかでの営業は。
営業活動的なのは控えております。
そうなんですね。
関係性ができてからというか、本当に取り扱ってほしいギャラリーさんとかは必ず手向くようにはしています。
雰囲気見て、ちゃんと店主の人とお話をして、関係性作ってからっていうのは大事にしています。
そうなんですね。僕がもう1個気になっているのは、杉田さん自身が結構知名度があって、インフルエンサー的なところまでは行くかどうかは僕は分からないんですけど、
でもインスタとかも1万人とかフォロワーいらっしゃるんですよ。だから下ろさなくても自分で全然売れんじゃねえとか思ったりしてるんですよ。
特に軟禁ガンナーとかはオンラインストアにあげたらすぐ完売になっちゃうじゃないですか。だから木工品とかも普通にオンラインストアで売れんじゃない?
下ろす労力とかかけない方が利益率的にもいいんじゃない?とか思っちゃうんですけど、そのあたりはどう考えてるんですか?
僕のコンセプトとそれはずれてしまうので、木工品のオンライン販売は直ではやらないようにはしています。
その理由は何でですか?
軟禁ガンナーを知ってほしくて木工品を作ってるっていうのもあるので、一番ベストなのが展示会をしてワークショップをして、
軟禁体験していただいて木工品も手に取ってもらうっていうパターンが理想なので、オンライン僕が直売でやってしまうとちょっとそれは違うのかなと思って。
そうなんですね。そっか。あともう一個聞きたかったのは、インスタフォロワー1万人までの道が僕には遠すぎて、杉田さんはそんなに1万人まで行けたのかなっていう。
これ3回タイミングがありました。
そうなんですね。