1. シンの木工家ラジオ
  2. #135 売上2万から100万への軌..
2025-07-19 40:03

#135 売上2万から100万への軌跡。杉田創作のクラフトフェア完全解剖

:::::::::::::::::: 今週の内容 ::::::::::::::::::

木工作家マニア度★★★★★

南京鉋でお馴染み、杉田創作の杉田悠羽さんをゲストにお招きしました!木工作家としても活躍される杉田さんがクラフトフェアの売り上げまで赤裸々に語っていただきました。

・自動車整備士からの転身と木工の道へ

・南京鉋との衝撃的な出会い、そして独立へ

・クラフトフェアでの驚異的な売上記録と戦略

・有名インフルエンサーとのコラボ

・Instagramフォロワー増加の戦略

▪️ゲストプロフィール

杉田悠羽(すぎた ゆう)さん

@_sugiso_

茨城県出身。元自動車整備士から木工業界に転身。2014年、岐阜県にある森林たくみ塾で修業後、川合 優氏に師事。2019年独立。現在は茨城県つくば市で工房を構える。​

:::::::::::::::::: スポンサーシップ ::::::::::::::::::

▪️番組スポンサード・広告に関するご相談

InstagramのDMか下記メールアドレスからお問い合わせください。スポンサーシップの詳しい説明は「#124 スポンサードプランはじめます」をお聞きいただけますと幸いです。

https://open.spotify.com/episode/7lE745kpkP5PqPmXJSMf4R?si=w9E4DumtQu2xjXTKvr7yLA

▪️ぜひ、シンの木工家ラジオを応援していただけるとうれしいです。
こちらのURLからご支援を受け付けております。
https://x.gd/c0f46
よろしくお願いいたします。

:::::::::::::::::: 出演::::::::::::::::::

■花太郎/SCALEWORKS (スケールワークス) https://x.gd/aj3iR

■こーぐち/PLYLIST (プライリスト) https://x.gd/Q8vpQ

:::::::::::::::::: 再生リスト ::::::::::::::::::

■木工ビギナー向けプレイリストhttps://x.gd/7jtD4

■本職向けプレイリスト
https://x.gd/VZy0w

:::::::::::::::::: 番組への感想・お問い合わせ::::::::::::::::::

■番組関連リンクまとめhttps://lit.link/shinnomokkouka

■番組instagram
https://x.gd/vWEcA

■番組へのお便りはこちらから https://forms.gle/MLaEKdaYFNhnAeha9

■Discord
https://discord.gg/stQ9b4aCAx

■LINEオープンチャット
https://x.gd/Ivm2l

■お問い合わせ
shinnomokkouka@gmail.com

■BGM
https://otologic.jp/


サマリー

杉田創作が手がける木工の道具や作品について詳しく語りながら、成功への軌跡が掘り下げられます。特に、南京がんなやクラフトフェアにおける取り組みが注目され、彼の独立後の成長過程が詳述されています。このエピソードでは、杉田創作がクラフトフェアでの成功を語ります。2019年には売上が2万円だった杉田さんが、数年後には100万円を超える成長を遂げた過程や、イベント選びの基準について詳しく解説します。杉田創作は、クラフトフェアでの販売から受けた影響や経験を振り返り、木工用品と軟金の関係性、商品価格の設定方法について詳しく語ります。また、有名なインフルエンサーとのコラボレーションや営業活動に関する反省と学びも交えながら、成功の秘訣を探ります。杉田創作のクラフトフェアでは、売上が2万から100万に増加した過程を詳しく解説しており、特にSNSでのリール動画の活用がフォロワー増加に繋がり、大きな成功を収めたことが強調されています。

杉田創作の紹介
みなさんこんにちは、シンの木工家ラジオ始まりました。この番組は、シンの木工家になりたい、かぐやの花太郎と元アルバイトのこーぐちくんがお送りする、木工バラエティです。こんにちは。
こんにちは。
本日はですね、ゲスト会ということで、長野の花太郎の工房にゲストをお招きしております。
軟筋ガンナといえば有名な人。
そうですね。
すごいごめんなさい。
杉田創作の杉田さんに、今日はですね、ゲストとして来ていただいております。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
じゃあ早速ですけど、杉田さんの経歴から紹介させていただきたいと思います。
よろしくお願いします。
1987年、茨城県生まれで、元自動車整備士で、そこから木工に転身されたと。
2014年に森林匠塾で修行されて、2019年に筑波で工房を構えるという感じで。
この前に確か岐阜で工房が。
独立はこれより前なのか。
2019年に岐阜県の富賀町というところで独立しまして、5年ほどやって一昨年、筑波に帰ってきました。
そうなんですね。筑波がご実家があると。なるほど。
で、岐阜は匠塾のつながりで、岐阜で独立されたって感じなんですか。
そうですね。
なるほど、そういうことなんですね。
じゃあざっくり、杉田さん何されてる方なのか。
これ聞いてる方、木工関係者以外の方もいてらっしゃる方いらっしゃると思いますので、ざっくりとですけど、杉田さんの紹介をさせていただきたいと思います。
先ほどもありましたけども、南京がんなですね。木工をやる上でいろんな道具がありますけれども、
鉋の1個の種類で非常に特殊な鉋ではあるんですけども、それの一番多分今イケイケというか、若手の中で一番南京がんな詳しいのを杉田さんじゃないかという気がしております。
他にも南京がんな以外にも豆がんな類というか、特殊な鉋。
あとは今回のクラフトフェアで刃物、南京がんなを仕込むための刃物とかも売られてたというふうに思っております。
そういう道具の販売、作ることと販売することもやってらっしゃるんですけども、木工作家としてもかなり知名度は実はありまして、コーヒードリッパーですとかスパイスミルですとか、そういったものも販売されています。
ちなみにですけど売れすぎ的にはどのあたりになるんですかね。
道具は南京がんなが一番売れてまして、木工品でいうとコーヒードリッパー、スパイスミルその2種が。
動きとしては。
あとはコーヒーのメジャーも売られてますよね。
そうですね、コーヒースクープっていう名前で販売してるんですけど、そのあたりが売れすぎです。
木工家としての道
ありがとうございます。じゃあここからはですね、ルーツとかターニングポイントとかその辺の経歴に付随した話をもうちょっと深く聞いていきたいななんて思っております。
お願いします。
杉田さん最初、もともと自動車整備士ということで、結構メカメカしたところから木に素材を扱うような話になったということなんですけど、その辺の話ちょっとお伺いしてもいいですか。
もともと茨城県の豊田系のフォルクツワーゲンという会社で働いていたんですけど、2年目に東京に飛ばされてしまって、住宅手当が出なくて通いだったんですよ。
そうなんですか。
片道2時間かけて、2年目のぺいぺいが、しかも当時整備のマネージャーが筑波店と兼任で、僕一人の時もあって、どちらかというとお客様対応半分、車の整備半分の業務をやってました。
かなりブラックな。
そうなんですか。
当時ね、整備士業界かなりブラックな業界だったので、今は改善されたんですけど。
で、電車で2時間かけて通っていて、メンタルは若いんで何ともなかったんですけど、このままこれでいいのか、将来性をちょっと心配したのと、まだ使える部品とかを売り上げのためにどんどん交換するっていう、その消費社会の仕組みみたいなのがちょっと嫌で。
やっぱりそういうのあるんですね。
ありますね。
例えば自動車で使うスパークプラグ、10万キロで交換なんですけど、6万キロしか乗ってない車、車検の時にスパークプラグ交換すれば燃費向上しますよみたいな文句で交換しちゃうとか、そういうのをやりなさいと言われて、ちょっとなんか違うんかなと思って。
確かに噂では聞きますけどね。
ですね。
やっぱり本当にやるんだという時は。
なかなか売り上げ数字のために仕事をしちゃうっていうスタイルになってしまったものですから、ちょっと別の道を模索しました。
なるほど。
2年目くらいから別の道を。
正味4年勤めたんですけど、3年目くらいから思い始めて、4年の時にちょっと別の道に行きました。
それくらいの時、20代半ばくらい。
半ばですね。
で、そこから向こうに行かれたきっかけとかってあったんですか。
リゾートバイトをその20代半ばにしまして、中野県の白馬で働いていたんです。
そうだったんですか。
あります。
スキー場ってことですか。
スキー場です。
で、その時に海外からインターンシップじゃないですけど、海外の子が働きに来てたりしてたので。
ワーキングホリデー的な。
ワーホリですね、ごめんなさい。ワーホリで来てて、そこで世界観広がって、じゃあ僕も冒険していろいろやろうと思って。
そこから向こうの道に心を出しましたが、いかんせんお金がなくて、貯金ゼロで。
で、またもうこの学校の資金を出してくれと親にも言えずに、20代半ば、25から2年間ほど車の組み立て工場と飲食店でダブルワークで仕事をしてました。
それで2年間で300万ぐらい貯めて、新任匠塾に入塾しました。
そうだったんですね。
なかなかハードですね、それは。
今38なんですけど、27から僕はもう始めてます。
そうなんですね。
新任匠塾はもう決め打ちというか、ここに行きたいなっていう感じだったんですか。
いや、ホームページで一番上で、もうこう修行って検索したら匠塾のホームページだったんで。
いやと思って。
そこが出会いだったんですね。
そうですね。誰か有名な作家さんに憧れてとかではないです。たまたま行きました。
そうだったんですね。
もともと家具職人っていう型書きに憧れて匠塾に入塾したんですけども、最初はまったのが木工旋盤っていう器とか作るものにはまりまして、
旋盤作家に一時期憧れてたんですが、一応マーケットの調査をしていく上で、かなり旋盤人口が多いぞと。
器がこんな値段で売られているぞっていうのに衝撃を受けまして、ここで挫折をします。
そうなんですね。
はい。で、もともと家具職人になりたくてやったんですけど、家具も僕向いてなくて、椅子作りとか全然できないんですよ。
そうなんですね。
今までで数脚しか作ったことはないので、ちょっと家具職人の道も向いてないなと思って。
で、迷っている時に出会ったのが軟禁ガンダ。先輩が軟禁持ってて、かっこいいから僕も代打ちして使ったら、これがすごい衝撃的で。
で、そこから国防さんの出会いにつながるんですけど、就職活動は軟禁を使わせてくれるところをメイン探してたんですよ。
結構、かなり絞って。
で、もう軟禁ガンダに関連することで独立しようと、もうここで決めてたんで。
そうだった。じゃあ、もう熟成の時から決めてたってことですか。
決めてました。
そうだったんですね。
1年ちょっと経ったぐらいかな。
早い段階ですね。
早い段階ですね。たこみ塾2年なんですけど。
じゃあ、それより早い段階で、家具は向いてない。
向いてない。
向いてないなっていう、なんかフィーリングが合わなかったみたいな感じなんですか。
あの、突き詰め癖がありまして、家具だととてもじゃないけど、オーバーワークして自分がダメになるなと思って。
そっちなんですね。
そっちですね。
高精度の木工、通常木工は好きなんですけど、家具は多分無理だと思って。
突き詰めなきゃいけないところがたくさんちょっとありすぎて。
ありすぎて、僕には向いてないなっていう。
そういう感じなんですね。
はい。
で、軟禁ガンダと出会って。
はい。
でも、主軸に軟禁を置いて就職活動というか。
はい、見据えて。そんな中で1本のサジと出会うんですけども、黒塗りのレンゲのサジだったんですけど、それが大久保幸太郎さんのサジで。
サジ、裏、サジの裏ですね。
はい。
が、軟禁ガンダのあの両線、すごい綺麗に均等に出てて。
なんだこれはと思って。
で、今売れっ子の勢いに乗ってる作家の大久保幸太郎さんのものだよって教えてもらって。
それでその年、次の年ぐらいのクラフトフェア松本に出展されてたんで会いに行って働かせてくださいと。
今はちょっと難しいから、でも工房には遊びに来てよって言ってくださって。
で、そこであのもうすごい綺麗なカンナたちの目の当たりにしたら、カンナ売ろうと思って。
そこで確定した感じです。
へー、そうなんですね。
カンナの販売に関して。
それが大久保さんとの出会いです。
いやでもすごくいいお話聞けました。
やっぱりね、懐の深い方で。
確かその時言ったのが、人を雇うんだったら月15万以上は出したいから、でもそこまでは今は無理だから。
でも工房には遊びに来ていいよぜひ。
クラフトフェアのこだわり
先輩たちはそうやってくれたから、いろんなことを教えるから。
じゃあそれが大体30手前くらいなとか。
30手前ですね本当に。
20、8、9とかです。
じゃあこっからはですね、杉田さん今回収録今してくださってるんですけど、実は土日でクラフトフェアまともとにご出展されていて、
そうなんすよね。
その次の日にここに寄っていただいて今収録しているということでして、杉田さん道具の販売もやられてますけど、売れっ子作家さんでもありますので、
限界モコサッカー工具としてはクラフトフェアの話聞きたくてしょうがないんですよね。
参考に。
ということでクラフトフェアぶっちゃけ話をこの辺から聞いていきたいなと思っております。
杉田さん今回直前に銃器作り直したみたいな話をインスタで見かけたんですけども、
それなんで作り直そうと思われたのかなと思って。
前まで使ってた銃器が今の雰囲気に合わなくなったのと、石材の関係ですね。
1mの円卓を前まで作ってたんですけど、それが乗らなくて小さいサイズに作り変えました。
それで変えたんですね。
ちなみにブース作りで一番こだわっていることとかありますか?
全体的な雰囲気ですので、そこを一番こだわってます。
あとはバックヤードを広くとって、持っていかないと決めてるのは椅子を持っていかないように。
座った状態で積極はしないって決めてます。
お昼も簡易的なもの、カロリーメイドとか飲んでっていう。
効率重視というか。
お昼食べてる姿を見られたくないなっていうのがあって。
印象的だったのが理念っぽい布で、かなりちゃんと区切られてたんですよ。
杉田創作の出発点
そのバックヤードのところと見せるその重機があるところと。
一般的な人はあそこまでちゃんと区切ってない人が多いような気がしてて。
そこが杉田さんのその辺の思想的な部分があるのかな。
哲学というか。
性格感あふれちゃうと雰囲気ダメにしちゃうんで、あまり見えないようには工夫はしてます。
なるほど。ありがとうございます。
ちなみになんですけど、僕結構杉田ウォッチャーでインスタとか見てるんですけど、
ストーリーズとかにたまにイベントごとの売り上げとかをアップしてたりとかしてて、
そこまで出しちゃうんだ、すごいって思ったりして。
そうなんですか。
そうですね、数字出してます。
それが他の作家さんとやっぱり杉田さん明らかに違うところだなと思ってて、
意図というかその辺もちょっと伺いたいなと思うんですけど。
なんかサクセスストーリーを見てほしい。サクセスというかどうかわかんないけども。
もうサクセスしてるんじゃないか。
サクセスは中場大久保さんに後押しされた感があって、
モコサカとしては全然サクセスはしてないです。
いやいやいや、そんなことないと思いますけど。
ちなみになんですけど、僕がやっぱり気になるのは、
イベントによってやっぱり売り上げの波ってすごいあるんですよ。
あるんですよね。
あるんですよ。で、出店料しっかり、後押し費も遠方になれば後押し費もすごいかかるじゃないですか。
滞在費も考えると結構な出品なんですよね。経費がね、出店するだけで。
その辺を杉田さんはどう考えてこのイベントは応募しようとか、
このイベントはやめとこうとかっていうのを考えてる基準みたいなのってあったりするんですか?
独立前はクラフトフェアの情報って全く知らなかったんですけど、
独立が2019年の4月なんですけど、そっからクラフトフェアの情報を調べたら、
みんな公募が終わって、で、その年はローカルなイベントに参戦しまくって、
どさまり的な出力をつける年になっちゃいました。
なるほど。でも2019年っていうと、コロナの時ですね。
コロナの直前で2020年、色々な大きいイベントが決まってたんですけど、
それこそクラフトフェア松本、広報からの風っていう大きいクラフトイベントが決まってたんです。
それが全部2020年は飛んで。
この2つ決まってたんですね。決まってたけど飛んじゃったんですね。
2019年の自力をつけて、2020年に臨むはずが、のきなみちょっとイベントが。
社会情勢というかね。
そうですね。
そういう下中に独立されたんですね。
そうですね。
で、選ぶポイントとしては、一応2021年頃からまた。
イベントがちらほら。
再開し始めまして、そこから売上がちょこっとずつ増えていったっていう。
で、分析してみたら、やっぱり道具も持ってたので、道具半分、木工品半分。
売上の割合的にはそんな感じなんですけど。
それがいくの間にか道具は7割、木工品3割になったんで。
売上で結構シビアに決めちゃう。
明確な数字で言うと20万円以下のイベントにはもう参加しないっていうのを決めてたんで。
ちなみに2019年の売上の最低金額が2万円という時がありました。
そうなんですね。
10万円の壁が2019年超えられませんでした。
10万円の壁、高いですよね。
高いです。
イベント選びの基準
そっか、その20万円の基準っていうのは、過去杉田さんが出展して20万円を超えたイベントはまた再出展しようという感じってことですか。
そうです。この2021年はそういう感じでしたね。
データが揃ってきたぐらい、割といろんなイベントに出展したって感じですか。
今まで数えたんですけど15回出てますね、2019年から。
なのでデータはある程度揃ってきました。
そうなんですね。
それまでは1回も応募したことないイベントはもちろんあるわけじゃないですか。
そういうのは知り合いの木工家さんたちの口コミというか、そういうので決めていく感じですか。
そういうので決めていく感じですね。
一応、公募で主要なイベントは出尽くしたかなとは思います。
クラフトフェア松本、公募からの完成。
あと灯人の辻、とにわのわさんと北のクラフト。
一応全部すごい出ました。
これ全部出てるって、花太郎さん分かんないと思うんですけど超すごいことですからね。
これ多分全部出てる人ね、木工だとほぼいないと思いますよ。
7種目制覇みたいな。
7種目制覇みたいな。
でもね、今聞いたのクラフトフェアに詳しくない僕でも全部知ってたから。
っていうのはみなさんこれに決まったんだよって言って、やっぱ嬉しく報告するやつじゃないですか。
応募を通って書類が来たら、コードリどころじゃないやつ。
だから香口くんは今ちょっとあんまり出れてない。
そういうことです。
今その公募は茨城に移ったじゃないですか。
そこから一応コード圏内の中のクラフトフェアというのがそれという感じですか。
質のいいイベントがあればどこでも飛んでいくという感じですね。
山口の方とかも出されてましたよね。
出してました。
めっちゃ遠いですもんね山口。
遠いですよね。
でもそれでも車で行かざるを得ないですよね。
そうですね。
作家さんの性質上というか。
そういうことなんですね。
じゃあ20万円という基準も一応遠くに行っちゃえばちょっと経費はかさんじゃうけど、
良質なイベントだったら遠くても行くっていうスタンス。
そうですね。
ちなみにストーリーズで売り上げとかも出されたと思うんで、なんか聞いちゃってもいいですか売り上げとか。
大丈夫です。
出しちゃっても大丈夫ですか。
大丈夫です。
まじですか。
聞いてもいいですか。
香口くんがちょっとビビり始めちゃうんでね今。
じゃあ時系列的に。
いいですか。
2019年なんですけどこれってイベントの名前って出しちゃっていいですかね。
そうか。
いや確かにな。
イベントの名前主要なもの以外はふんわりしておきますか。
そうですね。
主要なもの以外はふんわりさせておきましょうか。
分かりました。
2019年は5個ぐらい出展したんですけど、
先ほども言ったように2万3万5万とか10万はいかなかったんですよ。
で、2020年はコロナでイベントふっと。
2021年頃から10万を超え始めます。
2021年の後半には20万を突破します。
で、2022年ここから30万を突破します。
すごいですね。すごい順調なペース。
すごいですね。
ペース的には順調ですね。
ここからちょっと名前出していこうかな。
2022年5月クラフトスクエアっていう。
クラフトスクエア松本の。
パテライト会場。
4モール松本の会場でやってるやつですね。
ここが55万円。
マジで!?
ここは軟禁のみ持ってったんですよ。
道具に絞って。
そういう時あった。
そうですよ。
で、次の月。
次の月といっても松倉が5月の月末なんですけど、
6月の初めに庭の輪という庭のイベントがありまして。
これもでかいやつですね。
1週間後だったかな。
ここには木工品メインで持ってたんですよ。
ここでもう53万ぐらい。
マジで!?
で、飛んで秋になります。
10月に工房からの課税っていうのに出させてもらって、
ここも52万円ぐらいになります。
すごいな。
で、次の年23年はちょっと引っ越しの兼ね合いと他のスキルを高めたくて、
イベント出展を1年お休みします。
そうだったんですね。
で、2024年6月庭の輪2回目に開催します。
ここで83万円、82万円超えていきます。
マジか。
成功への到達
はい。
もうやっとき早に言っちゃっていいですか。
いいです。どんどんどんどん。
11月、灯人の集いという大阪のイベントがあるんですけども、
ここ3回落ちてまして、僕。
4回目でやっと受かりまして、
ここの売り上げがちょこっと下がって60万円ぐらい。
いや、それでもすごいな。
2025年、昨日一昨日。
クラフトフェア松本の告報地聞けるわけですよ。
ここの端末に載ってるんですけど。
クラフトフェアの掲載端末に、不意に。
2日間です、2日間。
すごい。
やば。
これ、ついに。
いいんですか、これ。
どうぞ。
100万円の壁を突破されてきたんですね。
目標だったので、100万こつって、そのクラフトイベントで。
はい。
あと、はい。
いや、すごい。
どうでしたか。
これすごいな。
これすごいですよ。
今回、しかも天気悪かったんですよ、クラフトフェア松本。
天気悪くて、1日目とかは他の出展者さんとかも、やっぱりちょっと今年は渋いみたいなこと言ってたので、
それを聞いた上でこの数字は、やっぱね、すごい。
すごいですね。
なんか、ちなみにちょっと聞きたいのが、1年目とかにいろんなイベント、どさまり的にイベント出したりして、出展重ねていって、
傾向と対策的な、持っていくものも変えたり、
まず、製品のクオリティも上がってると思うんですけど、作戦立ててやっていく感じですかね。
検証を重ねて、戦略を練ってっていうのが好きなので、好きなんですよ、そういうデータを取るっていうのが。
それで少しずつ調整していったっていう感じですね。
いや、すごいな。
それが、一応今データに、数字に現れて。
現れてると、やっぱり嬉しいですね。
モチベーションにもつながると思うので。
なので、2019年2万円から100万円いけるんだぞっていうのを。
50倍くらい。
そうですね。
これはサクセスストーリーですね、完全に。
これをサクセスと言わずしてという感じですけども、大きな売り上げを立てるためには、もちろんその分の量というか、
ものの量も作って持っていかなきゃいけないわけじゃないですか。
それの準備とかも結構大変ですよね。
そうですね。でも手も速くなってきてるので、効率化してるので、
今、時間かかっても、何年後かには倍のスピードでできるようになったりもするので、
なんかそれがうまくいったのかなと。
あと軟金が主軸なんですけど、木工品も高価格帯なんですよ。
それも他の人と被ってないので、それも受けたのかなっていう印象です。
クラフトフェアでの経験
ちなみに今回の松本では、軟金と高価格帯の木工用品と客層としてはどんな方が買っててくれたんですか。
松本はやはり職人さんが多いので、8対2ぐらいで8割軟金、2割木工。
なので木工作家として抵抗してないというのはそういう意味なんですね。
だから違う道もあるんだよねっていうのをここで言いたかったんですけど、
木工品に注力しないでもその道具と掛け合わせたり、別の何かと掛け合わせることで、
ここまで売り上げは伸びるんだよっていうのをちょっと数字出したのはそういうことを言いたかったんです。
なるほど。
でもそれはかっことある軟金を軸に据えてっていうのがあったから。
そうですね。巧み塾の時のね。
そうですね。木工品も基本軟金を使ったり、自分の作る道具で作るっていうことですよね。
そうですね。なるべく軟金使っています。
どうしても使えないやつもあるので、それは仕方ないなって割り切ってるんですけど、なるべく使うようにしてます。
いやーすごい。
これすごいですね。
もうなんか僕ビビリ散らかしてますね。
打ち合わせ段階でね、公表していただけると。
インフルエンサーとのコラボ
じゃあ今過去最高は昨日一昨日の松本が。
過去最高です。
過去最高で。
いやーすごい。おめでとうございます。
ありがとうございます。
なんか杉田さんは作家ではあるものの、かなりお金の面もすごいシビアに見てらっしゃるイメージが僕の中ではありまして、
作家さん皆さんすごく悩んでらっしゃるところだと思うんですけど、
例えば作品の販売価格どうやって決めてるのかなとか、
なんかそういったところとか、あとその経営的に売ることどうやってるのかなとか、
そういう話をね、ちょっとしていきたいななんて思ってるんですが、
まず最初にその価格の設定ってどうやってしてるのかなっていうのは。
価格の設定は難金に関しては、
鍛冶屋さんから仕入れた刃物代とその作業時間を掛け合わせて、
難金はでも特殊技能の部分が入ってると思うので、
ちょっとプラスアルファいただいてる感じにします。
こうしておくことによって、もし鍛冶屋さんがもう作れないっていうときのための、
ちょっと保険ではないんですけど、そういうのにもつながるし、
もし鍛冶屋さんがなんか困ったときに、なんか手助けもできるかなと思ってますね。
そこまで見越して、価格を設定されてるんですね。
見越して、知ってます。木工品は完全に時間と経費を掛け合わせていただいて、
価格設定するようにしてます。
なるほど。じゃあ次に聞きたいのは、
杉田さんはですね、かなり有名なインフルエンサーさん、カフィクトさんって方なんですけども、
コラボして商品販売されてたりとかするんですよ。
全然知らない。
コーヒー関係に興味ある方だったら、たぶん皆さんおすすめとかで出てくるような。
コーヒー関係の有名人なんですね。
コーヒー関係が多いかなっていう気が。
でも暮らしとかそういうのが有名で、あとね、長しっぱで作業用BGM的な感じで、
BGMと生活の風景を動画でずっと流してて、
淡々と流して。
そう淡々と流してて、作業用BGM的な感じで使ってもいいよみたいな動画とかもすごい再生数が伸びてたりとか、
美しい映像といいBGMとみたいな、そういうインフルエンサーさんがいるんですよ。
オリジナルのグッズとかも販売されてて、その中のラインナップの一個に杉田さんが作られてるスパイスミルであったりとか、
あとはそのヨントクベラーでしたっけ。
そうですね、キベラー。
キベラーですね、とか販売されていらっしゃいまして、すごいネームバリューある方なので、
最初にそこ杉田さんの商品扱うってなった時に、これどうしてそういう風に決まったのかなって僕ちょっと思っちゃって、
営業とかかけたんかなって思って、ちょっとその辺の話を聞きたいんですが。
営業はかけてないんですよ、これ。
そうなんですね。
かけてない。
僕木製のコーヒードリッパーを作ってるんですけど、純粋にドリッパーの性能を知りたくて、
カフィクットさん、コーヒー器具のレビューをやってるので、それ無償でやってるんですよね。
コーヒー器具いただく代わりに無償でやりますっていうスタイルで過去やってたので、今はちょっと多分違うと思うんですけど、
申し訳ないなと思ってキベラーを入れておいたんですよ、ちょこんと。
それでキベラーを気に入ってくださって、オンラインストアで取り扱わせてくれないかという打診を受けました。
でも一度目はちょっと返事を出ししぶってたんですよ。
それは何でですか。
大久保幸太郎さんの手前、キベラーの販売はその時してなかったんですよね。
キベラー作ってた理由はワークショップのみキベラー作れますっていうスタイルだったんですけど、
キベラーの要望は結構増えてきて、大久保さんに一応お断りをして、一言お断りをして販売してもいいかって、
うちとしては全然構わないよって言ってくれて、でカフィクットさんに是非お願いしますってこちらから再度お願いして、
今そうですね、年間100本ぐらいはすごい一人の人が売ってくれてます。
すごいですね。
だから月で言うと8本くらいはコンスタントに。
コンスタントにそうですね、まとめて送るんですけど。
出てってる。
これ多分他のショップとかで売ってると思う。
そうですよね。
だから影響力がそれだけ大きいっていう。
思います。
お客さんそれだけついてるっていう2つの証明、一眼には言えないんですけど、すごいですね。
すごいですね。
きっかけは営業かけたわけじゃなく、ちょっとこうただでやってくれるから、申し訳ない。
申し訳ないなと思って、忍ばせてもらったものが、今こういう状況になっている。
営業活動の学び
そうなんですね。すごいな。何があるかわからないもんですね。
そこがしたたかにこれもじゃなくて申し訳ないなっていうのがいいですよね。
確かに確かに。
そうですね。
だがしかし、したたかに欲をかいて営業をかけてしまったことがありまして。
そうなんですか。それ聞きたい。
当時東京で一番勢いのってたギャラリーさんに持ち込みをいたしました。名前は。
これどうしようかな。これ一応P入れときますか。
P。ギャラリーさんに行って、販売員の方にいきなり名刺を渡して、
モコやってます?杉田ですって。僕のモコを見てくださいみたいなことを最初に言っちゃったんですよ。
そうしたら杉田くん、もうくん付けなんですよ。最初から。杉田くん、いきなり名刺渡しちゃダメっすよ。
こっちが気にするような存在になりなさいってなったほうがいいっすよって言われて。
いきなり名刺を渡すと相手もやましい下心があるじゃんって見構えちゃうらしいので、
それでそこはもうダメになってしまったんですけど、かなり勉強になったんですけど、
そういうことがあったので欲をかくと良くなことにはならないという。
ただ待ってるだけではいけないけど、そういうことで潰してしまうこともあるよと。
ありますね。ガツガツしすぎるのも悪くなってしまうシーンもあると。
でも作家さんって基本的にそんなに営業しない方が多いと思うんですけど、
だからこそ営業をすることによって他の人とそれだけでアドバンテージになるというか可能性はあると思うんですよ。
こんなにちゃんと自分のことをアピールできる作家さんっていうのも逆に少ないし、
自分の営業できるのをプラスに捉えて頑張ってらっしゃる作家さんもいるけど、悪く働く面もあるときがあると。
そうですね。関係性、ファーストコンタクトも含めてすごく大切だなって勉強になりました。
だから第一印象というか、あらかじめもし向こう側が知っているか知らないかっていうのも関係あるしね。
そうですね。多分やり方として僕が知ってるパターンは、最初はお客さんとして行って物とか買ってそのお店のファンですっていう
体裁を整えてから入り込むパターンと、あとは向こうから知ってもらうパターン。
クラフトフェアとかに出してて知ってもらうパターンがあって、結構ガツガツ行くとやっぱりギャラリーの方もちょっとうってなる方が多いんじゃないかと。
せめて何か買ってワンクッションあっただけで違ったんじゃないかなっていう想像はお話を聞いて思いましたね。
どっちもあれですもんね、突然工房に来られて名刺を出されたら、いくらいい感じでいいものを作っててもちょっと身構えちゃう感じありますもんね。
なんかビジネスしに来たなって感じがね、確かにしちゃうね。
しちゃいますけど、それで過去失敗したというか勉強になったこともありますね。
でもこの話はいい話だな、聞けてよかった。
一回買い物はしたんですけどね、やっぱりちょっと我慢できなくて名刺渡しちゃって大きなミスをしてしまうことがあるので。
そうだったんですね。
それ以降はあまり積極的なというか、そういうギャラリーとかでの営業は。
営業活動的なのは控えております。
そうなんですね。
関係性ができてからというか、本当に取り扱ってほしいギャラリーさんとかは必ず手向くようにはしています。
雰囲気見て、ちゃんと店主の人とお話をして、関係性作ってからっていうのは大事にしています。
そうなんですね。僕がもう1個気になっているのは、杉田さん自身が結構知名度があって、インフルエンサー的なところまでは行くかどうかは僕は分からないんですけど、
でもインスタとかも1万人とかフォロワーいらっしゃるんですよ。だから下ろさなくても自分で全然売れんじゃねえとか思ったりしてるんですよ。
特に軟禁ガンナーとかはオンラインストアにあげたらすぐ完売になっちゃうじゃないですか。だから木工品とかも普通にオンラインストアで売れんじゃない?
下ろす労力とかかけない方が利益率的にもいいんじゃない?とか思っちゃうんですけど、そのあたりはどう考えてるんですか?
僕のコンセプトとそれはずれてしまうので、木工品のオンライン販売は直ではやらないようにはしています。
その理由は何でですか?
軟禁ガンナーを知ってほしくて木工品を作ってるっていうのもあるので、一番ベストなのが展示会をしてワークショップをして、
軟禁体験していただいて木工品も手に取ってもらうっていうパターンが理想なので、オンライン僕が直売でやってしまうとちょっとそれは違うのかなと思って。
そうなんですね。そっか。あともう一個聞きたかったのは、インスタフォロワー1万人までの道が僕には遠すぎて、杉田さんはそんなに1万人まで行けたのかなっていう。
これ3回タイミングがありました。
そうなんですね。
売上増加の初期段階
ファーストウェーブかな。1回目がやっぱり大久保ブーストと呼んでるんですけど、大久保さんの紹介で朝起きたら100人ぐらい増えてるっていう時が1回あって、
そこからその100人が枝分かれしてっていうのが1回目。2回目はリールが採用された頃、リール動画が1回バズってまして、バズるほどでもないんですけど、
コーヒードリッパーを削るリール動画がすごい再生数伸びちゃって、そこで結構グググンと増えた。
あの内側削ってるとこですね。
内側削ってる。
あの細いあかんなで、
サオガンナみたいなやつ。
内側の筋を。
筋をいいね。
僕も見たことある。
あれがなんかちょっと16万ぐらい。
そうなんですね。
すごい。
ちょっと筋忘れちゃったんですけど、それで3回目。3回目はこれは実験的にバズらせようっていう試みをしまして、
そうだったんですね。
新潟のビッキーさんっていうランプシェード作ってる作家さんがいられるんですけど、
そこはスタジオ工房をレンタルで貸し出してくれるんですよ。
へえ。
そこのスタジオに行って、スワーでサンデーカメラマンをしている康二さんっていう方がいるんですけどね。
スワーで?
スワーで。
スワーってこのスワーですか?
スワーです。
あれかも。僕インスタフォローしてるかも。結構淡い写真撮られるかってさ。
この人に撮影をお願いして。
へえ。
で、ランキングで木べらを削ってるシーンを撮っていただいたんですよ、動画で。
それがかなり動画再生数、これもリール動画なんですけどもありまして、
普通に手削りで削っていて、カンナをスイッチって呼んでるんですけど、
あ、くるって回すやつね。はいはい。
で、それで削るリール動画がバズって月その時1000人ぐらい増えたのかな。
うわ、すごい。
それが3、4ヶ月増えて、2、3、4、1000ぐらい。それが一番やっぱり増えた。
へえ。
そうなんですね。
第1台には意図せず。
意図せずですね。
増えたわけじゃないですか。で、3回目はバズらせたい、バズらせようっていう意識があって、結果バズった。
SNS戦略と今後の展望
これバズらせようと思ってもバズんないよね。
バズんないですね。
僕らのだからあれじゃないですか。単純にそのバズらせようっていうのが多分浅すぎるというか。
浅すぎる。
技術的にそう足りない部分が多いんだと思いますけどね。
なんかそれもちょっと杉田哲学の作戦ちょっとねってバズらせようというか、いろいろ勉強してって感じなんですか。
そうですね。その時はインスタグラムってアルゴリズムがあって、このアルゴリズムに当てはまれば多分いけるんじゃないかなと。
これ目的があってバズらせたんですけど、ちょっと展示会があってその前にフォロワーさんを増やしてみようっていう試みでリルバズらせてやりました。
すご。
すげえな。
かっこいいですね。バズらせようと思ってバズらせましたってなんか言ってみたいけどね。
今はそのアルゴリズムはちょっと変わっちゃったりしてるんじゃない?
今はちょっとそこまでSNSに注力してないので、わからないので一丸に過信は禁物だと思います。
なるほどなるほど。
でもリールをやってないとやっぱりなかなか伸びないって話はよく聞きますね。
ちょっとあれですね、僕が。
食らってる。
口がへこみ始めてますけど。
まあまあまあ行きましょう行きましょう。
真の木工科ラジオ、最後までお聞きいただきありがとうございます。
ご感想、ご質問は概要欄のお便りフォームからお気軽にお寄せください。
リスナーコミュニティとしてLINEオープンチャットとDiscordを運営しています。
木工の知恵や気づきを共有する場にぜひご参加ください。
番組の継続を応援してくださる方へ、500円からのご寄付とスポンサーシップを受け付けています。
詳細は概要欄のメールアドレスまたはInstagramのDMまでご連絡ください。
それでは次回の真の木工科ラジオでお会いしましょう。
40:03

コメント

スクロール