ビートの定義と日本の語用例
おはようございます。リズムの練習をしていきたいと思います。
219の本?
本を読みますね。
リズムに強くなるための全ノウハウという本を読みます。
ビートとは?
よく日本では、君のリズムにはビートがかけてるよとか、
もっと強いビートで演奏してごらん、などと日常的に会話しますが、
もともとビートにはそういうリズムのニュアンスを意味する要素はありません。
ビートとは本来、拍を意味する名詞ですから、
CD表なんかに出てくる強烈なビートで、などと言い方は全く意味を成していないわけです。
それなら、ビートという言葉を正しい定義で知らないで使っているか、
あるいは勝手な意味を与えて言葉でもて遊んでいる
日本的な語用例と考えるのが適当でしょう。
同様に、8ビートという言葉も、アメリカやイギリスでは全く通用しない和製英語です。
もし機会があったら、英語の語の通じる外人にちょっと気取って
Do you know 8 beat? 尋ねてみてください。きっと誰も知らないと答えるでしょう。
そんなことするまでもなく、今する英語辞典で8ビートを弾いてみてください。
そんな単語はどこにも載っていません。
なぜ日本人がわざわざ8ビートという言葉をひねり出してしまったか、問題はそこにあります。
おそらく8ノートリズムを直訳したとき、8分音符のリズムの互換がなかったらしいため、
それなで8ビートと勝手に呼ぶようになったのでしょう。
その程度の理解しかなかったわけです。
でも今となっては、8ビートが一応何を示しているか理解しているんだから、
そんな言葉の問題にこだわらなくてもいいんじゃないかという人もいるかもしれません。
僕はそれには賛成できません。
認識が言葉を通して行われることを考えたら、これが曖昧なままにされ、
聞いたのでは到底、外国の文化が音楽のリズムが理解できるはずないからです。
ビートの重要性
さて本題に移りましょう。
ビートとは一体何なのか。
さっきリズムは動きだと言いましたが、その動きの中核となる部分、
これがビートだということができます。
人間の体で言えば心臓に、車に例えればエンジン、
鳥の飛行で言えば羽ばたきがそれぞれに例えられます。
ともあれ、このビートが何拍か集まると拍子が構成されます。
次にタイム、拍子を考えてみましょう。
ということでビートということですね。
では、とりあえず今日はここまで。