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2025-06-13 06:56

リズム練習218 from Radiotalk

サマリー

リズム練習218では、西洋のリズムと日本のリズムの違いを探り、特に津軽三味線や盆踊りを通じて、リズム感の理解を深めることをテーマにしています。

リズムの違いの探求
こんにちは。リズムの練習をしていきたいと思います。今日は218です。
ちょっとだけ本を読みます。
西洋のリズム、日本のリズムということで、先にリズムは動きだと言いました。
そうすれば、これを演奏する側から見れば、リズムを動かさなければなりません。
しかしここにちょっと問題があります。というのも、僕らが体の中に持ち合わせているリズム感は、西洋的な躍動するリズム感とは、その質を意味する最も性的なものだからです。
日本にだって、津軽三味線の情熱、劇場的な演奏や河内音頭など調子のいいリズムもあるじゃないかという見方もいると思いますが、
それらと洋楽のリズム、例えばロック、ジャズ、ラテンのリズムと比べると、その違いは明らかです。
しかし津軽三味線は、演奏者はベタンと床に正座しながら演奏しますし、音頭に合わせた踊りにしても、洋楽のダンスとしては、およそ異なるすり足でもっぱら手の動作を主体したものです。
そういった日本的なリズムと、体が上下左右に揺さべられるロックやジャズのリズムと同一のものとして語るには無理があります。
例えば、都会のディスコで踊る日本人と外人の踊りを冷静に比較するとよくわかるのですが、結局日本人の踊りの原点は盆踊りなんです。
つまり、腰から上の躍動感が決定的に乏しい平坦で気分の少ない、おとなしい踊り方が特徴的であって、手や腕の動くによってそれをうまくカバーしているにすぎません。
この平坦で上下動のかけるリズムは、歴史的な僕らの生活様式や風土やら、言葉のリズムによって大きく影響されているわけですが、
こうしたリズム感を持った僕たちが、西洋リズムの躍動感を触れる隅に迫るにはどうしたらいいか、そこが問題になるわけです。
そのため、僕らが生まれ持ったリズム感と、それとは全く異質な西洋のリズム感を突き合わせて、西洋的なリズムを習得していかない限り、本当の理解には到達しないのではないでしょうか。
ビートとタイムの理解
単なる西洋のリズムマニュアルをやっていくだけじゃダメだと思うわけです。
今までのように、僕らのリズム感を土台にしながら、その上で西洋のリズムを理解したり、体得していこうとすれば、誤った解釈や僕らに都合のいい解釈をしてしまう危険性が出てくるのは避けられないからです。
もう分かったと勝手に思い込んでいる部分や、こうやればいいんだと自分で納得している部分も一旦白紙の状態にしてみる必要があります。
それは次の2点に要約することができるです。
ビートの役割を理解する。
ビートの集合体であるタイムを理解する。
ここで登場したビートやタイム間には、それぞれ白や表紙という日本語が与えられ、僕らの理解の範囲内であるかのような印象を与えていますが、注意する必要があります。
そこで次のコーナーでは、このビートとタイム間について詳しく考えていこうと思います。
ということで、西洋の音楽は僕たちの知っている音楽ではないということですね。
そのためにはビートの役割を理解する。
ビートの集合体であるタイムを理解するということで、また次回。
失礼します。
06:56

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