アーリーを目指す
Speaker 1
Ohashiです、こんにちは。
このプロジェクトは、一人授業を実践しているOhashiとMateiの
二人の実体験、特に失敗体験をもとに一人授業を楽しくするための
ヒントとアイデアをお届けします。
今回のテーマは、仕事のスピードを上げるにはどうすればいいかという
テーマなんですけれども、このスピードというものが
実はこの二つ意味がありまして、いわゆる速さなんですよね。
速さって速度の速さと、あとは早起きの早いという字の速さですよね。
スピードという言葉に引きずられると、どうしても速さのですね、
速度の速さの方に意識が行ってしまうんですけど、タイピングのスピードを
速くするとか、走って間に合わせるみたいな、そうなるとたぶん
辛くなってしまうし続かないと思うので、やっぱり目指すべきは
早朝の方の速さですね。それを目指したいなと。
どうやったら早く仕事を終えられるかと、あるいは早く仕事を
届けられるかということを考えたいんですけど、
つまり、このスピーディーよりもアーリーを目指したいなということですね。
ここでですね、アダプテーションという映画があるんですけど、
マティさん、見たことあります?
Speaker 2
ないです。
Speaker 1
ない。2002年の映画なんですね。
映画の内容はかなり複雑なので、そこには立ち入らないんですけど、
主人公は脚本家なんですよ。脚本家のチャーリー・カウフマンという
ハゲでデブな方なんですけど、この方がですね、いわゆる今で言うと
陰キャなんですね。ネクラな感じで、よく言えば真面目なんですけど、
ある脚本の脚色をするということで、それに取り組んでるんですけど、
それがあまりにもうまくいかなくて、ずっとそこに向き合い続けると。
本当はその脚本というのは当然仕事なので、早くリリースしたいわけじゃないですか。
けど、うまくそれが進まなくて、ずっとそれにかかりきりになって、
ついに恋人にも売られてしまい、もんもんとしていると。
そこにですね、チャーリーには双子の兄弟のドナルドという人がいまして、
このドナルドはですね、チャーリーとは真逆の陽キャなんですよね。
明るくて、社交的で。この人が兄弟のことを見ていて、
なんだ、俺もちょっと脚本家とかになっちゃうかなみたいな、
そういう軽いノリで真似をして脚本を書き始めるんですけど、
その時から何をしたかというと、脚本講座ですね。
そういうとこに通って、3日間だけ講義を受けてから、
3日は当然コンプリートはしないんですけど、3日受けただけで、
こんな感じかなというふうに早加点してですね、適当に書き始めるわけですよ。
そしたら、もしマイナーの社交的なところもあって、
映画関係者とすぐにコネクションを結んだりとかして、
やっていくうちに、これいいじゃんとか埋められて調子に乗って、
陽キャなのでね、それでなんとか脚本を書き上げちゃって、
そしたらたまたまね、エージェントに気に入られて高く買ってもらったという。
そう、だからこのチャーリーとドナルドは、
双子の兄弟にも関わらず、このドナルドの方がですね、
いわゆる容量がいい感じで、仕事を早く仕上げちゃったじゃないか。
この時に、マリーさん的にこの2人の違いというのはどういうふうに説明できます?
コミュニケーション能力の違いみたいなところですかね。
Speaker 2
なんかこう、たくさん準備したからって報われるわけではなくて、
結局仕事とかって特にコミュニケーションをどこまでとって、
どこまで広げて深くできるかっていうところが、
鍵になるかなって思ってるので、さっきのドナルドって、
自分がまだ準備ができてないって言って、とどまることをしないで、
とにかくやったことをどんどん進めようみたいに、
いわゆるさっきの2つの種類の速さで言うと、アーリーですね。
Speaker 1
アーリー?
コミュニケーション能力の重要性
Speaker 1
アーリーですね。
Speaker 2
とにかくやってみるみたいな。
そこにコミュニケーション能力がつくと、
強いなみたいな印象を持ちます。
Speaker 1
逆に多くの人はドナルドじゃなくてチャーリーなんですよね。
ちゃんと言われたことを仕上げないとと。
いや、このまま出したら絶対怒られるとかね。
これでまた完成じゃないじゃんみたいな、
そういうこだわりというかね。
それは独り呼ばれだったりする可能性もあるんですけど、
それによって、ある種機械損失が発生してるなと思っていて、
それは当然評価される機械も損失してるし、
やったことを本当はもう十分なのに、
いや、まだまだまだこれでお客さん出せないみたいな感じで、
お客さんからお金をもらう機械も損失してる気がするんですよね。
締め切りとアイデアの創出
Speaker 1
だから、復興をどう乗り越えるかなんだろうなということですかね。
僕も松井さんもですね、おそらく日々大量のインプットをしてるじゃないですか。
それは何のためかというと、何らかの形で仕事に活かしたいわけなので、
でも多分、銃仕入れて銃使えるわけじゃないと思うんですね。
でなると仕入れがどんどん増えていって、ネタ帳が増えていって、
全くそれが活かされずに、多分一部は賞味期限切れを起こしてですね、
なんかこれ昔クリップしたけど、
もう今となっては古いなということで使わなかったりするので、
そうすると、せっかく仕入れるのに使った時間とエネルギーが無駄になっちゃうので、
何らかの形で出したい、リリースしたいなということがあるわけなんですけど、
その時に、まさに毎週トコトギアストやってるわけなんですけど、
ふと先週、先々週くらいから気づいてるんですけど、
何か出さなきゃいけないじゃないですか。
一週に一回。
そうするとね、今温めてるこのネタはまだちょっと煮詰まってないから、
もうちょっとこれはね、形にしてから出そうという風に大事にしてたんですけど、
そういう風に毎週ですね、ある種締め切りがやってきて、
なんかおじさん次は何ですかとかって聞かれると、
ああってなって、そこから何かしらひねり出さなきゃいけなくなって、
アトリブも含めつつですね、今ある手持ちのアイディアで何とかやりくりすることになるので、
一見するとね、今みたいな言い方をすると、
計画を立てることの大切さ
Speaker 1
行き当たりばっかりでやるのはちゃんとしてないから、
しかも不安定だから、きっちり計画を立ててね、
毎週この日曜日はこの日にはこれを出したい、次にこれを出したいという風に、
事前に決めなきゃいけないんじゃないかというですね、
自分の中のもう一人の自分がですね、なんかこう説教をかましてくるわけですよ。
多分それに負けて、みんなね、ドナルドになれずにチャーリーになってしまうわけですよね。
だからやり方以上にですね、
チャーリーからどう抜け出すかというのがポイントなのかなという風に思っていて、
もうそれはお答えとしては単純で、
とにかく動かせない予定を決めてしまおうと、
週に一回出すと決めたらもうその週に一回出すと、
しかも自分で決めるだけだったらいくらでも踏み出せてしまうので、
こうやって人と関わってですね、
お前さん的に何ですかってこう問い詰められる状態を作ると、
多分いいんだろうなということをですね、
スピードを上げるという意味では大事かなと思っています。
Speaker 2
そうですね。このPodcastをやる時も早かったですよね。
シリーズモノの仕事をする際の注意点
Speaker 1
早かった。
Speaker 2
大橋さんに私がお声掛けいただいて、
一回話しましょうってお話しした時に、
大橋さんは少し考えてからやりますかって、
私に時間をくれようとしたんですけど、
時間があってもなくても考える時間は一緒なので、
もうすぐやった方がいいと私はその時に思ってですね、
あと自分がグググするのが分かっていたので、
来週からやりましょうって先生からやったんですね。
Speaker 1
あとフリーランスで仕事をしていると、
こういうシリーズモノの仕事を受けるかっていうシーンがあると思うんですけど、
これは発注する側、受ける側両方あると思うんですけど、
シリーズモノってリスク高いじゃないですか。
Speaker 2
高いですね。
Speaker 1
1回だったらもしこの人を期待通りのアウトプットを出さなかったら、
次からはこれが決してないようにしようみたいに発注側は思うし、
逆に受ける側としても相性が合わなかったら
何か続けたくないなと思うので、
その辺は腹の探り狩りだったりするんですけど、
その時にある方がですね、
なるほど、こういう方法もあるのかと思ったのがですね、
シリーズモノなんだけど回数を限定しましょうと、
5回シリーズにしましょうとかいうふうに上限を決めることによって、
もし相性が合わなかったとしても、仕方ない5回は我慢しようというふうに
妥協できるじゃないですか。
また回数を決めるってすごくいいなと思ったんですよね。
ずっとこれが止められずに延々と続けなきゃいけないみたいになると、
多分気がめいってしまうので、
そのまま相性を置いていれば5回と言われて、
またもう5回やりましょうみたいな、
というふうに延長することができると思うので、
最初にこうやって回数を切ってしまうというのが一ついいアイデアだなと思いますね。
スピードを上げる際の注意点
Speaker 1
この仕事のスピードを上げるにはどうしたらいいかということで、
もうこのあたりまでですね、
今日言いたいことは全部言い尽くしたんで。
Speaker 2
言い尽くしましたか。
Speaker 1
これは非常にスピードで、
早く仕上げるというテーマになるんじゃないかと思うんですよね。
Speaker 2
はい。
Speaker 1
なんかでも、
いやいや大平さんこの辺ちょっともう少し掘り下げてくださいというところがあれば。
Speaker 2
私はさっき収録の前に大平さんと少しお話ししましたけれども、
自分が元々せっかちなので、
何でも早くやっちゃうというところがあるんですけど、
でも人と対応するときに、
なんかスピードを上げることよりも、
遅くしないみたいなことをすごい気をつけてるんです。
Speaker 1
それマティさんがってことですか。
Speaker 2
私が遅くしないってことをすごく気にしていて、
ほっといてもどうしてもすぐやっちゃったりとか、
せっかちなので寝かせておけないみたいなところがあるので、
とにかく私は早くやってしまうっていう前提があるんですね。
で、人と仕事をしていて、
フリーランスになってからはあんまりないんですけども、
会社みたいに、
期限があるようなないようなみたいな仕事がたくさんある場とかってあるじゃないですか。
なんかそういうときって、
私は早く進めて早く終わらせたいんですけど、
いつでもどこでもどんなときでも。
なんですけど、
Speaker 1
たまに私もそうじゃない人も多いわけですよね。
Speaker 2
そういうときは、
スピードを下げる人と関わったときに、
スピードが下がらないように、
遅くなる人が関わってきたときに、
遅いペースに合わせて動くのか、
もしくは早いまま、
早く見切りをつけて終わらせちゃうとかっていう風に、
なんていうんですか、
早いとか遅いとかの判断ができないときに、
終わらせるみたいなこととかを結構気にしてやってたことがありました。
Speaker 1
うん。
Speaker 2
遅いものに巻き込まれるのが、
笑いがたいんですよね。
Speaker 1
うん。
せっかちですね。
Speaker 2
だから。
Speaker 1
うん。
Speaker 2
だから、あとはそういう、
相手のスピードがどのぐらいかによって、
早い人には早く返す、
遅い人には遅く返すっていう風なのも、
すごい気をつけてたんですよね。
で、なんでかっていうと、
普段遅い人ほど、
急対応とか求めてくるんですよね。
ああ。
普段遅いのに、
遅いからこそ、
何か締め切り間際になって思い出して、
人にぶん投げてくる、
みたいなこととかが起こりやすいので、
Speaker 1
うん。
Speaker 2
あなたはいつも遅いから、
私も遅くしますよっていうタイミングを、
自分にとって。
Speaker 1
おお。
Speaker 2
常にあなたの方が遅いですっていう。
悪く言うと、
目には目を、歯には歯をっていうところでありますけど、
うん。
相手に合わせることの重要性
Speaker 2
でないとすごく都合よく使われるなっていうのは、
思ってたので、
特にフリーランスとかって、
都合よく使われる度合いが多かったりするじゃないですか、
Speaker 1
場合によっては。
そうですね、はい。
Speaker 2
自分が自分のことを守ってあげないといけないのもあるので、
それを無意識にやってるんですけど、今となっては。
早い人には早く、遅い人には遅く。
で、遅い人が速さを求めてきたときは、
より遅くする。
もしくは別料金ですけど大丈夫ですか?
Speaker 1
ああ。
それはでもうん、別料金は良いアイデアだったと思いますね。
公平性がありますよね。
はい。
Speaker 2
うん。
Speaker 1
でないとやっぱおかしいんですよね。
特急料金ってやつですね。
Speaker 2
そうです。
Speaker 1
うん。
逆に早割りってのもあるじゃないですか。
Speaker 2
そうですね。
Speaker 1
うん。
だから早く依頼いただけたら割引をしますとかね。
セミナーとかでもね、早割りで早期割引で、
この日までに申し込んでくださったら割引ました。
それができる関係性かっていうのもありますけどね。
Speaker 2
はい。
これもありますね。
あとそれを言えるマインドがちゃんと自分の中にあるかっていう。
Speaker 1
まあでもその辺は価格表を作って、
もうこれでやってますからっていう風に言えば、
さらに納得づくで依頼ができると思いますので。
Speaker 2
そうですね。
なのでそういうところはすごい気をつけて、
早い遅いみたいなのは意識してやってますね。
Speaker 1
うん、なるほど。
Speaker 2
うん。
Speaker 1
ちなみにさっきアダプテーションっていうね、
映画のタイトルを話したんですけど、
このアダプテーションっていうのはですね、
もともとの意味が適応するって意味なんですよね。
つまり相手に合わせるって意味なんですけど、
それは別に脚色っていう意味もあるんですよ。
だからそういうこのダブルミニングが、
この映画の割とホックになってるんですけど、
このアダプテーションという概念そのものがまさに、
マティさんさっき相手に合わせてスピードを変えるって言ったじゃないですか。
はい。
まさにそれなんですよね。
うん。
なので自分はこういう風にやりますっていう、
この一定ペースでそれ譲らないっていうこのチャーリータイプではなく、
ドナルドみたいな方がやっぱりいいんだろうなということになりそうですね。
Speaker 2
そうですね。
Speaker 1
結局だから相手ありきで、
結局それは相手に合わせることによって、
結果として当然スピードを調整することになるので、
チーム内の個性を理解することの重要性
Speaker 1
結構それは自然体なんですよね。
一方チャーリーは相手がどうであろうと、
もうマイペースでずっと行ってしまうので、
それは自分ではいいんだけど、
でも相手からするとちょっとこの人仕事しづらいわっていう風になってしまいかねないので、
そんなところではないかと思います。
そんなところでですね、
今日は時間が短いんですけども、
今日は仕事のスピードを上げるにはどうすればいいかということで話をしてきまして、
いつもより短いんですけども、
これは早く終わったということで、
何かご質問あるいは思い出がありましたらですね、
最終単位の仕事のキャスト、
あるいは問い合わせフォームからお送りいただければと思います。
ではありがとうございました。
ありがとうございました。