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2025-08-17 07:33

DV被害でシェアハウスに避難した入居者Aさん、息子と7年ぶりの再会

DV被害からシェアハウスに避難したAさんの事例を通じて、日本の単独親権制度が抱える課題に焦点を当てています。Aさんが、公正証書に明記された面会交流の約束が果たされなかったため、損害賠償請求という異例の手段で7年ぶりに息子との再会を果たした経緯が語られています。記事は、面会交流の履行に対する法的強制力の欠如や、単独親権制度下での情報取得の困難さを浮き彫りにし、共同親権制度への移行が待たれる現状について解説しています。

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今回はですね、シェアハウス、LLC-HOUSEに掲載された、ある入居者Aさんのインタビュー記事をもとにして、親子の面会交流、それから単独親権の問題について、ちょっと深く見ていきたいと思います。
このAさん、元妻からのDV被害で避難されていて、その7年間も息子さんに会えなかったそうなんですが、ようやく再会できた。
でもその直後に、また予期せぬ事態に直面すると、この記事を通して、その法的な取り決めがあっても、なかなか面会が実現しないという現実と、制度の限界みたいなところ、あなたと一緒に考えていければなと思います。
- まさにその公正証書っていう公的な約束事があったにもかかわらず、それが守られないという非常に切実なケースですよね。
- そうですよね。
- 特に今の日本の法律だと、面会交流の権利自体はあるんですけれども、それを実現させる、強制する力が弱いっていう点、ここがAさんの経験からすごく浮き彫りになっているなと感じます。
- なんでこういう状況が生まれるのか、その背景にある法制度の課題にも触れていきたいですね。
- まずちょっと驚いたのが、Aさんは離婚の時に公正証書できちんと2ヶ月に1回っていう面会の約束をしていたんですよね。
- ええ、取り決めがあったんですね。
- なのに、元妻側は、いやまだ無理だとか、まずは手紙でみたいな感じでずっと拒否し続けて。
- なるほど。
- しかも送った手紙も、なんか封も開けられずに捨てられていたと。これ7年間ですよ。ちょっと想像するだけでもかなり悔しいというか、辛いですよね。
- そうですよね。法的な点で言うと、例えば養育費の不払いなんかだと給与差し抑えとか、割と直接的な強制執行ができるんですけども、面会交流をしないっていうことに対しては、そういう直接的な強制手段っていうのが今のところほとんどないのが実情なんですよね。
- ああそうなんですか。
- 一応、間接強制と言って、例えばもし面会させなかったら1回につき何万円払いなさいみたいにお金の支払いを命じることはできるんですが。
- でもそれだと相手が、いやもう罰金払ってでも会わせないってなったりとか、あれば払う能力がなかったりしたら、結局会えないままってこともあり得るわけですよね。
- まさにおっしゃる通りです。Aさんのケースが示すように、実効性が伴わないことが多いんです。それに子供に会わせるっていう行為そのものを物理的に無理やりっていうのはやっぱり人権の問題もあって、非常に難しい法的な限界がそこにあるんですね。
- なるほど。そこでAさんが取った行動がすごく興味深いなと思ったんですけど、普通だったらまた家庭裁判所で調停を申し立てるとかになるんでしょうけど、あえて公正証書に違反したっていう理由で損害賠償請求に踏み切ったんですよね。請求額は500万円。
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- 決め手になったのが息子さん自身が書いたお父さんに会いたいっていう手紙だったそうです。
- その手紙が、それは非常に戦略的な一手と言えますね。
- 戦略的ですか?
- ここでのポイントは、多分賠償金そのものが欲しいというよりは、このまま面会要求を無視し続けると、金銭的なリスクが発生しますよという強いメッセージ、圧力を相手にかけることだったんだと思います。
- なるほど。
- で、実際にその訴状が相手に届いたら状況が一変して、面会に応じることになったと。
- えー!
- だから、法的な直接の強制力が弱くても、こういう経済的なプレッシャーっていうのが突破口になり得る場合があるということを示してますよね。非常に示唆に富む展開です。
- なるほど。そういう狙いがあったんですね。でもその損害賠償請求って、相手との関係がもっと悪くなるリスクとかはなかったんですかね?
親子関係をこうまた良くしていこうって時には、かなり大胆なやり方にも思えますけど。
- うーん、それはおっしゃる通りリスクはあったと思います。ただ、もう7年間あらゆる手を尽くして手紙すら無視されるっていう状況で、Aさんにとってはこれが最後の望み、最後の手段だったのかもしれません。
- そっかー。
- で、結果的にそれが再会への扉を開いたわけですからね。
- そして、ついに7年ぶりの再会が実現するんですね。Aさんご自身が小さい頃にお父さんがいなくて寂しい思いをしたその経験があるから、息子さんには同じ思いをさせたくないって肩振る舞をしたそうです。
- うーん、それは。
- で、息子さんもAさんが成人するまでちゃんと支えるからって伝えた時に、初めてパパって呼んだって、なんかこう胸が熱くなる場面ですよね。
- いやー、本当にそうですね。でもその感動的な再会の喜びもほんのたざり生で、事態がまた予期せぬ方向に進んでしまうんですよね。
- えっ?
- 次の面会の直前になって、相手方の弁護士から一方的に連絡が来て、再婚して相手とハワイに移住することになったから、もう今後は面会できませんと。
- えっ、ハワイに?
- ええ。詳しい情報、いつ行くのかとか、どこなのかとか、そういうのは一切なくて、本当かどうかも確かめようがないという状況です。
- うわー、これはきついですね。ここでまさに今の単独を親権制度のその壁っていうのがすごく大きく立ちはだかってきますよね。
- そうなんです。親権を持っていない親っていうのは、子供の正確な住所とか、どこの学校に行ってるかみたいな、そういう基本的な情報さえも相手が協力してくれないと知るのがものすごく難しい。
- ええ。
- ましてや海外に移住ってなると、もう追跡するなんてほぼ腹脳に近いじゃないですか。
- そうですね。この一方的な海外移住の通告っていうのは、まさに今の単独親権の制度の下で、親権を持たない親がいかに弱い立場に置かれてしまうかっていうのを象徴する出来事ですよね。
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相手の意思一つで簡単に親子の関係が断たれてしまうかもしれないという現実があるわけです。
政府は共同親権の導入を決めて、法改正もされましたけど、施行はまだちょっと先ですよね。
- ええ、2年後でしたかね。
- ですよね。それまでの間、そして施行された後も、こういう状況に置かれた親子がどうやって繋がりを保っていけばいいのかっていうのは、本当に大きな課題として残りますよね。
- 全くです。このAさんの事例っていうのは、単独親権の下でのその情報アクセスの難しさ、それに加えて海外移住っていう要素が入ることで、面会交流っていうのがいかにむろしくて困難なものになり得るかっていうのをはっきりと示していると思いますね。
- そうですね。今回のAさんの経験、その公正証書っていう法的な約束ですら、時には役に立たないことがあるということ。
- そして損害賠償請求っていう普通じゃない手段が一時的には突破口になったけれども、結局単独親権っていうその制度の大きな壁の前では、安定した親子の交流っていうのがいかに難しいかっていう現実を私たちに突きつけているように感じますね。
- ええ、本当にそう思います。法制度と実際に親子が触れ合って関係を育む時間との間には、やっぱりまだ大きな隔たりがあるように感じますね。
- はい。
- 共同親権の導入っていう変化が控えているわけですけども、あなたはこのAさんの経験を踏まえて、法律が親子の絆を本当に守るためにはこれからどうあるべきなのか、少し立ち止まって考えてみる良いきっかけになるんじゃないでしょうか。
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