共同親権の概要と重要性
弁護士のキタガワです。YouTubeやTikTok、あとはテレビ番組などで法律の解説をさせていただいたり、NFTプロジェクトMOSQUITO FAMILYの運営をしております。
さて、男女のトラブルシリーズ離婚編でですね、ここ最近は子供に対する親の権利、親権についてお話をしています。
新しくですね、スタートする予定の共同親権ですね。夫婦別れた後も元夫、お父さんとして、元妻、お母さんとして共同で子供に対して関わっていくという制度が2026年5月以降ですね。
おそらくスタートしていく感じなのかなと思います。この辺についてですね、深掘って解説をしております。
皆さんに覚えておいていただきたいのは、共同親権と言っても何が何でも全ての事柄を夫婦で決めなきゃいけない、元夫婦でジャッジしなきゃいけないというわけではなくて、
日常的な恋、レストランに行くとかさ、バイト先を決めるとかさ、そういったものに関しては、一緒に住んでいる片方の親権者が同意をすればいいと思いますし、
あとは緊急で交通事故に遭っちゃって緊急手術が必要ですとかね、そういった状況の時はさ、別に住んでいる元夫、共同親権の元夫に了解を立ててたらさ、無理ですよね。
そういった場合も単独でジャッジをすることができるよと、それ以外の重要な行為でなおかつ緊急でないような状況の時ですね、
大きな手術をしなきゃいけない、いつか大きな手術をしなきゃいけない、どういった手術内容、費用がどれだけかかるのか、どういった療法によってやっていくのかみたいなところですとかね、
あとは預金口座、預貯金の口座を開設するみたいなところとかね、あとは子供の進学、どこにすべきなのかみたいなね、
第一志望、第二志望を受かったけども、子供は第二志望の方がいいと思い直してるんだけど、どう思う?みたいなところ、
そういったものに関しては、夫婦でも意見を出し合いながら、共同で決めていきましょうという考えがあるよというところをお話をさせていただきました。
共同親権のメリット
さて、今日はですね、この共同親権を採用するメリット、デメリット、これをお話をしていきたいなと思っております。
これを踏まえてですね、今後ね、もし皆さんがラブラブだと思いますけども、今後離婚しなきゃいけないご家族がね、ご兄弟が離婚しなきゃいけないってなった時に、
これ単独親権がいいのかな、共同親権がいいのかなっていうところのね、一つの考える判断材料になればなと思ってお話をさせていただきます。
まずですね、メリットね、お話をさせていただきたいなと思います。まずまあメリットとしては、まあこれは当たり前ですけれども、
別れた後もですね、まあ親として、子供のね、その成長、子供の養育に関わることができるというのは、まあなんといってもでかいですよね。
別れた後も親として、親権者として責任、自覚を持ちやすいというのが大きいんじゃないかなと思います。
で、あのたまにあるんですけども、例えば旦那さんとね、離婚して、で奥さんがこれまで専業主婦としてね、働いてたと。
で、子供2人をですね、親権者として育てていくというような状況になった時にね、当然旦那さんは子供がですね、大きくなるまで養育費を払ってもらうみたいな感じになるんですけども、
例えばたまにですね、ある日突然養育費が払われなくなったみたいなことがね、あったりするんですよ。
まあもう俺には関係ないやということなのかもしれないですよね。
まあそういったのを防ぐと言いますか、その何でしょうね、意識をさせる一つの判断としてね、父親もね、
元妻とは別れたんだけどもね、当然父親と子供のつながりはあるんだな、俺は親権者なんだな、と自覚を持ってもらう、
養育費をきちんと払ってもらうという意味で、まあ共同親権、メリットがありますよね、みたいな解説をしている方がいますよね。
あとはですね、まあこれ交換条件じゃないですけれども、例えばね、お互いが親権を譲りたくないと、
で、このままいけば、奥さんはね、このままいけば単独親権を獲得できるかな、というふうに思っているんだけども、
あえてね、あの旦那がね、あのせめて共同親権にしろというふうにね、譲らないというふうになった時に、
例えばじゃあ共同親権は、あの分かった合意するから、その他の財産を多めにくださいとか、
その他養育費を少しね、あの基準金額よりも多めにください、みたいな形で、
まあ交換条件としてね、もしかしたら戦略的に主張できる場合があるかもしれないですよね。
私もあなたの権利を認めてあげるんだから、私の権利を少しね、多めにください、みたいな形のまあ駆け引き取引、
みたいなことがね、もしかしたらできるかもしれないですね。
まああとはですね、どうしてもその親権をですね、どちらか一方にするってなって、
お互い譲らないってなったら、これ離婚のね争いってずっと長く続いちゃうわけですよ。
そこで早めに迅速円満に解決する意味で共同親権にしましょうか、ってなることによって、
その争いをね、短くできる。それによって離婚がね成立して、奥さん側は養育費を早めにもらえる、
財産分野を早めにもらえる、みたいなことができるかもしれないですよね。
争いのポイント一つ減らすという意味では、メリットが大きいかもしれません。
共同親権のデメリット
逆にデメリット、私が思うデメリットですね、お話をしていきたいなと思います。
まずはですね、何と言っても離婚後もですね、別れた嫁、別れた旦那さんとコンタクトを取り続けなきゃいけない、
というのが苦痛なのかなと思います。これね、以前解説をさせていただいた、
その狭い意味での親権者と看護権者を分けて考えましょうね、みたいな、
そういった妥協案もありますよ、っていうところのお話とほぼ一緒なんですけども、
当然いがみ合って離婚してるのが大抵なわけですから、別れた後にですね、
なんかこの子供の進学とかさ、預金通知を作るのにさ、いちいち別れた旦那にコンタクトを取ってですよ、
別れた嫁にコンタクトを取ってですよ、了解を得なきゃいけない、サインをもらわなきゃいけない、
ってなるとちょっとやっぱりしんどいですよね、心理的な負担とかもありますし、
返信がいつまで経っても遅いんだけど、みたいなね、こうやきもきした思いもあるかもしれません。
せっかく嫌で別れたのに、別れた後も子供のために、子供のためだけにコンタクトを取り続けなきゃいけない、
というのは、もしかしたら、当事者になってみたら、思った以上にハードかもしれませんよね。
特にですね、夫からDVを受けてね、命からから逃げてきて、離婚が成立した、
っていうようになった状況の時に、共同申権にしちゃうと、逆に夫がね、コンタクトを取れる隙を与えてる、
ということになっちゃいますからね、まあだから自分の身の危険を考えると、そういった状況の時は、
共同申権というのは、もしかしたらリスクがあるかもしれないですよね。
他のデメリットとしては、コンタクトを取り続けなきゃいけないに、ちょっと近いかもしれないんだけども、
結局ですね、共同申権だと、やっぱり2人で決めなきゃいけないものがあったりするので、
結局別れた夫、別れた奥さんとですね、話し合いによって決まるってことが、あんまりないんじゃないかなと思います。
もちろん仲良くね、子供のためにここは協力しましょうっていう、器のでかい元旦那さん、器のでかい元奥さんだったらいいんだけども、
いがみ合って離婚するのがやっぱり多いですから、その人とですね、話し合いで納得して合意をするっていうところ、
こと細かく一致するっていうのは、結構難しいんじゃないかなと思うんですよね。
ですので、この共同申権の制度、まだね、実際に実施していない、スタートしていないですけども、
私はね、個人的にはデメリットの方がでかいんじゃないかなと思ってるんですよね。
結局うまくいかないから別れて、その後もですね、元嫁元旦那とコンタクトを取り続けるってやっぱりしんどいですし、
理想はね、もちろんわかるんですけども、現実的なところを見るとどうなのかなという感じですよね。
もちろんまだ制度がね、スタートしてない中で批判するのはね、いくらでもできちゃうから、あんまり良くないなとは思ってはいるんだけどもね。
なので実際共同申権をね、そのやってみようねという方は、結構ね、あの最新の注意を払って専門家の意見を聞いた方がいいと思いますね。
あとは、もし共同申権にやるんだとしたら、せめて何か条件をつけるというかね、
意見が食い違った時は一緒に住んでいる母親の意見を優先するものとするとか、
まあ食い違った時はこうするよとか、こういった場合にはこういったルールにする、じゃんけんで決めるとかね、そういったのもいいと思うんですよ。
まあなんかそういった形で、なんだろうな、意見が食い違った時、スムーズに進まない時は一方の意見を採用するとか、
もう本当にじゃんけんで決めるとか、連絡がなければもう勝手に決めることを許容するみたいな感じで、
まとまらない時はこういう風にしましょうねっていう条件付きであれば、まあありかなと思いますよね。
まあこの辺もおそらくこれから事例が出てきてね、トラブルというかうまくいく事例も出てくると思いますので、ぜひチェックしてみてください。
最後までお聞きくださりありがとうございました。いってらっしゃいます。