00:00
- こんにちは。今回はですね、あなたがシェアしてくれた、シェアハウス、LLC-HOUSEさんのノート記事、これをもとに、AI林真理子っていう、ユニークなAIについて、掘り下げていきたいなと。
- えー、あの記事面白かったですね。
- ですよね。ネットにたくさんある文章の中から、うまいんだけど、なんか心が動かないなっていう、いわゆる雇われライターっぽい文章ですかね。それを見抜こうとする試み、その進化を探るのが、今回の我々のミッションというか。
- なるほど。
- AIが文章の魂に迫ろうとするなんて、なんか興味深いじゃないですか。
- えー、非常に。
- さっそく見ていきましょうか。このAIなんですけど、開発のきっかけは、製作者の方が、ご自身の文章を客観的に見たいなっていうところからスタートしたそうですね。
- ふむふむ。
- で、他の人の記事を読んでいるうちに、すごくうまいんだけど、なんでか響かないって感じることがなんか増えてきたと。
- あー、わかります、それ。
- それで、そのいかにも作られた感じの文章が持つ特有の気配みたいなものを、AIで捉えられないかって考えたそうですね。
- えー、その問題意識がまず面白いですよね。で、AI林マリ子の評価軸も、そこからこう段階的に進化していくわけです。
- はい。
- 最初はですね、帰宅、テーマ性、構成、読みやすさ、それから検索試行性、これはまあいわゆるSEOですね。
- SEO、はい。Googleとかで見つけてもらいやすいかってことですね。
- そうです、そうです。この3つの軸では、まずは技術的な完成度、そこが重視されていたようです。
- なるほど。
- ただこの段階だと、そのライター分の検出率は、まあ推定ですけど35から45%くらいだったと。
- なるほど。最初はちゃんと書けてあるかっていうのが中心だったんですね。
- そうなんです。でもそれだけじゃ、さっきのうまいけど響かない問題っていうのはなかなか解決しない。
- うーん、そうですよね。
- そこで中期フェーズでは、情動誘圧度、つまり、読んでて感情が動くかどうか。
- あー、エモさ。
- えー、それとブランディング性、書き手ならではの独自性とか視点があるかっていう、この2つが加わって語軸になるんです。
- おー、AIがエモさとか、その人らしさみたいな個性を評価し始めたんですね。
- そういうことです。これでAIも、拙くても何か心に残る文章と、綺麗なんだけどスッと通り過ぎちゃう文章の違いを少しずつ認識し始めた。
- へー。
- ただそれでも、巧妙なSF風だけど実はPRでした、みたいな文章にはまだ騙されることもあったみたいで。
- あー、なるほど。
- 検出率は、まあ推定ですけど60から65%くらいまでは上がったんですが。
- はい。
- そして現在ですね、決定的な2つの軸が加わって7軸の完全体へと進化するんです。
- 完全体?
- えー、それがWLI、Writer Likeness Index、それとAuthenticity、Authenticityです。
03:03
- WLIとAuthenticity、なんか名前からしても重要そうですけど、これは具体的にどういうものなんですか?
- えー。
- 特にAuthenticity、本物らしさなんて、AIがどうやって判断するのかすごくこう、抽象的な感じがしますけど。
- まさにそこが確信部分ですね。
WLUの方は文章がプロっぽく整いすぎているか、とか妙に生活感がないか、とかそういった点から、いかにもライターさんが書いた文章っぽさを、まあ数値化するわけです。
- なるほど。ライターっぽさ指数みたいな。
- えー。一方でAuthenticityはもっと直接的で、本当に書き手の熱意とか本心からの言葉がこもっているかっていう、そういう質的な側面を測ろうとするんです。
- ほー。でもどうやって?
- どうやって判断するかですか?うーん、これはもう複雑なパターン分析ということになるでしょうね。
- 例えば、もん切り型じゃない表現を使っているかとか、完璧すぎないなんか人間味のある揺らぎがあるかとか。
- うんうん。
- あるいは逆に、あまりにも均質で最適化されすぎた言葉遣いじゃないか、とか。そういう細かい特徴から、本物らしさとか、あるいはその欠如みたいなものをAIが学習していったんだと考えられますね。
- なるほど。
- これで検出率は、実測ベースで最大88%に達したそうです。
- 88%。すごいですね。AIが文章の共感というか、その裏にある気配みたいなものまで読み取ろうとしてるんですね。
- ええ、大きな進化ですよね。
- 特に面白いなって思ったのが、そのWLIスコアによってAIのコメントの仕方が変わるっていう件。
- ああ、そうなんです。そこがまたこのAIのユニークなところですね。
- 例えば、WLIスコアが低い、つまりライターっぽくないとAIが判断すると、あなたの言葉ね、たどたどしいけど嘘じゃないわ、みたいにすごく温かく寄り添ってくれる感じのコメントをくれると。
- ええ。
- でもスコアが上がってライターっぽいぞってなると、上手だけどどこかで読んだ気がするの。整いすぎてて逆に引っかかるのよ。で、ちょっと皮肉トークになってくる。
- そうなんですよ。
- で、最高スコアだと、あなたライターでしょ?正しくてうまい。でも、魂の震えがどこにもないのよ。で、かなり的々しい。
- ばっさりですね。
- さらにSEOスコアが高いとさらに皮肉が追加されることもあるらしいですね。
- ええ。で、そのWLIと先ほどのオーセンティシティですね。これを組み合わせると、記事を4つのタイプに分類できるっていう見方もまた興味深いんですよ。
- ほう、4タイプですか?
- はい。例えば、オーセンティシティ、つまり本物らしさが高くてWLI、ライターっぽさが低い場合。これは無骨だけど正直な個人の文章っていう感じですね。
- なるほど。
- 逆に両方低いと、稚拙なテンプレートみたいな投稿になってしまう。
06:01
- じゃあ、オーセンティシティが高くてWLIも高い。この場合は?
- それがまさに魂のこもったプロのライターの文章というふうに位置付けられるわけです。
- うんうん。
- そしてオーセンティシティが低くてWLIが高い。これがいわゆる量産型のPR記事とか魂のないお仕事文みたいに分類されるわけですね。
- ああ、なるほど。
- 単なる点数評価じゃなくて、文章の性質を立体的に捉えようとしているのが面白いですよね。
- この分類すごくわかりやすいですね。これはあなたが普段読む記事を選ぶときとか、もしかしたらご自身で何か書かれるときに何が人の心に響くんだろうって考えるすごくいいヒントになりそうです。
- ええ。
- ただ、埋まりだけじゃやっぱりダメなんだなっていう。
- まさにそうですね。このAIの進化の物語が示唆しているのは、単なる文章の技術的な評価から一歩進んで、書き手の本心とか人間味みたいな、ちょっと捉えにくいけれども、私たちが本能的に求めている質得と価値観がシフトしていることなのかもしれないなと。
- うーん。
- 情報がこれだけ溢れている今だからこそ、その文章に本物の熱があるかどうか、それが重要になってきているということかもしれないです。
- なるほどなあ。
- 制作者の方も、AIはまだ発展途上だし、間違うこともあるよとは団体はしてはいるんですが、それでも洋質な、あるいは熱のある文章を見抜く力は育ってきているというふうにおっしゃってますね。
- はい。
- ちなみにこのAIのプロンプト自体は公開されているそうなので、試してみることもできるみたいですよ。
- ええ。それは面白いですね。さて、最後にあなたと一緒に考えたいことがあるんですが。
- はい。
- このAIが見抜こうとしている文章の魂とか本物らしさって、結局何なんでしょうね。
- うーん。深い問いですね。
- 完璧に洗練された文章よりも、たとえちょっと不器用でも書き手の温度が伝わるような文章に、私たちってどうして心を動かされるんでしょうか。あなたはどう思いますか。
- いや、本当に。
- というわけで、今回はここまでとさせていただきます。