談吉のユーモア
はい、シェアする落語の四家です。9月14日、日曜日、連休中日、らくごカフェにて、立川談吉ひとり会へ行ってまいりました。
前の、同じらくごカフェの会から2週間ちょっとしか経ってない、なんかそういう日程を組んでしまったと。
2週間ちょっとしか経ってないのに満席。というか補助席みたいなの出てたという。
ここに来ての談吉人気恐るべし、でございます。
前にこのポッドキャストで、いま談吉さん出てきて何も喋らなくても、いきなり笑いが来る。ということ言いましたが、今回のまくらでそれを敬老会みたいなところでやったら「早く喋れ!」っていう野次が来たと。
さらに「喋ってんだろ!」っていう、それに対抗する野次が来て、なんか老人同士が揉めてる。
そこで『笠碁』をやって滑った。みたいなそんな話をしてました。面白いですね。もうこのまくらだけでいきなり大爆笑がございます。そこから昔よくやってたんですけど久しぶりにということで、『粗忽長屋』。
いやー『粗忽長屋』ね。面白かったですね。
なんだろう。まあいろんな『粗忽長屋』はありますわね。
で結局その談吉さんの唄い調子みたいなもの。
『粗忽長屋』をよくかけていた頃に比べて、変化をしていますが。
これがねこの噺に、本当に合うんですね。
基本的にすっとぼけた感じから、狂気
ですよね。まあ明るく楽しいクレイジーがどんどんどんどん畳みかけるように進行していくっていう
あたりが素晴らしかったですね。
昔から得意なネタではあって、しばらくやってなかったという先ほどの噺でしたが。
これはね素晴らしいです。でそこから2席目がですねまたこれも懐かしい。
談吉新作の初期作品ですね。
『ピッケル』
これもね、すごかったですね。
まあ元から面白い噺、できた時から面白い噺ではあるんですが。またこのいろんな談吉新作を聴いてきて、談吉さん自身もいろんな新作をかけてきて。
そういうものを経て改めて初期作品をかけると、面白いんだなという気がしますね。
正直なところ僕にはよくわからないですけど、技術のレベルが上がってるんでしょうね。
間の取り方であるとか。
もちろん噺は全部知ってるのに、
前に聴いたときより面白い、これは素晴らしいことだと思います。
『粗忽長屋』も『ピッケル』も
すごく対立しているようで、調和した噺なんで。和解はしてるんですけど、
何も解決してないっていうあたりが落語っぽくてすごい素敵なんですけ。あと『ピッケル』はやっぱり改めてラブコメなんだなと
談吉ラブコメなんだなっていうところに気がつきました こういうラブコメみたいなネタをね、
また作ってほしいなっていう風な気がしますね。仲入りを挟んで3席目がこれ
久しぶりにやるっておっしゃって僕は初めて聴くのかなぁ。『 猫の災難』です。
懐かしい作品
談吉さんがやるこの酔っ払いっていうのがその何でしょうねその 酒で
なのでダメになってる人っていうよりは、
こういうダメな人ってダメになっちゃう時っているよねまぁ調子に乗っちゃうって ことですよね
まあ調子に乗ってどんどんお酒猫のせいにしてどんどんお酒飲んじゃうわけですよね いうところがなんかすごいなんですかねお酒飲まない
人にとっても お酒っていうその枠を外したところまで行って楽しめてしまうっていうところが
すごいなっていう。この話もその一人でずっとやってるシーンが多い分
会話になってないところが多い分、難しいところだと思うんですけど そこのそのなんていうんすかねそのリズムが
一人で語るところリズムがもう綺麗に整えていられているので
聴きどころがある感じになっているというですねあたりがやっぱり素敵だなというふうに思いました。
あ、ごめんなさい。そうだ、
えっとね仲入りの前にもう一席あったんだ。これが大事なんですよ。すいませんちょっと順番前後しますがもう一席ね、仲入り前に非常に懐かしい噺を
やってました 『夕立勘五郎』
この話は知ってる人少ないかもしれないですねも当心症症らしいんですけど まああの
浪曲死 浪曲がね
とんでもなくあの生まれてるって言うただそれだけの話なんですけど 僕これ大好きなんですよ
あの 昔ね弾岸さんに珍しくサインもらったことがあって
あのそこにね『夕立勘五郎』って書いてもらったぐらい好きなんですよね
まああの落語家ってあの講談書をよくおちょくるんですけど浪曲死をおちょくってる 珍しい話で
ねもうとにかくねなんて言うんだろう あの
ただ生 っている何は節をこうやってひでえなって言って
あの本当どうでもいいサゲが作って言うだけの話なんですよね それそのシンプルさとまあ意味のなさが本当に素敵で
であのさらにこの話をあの仙台で談志師匠がかけて であの弾岸さんは好きだったので賞にありがとうございますって言ったらしいんですけど
仙台のお客さんの前でもダダ滑りしたというような音逸話を聞かせてもらって非常に 贅沢でしたね
というわけで、順番が前後しましたが、この日が『粗忽長屋』
ピッケル『夕立勘五郎』そして最後に『猫の災難』という4席でした。贅沢ですよね。あと、やっぱりこれだけお客さんが入ってる。2週間しか
経ってないのに。お客さんが入ってるっていうのがね もう嬉しいですよね。
はいでえっと来月10月26日シェアする落語に立川談吉さん。ものすごい久しぶりにご 登場いただきます。
来年3月の立川談寛としての真打昇進に向けて、ますますパワーアップしておりますし、またその談寛に向けて
多分にもいろんなことで忙しいところだと思いますのでその辺の話もですねちょっと 対談なんかで聴いてみたいと思っておりますのでぜひぜひ。実はですね、
もう結構予約入ってるんで、
ぜひあのご予約急ぎ目でお願いできればなというふうに思っております ということでシェアする落語の四家でしたではまた