談吉の一人会の様子
はい、シェアする落語の四家です。10月11日土曜日、日暮里からですね、電車に乗りまして雷門音助さんの会から移動いたしまして、神保町立川談吉一人の会へ行ってまいりました。
今月はですね、そんなに宣伝してなかったせいもあるのかもしれませんが、そんなに満員にはならないから当日フラッとお越しくださいというふうに、談吉さんツイートしていましたが、実際行ってみるともう結構いっぱい人気が定着している感じでございます。
談吉さん、最近ね、ちょっと体調を崩されて、三半規管に何かがあったということで「皆さん健康ですよ、健康が大事ですよ、私は救急車に運ばれました」っていうですね、なんか物騒な感じのお話で始まりましたけども、
脳の方には何事もなく、耳鼻科に行ってくださいと言って耳鼻科に行ったら、ちょっと三半規管の方で何かがあるということで、お薬を飲まれているということですね。
落語の方は全然問題はなかったんですけど、今日は3席はね、全然問題なく楽しめたんですけども、お医者さんからはあんまり首を振らないようにと言われてですね、大変困ったというようなお話も聴いております。
で、そんなですね、その談吉さんの救急車話からですね、1席目は『目黒のさんま』のような話を秋ですのでやりたいと思いますという、『目黒のさんま』ではないんですね、ということで新作です。
なんと『シロサイ』です。どこが『目黒のさんま』だという話なんでございますが、まあこれもね、結構ね初期に作られた作品だったような気がしますけど面白いですよね。
談吉さんの新作に出てくるおじいさんとおばあさんはなんであんな面白いんでしょうね。多分お互い突っ込まないからでしょうね。
リアクションはしますけども、呆れたりはしますけども、突っ込みには回らないというあたりが談吉さんらしいなというところがありますけどね。
まあサゲを聞くと確かに地名が絡んでくるんで、『目黒のさんま』いや関係ないね。そこからですね、2席目が懐かしい。
談吉さんね初期の頃からよくやっていた大ネタですね。『田能久』。
昔に比べてね、もちろん全体的な間のとり方でや、台詞など間違いなく上手くなっていると思うんですが、相変わらず、完成度高かったっていうのはあるんですよ。
ギャグをちょいちょい入れてくるんですけど、それを入れ替えてきていて、その入れ替えたギャグがみんな成功してるんで、時々ゲラゲラ笑いながらこの話が聴けるっていうのは楽しいですね。
やっぱりどっかこの話に関してはやっぱり家元談志の影も綺麗に見えてくる。そのあたりとっても楽しい一席でございました。
中入れ挟んで3席目が「せっかく病気なので」と。これもすごい言い方ですよね。『崇徳院』です。
あんまりね、やっているイメージはなかったですけど、やっぱり談吉流のですね、壊れっぷりがですね、それほどイリュージョン的なものではないんですけども、
やっぱりボケの方向が右に左にボケていくというかですね、今までのセオリーとはちょっと違う角度にボケるっていうあたりが
談吉さんらしい感じがいたしまして。「もし娘さんを見つけてこなかったらお前を社会的に抹殺する」っていうギャグがあってですね。
こういう新味のあるいきなり知らないところから突き刺さってくるギャグをですね、2回3回良いところで繰り返すんですよね。これが全部効果的にはまっていて、これもまためっちゃ楽しく聴けました。
全体的にね、やっぱり今病み上がりなので力を入れてないのかもしれません。それがまたいい感じの軽さになって気持ちよく聴ける、気持ちよくやっている感じがするなというような回でございました。
次回の予約情報
毎月楽しみでございますね。この2週間後かな10月の26日、深賀東京モダン館でシェアする落語第41回立川談吉、実はもう予約ほぼ満席なんですよ。
ほぼ満席なんですが、一応なんとかなるような気もするので、行きたいという方は検索してね、シェアする落語立川ダンキ消化で検索していただいて、フォーム見つけて入力していただければご予約受けたまります。
もし受けたまらなくなっているときにはフォームの方をそういう形のメッセージで閉じさせていただきますし、キャンセルが出たらまた上げたりしますので、そのあたり一つよろしくお願いいたします。ということでシェアする落語の四家でした。ではまた。