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2024-04-28 15:05

【#165】第58回 談吉百席24/4/27 #立川談吉

#落語 #立川談吉 #談吉百席

満席の和室で見事な三席。
談吉百席、そろそろ完成へと近づいています。
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00:06
はい、シェアする落語のshikeです。
4月27日土曜日、第58回になります談吉百席
立川談吉さんの落語会に行ってまいりました。
行ってまいりましたというかですね、私はこちらの落語会に関してはスタッフという形で入っております。
今回からですね、
広報活動をちょっと強化しまして、強化したといっても、僕が何かしているということではなくてですね、
広報関係でお手伝いをしていただくスタッフをお一人入れたわけですね。もちろん僕も含めてみんなボランティアみたいな感じなんですけど、
この方がですね、大活躍していただいたおかげで、何と会場が完全に満席になっておりました。
お客さんいっぱい入るとね、笑いも増幅しますし、談吉さんもどんどん乗ってくるという感じで、とっても良かったなと思うんですけど、もう一個ですね。
談吉さんのしくじりがありまして、見事でしたね。言わなきゃわかんないという話ではあるんですが、旅忘れてきて靴下というですね。
この失敗をした人、私は過去に一人知っておりまして、
縦川左平寺師匠。かつての左断寺一門ということで、血は争えないななんてことを思ったりはするわけでございますが、
一石目がですね、沖泥。
ずいぶん前に聞いたことあるなぁ、談吉さんで聞いたことあるなぁと思ったんですけども、談吉さんにはすごく向いているネタですよね。
これは泥棒に這いられる方が貧乏で、殺せって凄む話なわけですけども、談吉さんの歌い調子の語りでいくと、凄んでもね、そんなに怖く聞こえないんですよ。
ここが強みかなというふうに思いますね。だから全体がすごく調和した感じでいいですよね。
やっぱその泥棒のね、どんどんお金出しちゃう泥棒のこの人の良さが、
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くるっとこう、談吉さんの口調に丸め込まれて、全体が調和した歌のような感じで聞こえるっていうのがやっぱり、
談吉落語だなーっていうような感じで大変楽しく聞けました。
ここで大変楽しく聞けたというところで、その楽しさが次の話に繋がってくるんですね。
最近この2世紀目に新作をかけるケースが結構多くて、この新作もですね、今回も新作だったんですね。
これも渋谷落語の喋っちゃいなよでをきっかけに作った新作ということで、ゲル城のもの。
相変わらず不思議なタイトルですが、このゲル城のものを聞いて、結論言うとすげー良かったんですけど、ゲル城のものを聞いてやっぱ僕が思ったことというのは、
例えば渋谷落語創作大賞を取った生物、非物であるとか、最近の作品だとゴメスであるとか、
ダンキシさんの持っているイリュージョンのセンスですね。
これを強く全面に出して作る落語というのがあって、それはすごく面白かったんですよ。
ただ、生物、非物のような非常に尖がった作品というのは、多分最後まで聞くと皆さん楽しんでいただける。
要は言葉遊びなんだなってことを楽しんでいただけるっていうようなところはあるんですが、最初は一体これはなんだっていうようなですね。
会場の半分以上は笑っているんだけど、半分以下ぐらいの人がなんだこれっていう感じになっているっていうところがあると思うんですよ。
あったと思うんですよ。
タロー・オイセという話が、ディズニーを意識した。
これディズニーファンから言ったら怒られる、言ったら怒られるんじゃないかなと思うところがあるんですが、
そういうところで、よりポピュラーな感じ、多くの聞き手を最初から引きつける形で、その中にイリュージョンが含まれているというような感じになったなというところで、
一言で言うと非常に落語としての完成度が高い話でしたね。
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このゲル状のものという話。
シビア落語でネタ卸しをして2回目だったそうですが、前半の猫を可愛がるところのですね、
こういうちょっと不思議な感じの落語をやりますよ。
でもあなたもこの落語は好きになってくれるはずですよっていうようなメッセージが上手い具合にお客さんに伝わっている。
最初から爆笑なんですよね。
そこで後半に入っていくんですが、後半ほぼ2人というか、人に数えていいかどうかわからない、人間とゲル状のようなものの会話の話なので、
何言ってるかさっぱりわからないと思いますが、このゲル状のようなものの可愛らしさと、
なぜか口調が赤塚富士夫、赤塚富士夫キャラ。
タロー・オイセがディズニー・ミーツ・日本の神話みたいな感じなわけですけども、
このゲル状のものについては、ディズニー・ミーツ・赤塚富士夫というふうに私は思います。
結論としては非常に完成度が高い、とんがったまんま対象を幅広く取れる、
ポピュラリティも確保しているというような感じで、よく音楽業界ではある最初思っている個性をうまく残しながら、
より幅広い層に受けるような曲を作るみたいなんですね。
ヒットにつながるみたいな、そんな感じを僕は持ちましたね。
そんなぐちゃぐちゃした理屈を言わなくても単純に面白い話であるということではあると思います。
ただなんでこうやってぐちゃぐちゃした理屈をこねるかというと、新作なので聞いたことない人の方が多いと思うので、
どんな話なのかっていうあらすじをあんまり言いたくないんですよ。
だからもうダンキチさんしかできない世界で、かつ数多くのほとんどの落語ファンを引きつけられる、
非常にポピュラリティのあるポップな落語であるということは言えるんじゃないかなと思います。
中入りを挟んで3席目が花見の仇討ち。
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先日ですね、3有って円吉師匠の花見の仇討ちを聞いたばかりなので非常に興味深く聞いたんですけど、
円吉師匠のやっぱり威武士銀の凄みっていうかね、
ベテランならではの名人ならではの凄みみたいなものに対して、
ダンキチさんの花見の仇討ちはもうとにかく元気です。
この元気に陽気な江戸っ子たちが大騒ぎっていう感じがですね、何とも言えずいいですね。
だから酔っ払って六分を引き止めちゃうおじさんのキャラはそんなに強くしないんですよね。
侍もまあまあそこそこですけどもそんなに強くしない。
やっぱりバカな江戸っ子3人の元気なバカっぱなしの感じがすごく前面に出ていて非常に楽しく聞けました。
でやっぱりね最初その沖泥でいって盛り上げといって、
多くの人を惹きつけられるけどイリュージョンがあるゲル状のもので流れたのを披露して中入りを入れて花見の仇討ち。
この3席の流れが僕も結構このダンキシ100席ですね、来ています。
来れなかった時もありますけども結構来てると思うんですが、今回なんかもうベストかなっていうふうに思いました。
ゲル状のもののような落語が作れるようになったというのは、ダンキシさんにとっても一つの自信につながっているような感じがあります。
僕は生物非物やゴメスのようなですね非常に尖がった聞く人によっては全くわからないって言われてもおかしくないような落語も大好きなんですけど、
今回のですねゲル状のものっていうですね、こういったダンキシさんこの良い言い方をしてたんですね。
人情話。人情話というとまた怒る人もいそうな感じがしますが、でも人情話という言い方は正しいと思います。
ちょっとほろっとくる感じもあるんですよ。
こういうゲル状のようなものが2席目に来て、3席目に花火の仇討ちがパッと明るくて元気で楽しい。
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で終わるというこの3席の流れがですねとってもいいなっていうふうに思いました。
実際ね、いつもそんな評判が悪いわけではないんですが、特に今回は良かったねっていう声があちこちから聞こえてきましたね。
ある意味このダンキチ100席という枠組みにおいてはもうそろそろエンディングに近づいているのかなということで、
100席やり切ろうということで、毎回3席やってますからもう実はとっくに終わってるって言えば終わってるんですけど、
同じ話をかけた時もあるし、あとダンキチさんの基準で新作はカウントしないというのがあって、
どうもそろそろその基準を適応したとしても100席達成ということになるらしいんですよ。
なので年内のどこかでですね、このダンキチ100席というシリーズが最終回になるということみたいです。
この日の講座でしゃべっていたので、僕も初めて聞いたので、ああそうなんだって思ったんですけど、
ということで、そろそろ新打ち昇進も考えなきゃいけないというか、結構前からも言われている話ではあるんですよね。
あんたが上がらないから使えてるというふうにも言われてますので、そのあたりでいろいろとダンキチさんが変化していくちょうど境目ぐらいで、
こういう時は面白いんですよ。ということで今回も非常に評判良かったので、6月のダンキチ100席第59回、
ぜひ来ていただきたい。ぜひ来ていただきたいですが、申し訳ないんですけど、次回6月第59回も、
豊島区民センターの和室なんですね。和室そんな広くないんですよ。なので予約でいっぱいになっちゃう可能性もありますので、
そこらへんは皆様よろしくご判断いただきたいというふうなことで、ご予約お待ちしておりますという1スタッフからのお願いでございました。
シェアする落語のしけでした。ではまた。
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