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2025-08-31 08:12

【#265】立川談吉ひとり会(仮)25/8/31

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新宿末広亭では立川流一門会やってるのにらくごカフェは超満員。得意ネタ二席は大爆笑。蔵出しもまずまずの出来でたいへん良かったです。でも日程については何も考えていない次回9/14夜 ぜひ。10/26シェアする落語もぜひ。 #立川談吉
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サマリー

立川談吉さんの一人会では、新作落語の演技が盛り上がりを見せており、特に『当たりの桃太郎』と『青菜』は観客を笑わせる内容です。談吉さんの芸は絶えず進化しており、次回のイベントへの期待が高まります。

立川談吉の一人会の盛り上がり
はい、シェアする落語の四家です。8月も終わりですね。相変わらず暑いですけども、8月31日日曜日、らくごカフェにおきまして、立川談吉一人会(仮)で、タイトルはいいのかな、行ってまいりました。
実は今日ですね、8月31日は新宿末広亭の余一会で、昼夜で立川流一門会で志の輔師匠がトリなんですよね。
だから立川流のファンはそっち行っちゃって、こっちはなかなか入らないんじゃないかと思ったら、もう大入り満員でございました。びっくりでございます。
さすが談吉さん、すごいですね。どんどんどんどん盛り上がってきております。新しい名前が立川談寛。寛は寛容の寛。
落語は寛容のものですから、こんなにいい名前はありません。そして談寛というのは、今たけし軍団でずっと大活躍しているダンカン先生ですね。
ダンカン先生、もともと立川談志の弟子だった時につけられた名前。談かんの「かん」はその時はひらがなだったんですが、これを引き継ぐものとして、つまり談志の作った名前を引き継いで、
しかも寛の字を寛容の寛にしたというところで、もうぴったりでございますね。これは真打昇進あるあるですけど、真打昇進が決まってから、またメキメキと芸を伸ばしている談吉さんでございます。
なんかもうね最近やっぱちょっとすごいなって思うのは、まくらとかなんかあんま喋らなくてもなんかおかしくて笑いきちゃうんですよね。何でしょうね「瀧川鯉昇化」か何でしょう。
まとっている雰囲気がもう楽しくて、それだけで笑っちゃうみたいな。むしろなんか変な間で笑いたくないから、なんかその前の方にいたお客さん、必死に笑いこらえてましたからね。
ここで俺一人を笑うとちょっと空気壊れちゃうから、ここを笑っちゃダメなんだ、でもヒーヒーという感じで笑いこらえてましたからね。いやもう大したものだというふうに思います。
先ほどの余一会のお話もして「余一会の時にわざわざここで会を開くというのは、何も考えてない」というですね。
そんなお話をされてはわっと盛り上がった後に、プーク人形劇場に出演したという話もして、そこからですね新作に入りました。
新作はですね、もうこれはあの談吉新作の中でも手慣れた新作、こなれた新作と言ってもいいんじゃないでしょうか。
もう非常に談吉イリュージョンをふんだんに盛り込んだ中にもですね、非常にポップで多くの人に受け入れられる、マニアックにならないという意味でとてもいい話だなと僕は思っています。
『当たりの桃太郎』。やっぱりね、あの最初のハズレの桃太郎が出てくる時の笑いがすごいね。
6秒って言っただけでみんな笑うからね。次から次へと出てくる現象の中での、なんていうんですかね、やっぱりあの婆さんのキャラがすごくいいですよね。
最初ね、割とこのクールなんですよ。ただその、来る桃太郎、来る桃太郎がみんなハズレていくので、そこで苦悩するっていうのはわかって、その苦悩を
思わず正直に吐露してしまうところでまたおかしいっていうね。もう連続してとってもおかしい世界を談吉さん描いているわけですが、
サゲの方ね、僕ちょっと忘れていて、その分もう一回笑えたんでまた得したなという感じがありますけど、改めていい噺だな、いい新作だなというふうに思いました。
『当たりの桃太郎』。で、2席目がですね、これも談吉さんのもう得意ネタの一つですね。
新作の内容と期待
季節ぴったり『青菜』。『青菜』もね、ここまで熱くなっちゃうと、青菜って熱中症の話ですからね。
熱中症の話なんで、もうちょっと逆にやりにくいんじゃないかなっていうふうに思うんですけど、談吉さんのさらさらと音楽のように流れていく語り口の中に、
談吉イリュージョンギャグがドガーンドガーンとですね、時々突っ込まれる。でも他はちゃんと古典というですね、その流れで聴いていくと、その熱苦しさもですね、
程よく感じられるかなっていうふうに思いますね。 元々のその青菜が持っている滑稽噺としてのパワーに、
談吉イリュージョンがガーンと乗っかってくるんで、まあこれは笑えない人にいないでしょうね。何度も聴いてるんですけど、何度も大爆笑してます。
やっぱね、談吉の夏は『青菜』ってですね。まあ他にもいっぱいありますけども、代表作を聴かせていただいたという感じでございます。
で、仲入り挟んで3席目がですね、大ネタですね。『品川心中』。 女王の方でしたけども、
やっぱりね、ちょっと不安だっていうふうに言ってたんですけど、 不安だと言ってる割にはしっかり整えてきてるなというところはね、
そこはもうね、談吉さんもね、さすがプロだなっていうところはあるんですが、本人は多分、僕は面白かったですよ。
僕は面白かったですけど、本人はね、多分ね、もっとやれるっていうふうに思うだろうなっていう感じの出来ですよね。
やっぱり談吉さんの『品川心中』でも、あたりぬ桃太郎でも、なんかね、女性が柔らかくてクールで、
時々シュールみたいな、その感じがすごい面白いんですよね。 あと金造がやっぱり、マヌケと言いつつ、非常にこの江戸っ子らしい江戸っ子に仕上がっているところがね、
これは小沢昭一じゃないなっていうですね、もうちょっと若くて元気な人がやってるなというですね、そういう感じがね、感じられて、それは談吉さんにすごい似合ってるなというふうに思いました。
品川からですね、貸本屋金造が犬に吠えられながら退散して、大将の家に行って、大将の家で大騒ぎっていうあのシーンですよね。
あれも勢いでやってるというよりは、一人一人のボケを、一人一人が出てくるギャグを非常に丁寧に一個ずつ描いて、描いて笑わせるっていう感じになっているので、そこがすごい楽しいなというふうに思いました。
でも本人は多分まだまだ納得いってないだろうなっていうところがね、あの終わった後、あの頭下げた後にちょっとまぁそんなことを挨拶でおっしゃってましたね。
でもね、こういう談吉さんを見てるの本当楽しいですよね。『シェアする落語 10月26日 談吉百席』実はね、大して宣伝してないんですけども、今もうほんと結構入っちゃってて、
久しぶりに札止めになるかもみたいな、そんな感じでございます。ぜひね、あの談吉さんをね、今まで聴いたことない人にも来ていただきたいなっていうふうに思っております。
そんなところでございますかね。次回のこの『立川談吉ひとり会(仮)』は、談吉さんが何も考えていないので、同じらくごカフェなんですけども、日曜の夜ということで9月14日でございます。
私はもう予約入れております。ぜひぜひおいでいただきたいなというふうに思っております。シェアする落語の四家でした。ではまた。
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