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2025-09-10 11:24

【#266】寸志一〇〇〇人様のお認めで真打になります2025/9/9

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立川寸志さん。やっと、やっとです。めでたい!
でも寸志さんにとってこれは通過点です。
10/9にティアラこうとうで真打名発表の会
12/7に立川たましんRISURUホールで談四楼師匠、柳枝師匠をゲストに地元報告の会。
もう、みんなでどんどん行っちゃってください! #立川寸志 #立川談四楼 #立川のの一

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サマリー

寸志さんは真打昇進を果たす瞬間や、その過程について話します。観客とのつながりやサポートを受けたこと、落語のスタイルの変化についても語り、今後の展望に期待が寄せられています。

真打昇進の瞬間
シェアする落語の四家です。9月9日火曜日、会社の方お休みを頂きまして、夜の会なので別にお休み頂かなくてもいいような気もしますが、念のためお休み頂きまして、渋谷伝承ホール大和田、初めて来ました私、よく落語会やってるのは知ってましたけども初めてでした。
寸志一〇〇〇人様のお認めで真打になります。第7回になるのかな。残り62名のお認めがあれば真打昇進が内定するという寸志さんの会でございます。
伝承ホール、200何人入るのかな。300弱ぐらい入るところでございますので。
ぶっちゃけ茶番に近いんですよね。だって62名だったら絶対クリアするんだもの。そこをですね、もしかしたらうまくいかないかもしれませんみたいな感じで盛り上げる寸志さんの技が光るフリートークがオープニングにありまして、そこから立川のの一さんが開口一番は
オープニングトークやってから開口一番って言うのかな。前座ですね。『子ほめ』、よかったですね。本当にのの一さんはもう完成二ツ目、昇進間違いなしの芸になっておりますね。何がいいって。もうね、メロディアスってかつ歯切れがいい。なんかね、こはる時代の小春志師匠をちょっと思い出しましたね。
非常に良かったです。また、前半ばっさり切って時間ぴったりに合わせたっていうのもちゃんとしたプロ意識だなというふうに思いました。そこに寸志さんが出てきまして、立川のの一さん1席目を入る前に冒頭でですね、皆さん、のの一に投票しないでねというふうにおっしゃってました。
改めてシステムをご紹介しておくと、寸志昇進にふさわしいと認めますと、名前を書いて、はがき台の投票用紙で投票するという、一人一人にその用紙が配られているわけですが、それが累計1000名分になったらですね、になったら寸志昇進内定という、そういう仕掛けなんですね。
で、諸注意みたいなことは、それはトークでやったのかな。
編集者をやっていた時代の自分に対する、自虐ギャグみたいな「嫌なやつだった」みたいなことを自虐でわっと沸かせた後に、その流れから自分の名前の話にスライドして、
その名前の話から『小林』です。これは寸志さんの新作の中でも、格段とその完成度の高い噺で、僕も大好きだし、この噺大好きな人いっぱいいるんですけども、改めてもう死ぬほど笑っちゃいましたね。
本当にこの記号に対する偏愛、名前という記号に対する偏愛をここまでお笑いに持っていくっていうのはやっぱりすごいことだなというふうに思います。
続いて、師匠、立川談四楼師匠でございます。
談四楼師匠は前からおっしゃってましたけども、芸の面で見たら何の問題もなしで、早く真打になっちまえというような感じであると、今の『小林』だってすごくよくできてるというふうに、談四楼師匠はわりとその辺、しっかり公平に語られる方ですので、
その辺さらっと触れた後に、最近の異常気象であるとか、その辺のあたりを徐々に徐々にまくらで振っていって、魚が獲れる獲れないみたいな話から、師匠、今期初らしいですけども『目黒のさんま』
これももともと談四楼師匠の得意のネタの一つなんですけども、よりシンプルな感じに持っていきながら、談志師匠を思わせるスタイルとして、一回素に戻って、またすぐ噺にすっと帰れるという、これがちゃんとできる人ってそんなにいないんですよね。
そういう危ない橋を渡らせるスリリングでもって、また笑わせながら、本編の方はそれほど新しいくすぐりを入れなくても、結構ドッカンドッカン受けるというところで、やっぱりね、
食うところが本当にうまくて、もう本当にね、サンマ、食いたくなる『目黒のさんま』が最高だよなというふうに思った次第でございます。ここで一回仲入りを入れて、寸志さんの二席目、これネタ出しでした。
『佐野山』。『佐野山』はですね、寸志さんが僕の主催するシェアする落語第10回に出ていただいたときに、トリネタでかけたネタでございます。
桂文字助師匠、今は亡き桂文字助師匠から教えていただいたネタで、かつ文字助師匠に教わっていないくすぐりも前座なのに入れていて、それをまた文字助師匠に評価されたことがあるみたいな、そんなお話をされていましたが、『佐野山』。
僕も何度か寸志さんの『佐野山』を聴いて、そのたんびにちょっと涙ぐんじゃったりするわけですけども、今回初めてね、ああそういう方にくすぐりを、噺を持ってたかっていうところがちょっと一箇所ありましたね。でもやっぱりね、そのなりの小さい職人。
このなりの小さい職人との邂逅というかね、道でぶつかっちゃうだけなんですけども、ものすごい説得力なんですよ。まあ今回もちょっと涙ぐんじゃいました。でも後半の取り組みのドタバタの感じのですね、ところはもうガッツンガッツン受けてましたので。
まあもうね、完成品をさらにまた完成させたというような、まあそういう出来だったというふうに思います。で、ここで寸志さんがいろんなことでトークでつないで、仮に真打昇進が内定したとしても、ここから1年間大変だというようなお話ですね。
今例えば竹がすごい高くなっている、てかそもそも手に入らなくなっている。竹っていうのは扇子で使うんですよね。扇子いっぱい作らなきゃいけないですから。まあそんなこんなですね、いま真打になると大変なんですよっていう話でトークをつないだところで、
談四楼師匠もお出ましになって、のの一さんから結果発表というところで、見事この日だけでですね、258、いや多分来た方のほとんどじゃないですかね、の認定証をゲットしまして、1000を軽く超えて、1000いくつだったかな、1100いくつだったと思いますけども、
真打昇進がめでたく内定ということになりました。先ほど申し上げた通り、この62っていう数字はもう軽々とクリアするはずですんで、その辺の数字の目標に対していくかいかないかみたいなことは茶番なんですよね。
皆さんお客さんも揃って、みんなその茶番を楽しんでいたわけですが、ここで注目したいのはやはり寸志さんがこのシリーズをですね、いろんなところでやってるんですけど、割と大きめのホールをどんどん埋めていったというところなんじゃないかなと思うんですよ。
落語のスタイルと観客
今回、平日開催で258名を集めたっていうところはですね、寸志さんにとっても非常に大きな収穫だったんじゃないかなっていう、こういう連続のシリーズでもって人をちゃんと集めていくっていうところがですね、特に立川流にとっては非常に大事なところだというふうに思いますので、
そっちの方がね、1000人の認めよりもですね、実は大きなことだったんじゃないかなというふうに思いました。
まあでもお客さんもいいお客さんでね、見届けたいというところがあったと思うんですが、非常にあったかくてですね、いい雰囲気でもって寸志さんと談四楼師匠の落語を楽しむことができました。
この後、寸志さんはもうすぐに次に取り掛かります。新しい名前はどうなるのか発表する落語会というのを10月9 日だったかな、ティアラこうとうで開催。
そして12月にはですね、地元立川でまた談四楼師匠、そしてもう盟友ですよね、春風亭柳枝師匠をお招きしての会が決まっているそうです。
今日私はチラシゲットしてきました。ということで、今回参加できなかった人もですね、こちら2つの会ございますので、ぜひぜひ今ですね。
これ真打になると決まった後からですね、二ツ目って伸びるんですよ。寸志さんにまだ伸びる余地があるのかという気もしますが、あるんでしょう。
さらにパワーアップした寸志さんを見せてくれるでしょうというところでですね、この2つの会ですね、ぜひご来場いただきたいなというふうに思います。
前田の頃、いや違う、初高座からずっと寸志さんを見てきた。自分の会にも3回お呼びして、実は同い年、誕生日もちょっとしか違わないという寸志さんがいよいよこれから真打になるというところですね。
私も大変嬉しいですし、なんかちょっとホッとしているところもありますし、今後の展開にワクワクしているというところもございます。
立川寸志さんおめでとうございました。立川談四楼師匠おめでとうございました。ということで、シェアする落語の四家でした。ではまた。
11:24

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