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2024-08-18 05:50

【#193】三遊亭朝橘 圓朝作『怪談牡丹灯籠』通し公演其の一 24/8/17

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牡丹灯籠全22のうち、1から4。
恋物語が怪談になっていくあたりまでを連続口演。お太鼓医者・山本志丈を中心に人物描写が冴えわたります。

#三遊亭朝橘
#三遊亭萬丸
#三遊亭圓朝
#牡丹灯籠

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はい、シェアする落語の四家です。8月17日2軒目の落語会は三遊亭朝橘師匠の牡丹灯籠の会です。
牡丹灯籠とっても長いシリーズの三遊亭圓朝師匠が書かれた、口演されていた、非常に長いシリーズなんですけども、
その中で、1、2、3、4、発端からですね、
お露、新三郎の恋愛からお露が幽霊になっていたというところまでですね。
こうやって通しでね聴くと、通しと言っても全体通しではないんですけども、
最初の部分を通しで聴くと非常に筋がね、分かりやすい。
なんかね、やっぱり『お札はがし』ばっかりやられるという風潮がいまだにありますので、
そもそも、どんな噺だったのかっていうのを最初から聴くっていう機会があまりなかったりする。
刀屋というところですね。浪人者を斬っちゃうっていうところからこの噺始まってるんで。
この噺はやっぱりどうしても因縁がね、因縁がぐるぐるぐるぐるくっついてくる噺ですので、
やっぱり最初から聴かないと、本当はわかんないんですよね。
ここでね、やっぱり朝橘師匠は本当にこの噺がやりたくて、
圓橘師匠の門を叩いたということもあるらしいんですけども、
滑稽噺がめちゃくちゃ面白い。自虐を入れたそのまくらもめちゃめちゃ面白いという方でございますので、
そのあたりのですね、技術が圓朝噺をやる、牡丹灯籠をやる中でもすごい活かされてるなっていうのが、
今日の率直な印象でございます。
1、2、3、4とやったわけですけども、1と2の間に三遊亭萬丸さん『高砂や』ですね。
これはお見事でした。非常にこのポジションで滑稽噺をやるっていうところがしっかり踏まえた上での
お笑いをちゃんと取っていたというところですね。
3、4の間が三遊亭栄豊満で、ここが評価が難しい。
自分の失恋噺から謎かけをやって『味噌豆』と、とちらかってる感じなんですけども、
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ただこの4のね、牡丹灯籠、今回1、2、3、4の4、ここもうすでにお露が幽霊なんですよ。
怖いんです。怖くなる直前に多少とちらかった栄豊満さんを配置したっていうのはひょっとすると、
朝橘師匠のファインプレイなのかもしれないなっていうことを今から考えると思います。
やっぱり朝橘師匠ここのトータルで見て、やっぱり山本志丈がめちゃくちゃいいですよね。
この人のいい加減な感じが全体の噺を前に前に持ってっているので、影の主役みたいなもんですよね。
この山本志丈のその人物の作り方、セリフの確かさみたいなところが非常に生きていたなっていうふうに僕は思いました。
そうして連続物というのは次が聴きたくなるかどうかで、今日この1、2、3、4を聴いた後に次を聴きたくならない人多分いないですよね。
僕ももちろんそんな感じでございますから、ぜひですね、この次を聴きたいなというふうに思っております。
もちろんね、この次どうなるかなんて全然知ってるんですけど、朝橘師匠の語りでもって次を聴きたいなというふうに思っております。
次がいよいよこのお札剥がしですね。4話やるってことはどうなんでしょう。栗橋宿あたりまで行くんですかね。
僕はどっちかというと後半の方が好きなので、後半というかね、すごい期待しているのはこの山本志丈と伴蔵。
今回はね、まだダークサイドに落ちる前の伴蔵ですから、このダークサイドに落ちた伴蔵とですね、山本志丈のやりとりみたいなところね。
そこにもう一人入ってくるんですけど、そのあたりのやりとりがすごい期待、栗橋がいいなっていうふうに思うんですけど、
これ連続ものですから連続して聴いていきたいなというふうに思っております。シェアする落語の四家でした。ではまた。
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