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2025-05-25 10:34

【#242】新宿末広亭5月下席夜 主任:瀧川鯉八 25/5/24

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主任が鯉八師匠・仲入り前に今輔師匠・クイツキに昇輔さん。新作の充実ぶりに夢丸師は柳家金語楼作の『妻の酒』。豪華。

#瀧川鯉八
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サマリー

新宿末広亭五月下席夜途中入場、主任:瀧川鯉八師をはじめ充実の一夜でした。

新宿末広亭の落語の魅力
はい、シェアする落語の四家です。
ムーブ町屋からですね、移動しまして、ちょっとね、前半間に合わなかったんですが、
新宿末広亭、6時に入ることができまして、
主任瀧川恋八のお芝居に行って参りました。
ちょうど僕が入った頃はですね、
五代目圓楽一門会枠で、今日は三遊亭楽生師匠、
多分ネタは『日和違い』かな、うん、ちょうどもうサゲてるところでしたけどもね、
あの、ガンガン受けてましたね、うん。
で、桟敷に座りまして、
最初からちゃんと聞けたのが春風亭柳雀師匠、久しぶりでございますが、
この人はほんと芸良くなったねー。
なんかね、思い切りが良くなってすごく良くなったパターンですよね、良いと思います。
ネタはね『猫の皿』でしたけど、かなり色々改作をかけていて、
茶屋のおばあさんのキャラがほんと面白い。
素敵でございますねー、ここからまだ、人気出るんじゃないでしょうか、楽しみです。
で、続いて、コント青年団ですよ。
相変わらずのですね。
いやー、楽しいですよねー、コント青年団は。
もうなんかね、コントと漫才の間ぐらいの感じね。
虚構と現実の間をこう行ったり来たりしながら、
お互いを困らせながら、進んでいく感じがもうたまんなく良いですね。
で、お客さんもどんどん巻き込まれていくし、巻き込んでいくしという感じですね。
演者たちの個性
「習近平」に笑っちゃいましたけどもね。
続いてですね、ここであれかな、仲入り前かな、(古今亭)今輔師匠。
今輔師匠ね、あのー、やっぱり寄席に出ると、新しいネタをかけていくわけじゃないんですけど、
僕はこの人好きなんですよねー。
今日もっと言ってもいいのかな、『僕の彼女はくノ一』でした。
うん、あのー、昨日はね、『雑学刑事』だったらしくて、『雑学刑事』大好きなんですけど、
この人もうちょっとね、みんな評価した方がいい。面白いと思います。
今日まくらのね、野球漫画の話ね、野球漫画の話で、コロコロコミックに載ってる方のやつは分かんなかったけど、『アパッチ野球軍』は懐かしいっすねー。QL学園ね。
やっぱり『僕の彼女はくノ一』は、もう何度聴いても手裏剣投げられるとこね、最高でございますね。
で、仲入りが入りまして、クイツキが、我らが春風亭昇輔さんですよ。新作がね、面白いんだ。これ初めて聴きましたけど
『忌引の人』っていうタイトルらしいですけど、で、ここに持ってくまでのまくらがね、良かったですねー。ミュージカル『昭和元禄落語心中』、山崎育三郎さんとかが出てるミュージカルを観に行って、という話、
あれ本当なんすかね、なんかもう度肝抜かれましたけどもね、その死神というネタからですね、行く『忌引の人』、非常に面白かったです。でもあれ多分、もっと面白くなるね、かけてるうちにもっと面白くなると思います。
で、ここでですよ、玉川奈々福先生でございます。
曲師は沢村まみさん。なんと『お民の度胸』です。いいですねー。尺が結構長いので全体の3割ぐらいの感じでしたけども、それでも十分でございますよ。
かっこよかったねー。うん、沢村まみさんの三味線もいいっすね。うん、大変楽しかったです。
で、ここで久しぶり、僕大好きなんですけど、全然最近聴いてなかった、三笑亭夢丸師匠。もう本当にうまいですよね。どこでても何でもできるっていうね。
で、しかもこの人はネタが、他の人がやんない面白いネタをポンポンと持ってきて、今日もですね『妻の酒』ですよ。あんまりかかるネタじゃないですよね。
旦那の方がいつも酔っ払い、酔っ払わないで帰ってきて、奥さんが旦那だと認識せずに、認識してもらうために酔っ払った真似をするっていうシーンがもう死ぬほどおかしかったですね。
夢丸師匠はね、素晴らしいと思いますね。
もっともっとね、積極的にね、トリ取ったりとか、いろんな会に出てほしいなっていう気もしますけどもね。まあそれは時間の問題でしょう。
瀧川鯉八の新作落語
それでヒザが小泉ポロン先生でございますよ。
可愛らしいし、マジックの腕もあるし、とち狂ったように笑ったかと思えば、やけっぱちなトークをするあたりがですね。
面白いですよね。大好きでございます。主任:鯉八の前で、ヒザがあの不思議な感じのポロン先生ってのもなかなかいいもんですね。
で、そしてですね、トリがもちろん瀧川鯉八、我らが瀧川鯉八がですね、またまくらがいいまくらでね、
初めて二つ目として、寄席に出て、新宿末広亭で新作をかけて、その直後に、
桂米丸師匠に呼ばれたと。怒られるのかなと思ったら、君の落語は今こういうところを狙っていて、今日のお客さんに合わせてこういうところを、
直してこういうふうにしたつもりだと思うけども、ここはこういうふうにした方がもっと受けると思うよってアドバイスを受けて、翌日その通りにあったらすごい受けたっていう。
僕もね、実は直接鯉八さんから、米丸師匠に、
声をかけてもらえた嬉しいという話をですね。
まだ二ツ目2年目くらいだったかな、『シェアする落語』に出てもらうときの打ち合わせで、上野駅の中の喫茶店でそんなお話をね、聴いたことがあるんですよ。
だからね、本当にね、すごい感慨深かった。この話でもちゃんと強烈なオチがついて、場内大爆笑になるわけですね。
そしてあの米屋の話、これはね、何度か使われていると思いますけど。ここから
『厚化粧』という噺です。これね、生で聴きたかったの。NHKテレビの演芸図鑑でやったんです、。
死ぬほどおかしくてね、でも本当ね、鯉八オリジナルはもう完全オリジナルなんですよね。他のどこでも見たことがない落語ですよ。
スナックの中で展開するんですけども、煙草を持つ腕を右左変えることで、上下(かみしも)と同じ効果を出すという発明をされています。
まあこの噺でしか使えないと思いますけども。
いやでも楽しい。でね、これね、あの、1回聴いた人はやっぱり2度目聴きたくなると思うの。僕は1回目はテレビでしたけど。
なんでこれね、2度目聴きたくなるかっていうと、これね、サゲが強烈なんですよ。このサゲを知らずに最初聴いてるわけですよね。で、面白くて、そのサゲが来てドカーンってなる。
で、ドカーンって来るサゲはね、多分みんな覚えてると思うの。この話聴いた人は。で、そのみんな覚えてるね、そのサゲがね、来るのをね、楽しみにしながら聞くっていうのが2回目以降の楽しみになるんですよ。
もうね、また夢になるといけないですよ、ほんと。素晴らしいですね。
なんかね、スナックって行ってみたくなっちゃいますね。僕スナックってほぼ行ったことないんですけど。
ね、ああいうママがいるんでしょうか。もうママ対ママっていうね。ママ対ママの戦いですからね。戦いっていうか思い出話というか。
いやでもほんとね、素敵です。もう次から次へとね、面白い新作を作りながら、もう
なんていうのかな、一つの噺を磨いていけば、もっとお金になったっておかしくないところをですね、とにかく新しい作品、新しい作品、新しいパターンに挑んできて、それがもう完全に瀧川鯉八の世界
だというところが本当にオンリーワン天才・瀧川鯉八だというふうに改めて思いました。
シェアする落語第40回は春風亭昇輔さん、今日楽屋で鯉八師匠の高座また聴いてたと思います。多分尊敬してんじゃないかなと思いますよ。
第5回でね瀧川鯉八師匠をね、自分の落語会に呼んだ俺は偉い。そうでもないか。まあいいや。
嬉しいですよね、こういうのは。ということで寄席も楽しかったです。という感じのシェアする落語の四家でした。ではまた。
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