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2025-01-27 13:38

【#218】新作ストレート 弁財亭和泉・瀧川鯉八

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#弁財亭和泉 #瀧川鯉八 #立川談吉 #柳亭信楽 #三遊亭青森
#立川笑王丸
前座含めて6人全員新作。鯉八師匠はネタおろし!最後のストレートトークは大混乱!
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はい、シェアする落語の四家です。1月26日日曜日、座・高円寺2にて開催されました『新作ストレート』へ行ってまいりました。
これはね、数々の素晴らしい会を主催されているのんき夜行さんが主催になりまして『新作ストロング』というね、滝川鯉八師匠、弁財亭和泉師匠の落語協会芸術協会の新作、若手新作のリーダーと言ってもいいでしょう。
このお二人がジョイントして池袋演芸場で開催した余一会ですね。この中から生まれた企画ということでスタートしたということでございまして、とにかく5人、実は前座を入れて6人全員新作という会です。
まず開口一番が立川笑王丸さん。二ツ目昇進が決まって   ちょっと待ってね、その前に和泉師匠と鯉八師匠によるトークがオープニングでありました。
まあお二人でね、出てくると僕はすごいそれだけで感慨深いんですけども、その理由は後で言います。いろんなね、ちゃんと次の期待感を盛り上げるようなトークをお二人がされていました。でその後に立川笑王丸さんが開口一番で『八五郎長屋』という新作をかけたんですけど、やっぱりさすがですね、この人はね。
二ツ目昇進決まってるんですが、いやーなんかねー 立川吉笑さんが
前座の時に作った新作すげーなって思ったのと同じぐらいの感動を浴びましたね。しかも超わかりやすい。
超わかりやすいのに、そこ突いてくるかーっていうね 感じがね素晴らしいです。
ここから香盤順ですね。
三遊亭青森さん『カレーのにおい』やっぱね、この人のパンキッシュな感じ。もう髪型とか髪の毛の色も含めてすっげーパンクな感じがするんですよ。
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落語という芸能に対するリスペクトと、この人しか持ってないような優しさみたいなものがね、
もうねー ギッチリ詰まっている噺ですね。
なんていうか、まくらから噺、どっからが噺なんかもよくわかんないんですよ 。1人称で語っていくし。
でもその一人称で乱暴にパンキッシュに語る中に、自己肯定感の低さであるとか、
他者に対する優しさであるとかが!もうにじみ出てくるんですよね。すごいいいなというふうに思います。
青森さん、僕は好きです。で、こっからなんですよその青森さんの噺をちゃんとまくらで取り込んで噺に入ったのが
柳亭信楽さんですね。『腰痛』という、これはもう知ってる人も多い傑作でございますね。
僕も何度か聴いてても傑作だなと思ったんですけど、 年寄りなので後半あんまり覚えてなくて、まあその分余計楽しめるみたいな。
これだけ同じパターンのシチュエーションを、同じように
どんどんどんどん積み重ねながら積み重ねるだけどんどん面白くなっていく。やっぱすっげーなーと思いました。
で、さらにここからですよ、立川談吉さんですよ。もう談吉さんがね、新作の会に呼ばれるようになったという。
感無量でございます。 感無量の中で、何かけるのかな。この前滅茶苦茶受けてた『ゲル状のもの』なのかなぁと思ったら、
まあ多分このねあの ここまで3人それぞれ頭おかしい新作をかけてますんで、空気を若干
抑えて緩めて、よりその多くの人にアプローチできるような穏やかな落語でありながら、よく聴くと
完全に気が狂ってる、というですね『小さな幸せ』という噺ですね。僕はもうこの噺は僕も何度も聴いてますけども、何度も聴いてるだけに、
お客さんがこの噺で、どうなっていくんだろうっていうところで、
バーンとこうパンチラインが来る。そこでドカーンと受ける。その時にね「ここ面白いよね」っていうふうに他の
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お客さんと共鳴できるって、これは楽しいですよね。もうこの噺が受けることが。他の若手いる中で聴くっていうのが
実にファンとしては楽しかったな!というふうに思いました 。
仲入り挟んで 弁財亭和泉師匠
これ私ね昨日に引き続き和泉師匠が聴ける幸せなんでございますが。ネタは『働き方の改革』。
最後の方でねちょっと軽くミスりましたけども、まあ和泉師匠ミスるってほぼないことなので非常に新鮮に感じられました。
まあそれはともかく、本当にこれすごく良くできた噺で、なんていうのか、和泉師匠はもともと企業の人事部で働いて
た方なんで、そこを生かした しかもやっぱりこの1個1個噺をこう積み上げていく。シチュエーション積み上げて
積み上げていけばいくほど面白いっていうところがですね。 もうやっぱいいですよね。
会社に猫とかね 連れてきちゃう。
猫よりすごいもの連れてきちゃう。そんで会議室にほったらかしにしちゃうというところも、
本当面白いと思うんです。これ機会があったら本当にいろんな方に聴いて いただきたい。和泉師匠のまあサラリーマンもの企業もの、っていうのはもう共感する
幅が広いと思うんですね。聴いていただきたいなというふうに思います
でトリがなんと瀧川鯉八師匠ネタおろしでございます。 ネタおろしからすごい!というのは和泉師匠・鯉八師匠より共通でございます。
鯉八師匠のネタ押しが『すこし・ふしぎ』という噺で、
いやそんな角度から来ますかという感じですよね。これネタバレしないように 説明するの難しいなぁ
まあなんというか えっと江戸時代の
旅館、旅籠なのかな?から番頭がタイムスリップして300年後に
行くとその300年後の旅館改めホテルの運営が
その江戸時代とねあまりにも違っている。という、まあそんな噺なんです。鯉八師匠が巧みなのは、江戸時代からタイムスリップした人が今の観光ホテル系の
ホテルを体験した時にどう思うかというところに まあそういう仕立ての落語にしつつ
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結局言ってことっていうのは現代人が現代を見た時にどう思うかって話なんです。で、そこを江戸時代っていうフィルターを入れることによって
落語としてまあ安心して笑える構造を作ってるんですけども 実際は今の観光ホテルのバイキングのあり方みたいなね
ところがネタになってんだろうなっていうふうには思いました そのあたり巧みですよね。
この鯉八師匠のネタが終わった後に わらわらわらっと出演者が全員集まりまして椅子を出して、最後トークというところなんですが
まあ予想通りグダグダでした こういうトークをですねやるんであれば立川寸志さん
あるいは四家正紀を呼んだ方がいいんじゃないかなというふうに正直思いました。僕が『シェアする落語』を始める動機の一つは、
当時二ツ目同士の会で対談をやるっていうケースは結構あってよくグダグダになっ たんですよね。
あれだったら僕なんか仕切れるなと思って、出演者とのトークというのを対談というのを一つコンテンツとしての売りになってにしてたんです。
けどまぁ今いろんなその『シェアする落語』のですね
企画が、趣向がですね時代に追いつかれ追い越されまして。
まあ例えば写真撮ってシェアしましょうみたいなっていうのはもう本当にもう 企画としては陳腐化してるんですよ。
いろんなところでやってるから。そういう意味で私は時代に追い抜かれた男なんですけども。
どうもね、このトークの部分だけは、まだ追い抜かれてないんですよね。余談ですね全く余談に触れましたけど。
まああのこの5人のトーク、面白かったです。面白かっただけでも何が一番面白かったかと言うと、
あと5分という指示が出て5分でまとめにかかっていたところって まあそれまでの話を全面的にひっくり返すようなことをあのぶっこんでくる
鯉八師匠のこのわがままさ。これがやっぱりすげーよかったですね。 本当笑っちゃいました。今それ言うみたいな感じが。ね
だってそこであのパンキッシュあの青森さんが、まとめに入ってましたからね。
いやー本当に瀧川鯉八すごいです。というところですねこの企画やっぱりね、
あのメンバーがめちゃくちゃ良くて。メンバーがめちゃくちゃいいということを、
改めて私の視点で言わせていただくと、立川談吉さんは『シェアする落語』第1回第9回 の出演者です。
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そして 瀧川鯉八師匠は第5回
あともう1回出てます。あと弁財亭和泉師匠も第6回 あともう1回出てます。
そして柳亭信楽さん第31回ということで、なんと出演5人中4人が『シェアする落語』を出演者!
で残った三遊亭青森さんのこと僕は大好き。ということで 要はもう大好きな人しか出てないというですね夢のような会だったんですね。しかも新作。
ただね新作ねー、笑王丸さんも大好きだだから、大好きな人の
6つの世界よね頭が行ったり来たりするのっていうのは面白いけど結構疲れるよ。でも、疲れてもこの会は行きたかったし行って正解だったなというふうに思いました。
いやーこれからねその和泉師匠と鯉八師匠でどんどんこうね いろんな人を引っ張ってくるっていうのは、楽しいなぁと思いますし、
談吉さんのあの
イリュージョン新作に他の落語家が触れるっていう機会がもっと出てくると、もっと面白 なるかなっていうふうに思いますし、
とにかく楽しい高円寺でございました。シェアする落語の四家でした。ではまた。
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