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2024-11-24 17:46

【#221】立川流まつり 立川流いろは亭24/11/23 #立川こしら

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フレッシュな顔が並ぶ中でトリのこしら師匠が感動的なまでに素晴らしい高座。満足感半端なしでした。
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サマリー

11月23日に行われた立川流まつりでは、立川流いろは亭のパフォーマンスが披露され、多くの新たな才能が登場しています。特に、立川こしら師匠の独自の魅力を体験できたことが強調されており、寄席の流れの中での演出などが話題になっています。

立川流まつりの開催
はい、シェアする落語の四家です。11月23日勤労感謝の日で土曜日、梶原いろは亭、立川流の寄席行って参り、立川、立川流いろは亭かな、正式名称は。
で、いま立川流祭りというのが、まあ、談志師匠の命日が11月21なので、11月ですね、いろんなことをやってまして、あちこちでですね、立川流のイベントというか、いつもと違う興行をやってたわけですが、その楽日にあたるこの日の梶原いろは亭です。
僕はまあね、残念ながらこれしか行けなかったんですけども、ということでですね、主人は立川こしら師匠というところなんですが、開口一番前座がですね、立川談九さん。立川談四楼師匠の9番目のお弟子さんで、ダンクでございます。
年齢36歳ということで、まあ若く見えますけど、36歳ということで、談四楼再生工場のですね、まあメンバーがまた1人増えたというね、まあ1人減っちゃったっていうのもあるんですけども、まあ1人増えたということなんですが、前座『寿限無』。
久しぶりですね、なんか寄席て『寿限無』を聴くっていうのもね、非常に丁寧です。非常に丁寧にやってますし、声もそこそこにちゃんと出てますので、とても好感が持てますし、今後に期待したいなと思います。
続いてがですね、この度二ツ目に昇進された、めでたい!立川生志師匠のお弟子さんで、立川生九郎さんですね。前座の時は生ぼうだったのかな。
爽やかな感じでですね、生志師匠はね、よく地元の九州福岡あたりのご活躍も多いですけども、この方は太宰府の出身だそうで、ネタはですね、『牛ほめ』。
こちらもね、非常に丁寧な感じで、与太郎に、オーソドックスの与太郎なんですけども、与太郎にね、ふわっと個性を感じますね。
まず言っておくと、好きな落語です。僕にとっては。チラッチラッチラッとご自身のセンスが見えるくすぐりが入っていて、まだ二ツ目に昇進したばかりというところで、
なんていうのかな、様子見てるって言ったら変ですけども、少しずつ二ツ目の前座が終わって二ツ目の落語になっていくのに、いきなり行かずにね、二ツ目にだんだんなっていこうとしてるんだろうなという、まあなったばっかりですから、感じがいたしました。
ということでですね、こちらの生九郎さんも、大変楽しみです。続いて、立川半四楼さん。ネタは『厩火事』なんですけど、だから生九郎さんと半四楼さんは、芸歴、香盤で言うと、何ヶ月って言ったかな、1年半年とかそんなもんだと思いますね。
半四楼さん、この前上がったばっかりですもんね。なんですが年齢20歳ぐらい違うっていうですね、まあそういう方です。
で、二ツ目になってようやっと自分がやりたいことがやれるようになってきたっていうですね、なんかそういう嬉しさが立ってる感じの『厩火事』でした。
で、特にあのね、兄貴のね、兄貴分の勇め方がすごくいいなというふうに思いました。ただ、あの兄貴の勇め方、あの兄貴を活かすためには、なんだっけあのおかみさん、もうちょい早めに喋っちゃってもいいかなっていうですね、そこをちょっと喋るスピードを変えたりとかメリハリつけていくと
あの、なんていうのかな、あの辺の面白さが面白かったんで、あの兄貴のうちでバーッとマックス立てるとこ面白かったんで、あそこが生きてくるかなっていう思いますね。
お前がそういうとこが、お前はそういうところがみたいなですね、感じの兄貴、なかなかいいというふうに思いました。
で、仲入り前の、立川しえんさん。あ、違う、立川しえん師匠。
ずいぶん前にね、二つ目の頃に聞かせてもらったきりなので、ものすごく久しぶりです。その頃はまだね、スキンヘッドじゃなかったんですよね。
いつのまにかスキンヘッドになられていて、野ざらし。なんだろうな、家元の方にちょっと近いのかな。
あの時計屋の周りはあらかた仏みたいのはなくてね。
僕が落語を本当聴き始めの頃にはまった野ざらしの方に近くて、語り口はオーソドックスで、ちょっと白口師匠に似てるところもあるなぁみたいな感じで楽しませていただきました。
そこで仲入り入る予定だったんですが、こしら師匠の急遽の指令がありまして、
小黒さんを高座に挙げて、周りに先輩が4人出てきて、それぞれが二つ目になりたての小黒さんにアドバイスをすると。
小黒さんはそれに対してその一人一人の先輩の印象を言うというですね、そういうトークが始まったんですが、
これが物の見事にダラダラしまして、司会的な役割は楽満さんがやってたんですけど、楽満さんは面白いんですけど、
仕切れるほどではなくて、特に支援師匠がもう全然トークが跳ねないというか、
小黒さんとはほぼ会ってなかった、初対面みたいな感じだったというのもあるんですけど、
それでももうちょっとやりはあるだろうというところがあって、ただ絵柄は面白いんですよね。
高座から見て、右側の方にスキンヘッドが2人いて、下手の方にメガネが2人いるという、
これは何なんだこれはというような構図の中で、小黒さんがかしこまって座っているという、わけわかんない構図になっていたので、
絵柄は面白かったんですけど、トークがダラダラになっていたので、そこに急遽小白師匠乱入ですよ。
小白師匠入った途端にもビシッとですね、ちゃんとトークがコンテンツ化するんですよね。
そこらへんがやっぱすごいなというふうに思いましたけども、
小黒さんのね、真面目で丁寧な感じがよく出てて楽しいトークになりました。
こしら師匠の魅力
小白師匠のおかげで。仲入りを挟んで食いつきが、立川かしめさんです。
ネタはうんまわし。
まくらで言ったことはちょっとやめとこう。
うんまわしね、かしめさんの得意なえぐいほどの解釈ではないんですけど、やっぱりかしめさんらしい解釈を変えていくところがね、小刻みにピシピシ決まる感じですね、このネタに関しては。
すごく聴きやすいし、この流れの中でちょっと個性出しすぎると、次の人とかやりにくくなることもあるのかもしれないなと思うんですが、このネタの軽さは非常にこのチームプレイの中で生きてくる、寄席の流れの中で生きてくる話だなというふうに思いました。
ということでうんまわし、大変結構でした。ものすごく受けてましたよね、よかったよかった。
続いて立川らくまんさん、たぶん初めてかな。
断棘百石のお手伝いでよくいらしていた立川しらぴーさんと同時に昇進したんじゃなかったかな、二つ目に。
立川志らく一門です。
うまいっすね。びっくりしました。とってもうまい、面白い。
まくらの自分が二つ目昇進が決まって昇進する前にしくじっちゃいけないというので、それが師匠の飼っていた猫が病気になっちゃってさあ大変みたいな話。
非常にちゃんと話が、一瞬これちょっと重くなりすぎじゃないと思ったらちゃんと音してくれたので、この人うまいなと思ったら粗忽長屋なんですけど、
お上手、いわゆるリズムメロディーがしっかりあるんですよね。
話は非常にわかりやすい、誰でも馴染みやすい語り口、言葉がちゃんと入ってくる語り口なんですけど、しっかりそのリズムメロディーがあって、
これはいいなというふうに思いました。いいですね、こういう出会いがあるってのはやっぱり、
余生形式にもこなきゃいけないなというふうに思いますね。
こういう感じでずっと若手が続いていく番組になっているわけですよ。そこで取りを取るのがこちら師匠で、
まくらからいきなり空気変わってまたまた楽マンさんとは違う角度なんですけど大爆笑、バンバンバンと続けた後にですね、
ネタがね、笠子なんですよ。
結論から言うとものすごく良かったです。
こちら師匠の得意ネタなんだと思うんですけど、僕は聴いたことがなくて、今回初めて聞かせていただいたんですけど、ものすごく良かったです。
こちら師匠、こういうこともできるんだなっていう。こちら師匠とくればとにかく古典落語をもう一回バラバラにしちゃって再構築して、めっちゃくちゃ笑わせると。
最近だと僕はこちら師匠の六尺棒が大好きなんですけど、反対車とかああいうのもいいですよね。好きな話いっぱいありますよ。
そう考えてみれば人情噺聴いたことがなくて、この笠子もものすごい改作になってるんですよ。
一番最初のセリフは王者、王者じゃない、王てっしゃとりですからね。語じゃないんですよね。
全体的に語がほとんど出てこないです。だけどこれは笠子なんですよ。
一之助師匠はネタ調には仲直りって書いた方がいいとか、そんなことをおっしゃったという噂を聴きましたけど、笠子のテーマは仲直りですから。
この落語の主題を、この落語のテーマを、この落語の魅力をもっともっと伝えるにはどうしたらいいのかっていうことを、
こしら師匠が話とガッツリ組んで組み合って出た結果がこれなんだろうなというふうに思いました。
結果としてものすごくいい話になっていて、そこにはまず笑いがあり、人間っていうもののダメさですね。
ダメな部分、人間ってダメだよねっていう、出てくる人みんなちょっとずつみんなダメなんですよ。
ちょっとずつというかかなりかな、ダメなところを持っている人たちなんですよ。そのダメさがあり、でもダメだから可愛いというのがあり、
そのダメなところを超えて、ダメなところをなんとかしてお互いを思い合うっていう気持ちがあるよね。それを人情って言うんだと思うんですけど。
があるっていうことを、つまりね、僕が落語に求めているものがものすごい濃度でガーッと濃縮されてるんですよね。見事でした。
聴いた後もしばらくちょっとフワフワしちゃって、久しぶりだな、こういう感じはっていうふうに思いましたね。
フワフワしてるんで衝撃とも言い難いんですけど、非常に心を動かされた高座でした。
あんまり僕は一人で飲食をしない、一人で飲食をするのは自宅の方がいいというタイプなんですけど、その日は都電で大地に出まして珍しく立ちのみ屋に入って、一人でその話の余韻を楽しんでしまいました。
良かった。素晴らしいですね。
ということでですね、立川流の新しい才能と立川流のですね、最先端を行く人ですね。こしら師匠の、僕が知らなかったわけで、ファンの人は知ってたと思うんですけど、僕が知らなかった立川こ志ら乃新しい素晴らしい魅力を知ることができて、
すごい良い一日というかね、立川流養成を聞かせて楽しませていただいたなというふうに思いました。
またね、こちらの図通りも行きたいですよね。もう超ロングトークがね、ずっと笑わせ続けることができる超ロングトークまた聴きに行きたいなというふうに思いますけども、楽しい立川流でした。ということで、シェアする落語の四家でした。ではまた。
17:46

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