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はい、シェアする落語のshikeでございます。
本日はですね、池袋としま区民センターに、たてかわ団吉さんの読演会、団吉百責に伺ってきました。
一応私ここのボランティアスタッフをやってますが、当日はほぼ仕事ないんで、普通に楽しんでまいりました。
今日はですね、団吉さん、珍しく1席目でですね、長めの漫談帳の枕をかけまして、本当にどうでもいい話を結構長々喋ってたんですけど、どうでもいい話なのに面白いというところがですね、最近の団吉さんの成長をちょっと感じさせるなというところがありました。
その長めのですね、枕からですね、1席目が松竹梅。これがネタ卸しでございましてですね、特に前半が受けに受けてましたね。団吉さんの声は良くて歌がいいんですね。
この歌が入るネタはですね、非常にいいなぁと。特にこの戸島区民センターショーホールというところは、そこそこにエコーがかかるんで、この歌いが非常に気持ちよく聞けてしまってですね、大変楽しかったです。
2席目はですね、これが待望の団吉イリュージョンの最高峰とでも言いましょうか。自作の新作、そして渋谷落語創作大賞の受賞作品でもある、生物非物というですね、これがすごいですね。
基本的に2人しか出てこない、2人の会話だけの話なんですけども、そこに交わされる言葉、ワードの一つ一つにですね、もう意味がなさすぎるぐらい意味がない。意味がないのに感情だけが行き交って、最後丸く収まってしまうというですね。
ちゃんと詐欺までつくんですが、ここまでシュールな詐欺を持っている新作楽もなかなかないんじゃないでしょうか。これね、前に聞いた時よりもっと面白くなっているんですね。どこか磨いてるんですよね。ちょっとずつ編集をかけているんじゃないかなと思うんですけど、これは非常に面白い。
多くの人に聞いてほしいですね。多くの人に聞いて2割ぐらいは何のことか全くわからないというですね、そういう落語でございます。
中入れ挟んで、1点、なんとこのクソ寒いのに、おせつ徳三郎投資です。花見はまだ先というのに花見小僧というところで、前半の花見小僧はですね、やっぱりですね、1箇所だけイリュージョンが入っているんですが、そこはちょっと役目みたいなもので、基本的にはこの旦那がいいですね。
この旦那のイライライライラしている感じがですね、非常に面白い。後半ですね、刀屋。刀屋もやっぱりこの刀屋のおじさんがいいですね。私ね、本当に刀売りたくないんだなあっていうところのセリフがグッときます。
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でですね、この詐欺もですね、なんていうか、愚かな恋する乙女の一言の詐欺で終わるわけですけども、この愚かだなあと思っているのになんかちょっとジンときちゃうようなところがありまして、相変わらずですね、バラエティーに富んだ賛成を聞かせていただきました。
でですね、なんでここであの花見小僧をやったかと言うとですね、4月が会場取れなかったということらしいんですね。ということで次回のダンキチ100席は6月になります。6月になりますが、これですね、また時間をかけてですね、ネタ卸しも仕込んでくると思いますので、お時間ございましたらぜひ来ていただきたいなというふうに思うわけでございます。
ということで今日はダンキチ100席第46回に伺ってまいりました。シェアする落語のしけでした。ではまた。